• PL花火大会

    以前、PLの花火大会に誘われた。
    「大阪にいるのなら観ないと」 だそうだ。
    別にいいけど、と思ったら
    会場で昼間っから場所取りをせにゃ、いかんらしい。

    「じゃ、頼むね。」
    「って、おまえもだぞ?」
    「あああ? 私は直前に行くよ、場所取っといてよ」
    「そんなひどい・・・」
    「ひでえのはおめえじゃあ!
     真夏の炎天下で場所取りいいいいい?
     おめえは紫外線の工作員かよ、ぜってー行かねえ」

    と、ケンカになった。 花火? 行ってねえよ。

    さて、関西人は何故もこう、よってたかって同じ事を言うのか。
    「関西なら、PLの花火を・・・略」
    「場所取りなぞ行かんぞ」
    「あ、会場じゃなく、遠くで観るんだよ。
     会場近辺まで行くと、帰りも混んで凄いんだよね。」
     
    「以前、誘われたんだよね、会場に・・・。」
    「へえー、わかってないねえ。
     行ってたら、その人、地獄を見せられてたね」
    「だよな?」 「うんうん (ニヤニヤ)」

    なら、いいや、と、どこぞの山? 丘? から観る。
    ここも回りは人ウジャウジャで、今夜は大阪中がこんな感じらしい。

    「今夜は空き巣が入れ食い状態だのお」 と、呟いたら
    ちょっとヘンな視線を感じたので、いかんいかん自粛自粛、と。

    PLの花火とは、PL教という宗教団体主催の花火大会で
    世界一打ち上げ数が多いらしい。
    大きめの花火大会が2万発とすれば、PLのは10万発。
    これを1時間で上げるんだと。

    ほおー、お布施がまさに一瞬で燃えて散るんか・・・
    と、内心複雑な気持ちになったが、不吉な事は言うまい。

    いよいよ花火が始まった。
    確かに真正面には見えるが、小さい。
    うっ、ショボッと思ったが、これも腹の底にないないする。
    今夜の私は、ものすげえ気遣いに苦心しているよな。

    パンパンポンポンあがりまくる中
    「どう?」 と、えれえあいまいな質問を突然され
    心の準備ができていなかったせいで
    「キ○ガイの銃乱射みたいなもんだね」
    と、ついうっかり、その時に脳内で思ってた事を
    素直に口に出してしまった。

    「お、鋭いねー、今あがってるのはアメリカで作られた
     スターマインという花火なんだよ、よくわかったねえ」
    「???????」

    意味がわからんから、すげえ突っ込みたかったが
    長文を話すとボロが出そうで、話を引っ張りたくなかったので
    「そこのワゴン、止まらないでくださーい」 とか
    叫びながら走り回るパトカーをボンヤリ眺めていた。

    というのも、連発しすぎて煙モウモウで
    肝心の花火が煙に隠れて、何が何やらわからんのだ。
    煙ってすげえ目隠し効果! 忍者の煙幕、あれアリだぞ!

    途中、小休止もあるが、数発連発で元の木阿弥の堂々巡りで
    しまいにゃ何をヤケクソになっとるんか
    とりあえず上げまくれーーー、みたいな様相に。

    物事には限度ってもんがあるだろうに
    何でここまで、イケイケで突っ走るやら。
    花火を見せるって、基本の目的を忘れてるんじゃねえのか?

    それとも会場ではキレイに見えてるんだろうか?
    聞いてみたら、会場でもやっぱり煙で見難いし
    それに加えて、火の粉やススが降り注いでひどいらしい。
    なるほど、これも修行の一環なんだな、と、納得。

    花火のラストは凄かったが、一瞬で終わった。
    「同じようなのを、年寄りのシ○○○ンみたいに
     (今思えば、このたとえも・・・)
     ダラダラと打ち続けんと
     10万発を1万発にしても、最後のみたいなんを
     上げる方が楽しいのにねえ。」 と、言ったら
    「退屈してたみたいだね」 と、言われ
    うっっっ、と、言葉に詰まったあげくに
    「でも、ある意味すんげえ面白かったよ。
     さすが宗教団体! って感じ?」
    と、フォローをしたが、しきれてねえーーー。

    ああもう、何かいいや。 疲れたよ・・・。
    これだから、恋愛に発展しないんだろうな、と痛感。

    「おまえは男のサプライズを、すべて踏みにじる女だな!」
    と、過去に何度か言われた事があるが、ほんとすまん。
    意外な事に男性って、夢見る乙女クラスのロマンを持つんだよなあ。

    風情とか情緒とかワビサビとか、全然わからんのだ・・・。
    一瞬ならいいが、飽きっぽいもんで辛かったぜ。

    でも、帰りに寄ったタワーレコードで
    欲しかったCDを見つけて、心から嬉しかった!

    ウキウキと早速カーオーディオに入れて聴いてたら
    「・・・キレたバンドだね・・・」 と、言われたさ。

    どうやら、こいつと “も” 気が合わんようだ。
    てか、私と気が合うような変質者は、私もイヤだしのお・・・。

    何かすべてにおいて、私の人生、無理っぽー
    とか、ノンキに思いつつ寝たら、夢にかあちゃんが出てきた。
    よく覚えとらんが、心配してたみたいである。

    まだ成仏しとらんと、フラフラしとんのか
    盆でちょっと帰って来たら、我が娘のロクでもねえ言動を目撃し
    驚いて説教かましに出てきたんか。

    かあちゃんも霊体になって初めて知った娘の実態に
    さぞや嘆いている事だろうて・・・。

    盆が終わって帰る時に、引っ張られそう。

  • 亀田興毅 疑惑の判定

    私はこの亀田一家が嫌いなので、よく知らない。
    最初に見た途端、嫌いになったので
    あとは見ないようにしていたのである。
    えれえ人気なんだな、と、不思議に思うぐらいだった。

    おとといのボクシングの世界王座決定戦で
    チャンピオンになったんだろ?

