• キャンドル手作り記

    100均に行って、道具を揃えた。
    仏具屋でロウソクも買った。
    エコ系ショップで、マトモなアロマオイルも3個買い足した。

    さて、いよいよキャンドル手作りだ! と
    作り方をメモった紙を読み直して予習していると
    どんどん面倒くさくなってきた。

    ザツに言えば、1.溶かして 2.混ぜて 3.固める
    の、たったこれだけの事が、ものすごく大変に思えてくる理由は
    温度だの量だのの細かい神経遣いをせにゃならんらしいとこ。

    メモもきったねえ字で読みにくくて (自業自得)、イライラしてきて
    もしかして自分の性格とは対極の作業なんじゃねえの?
    と、しなくて済む理由を探し始めてしまう。

    ああ、いかんいかん、こんなこっちゃ
    タバコの空き箱でビッグ帆船を作るジジイになれねえ。

    寝転んでメモ用紙を眺めつつ、葛藤していたら
    もんのすげえグッドアイディアがひらめいた。

    鍋でわざわざ湯煎せんでも、火を点ければロウソク溶けるじゃん!

    私の買ったロウソクは、細く短いという
    世の殿方が震え上がる表現の形状なのだ。
    小さいキャンドルを一杯作りたかったからだが
    よく考えると、鍋で溶かすなら元のロウソクの大きさは関係ねえ!!

    しかし私のこの浅慮が、ラクなキャンドル作りに貢献する結果に。
    つまり容器の中央に、その細く短いロウソクをそのまま1本立てて
    周囲に色だの香りだのを付けたロウを流し込めば良いのだ。
    これならコタツでTVでも観ながら出来る。

    もう、私って何て天才なんだろう! と、嘘偽りのない心で賛美し
    さっそく、ロウソクに火を点け
    弁当のおかず用のカップに垂らし始めた。
    ロウソクが細く短いので爪楊枝で刺してあぶり、まるで田楽気分。

    ロウが少し溜まったので、削ったクレヨンを入れ
    爪楊枝でグリグリかき混ぜたら、何とまったく溶けねえ。
    どうしたもんかと悩んだが、点々模様って事で手を打った。
    アロマオイルもとりあえずブチ込む。

    溜まったロウの中央にロウソクを立て
    その周囲にロウを垂らして、またクレヨンとオイルを入れれば
    点々模様の縞々ロウソクが出来上がる算段。

    ところが、まったく目を離してないのに、中央のロウソクに不思議引火。
    ワタワタうろたえている隙に、ほんと何でか容器の紙にまで延焼。

    あああああああああああああああああああああっっっ
    出火原因になるーーーーーーーっっっっっっっっ!!!
    とうとう叔母の恐れていた事態 (新聞沙汰) にーーーーっっっ!!!

    と、更に気合いを入れてパニくりまくって、周囲で踊っていたら
    奇跡的に溜まったロウのところで自然鎮火。
    あっぶねーーーーーー、マジで危機だった・・・・・・・。

    テーブルの上にロウは飛び散っているは、ススは舞っているは
    何かもう、えらいな惨事の名残り状態にガックリ。

    朝起きると、部屋の中がロウ臭くて参った。
    お香は焚くは、ロウの匂いは充満してるは
    周囲から、妙な儀式をしてると誤解されそう。
    いや、当たらずとも遠からずだけどさ。

    今回の事故は、ほんと落ち込んだ。
    ジェルキャンドルでも火柱を上げたのに、懲りずに・・・。
    刃物と火は、アホウに扱わせたらいけない、という見本も同然だぜ。

    反省して立ち直ったら、次回はキチンとする。
    やっぱ正道を歩まないヤツは、石につまづき痛い目に遭うって教訓。
    冗談抜きで、悪い子はマネしちゃダメだぞ。

    先人たちが試行錯誤してこそ完成された、基本の作り方なんだから
    ド素人が、言われてない余計な工夫はするな。
    マトモな物を作りたければ、マトモな手順を踏むべし。
    これ、安全な手作りの鉄則。

    本当に申し訳ございませんでした。

  • 自殺方法の情報源は?