    ところが、判定勝ちになってからの、亀田叩きが物凄い。
    そのニュースもよく見てはいないんだが
    パッと見の印象だと

    おめえら本当は亀田一家が嫌いだったんかい?
    話題になって、流行り物っちゅう事で、もてはやしていたんかい?

    これは、マスコミに対して言うべきか
    ファンに対して言うべきかはわからない。
    亀田一家を持ち上げてたのが誰なのかが、わからないからだ。

    とにかく、その手の平返しが恐いぞ。

    問題の試合をニュースで見た。
    どの局も全ラウンドを映さないので、分析はできないが
    判定勝ちするぐらいなら、中盤に良いとこもあったんじゃねえの?
    最初と最後だけって、映し方がいやらしいぞ。
    これだけ見たら、そりゃ “疑惑の判定” だわな。

    多分、亀田ファンが怒っているのは
    裏切られた気持ちになったからだと思う。

    ふてぶてしい態度が頼もしさを感じさせ
    圧倒的な勝利を約束してくれたのに
    あいまいな勝ちなんか見たくなかった、って感じだろう。

    私は、何度でも言うが、亀田一家が大嫌いなので
    どう勝とうが、どう負けようが、どうでもいい。
    が、嫌いゆえにか、何の期待もなかったので
    逆に、筋を通せなかったヤツに対する、憐れみの気持ちがある。

    あーあ、あんだけふてぶてしい態度をとっといて
    やっちゃったね、どうすんだよ、って感じ。

    王者の態度を取るなら、王者の力を見せなければならない。
    デカいツラをすればするほど、必要とされる能力が大きくなる。
    あの態度で普通の勝ち方じゃ、単なるビッグマウス野郎だろう。

    これをわかってて、やってたのだろうか?
    もし、わかってたんなら、今回の試合は
    審判の判定に不服を申し立てるべきだったな。

    「こんな勝ち方でチャンピオンになりたくない!」 と。
    そこまでしたら、全員感動すると思うぞ。

    同情している今でも、亀田一家は嫌いである。
    あの無礼千万な態度は、若造の暴走で済むが
    親が横にいて、あれを許しているので
    とことん礼儀知らずの一家だと思う。
    そんなヤツらに関わりたくはない。

    デカい口を叩いて、自分を追い込まないと
    頑張れないタイプのヤツもいるが
    そういうヤツは、自覚するべきである。

    その大ボラを聞かされてる側は、結構うっとうしいって事を。
    だから、ちょっとでもコケると
    ここぞとばかりに、石を投げられるハメになるぞ。

    今からどうするかで、亀田一家の真価が問われるので
    頑張ってもらいたい、と思うのは、武士の情け。

    私は、辰吉 (だったっけ?) あたりから
    ボクシングに興味がなくなった。
    チンピラの口合戦は聞きたくねえよ。

  • 容姿の衰え

    禁断の免許証写真を撮ってから、少々落ち込んでいる。
    心霊写真に勝る祟り能力だな、これは。

    なんだか、自分の容色がゴッと落ちた気がするのだ。
    ああ、もう “元女” かも・・・と、クヨクヨしている。

    私でさえ、こういう事で悩むんだから
    芸能人など、老化にどれだけ神経をすり減らしているんだろう?

    常日頃、友人知人に 「お手入れせんと後で泣くぞ」
    「私を見習え」 と、言いまくっていた手前
    弱音を吐けるわけがない。 ・・・普通の神経なら。
    しかし、そこを軽ーーーくすっ飛ばせるのが私。

    「最近、自分の見栄えに自信がなくなってきたー」 と
    あんた、あんだけ言ってて、どのツラ下げて? な
    手の平返しなセリフで泣きついた。

    さぞや罵倒されるだろうと思っていたんだが、皆
    「そんな事ない。 まだまだいけるって」
    「全然大丈夫だよ、若いって」 と、慰めに走るのだ。

    この慈悲深さがまた悲しくて
    「はあ・・・ 『まだまだ』 とか、『若い』 とか
     言われるのって、ババアの証拠なんだよな・・・」
    と、嘆いたら、すんげえ怒られた。
    「顔がどうあれ (ひでえーーーーーううう・・・) 
     そのスタイルを保ってるんだから、まだマシと思いなさいよ!」

    「やれやれ、女って体重でしか判断せんのよなあ」
    と、言ったのが、えれえな地雷原だったらしく
    「勝手に悩んどれ!」 と、ガチャ切りされた。
    こりゃ、後の詫び入れが大変だ・・・。

    そもそも、こういう悩みを相談する場合は
    「そうよねー」 みたいな共有感を求めるのが
    女たちの暗黙の掟なのだが
    私の場合、そんな傷の舐め合いは意味を成さない。