    最近のニュースは、何か事件があると
    「ネットでこういう悪い情報が流れている」
    「ネットで仲間を集って」 などと、何でもかんでもネットのせいにして
    自分たちの方がいらん悪知恵を、より広域に垂れ流している事への
    スケープゴートにネットの名を出しているような気がする。

    そんなにネットが魔法の知恵袋なら
    私なんか今頃は、天才で知らない事などないわい。
    そもそもド素人に、いきなりネットを使って検索して
    いたらん裏情報を探し当てる事が可能か?

    そこが疑問だったので、あえてのヤッホーで
    キーワードを検索する実験をしてみた。

    検索キーワード “楽な自殺方法” ヒット数 313万・・・・・。
    もう、こんな膨大な量の記事数だけで、既に見る気にもならない。
    しかも1ページ目は、「自殺なんてダメ」 というブログか
    掲示板でも茶化しがほとんど。

    検索で2ページ以降には滅多に行く事のない私だが
    義務的にタイトルだけを見ていった。
    こんな妙な検索ワードで掛かったページなんて
    ワンクリ詐欺に遭いそうで恐えんで、ちょっと入れないぜ。
    切羽詰ったヤツは、このサイト群を細かくチェックするんかな。

    結果を言うと、割と有効な情報はあったけど
    アングラサイトには行きつけず。

    キーワード “硫化水素” にいたっては、ヒット数1400万!
    “硫化水素 自殺” でも、870万。
    “硫化水素 自殺 方法” では、224万。

    今、硫化水素の発生方法を書いたサイトは、削除されてるらしいが
    確かに直接的な書き方をしているところは
    ザッと見ただけでは見当たらなかった。
    しかしヒントっぽいものは、ちょこちょこ見かける。

    結論を出すには根気が足りなくて、データを集められなかったが
    私の感覚としては、マスコミとネットはどっちもどっちだろ。

    “混ぜるな危険” に関する私の知識は、昔見聞きしたニュースと
    近所の人 (知らずにやっちゃってブッ倒れた人がいたんだよ)
    からの話だけなのだが、それでも今回の自殺の材料はわかる。
    これにネット情報をプラスすれば、鬼に金棒だろう。

    硫化水素自殺のニュースをすべきではない、という意見もあるが
    二次被害を防ぐには、情報は絶対に必要。
    皆が皆、ネットを使えるわけではないので
    TVが注意を喚起せんでどうする、と思う。
    ただし、余分な知恵をつけさせないよう、情報の選択が命題だよな。

    ネットの場合、情報の質の調整は無理だと思う。
    でも検索してみて、自殺を止めようとする善意あふれる記事が多かったので
    日本も捨てたもんじゃねえよな、と安心できる面もあった。

    それでも、「親切にありがとう。 でもやっぱり死にます。」
    というコメントを見かけた時には
    だよな、変態が机の角を見ただけで興奮するように
    死にたいヤツは、何を見てもどう言われても死にたいんだよな
    と、絶望感に襲われたがな・・・。

    もう、↑ これが結論だよな。
    普通の精神状態のヤツには、どんな媒体の情報でも影響はねえよ。

    今回の実験は、単に私の検索下手を披露しただけな気がする。
    皆そんなに気が長いんか?
    ネットで知りたい情報を的確に探せるヤツが、不思議でしょうがねえ。

  • 字幕か吹き替えか

    私は断然、吹き替え派である。
    いや、“派” というより、切羽詰って吹き替え希望枠。
    何故なら、字幕を目で追っていると、背景が見られないからだ。

    私の焦点はちょっとズレてて、登場人物ではなく
    その後ろを注視するクセがある。
    これは昔かららしく、美術の先生に
    「おまえ、見るとこ、おかしくないか?」 などと注意されたものだ。
    ようするに、よそ見ばっかりしてるヤツだというわけか。

    この見方は、出演者の顔を覚えにくいとか
    肝心の場面を見逃すなど、デメリットも多いが利点もある。
    コメディ映画で、たまにする後方での些細なギャグとか
    心霊写真の霊の場所とか。
    (心霊系は、「ここですよ」 と円で囲まれてても
     何も見えない場合が多いんだが)