    「おめえ、とにかくこの落ち込みを、全力で何とかせえ」
    と、望むので、周囲にとても迷惑がられている。

    実はこの衰えの原因は、何となくわかっているのだ。
    最近、ときめいていないせいだ!
    ただでさえ少ない女性ホルモンが、乾ききった心のせいで
    秒速でゴゴッゴゴッと減っているような気がするーーーーー。

    いや、ときめきはあるんだ。
    しかし、それはハシビロコウだの、蛍光ペンだの
    生き物ならまだしも、無機物までラインナップされていて
    初手からヘンなプログラムでもされてるんじゃないか? と。

    こんなこっちゃいかん、何とか人間の男を、と願うが
    自分の恋愛スイッチがどこにあるのかがわからんので
    こりゃもう、どうしようもねえだろう。

    と、悶々と悩んでいたんだが、よーく考えると
    元々恋愛体質じゃなかったのに、美肌を維持できてたんだから
    ときめきだの、あまり関係ないんじゃないかあ?

    あ、何か 「上手くいかないのは全部ブサイクなせい」 と
    整形をする女性みたいな思考に陥ってたかも。
    (この例えも、似て非だが)

    こんなんでグダグダ悩んでるヒマがあったら
    美容法に脳みそを使った方が建設的だぜ。
    と、パソコンTVのメイク講座を観た。

    ら、すんげえ衝撃を受けた!!!!!

    女性同士でも、メイク姿をじっくり見る機会はあまりないのだ。
    何か失礼だろ? 準備中を凝視するってさ。

    その番組は、素人女性がメイクをして
    プロが直すという企画なのだが
    素人女性と言っても読者モデルで、半プロである。

    その彼女らのメイク動作ってのが
    ザーーーッ、ゴシゴシ、チャッチャッ、といった感じで
    見ていられないほど、ザツに肌を扱うのである。
    で、かなりの厚塗りで、ボカシもテキトー。

    プロも見てて、「意外な性格がでますよねえ」 と、言ってるので
    私の性格ってのは、慎重で丁寧で真面目なわけだ。
    だって私、彼女らと同じ手順を5倍ぐらい時間掛けるもん。
    メイク時間、1時間掛かるぜ?

    常々 「メイク時間10分」 とか言ってる女性を
    不思議に思っていたのだが、謎はすべて解けた!

    おめえら、ザツ過ぎ!
    そんな乱暴にやってたら、肌にも悪いって。

    とは言え、自分の問題点も判明した。
    私は、肌になじませようと、何度もぼかしすぎて
    せっかく塗ったメイク料を、逆にふき取っていたわけだ。

    ああ・・・、丁寧さが裏目に出てしまってた・・・。
    石橋を叩いて壊すって、まさにこの事。
    ショックで、しばらく倒れこんで起き上がれなかったぜ・・・。

    人生、落とし穴がいっぱいだが
    いちいちそれにハマって、しかも気付かんなんて
    ほんっっっと、私、どんだけ気の毒な人なんだよーーーーー!!!

  • 最強兵器・素人!

    プロから言わせると、「素人は恐い」 らしい。
    何を知ってて、何を知らないかがわからず、とても教えにくいし
    プロが想像も付かない方向へ、突っ走ってくれるんだとさ。

    これは私もわかる。
    プロじゃあないが、私はお手入れマニアなので
    時々無頓着な人のお手入れを聞いて
    ひいいいいいいいいいいいっっっ! と
    ムンクさせられる事もある。

    すりおろしたキュウリでパックをするとか
    顔を粗塩でマッサージするとか
    ・・・亀の子ダワシってのもいたんだよ・・・。

    もう、他人事とは言え、すがりついて
    「お願い、やめて!!」 と、懇願したぜ。

    これと同じ恐怖を、私も与えてるんかな、と思うと
    本当に申し訳なく思う。 マジで。

    私も過去に、様々な分野の人を叫ばせてきたが
    ここんとこ一番多いのが、PCのトラブルである。
    (いや、ほとんどは、“PC” のトラブルじゃなく
     “私” のトラブルらしいんだがな)

    つい最近あった話。
    (多分、読んでてもよくわからんと思うが、それはしょうがない。
     だって書いてる私自身がわかってねえんだもん。)

    歴史に関しては、まず正確さを重視しなくては、と
    立派な責任感を背負い、ネットで調べ物をするので
    普段は見ない、あらゆるサイトを見なくてはならない。
    が、何かわからん現象がよく起こる。

    そこで、PCに詳しい知人に相談をした。

    「普通のサイトはHPビルダーで作ってるじゃん。
     でも中にはエクセル? ワード? 何かわからんけど
     それで打って、そのまま載せてるとこがあってさ
     そういうサイトを開くと、何か質問ウィンドウが出るんだよ。
     英語だから読めないけど、アップデートみたいなん?
     それ、どうすべきと思う?」

    知人、しばらく無言の後
    「言ってる事がまったくわからないんですが・・・」

    「えーとね、頭がAで、最後がX。 そういうソフトない?」
    「○○ (忘れた) ですか?」
    「覚えてない。 一回キャンセル押したら
     そのサイトじゃ、もう出てこなくなったし
     どこのサイトに行けば出るのかもわからんのよ」
     
    「○○だったら、アップデートして良いんじゃないですかねえ。
     今、私、忙しいんで見てあげられないんですよ。」
    「わかった。 アップデートしてみる。」
    「入っているソフトは、プログラムのとこで開いて
     アップデートができますからね。」
    「うん。 (内心、え? そうなんだ!!! と、驚愕)」