    ま、こんな利点など、負け惜しみもいいとこなのは認める。
    なるべく中央を見るように心掛けてはいるんだよ。

    てか、私の観たい映画は、ほんと字幕のみってものが多い。
    毎月何本の映画が配給されるのかわからんが、えれえ多い数なはず。
    DVDにするのに、ホラー系は真っ先に手抜きをされるのもわかる。

    字幕だと、音が小さくても良いので
    ご近所の皆様に、妙な悲鳴を聞かせずに済むのは
    私の人格評価的にも、ひじょーーーーーに助かりはする。

    しかし最悪なのは、私の好んで観る映画が
    何十分もそれに集中するに値しない、という現実。

    何かをしながらじゃないと、退屈な内容なのだ。
    新作料金で借りて、必死こいて観ると
    お金も人生も、すんげえムダ使いした気分になることを保証できるほど。

    字幕だと、話の筋がわからなくなる恐れがあるので
    画面に釘付けになってないと、いつ何時何が起こるかわからん。
    これが吹き替えだと、画面はチラ観で充分。

    何をとことんナメた見方をしとんのか、と思われそうだが
    それもホラーの醍醐味だぞ。
    日常の事をしながら、画面を見るとヒイーーー! なんて
    ものすごく緩急のある楽しい生活だと思わんか?

    余談だが、英語の偏差値が40台の私には
    英語を聞いていても、宇宙語に聞こえてサッパリなんだが
    字幕を読んでいると、ボキャブラリーが少ない事に気付く。

    「それはお気の毒に」 も 「ごめんなさい」 も、Sorry。
    他にも何かあったけど、何せ偏差値40台だもんで覚えていない。

    これは、和訳をしている人の工夫だと思うんだけど
    洋画はセリフ自体を少ない言い回しでやってるのかな、という気もする。
    日本語の 「どうも」 とかと同じかな。

    こんだけ英語を耳にして、覚えたのがSorryの使い方ぐらいという
    えれえ情けない私にだけは、決して言われたくはないだろうが

    英語を理解できると、映画はもっと楽めると思う。

  • オーガニックコスメへの疑問

    私がオーガニックコスメを使い始めた理由は、ただひとつ
    ポリマーが入ってない事を重視したからである。

    色んなマルチ化粧品メーカーで、“経皮毒” っちゅうのが言われてて
    その言い分は笑止なんだが、これに当てはまる成分があるとすれば
    ポリマーが恐いんじゃないか? という気がするんでな。

    シリコンやポリマー入りの基礎化粧品を避けてみようかな
    と思った時に、選択肢がオーガニックコスメぐらいだったわけで
    別にオーガニックにこだわりがあったわけではない。

    なので私は、防腐剤やら界面活性剤などは気にしないが
    オーガニックコスメを使う人の多くが
    「無添加」「化学成分不使用」 を期待していると思う。
    各メーカーも現にそのような事を唱えている。

    しかしオーガニックメーカーにも、乳液やクリームがあるだろ?
    水と油を混ぜるには乳化剤が必要で
    乳化作用には界面活性剤が必要だと思っていたんだが
    これ、界面活性剤がなくて作れるものなんか?

    以前に手作り化粧品を調べていた時に
    乳化作用として、界面活性剤の代わりに石鹸素地? みたいなんを
    混ぜる作り方があった記憶があるが、この方法なんかな?

    そもそも、どっからが “自然” なのかもわからない。
    界面活性剤にも、天然と合成とあるらしいが
    合成って、地球上にないものをゼロから作れるんか?
    じゃなかったら、地球上の一体何が嫌われているんだ?

    すんげえド素人の疑問を持っちゃってる気がするけど
    成分は奥が深すぎて、調べても益々 「???」 になってくるんだよな。

    だけど、微妙に割高なオーガニックコスメが
    普通のメーカーの化粧品と中身がほぼ一緒など、使ってて納得ができない。
    この期待感は、原料が有機栽培ぐらいではおさまらないぜ。
    いや、無農薬、大事だけどさー。

    現にメーカーサイトを見ても、安全安心をあおってるだろ。
    あれだけ言うからには、きっちりやってほしいよな。

    あれこれ使ってて、これ何か怪しくねえ? ってものもあって
    その根拠は単なる勘でしかないんだが、確かめる術もなく。
    成分って何でこんなに調べにくいんだ?
    成分表みたいなんも未だに探せてねえぞ?