    というやり取りの後、プログラムを開いて
    Aで始まるソフトをアップデートした。
    (・・・した、と思うんだが
     いじくったら、そのソフトが消えてしもうた)

    その後、調べ物続行のため、サイトに再び行ったら
    まったく表示されなくなってしまっていた。

    ああーーー? と、ムカつきつつ
    再び知人に詳細 (← ・・・) を説明するが、通じず
    何かえれえ仕事が忙しそうなのに
    夜遅くにほんと申し訳なかったんだが、親切にも見てくれた。

    でも、登場から既にとてもイラ立っているようで
    「まず、エクセルでできてるって、あんたが言い張ってる
     サイトはどこですか?」 と、やたら恐い。

    「えーと、ここ・・・」 と、オドオド見せたら
    「これは×× (忘れた) で、エクセルじゃありません!」
    (注: 以下の○とか△とかは、正式名を覚えてないので代用ね)

    何を細かい事を・・・・・
    まったく、理系はファジーを許さねえんだよな、と
    腹の底で逆切れしつつ、大人しく説明を聞く。

    「××のページが表示されないのなら
     △△ですね。 ○○のソフトは関係ないですよ。
     あしゅらさん、一体何をやらかしたんですか?」

    「Aで始まるのが、ここらへんにあったんで、それを開いて
     UPDATE何とか?、ってのを、探して実行して
     四角枠に、点線の内枠が付いてるとこを
     クリックして行ったら、なくなった。」

    「・・・・・・・・」

    知人は私無視で、無言で何かをしばらく調べていたが
    「GO BACKをしましょう」 と、言われ
    「あ、それ、まずい、今日の作業消えたら困る。」 と、答えたら
    「あのですね、確かに△△をアップデートしてるんですが
     英語版をしてるんですよ、日本語版があるのに。」

    ええーーー? それ、私のせいかあ?

    「アンインストールできないの?」
    「できますよ、できますけどね、手間が倍になりますよね?」

    と、やってくれはしたが、えれえグチグチと言われた。

    「Aで始まってXで終わるって言ってたけど
     そもそも、このソフトはXで終わってないですよね?」
    「でも、問題はこのソフトなんだろ?」
    「そうですよ」
    「じゃ、結局は正解してるんじゃーん。
     Aで始まるってのも合ってたわけじゃん。
     そんだけでも当たってたのは凄くねえ?」 
    「凄くないですよ、Aで始まるソフトなんていくつもあります。」

    「大体さ、私の言ってる事って、微妙に当たってねえ?
     このページをエクセルって言うのも、言われてみりゃ
     知らないヤツにはそう見えるって、わかるだろ?
     プロなら、そこを想像して聞けよ」
    「エクセルがどんなソフトか知ってるんですか?」
    「下に行って左にこう直角に曲がった矢印が出るやつ」
    「・・・ああ・・・そうですか・・・」

    この後、何故か無言で睨まれたので
    私もムッときて睨み返し、しばらく沈黙が続いた。

    「何か気になっても、もう自己判断でしないでくださいね。
     人に余計な手間を掛けさせる事になるんですからね!」
    と、今回の事は、すべて私が悪いとなったようなんだが
    私、普通にやっただけだと思わんかあ?

    その知人はPCに詳しいので、何かあったら頼るヤツで
    私的には、専用サポート係だと思っているのだが
    本人は迷惑みたいである。

    しかし、PCいじりが好きだし
    特に私のPCは性能が良く、“PCが可哀想” らしいし
    何より、私の訴えを放置していたら
    倍々プッシュで面倒ごとがデカくなって
    結局、自分にその巨大なしわ寄せがくるのを痛感してるそうなので
    (こういう事を本人に、ブチブチ小出しに言うのは
     ほんっっっと、失礼だと思うんだが)
    ブーブー文句を言いつつも、尻拭いをしてくれる。

    マジで感謝はしているのだが
    何か最初から私に対して、妙な投げ出し感があって
    (見下したように、冷徹にネチネチ言うし)
    とても感じが悪いので、あまり聞きたくないのだ。

    数日後に、「パソコンTVが観られん!」 と、再び騒ぎ出し
    またまたご足労をお掛けしてしまったのだが
    「これこそ、Aで始まってXで終わるソフトですねえ」
    と、前回の事を根に持ってるんか知らんが
    何かよくわからん事を、すんげえイヤミっぽく言われたさ。

    また私が原因とでも言いたいんかよ!
    本当に、私は何も触ってないぞ?

    で、この後、勧められたウィルス駆除ソフトのURLを
    「どう思う?」 と、送る。
    結果は、掲示板に書いた通り。

     :ノートンを買ったばかりで、
     :それも何故ノートンかっちゅうと、
     :あんたが “システムワークス” の機能を
     :何が何でも欲しがったせいで、
     :なのに何でまた新ソフトを、しかも英語のを、
     :自分だけでどうにかできる自信があるんですかい、
     :重いぐらい何ですかい、
     :私にゃあんたのトラブルが重いんですが

     :簡単に訳すると、こういう内容の怒声が返送されてきた・・・

    てか、私だって世話になりっ放しではない。
    そいつが知らない事とか聞いてきたら、きちんと教えている。

    イスラエルとアラブの関係とか、コーザノストラとか
    今の若い者は、世情をよく知らんのだよな
    何か、“ババアの知恵袋” 状態になってて不愉快。

    私の説明は丁寧で親切で、ちゃんと気持ちよく伝わるのに
    そいつのPCの説明になると (教え方が悪いとは言わんが)
    会話がまったく成り立たねえのが難点である。

    うーん・・・、単に気が合わないだけなんだろうか???