    知識も乏しいので、問題提起など出来る立場ではない。
    言いたいのは、ヘンなメーカーの “経皮毒” のように
    盲信して化粧品を使うと裏切られるかもよ、って事。
    どんなナチュラルメーカーでも、言葉のマジックを使ってると思う。

  • 歯磨きで世界を見る

    何だっけ? 磨き残しが赤く染まるという歯垢着色剤?
    それを利用しているんだが、磨きが甘い部分に気をつけて
    そこを重点的に磨くようになるけど、2~3週間後に歯垢チェックをすると
    また別の場所が磨き残されている、というサイクル。

    これを繰り返してきて、ふと思ったんだが
    その理由は様々ながら、完璧に出来ない事ってある。
    でも完璧にしなきゃいけない時って、どうすればいいのか。

    ひとつ方法がある。
    スパンを長めに取ればいいのだ。

    たとえば、口内をABCDの区域に分けて考え
    歯磨きは10の力しか入れられないとする。
    1度目のチェックでAの磨きが甘いとしたら
    ABCDを4:2:2:2の割り合いで磨く。

    そうやってチェックの度に、力を入れる部分を替えていくと
    4回で全部が平均的に磨ける、という目論みである。

    しかし歯磨きの場合、気をつける部分が替わっても、毎日の事だから
    “そこを重視したいつもの磨き方クセ” ってのが定着しやすいようで
    磨き残しは、大抵BとCのどっちか、というような集中をする。
    こういう状況では、力の分配方式は効率が悪い。

    どうも “いつも同じ” というのは、諸刃の剣のようである。
    良い部分はずっと良いが、悪い部分は積み重なる気がする。
    流れない水は腐り、流れない空気はよどむような感じが、固執って事か。

    と言うことは、“いつもの事” を “何でもない事” に
    レベルを下げているのは、自分自身の意識の持ち方に他ならない。
    だから、事を充実させたり、進歩をしたいのなら
    定期的にチェックをし、考え、新しい方法を編み出すべきである。

    限られた能力で、完璧を目指す場合は
    ある時期で、バッサリ切り捨ててキッパリ切り替える必要があるのだろう。

    これに気付き、縦磨きだの左手磨きだの、やり方を変えていて突然
    「あっ、だから政党問題や役所問題が発生するんだ!」
    と、まるで雷が頭上に落ちたような衝撃が走った。

    もちろん現在の日本で、長年の “伝統” を守った事によって
    諸問題が噴出しているのは、以前から知っていた。

    だけど、それを自分の身で実感したら、まるで現実味が違うんだ。
    しかもそれが、まさかの “歯磨き” などという
    日常の何でもない習慣で味わえるなど、どんだけ感動するやら。

    歯の磨き残しのフォローをどうするか、と考えていた方法論だが
    よく考えると、これって色んな状況で応用できるよな。
    政治でも商売でも勉強でも生活でも。
    やはり、世界はどっかこっかで繋がっている。

    全ての現象から “意味” を得る、って実際に出来るものなんだー
    と、人生への希望を見い出せた気分。  歯磨きで。

  • 唇の腫れの原因

    08.2.21の “唇が腫れた” の記事の理由が判明した。
    歯磨きペーストが原因である。

    歯が弱い私としては、完璧な老後のための将来設計として
    歯周病予防の歯磨きも使っている。

    いや、ちょっとデカく出たが、単に混ぜ物が楽しいので
    歯磨き数種類をブレンドして磨いているだけなんだ。
    いらん混ぜをする正当な理由もほしいので
    「味が美味しい」「歯垢除去」「口内菌を殺菌する」 などの
    とってつけた言い分の中に、「歯周病予防」 が入ってるだけだ。

    歯磨きって、どれも似たようなもので
    どれを使っても、実はそう大した変わりはない気がするんだが
    今のところの私の歯茎状態は、ヘビースモーカー、貧血、栄養不良
    という垣根をものともせず、非常に良好 (by 歯科医)
    だそうなので、もしかして歯周病予防のは効いてるって事なのか?

    大抵の歯磨きは、ラミネートチューブに入っているので
    残り少なくなったら、チューブに空気を入れて
    カウボーイスタイルや8の字回しでブンブン振り回し
    遠心力でチューブの口の方に寄せて使い切る。

    ところがこれが出来るのは、メイドインジャパンのラミネートだけ。
    外国製のは、ラミネートのヘタりが形状記憶合金レベルで
    絞ってた部分で折れてしまっていて、チューブ内に空気が入らない。
    これはもしかして、空気による成分劣化を防ぐための親切かも知れんが。

    そこで、絞りきれなくなったチューブを、ハサミで真っ二つにしてみたら
    ちょうど歯磨き1回分の量を、こんもりとこそぎ取る事が出来た。

    歯周病予防の歯磨きは、どれもゲロ不味っ!クソ不味っ! で
    他の爽やかミント味がなければ、口に入れたくもない。
    歯ブラシの毛先の面積を10としたら
    6が美味い歯磨き、3が歯垢除去歯磨き、1が歯周病予防歯磨き
    という配分にしないと、不味くておちおち磨いとられんのだ。

    そんぐらい不味いものをソロで使うんか? と、動揺したが
    しょうがない、オトナだから歯磨きの味ぐらい耐えねば
    と、ほじくりだした歯磨きのみで、いつも通りに磨いていたが
    磨いている最中から、口の中がヒリヒリしてきて参った。
    でも、いつものブラッシングをせんと、と根性で磨いた。

    それから丸1日経っても、味覚が何かおかしい上に
    唇も一瞬にして皮剥けボロボロで、口紅がマダラ状態。
    上あごの裏と、下唇の内側が腫れているのがわかる。

    そして夜の歯磨きで、磨くと口の内側全部が痛い事に気付いた。
    歯茎は腫れてる感じがするし、歯も浮いてるようだ。
    そしていまだに口内全体、舌までピリピリ。

    この歯周病予防歯磨きは、ここ1年間ぐらいリピートしてたんだが
    少量しか使わなかったので、ほんと今の今まで気付かなかった。

    2月の唇の腫れは、歯の治療をした翌日に起こったので
    治療の際に、唇に見えない傷が出来て
    少量でもそこに影響を及ぼしたんじゃないかと推測している。

    それにしても、不味いだけじゃなく、何でここまで刺激があるんだよ?
    歯茎を腫れさせて、「ふっくら歯茎」 狙い?
    生ハーブ数種類配合、って書いてあったけど
    それ、余計なお世話だが、入れ過ぎになってねえ?

    まだ丸々1本、新しい使い始めが残っているので
    それを今までのように、少量だけ混ぜる事にしてしのぐ。
    歯周病予防のは値段もご立派なので、ゴミ箱シュートはしたくない。

    この歯磨きを使い終わるまで、ドキドキハラハラだぜ。
    歯磨きにまでスリルはいらんのだがなあ。

  • ババアのメイクの難しさ

    これ、最近気付いた事なんだが
    ババアになると、メイクが断然難しくなってくる理由がわかった!

    隠すべきアラが多くなるので、それに時間を取られるのだが
    ババアの肌はなあ・・・

    一旦乗せたメイク料が直せないんだよっっっ!!!!!

    たとえば、クマを消したいと思って、コンシーラーとか塗るだろ
    それが小ジワに引っ掛かって、ヨレる。
    そのヨレを直そうと、ちょっとこすると
    ちりめんジワが出現して、コンシーラーが更に引っ掛かる。
    こりゃあかん、と、スポンジパッティングでなじませようとすると
    スポンジの目の型も加わって、益々マダラになる。

    もう、「メイクに失敗したから、今日のお出掛けはしたくない」
    と、どこの王族の姫だよ? というようなゴネをしたくなるぜ・・・。
    (これ、一度試しに言った事があって、ものすごく非難されたから
     冗談ででも、絶対にしたらダメだぞ。
     マスクとサングラスを用いてでも、約束は死守せえ!)