    とにかく、理系ってのは、ほんと扱いが難しいよな。

    親切で、丁寧で、わかりやすく、笑顔を絶やさず
    いつでも即行、駆けつけて来てくれる
    ボランティア専属サポート係、いねえかのお・・・。

  • マルチ化粧品にハマる心理

    マルチ商法の得意分野は、健康食品と化粧品。
    その理由は、「思い込みで効果がどうにでもなる」 からである。

    いや、ほんとこうなんだよ、美容ってのは。
    まともな商売をしているメーカーでも
    使用者をいかに “心理的に” 満足させるか、を重視して
    容器や香料、広告戦略を研究しているんだから。

    マルチ化粧品の勧誘をする人は大抵、こう言う。
    仕組みを理解していない場合 → 「うちはマルチではない」
    仕組みを理解している場合 → 「マルチは違法ではない」

    マルチとは、MLM (マルチレベルマーケティング) で
    元々は、まだ流通システムが確立していない時代に
    アメリカの広大な土地に散在する消費者のために
    発達した営業法だと言われている。

    この歴史があるために、マルチ商法の合法性が通り
    今では 「MLMとマルチとは違う」、などの意見もあり
    “マルチまがい商法” という言葉までできた。

    しかし、無理な勧誘に繋がるシステムは
    立派に法に問えるのである。

    勧誘を断りたい場合は、これを伝え
    「私は今、無理な勧誘を受けていると感じます。」
    と、はっきり言うのが良い。

    では、マルチ化粧品にハマる心理。

    マルチ販売の勧誘は、洗脳が基本。 宗教みたいなものだ。
    よってたかって説得し、その気にさせる。
    そのムチャクチャな話を信じ込むヤツが、ハマるのである。

    化粧品の場合は、早く言えば無知なヤツほどハマる。
    お手入れに無頓着だという証拠。
    だから力説されると鵜呑みにして、そのまま思い込む。

    マルチ化粧品を勧誘する場合に、よく使われる理論がある。
    資○堂などの国内大手化粧品を例に出して
    1.「原価数円の物を、何千円で売っている」
    2.「利益優先で、体に悪い物がいっぱい入っている」

    まず1、ケンカを売っとんのか?
    最初に誰が言い出したか知らんが
    化粧品の原価と販売価格の差に怒る愚か者、逆に問うぞ。

    「おめえの飲んでいるミネラルウォーターの原価はいくらだ?」

    答、0円。
    水が湧いている場所全部を、企業が所有している場合や
    自治体による徴収がある以外、誰でも湧き水はタダで汲める。

    1円も掛けずに、六甲に行っておいしい水を汲む事ができるか?
    できねえよな。 交通費、容器代が掛かる。

    化粧品の場合は、先駆者は成分の研究開発費が掛かる。
    特許を取ったとしても、独占できるのは5年 (だったはず)。
    5年後には、他の企業が自由に使えるのだ。
    当然、研究開発をしていないから、もっと安くで配合できる。

    それプラス、歴史。
    その会社が顧客を得るためには、研究開発と共に
    さまざまな対応、販売員教育、広告戦略を積み重ねてきている。
    ブランドの真の価値、価格は、信用なのである。

    これらすべてに、人の手が掛かっている。
    人の手が掛かれば掛かるほど、値段も高くなるのは当たり前。

    つまり、“ほとんどの消費行為は、人件費を払う事” なのだ。
    これがわからない内は、1円も出すな、大バカ者!!

    2なんか、もう憤死させるつもりか、って感じ。

    どこよりも利益優先はおめえの会社だろ。
    契約金や入会金など、大手化粧品会社は取らんぞ。

    “体に悪いもの” と言うけど
    これを言い始めたら、化粧品は使えない。
    皮膚科の塗り薬も、石油由来のワセリンが基材なのでダメだな。

    大手化粧品メーカーは売れている分、データが豊富に集まり
    購入者を人体実験に使っているようなものである。
    歴史の浅い新参メーカーより、よっぽど安心だろう。

    てか、「安全性」 とか言って、他社を非難している会社ほど
    成分表を見ると、ロクでもねえ物が入ってるんだよな。

    化粧品の価格と品質の話になると、えれえ長くなるので割愛する。
    (目の前でのうのうと言うなら、何時間でも説教しちゃるぞ)

    ただひとつだけ断言する。

    他社を非難して自社を勧めるメーカーに、まともなとこはない!