    若い頃と何が違うんか、そりゃアチコチ違うが
    それにしても、一度乗せたメイク料を
    肌の上でほとんど動かせない、という理由がわからない。

    毛穴の凹凸や、キメのささくれ立ちが、そこまで違うんだろうか?
    ファンデやアイシャドウでも、この現象が起きるのだ。

    若い時は少々ザツに塗っても、修正が効いたが
    それがまったく通用しなくなってしまう。
    よって、“メイク料は最初に置いた部分が厚くなる”
    よく言われるメイクのこの常識は、ババアになってから痛感する事になる。

    何を塗るにも、最初にそれを手に置いてから。
    手に置いたメイク料を薄く取り、それから顔に塗る。
    ファンデも粉もチークもアイシャドウも
    パレットから筆で取った後に、手の甲でほとんど払い落とし、顔に。

    指を手の甲と顔を往復させ、少量を何度も何度も塗り重ねていかないと
    ちょっとでも量が多くなると、突然 「あっ・・・!!!」
    という事態になってしまうので、爆弾処理も同然の緻密さが必要なのだ。

    ちなみに私の場合、手の甲をパレットにするのではなく
    手の平側でやっている。
    この理由は、手の平の方が付いたメイク料が落としやすいからだ。

    手の甲はパールが付いたら、どうしてもキメに残ってしまう。
    メイク後に手を洗うのなら問題はない。

    だがメイク前に、顔と同時に手のお手入れもして
    メイク中には浸透するよう、放置時間を取り
    顔のメイクが終ってから、手にも日焼け止めを塗る
    という、時間の掛かる手順を踏まないと
    外出時に、長時間手の美しさが保てないから
    出掛ける寸前にそれを全部するのは、時間のロスなのだ。

    出がけにちょちょっとハンドクリームを塗るだけで良いのは
    若い娘さんにのみ許される作法!

    だからファンデなどの練り系は、手の平で混ぜ
    粉系は、ゴミ箱の上でブラシをティッシュではらって調節している。

    いずれにしても、よく美容雑誌に書いてある注意点
    少量ずつ乗せる、体温でなじませる、等々のメイクの小技の価値って
    昔はまったく意味がわからず、必要もなかったのだが
    年を取るにつれ、その重要性をヒシヒシと感じるようになってくる。

    長年女性としてやってきた人たちなら、コツもわかったつもりで
    流れ作業のようにメイクをしていると思うが
    一度、基本に立ち返る、という事をしてみると
    色んな発見がある事、請け合い。

    あれ? 何でキレイに付かないんだろう? と思った時がチャンス!
    必ずそれを、(少々なりとも) フォローするアイテムが存在する。
    自分にとって、必要ないもの、新たに必要になってきたものを知る
    良い切り替え時期になる。

  • 肌荒れの季節

    さっむい真冬が乾燥の季節だと思われがちだが
    体感的に、4月~5月が一番乾燥している気がする。

    真冬は寒いので、肌も縮こまっているけど
    春先の温くなってきたぐらいな陽気になると、肌もゆるみ
    汗もちょろっとかくので、外気の湿度が同じでも
    肌が乾燥する原因は、春の方がてんこ盛りだと思う。

    今年は例年に比べちょっと遅く、今現在が私の肌の乾燥ピーク!
    周囲の人の顔を見ても、女性はパサつき、男性はゴワついている。
    普段からお手入れに励んでいるこのわたくしが
    同じように乾燥に悩むなど、納得しがたい気分だ。
    ほんっと、お手入れ、実は意味ねえんじゃねえの?