    マルチ化粧品にはまるヤツは
    たとえ、そのメーカーの商品を使うのをやめても
    また似たようなメーカーを渡り歩く事が多い。

    マルチ化粧品会社ってのは
    どこも同じような売り文句を唱えるからなのだろう。
    よほど根強く洗脳されているんだろうな。
    “普通” の化粧品に戻れないみたいだ。

    「私は商品を購入するだけだから」
    というのは、何の言い訳にもならない。
    商品を買うだけで、マルチに加担している事になるんだぞ。
    (買った事がある私も同罪です、すいません。
     詳細は、下にリンクがありますので、そこを。)

    「製品は良いから」
    これは、その製品が自分の肌に合うだけの話で
    普通に販売されている製品で、同じように合うものは必ずある。

    はっきり言う。
    市販されている化粧品で、突出した物などない。
    どれも一長一短。

    ただし、ぼったくりは確かにある。
    が、本人がそれで満足し
    被害者が出てない場合は、おめでたいだけ。

    マルチは、販売方法のせいで被害者が必ずいるから
    関わらないようにしてください、って事。

    化粧品に限らず、妙な売り方をする製品を
    わざわざ買う必要はまったくない。

    多数のメーカーから自由に選べる状態で買ってほしい。

    関連記事
    カテゴリー 「事件・犯罪」 の “ねずみ講とマルチ商法の違い”
    カテゴリー 「自画自賛美容」 の “マルチ化粧品体験談”

  • ねずみ講とマルチ商法の違い

    最近また、大掛かりに騙されてる大学生とかいたりして
    案外知らないヤツがいるんかな、と心配なので、簡単に解説する。

    詐欺関係は詳しいので、任せんかーーーい!
    ほーほほほほほほ
    (今回は自賛の機会がないので
     前置きで無意味に勝ち誇っとく。 なんて計画的ーーー)

    ねずみ講が社会問題になったのは、何といっても
    1970年代に表面化した、熊本発の “天下一家の会” 。
    (私がまだ熊本在住していた頃は
     市内の本部や、阿蘇に御殿の残骸があった)

    全国に被害者続出で
    ねずみ講禁止法 (無限連鎖講防止法) まで
    発令された大事件だったのだ。

    ねずみ講のシステムを簡単に説明する。
    (注: 金額、人数など、全部仮定)

    入会金1万円を本部に納め、自分より上の会員5人にも1万円払う。
    自分が勧誘した人からは、自分も1万円もらえるので
    元を取るためだけには、最低6人を勧誘しなければならない。

    この問題は、こうやって5~6人に勧誘していくと
    10代目ぐらいだったっけ? で、日本の人口を上回るのだ。
    (私に計算させるな!)

    日本の人口には乳幼児もいるので、もっと早くに破綻するわけで
    損をする人が続出するのである。

    この会員の増え方が、ねずみの繁殖に例えられ
    “ねずみ講” と称されるのである。

    繁殖じゃ、ゴキブリのが凄いと思うんだが
    あえて哺乳類にするなど、日本のネーミングはヌルいよな。

    では、マルチ商法は?

    無限連鎖講防止法ができたので、金銭のみのねずみ講は即、違法。
    そこで、ねずみ講のシステムに、商品や権利を絡めて
    「れっきとした商売だ」 と、言い張るのである。

    更に最近は、システムも複雑になり、入会金額も上がり
    しかも商品が絡むので、在庫も抱えるハメになり
    そりゃもう、おおごとになってしまう。

    私の得意分野、化粧品で解説する。 (注: 全部、仮定の話)

    勧誘されて、本部に契約料50万を払い、代理店になる。
    その内の10万は、自分を勧誘した人に入る。

    これで自分も、この化粧品を売る権利を得る。
    化粧品は “卸値” で、安く購入でき
    それを売って商売をできるのである。

    だが、1万円の化粧品を卸値8000円で買い
    売っても、利益は1個あたり2000円。
    代理店契約料の元を取るのすら難しい。

    そこで、代理店になる人を勧誘したら
    代理店契約料の10万が自分に入り、手っ取り早いので
    自分の下に代理店を増やそうとする。

    しかも、下の人が買う化粧品の卸値8000円の内の
    いくらかが自分に入るというシステムがあったりした場合は
    余計に、ちまちま化粧品を売るよりラクである。

    こうやって、化粧品自体を売るより
    代理店勧誘をする方に熱中していくのである。

    これでは、ねずみ講と本質は変わらない。
    化粧品は消耗品だけど、代理店契約をする人には限りがあるので
    破綻する人が続出になるのは、わかりきった事である。

    本部は、この問題点の責任逃れをしたいので
    “化粧品の販売” を本来の目的として、形付けるために
    代理店にノルマを設け、化粧品を大量に買わせる。
    契約料 + 在庫抱えで、余計に会員は苦しくなる。

    このいらん在庫抱えの赤字を埋めようと
    会員はより一層、代理店契約の勧誘に必死になる。

    問題が起こった時の、本部の言い訳はいつも
    「一部の会員が悪質な販売を行っているようですが
     我が社は “化粧品販売” を目的としており・・・」 だ。

    システムを聞くと、何故こんな商売に乗る気になるのか
    不思議でしょうがないだろう。
    引っ掛かって損をするのは、仕組みを知らない人。

    逆に言うと、仕組みを知っている人は
    「商品に魅力があるなら、2代目までは確実に儲かる」
    と、気付いている。

    自分が直接勧誘する3代目までは、何とか持つので
    恨みを買うリスクも減るって目論み。

    いずれにしても、純粋に商売として考えるなら
    リスクがデカい割には、そんなにラクな仕事でもないし
    人間関係に商売を持ち込むヤツは、激しく軽蔑されるので
    “正気の人間” には、まったく割に合わない仕事である。

    はっきり言うと、マルチなどする時点で、そいつはどっかおかしい。
    無知だったとか、一時的にトチ狂っていたとか、事情は色々だろうが
    猛省しないと、通常の社会生活を送るのは難しいぜ。

    副業とか軽い気持ちで手を出すから、痛い目に遭う。
    世の中、おいしい仕事ってのはない。 甘い夢を見るな。

    真剣に信じていたヤツは、宗教に騙される危険性も大きい。
    自分は自業自得でしょうがないが、周囲の人間に凄え迷惑なので
    何かをする時には、とりあえずとにかく必ず、誰かに相談。
    絶対に、自分の考えのみで動くな!
    自分のその思考自体が、リスクだと自覚するのが第一歩。

    ・「今すぐ決めないと」 などと
      即断を促すお得な話は、まともな商売じゃない。
    ・友人知人関係には、契約を持ち込まない。

    このふたつだけは覚えておいてほしい。

    マルチ販売の商品の移り変わりは多々あれど
    健康食品と化粧品は、いつの時代も安定して存在する。

    その理由は明日 「マルチ化粧品にはまる心理」 で。

  • このHPは秘密

    リアルでの友人知人には、このHPの存在を秘密にしている。
    私がネットをやってる事すら知らないヤツがほとんど。

    「潜伏」 に私の周囲で起きた事を書いているからだ。
    本人の承諾なしに暴露しているので、バレたらとても恐いw

    と、まあ、最初の理由はそれだったのだが
    日記を書き始め、ブログを書き始めて
    少々、切実な事情に変わってきた。

    私はネットとリアルの人格が違う!
    最近、これに気付いてきたのである。

    ブログや掲示板で書いてるような内容は
    リアルでも言っているので問題はない。
    内容的には、違いはまったくない。

    ジダン頭突き事件の記事を例えに出すと
    F1の “ウジケラ” 事件があったので
    実に細心の注意をはらった。

    わざわざ、ジダンとマテラッティの名前を検索して
    正しい名前をメモしてまで書いた。
    万全の構えで、隙まったくなし。

    ところが、いらん見栄のために出した
    ロナウジーニョの名前を間違えてしもうた。
    ロナウジーニョもロナウジーニャも大嫌いになったぜ!
    (おう! 逆恨み上等!!)

    余談だが、この後、知人に頭突き事件の熱弁を奮い
    マテラッティを “マラセッティ” と連呼し
    その度に指摘を受け、ちょっと沈み込んだら、その知人が
    「気にする事ないよ、子供なんか
     エレベーターを “エベレーター” って覚えたりするじゃん。」
    と、フォローを入れてくれたお陰で、余計に情けなくなり
    「そりゃどこのバカガキの話だよ!
     私はそこまでバカじゃねえ!!
     てか、おめえもいちいち指摘するなよ
     話が通じるならそれでいいじゃねえか」
    と、逆切れしてしまった。

    「でもあんた、指摘しないと、後で恥かいて怒るじゃん」
    と、きっちり反撃をくらって、ギャフンと言わされたがな。

    いや、人の名前を覚えられないのは
    周知の欠点だから、それはいいんだ。 (良くねえよ!)
    問題は、ネットとリアルとでの私に、差がありすぎる事だ。

    ブログや掲示板の私の文章は、バカっぽすぎる!
    これじゃ、読む人に、すんげえ頭の弱い
    おっちょこちょいなヤツって印象を与えてしまう。

    リアルでの私は、上品で落ち着いていて知的な女性なのだ。
    なのに、同じ事を言っても、文字にすると何でこうなるんだ?

    「不思議で不思議でしょうがない」 と
    私がHPを持っている事だけは知っている友人に訴えたら
    「そこまで自分を褒めるかあ?」 と
    論点とは違う部分を突っ込まれて、とてもイラつかされた。

    「じゃ、おめえは私が、下品で落ち着きのないバカだと
     思っているんか?」 と、怒とうの勢いで責めたぜ。

    結果的には、友人も賛同してくれたさ。
    友人は私を、ちゃんと評価してくれている!

    そこまで言うのなら、URLを教えろと言われたが固辞した。
    だってリアルでまで、バカ疑惑を持たれたくねえもん。
    ・・・その友人の事もバリバリ書いてるし・・・。

    私が一番悩むのは
    HPを見ている人を裏切っているんじゃないか? という事だ。

    皆、ごめん。
    実は私はリアルでは、すげえしっかりしていて
    ついうっかり尊敬されてもおかしくないような
    聡明でしとやかな女性なんだよーーー。

  • 実は読めません

    近代史シリーズを書くのに、思いがけない2大大変があった。

    ひとつ目は、書いていて、自分の価値観と
    真っ向から向き合わざるを得なかった事だ。

    これって、むちゃくちゃ拷問だよなー。
    「これで正しいんだろうか?」 と、何度も迷って
    あげくが 「私って、ドバカ?」 など、落ち込まされる。
    アップした後も、消そうか悩んだり。

    (こんな事を書くと、えれえ繊細っぽく見えるだろうが
     そうじゃなく、単なる腰抜けだからな?)