    だが、ウロコ皮剥けで苦しんだ去年よりはマシ。
    今年は、(よりによって今の時期に) お手入れ理念の切り替えをして
    使うアイテムをコロコロ替えまくっているのに
    ちょっと突っ張るかな? ぐらいの乾燥で
    小さいニキビがポツポツ出来るだけだからである。

    この場合のニキビは明らかに乾燥原因のニキビ。
    肌が乾燥してるので、アホがいらん事に自分でどうにかしようと
    皮脂を出し、それが剥がれ落ちきらない角質に排出を阻害され
    毛穴に詰まりニキビとなる、というなれそめ。

    私の場合、ニキビを放っておくと化膿して跡が残る。
    だが、ニキビはすぐ治せる自信がある。
    お手入れが終ったら、マキロンを含ませた綿棒で
    ニキビをちょちょっと拭くだけ。
    お手入れの度にこれをやってたら、ニキビが育たず
    大抵は1日2日で消えてしまう。

    この方法が肌に良いのかはわからんが
    ニキビ以外の部分に消毒液を付けないようにして
    今のところ問題は発生していない。

    肌の乾燥対策だが、肌によって油が入りやすい肌、水が入りやすい肌
    といったように、受け入れ態勢の得手不得手があるような気がする。
    私の肌は角質層が薄くなってるためか、油分水分どっちも入りにくい。

    特に、化粧水パック意味なし。
    クリームなら、まだその機能を発揮してもらえるんだが
    純オイルやワセリン系がまったくフタにならない。

    そんな私の場合は、与えるより落とさない事に焦点を絞っている。
    乾燥がひどくなったら、泡洗顔をしないようにしている。
    コズグロスパの洗顔用ジェルか、オーブリーの洗顔ミルクで洗う。

    途中、何の気なしに泡洗顔をしたら
    その時点で、一発で肌が元の乾燥状態にリセットされてしまうので
    石鹸類は見ないように見ないように努力している。

    その後のお手入れは、化粧水 → アイクリーム → クリーム
    塗った化粧品がなじむまで待つのは、この時期はご法度。
    なじんでないなら重ね塗り。
    肌が素に戻るのを許さない勢いで、速攻あるのみである。

    さて、ニキビなんて屁のカッパ、とか言ってたが
    今朝方、上まぶたの目頭のすぐ上にニキビがポツッと。
    こんなとこにニキビができるんかあああああああっっっ、と驚愕した。

    目のすぐ上だから、マキロンを使うのがためらわれるんで放置中。
    肝心なとこでこういうズサンさを発揮するから
    お手入れの成果も今ひとつあがらないんかもな。
    まったく、これ、どういう処遇をすればいいんやら・・・。

    あ、ものもらいじゃないぞ、立派なニキビだ。

  • たたききゅうり

    今凝ってるのが、たたききゅうり。
    スーパーで見かけて、ピクッときて何の気なしに買ったのが
    ダイショーという会社の “たたききゅうりのたれ”。

    ごま油とにんにくと豆板醤の液体で
    きゅうりにこれをかけて食え! というタレ。

    メイドインも書いていないし、材料を見ても自分で作れそうではあったが
    豆板醤の扱いに自信がないので買ったところ、これがピリ辛で割と美味い。
    食欲がない時や、メニューにもう1品、という時に重宝する。

    ところで、これ、きゅうりにかけるものなんだが
    裏書きに、きゅうりを “すりこぎで叩いてちぎれ” と書いてある。

    うち、すりこぎないし、包丁をヘンな使い方をすると
    絶対に後悔する結末になる、と予想できたので
    オノレのコブシで、漢らしさ満載に正拳突きをしてみた。

    きゅうり、硬ええええええええええええええええっっっ!!!!!!!!

    おめえ、こんなに硬いヤツだったんか!
    乙女なのに、「グゥオオオオオオオ」 と、ありえない声でのたうち回って
    この美しいホワイトフィッシュハンドの薬指の関節が腫れたぞ?

    落ち着くまでにかなりの時間を要するほど
    痛い目に遭った学習ゆえの発想の転換で
    今度はきゅうりをまな板の角に叩きつけたら、ポッキリと折れただけで
    もう、こいつをどう扱っていいのやら。

    結局、両手の平を重ねてきゅうりの上にあて
    折れた部分から順番に体重をかけてくだいたが
    まな板上は緑のスプラッタになってしもうた。

    きゅうりを包丁で切る以外にした事がなかったので
    こいつが素手だと、こんなに手に負えないヤツだとは思いもしなかったぜ。

    次からは、きゅうり全体に爪で切れ目を入れて
    体重乗せをやっとるが、爪がすげえ傷む。
    と言うか、何で、ちぎらにゃいかんのだろう・・・?

    この、“たたききゅうりのたれ”、夏場に良い。
    そうめんの付けダレにちょっと加えたり
    冷やっこやサラダの隠し味的に使えると思う。

    そもそも豆板醤というものが、こういう風に使えるのかも知れんが
    中華料理自体があまり好きじゃないので
    その調味料に関しても、まったく未踏襲の分野なんだ。
    てか、食ってても、この辛いのが豆板醤の味か? と、悩むレベル。

    確かスーパーに “豆板醤” って売ってたよな?
    豆板醤って、持ってて便利なんか?
    ひとり飯の家庭で使いきれるんか?
    ちょっと手を出してみたくて、グラグラしとる。

    とにかく、今回は良いブツを発掘した気分。
    アンド、きゅうりを見る目もちょっと変わった。
    線が細い柳腰なくせに硬派なんだな、あいつ。

  • 断食効果

    食中毒で絶食した時に思った事なんだが
    “欲” ってのが、まったくなくなってくるんだ。

    胃も腸も空っぽなのが自分でも実感できて
    そりゃ腹が減って、胃がグーグー鳴くけど
    飲まず食わずが一向に気にならない。
    こんだけヘビースモーカーなのに、タバコも吸いたくなくなっていた。

    腹のキリキリがちょっと治まってからは、体中の毒素が抜けた感じで
    しかも何か、とても清々しい気分にすらなっていた。

    もしかしてあの時の私は解脱しかけてたんかも!
    と、今になって思う。

    あ、でも、断食の最中は信じられないぐらい、ただジッと寝てて
    それも眠ってるんじゃなく、ウトウトとしているだけで
    最小限のエネルギーしか使っていない、って感じだったので
    動物の冬眠に近い状態だったのかも知れない。

    と言う事は、熊とか蛇とかって聖者だったんか!!!
    (自分を動物レベルに貶すぐらいなら、動物を持ち上げるぞ!)

    と、無我の境地なヒトになれたはずだったのが
    腹が治まってから、おかゆを食ったら、もうダメだった。

    ひとくちでも食い物を口にすると、その瞬間に俗世に引き戻されるのが
    よーーーーーーーくわかった。
    そっから、タバコは吸うは、茶は飲むは、はちみつ梅は飲むは
    あげくがフランスパンチップスと柿の種まで、えれえな短距離だった。

    何故か、水だけは邪魔をしないんだよな。
    絶食中は脱水症状が恐いから、ミネラルウォーターは飲んでいたけど
    生き仏幻想は保てていたし。
    (寝込んでて、何をラリってるんだか)

    宗教で断食とかある理由が謎だったが、すんげえ納得。
    飲食物って、欲を深める作用があると思う。

    そんで何より、胃腸をカラにすると神に近づけた感覚が湧く。
    多分あれ、脳内から快感物質が出ているんだろう。
    体が悲鳴をあげてるために、フォローしてるんじゃねえの?

    それにしても脳内麻薬、おそるべし!
    自分があんだけ清らかに感じた事など、いまだかつてなかったぜ。

    とにかく即身仏、私ならなれる! という妙な自信はついた。
    老後はこれを支えに生きていこう。
    得を積めて、ウハウハな死因である。

    だが煩悩の塊な人格の私には、心身ともに弱った時しか無理っぽい。
    リアルババア時にあの食中毒遭遇は、解脱以前に昇天だろうな・・・。

    あ、もうひとつ、断食には (現実的な) 意外な効果があったぞ。
    胃は調子が悪いんだけど、腸がすげえ快調になったんだ。

    元々便秘もあまりしない体質なんだが
    今までこんなに快調だった事があるだろうか? と、感動するほど。
    便秘気味のヤツには、断食が効果があると思う。

    「週に1日はプチ断食をして、デトックス (解毒) してます。」
    みたいな事を言うヤツが、時々美容雑誌に載ってるけど
    あれはこういう意味だったんかな?