    これをどう乗り越えたのかと言うと
    「しょせん “私” だしー、てへへ」 という開き直り。
    女って、ほんとこういうとこ図々しいぜ。

    もいっちょの辛さは、事実の確認作業。

    大昔に読んだ本の内容など、ほとんど覚えてなく
    断片的なキーワードで、えれえ遠回りな検索をし
    自分の思い込みによる間違いはないかを、チェックしつつ
    年表を見ながら、要点だけを書き出していく。

    こうやって、改めて確認し直すと
    明治維新から太平洋戦争終戦まで
    「おまえら一体どんだけ戦争してんだよ!!」 と
    暴れ出したくなるほど、膨大なバトルの数々。

    すまん、チャーチルじゃねえが、ナメていた・・・。
    “近代史5” や “愛国心” のとこの、感情むき出し論は
    この時の怒りの八つ当たりもある。

    年表を開いて、ズラッと並ぶ事変に
    「ああー? 今度は誰と誰がもめてんだよー?」 と
    読んでいて、ほんっっっとイライラしてくるんだ。

    この時代って世界中キ○ガイだらけか? と、呆れたが
    今の世界も、あちこちで実際に戦争をしているので
    危うさ的には、そう違いはないのかも知れない。

    さて、こんぐらいの作業で、何が大変だったかと力説するには
    ちょっと恥ずかしいカミングアウトになってしまう。

    実は私は文字は読めるのだが、文章が読めないのである。

    短文は読めるのだが、行と行の隙間がない長文になると
    脳が文字としてではなく、ひとつの画像として捉えるのか
    おそらく、文字を “見て” いるだけになるような気がする。

    1.「あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと
       なにぬねのはひふへほまみむめも」

    2.「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、たちつてと

       なにぬねの、はひふへほ、まみむめも」

    2は読めるが、1は無理。

    自分が書いてる “潜伏” も、はっきり言って読みにくいんだが
    行間の設定ができないので、途方に暮れている。
    ブログはぷらちのお陰で、快適に読めるよ、ありがとうーーー。

    情報収集が趣味なので本はよく読むが
    その読み方が上手くできない。

    見開き2ページを真横に読み、何が書いてあるのかがわからず
    もう一度ゆっくりと、文字を辿って読もうとするが
    どうしても真横に読んでしまう。

    これを数度繰り返して
    内容が脳のどこかに入ったかな、と思ったら
    次のページをめくる、といった感じ。
    ページによっては、かなりの回数が掛かる。

    これに掛かる時間は、ごくわずかなので
    ぱっと見、周囲には普通に読んでいるように見える。

    これを人に言った事はない。
    まるっきり普通だと思っていたからである。
    人に目の動きを指摘されて、初めて気付いた。

    私の文章は、不自然なほど多くの句読点、改行、段空け、空間
    ひらがなカタカナ漢字の使用不使用、という
    文法的には大間違いな特徴があるが
    これは 「読みやすいように」 との配慮からである。

    だが、最近気付いたんだが、“読む人が” じゃなく
    “自分が” 読めないからなのだ。

    ところが、ほとんどのサイトは
    (当然だが) まともな文章なのだ。
    これでは私には、読む事が困難である。
    だから、よそのブログなども滅多に読みに行かない。
    理解するのに、ものすごく頭を使わにゃならんから。

    今回の近代史の調べ物は、私にとって拷問だった。
    知りたい事のページを開くと、文字がガーッと並んでいる。

    何でこう、どこも改行なしでビッシリ書くんだよーーー。

    とりあえず全部読もうとするが、脳が混乱している上に
    モニターが発光してるので、目が疲れて、もお・・・。
    (画面の光度を目一杯下げ、文字サイズを大にして
     1mぐらい離れて見ているんだ)

    反転させたりして、何とかこなしたが
    ほんと、誰かが横でジェスチャーで伝えてくれんかな、と
    心の奥底から、切実に願ったぜ・・・・・。

    毎日、途方もない長文を書いているヤツが
    まさか 「文章が読めない」 など、信じられんだろう?

    自分でもネットを始めてから、やっと気付いたんだが
    子供時代を思い返すと、心当たりが大あり!

    トム・クルーズが、文字を読めない病気だと聞いて
    そりゃ大変だなあ、と思っていたんだが
    実は自分も、結構大変な状況だったとは!

    こういう、気の毒そうな内容を書くと、皆、ひくだろうが
    私相手に、今更何をフツーの反応をしてるんやら、と思うから
    恥さらしかも知れんが、あっさり書いたぜ。

  • 愛国心

    注:近代史シリーズの締めくくりのはずが
      この記事は、私の主義主張私利私欲丸出しです。

    何か最近、愛国心という言葉をよく聞く。
    愛国心とは、まさに文字通り “国を愛する心”。

    だが、私が考える愛国心とは
    “自分の生きるこの地に誇りを持つ” という意味。

    人間に一番大切なのは、正しい誇りだと思う。
    モラルに誇りがないから、万引きをする
    立場に誇りがないから、イジメに加担する
    仕事に誇りがないから、横領をする
    社会的に誇りがないから、犯罪に走る
    すべての悪行の基底には、“誇りのなさ” という原因がある。

    自分勝手な誇りだけで、よその国にちょっかいを出して
    迷惑を掛けている国も多いのに
    パシリ扱いの国だと、いくら正論を唱えても、誰も耳を貸さない。

    国民に支えられて初めて、国は存在を認められる。
    誇りを持たない国は、世界で相手にされない。
    真に世界の平和を望むのなら、まず自分の国を強化すべきだ。

    愛国心は、国の維持には欠かせない。

    ところが、日本への “愛国心” は
    すぐ、右派や軍国主義に取られる。
    誇りを持つ人が国を作り、その国を愛するのは当たり前なのに。

    国に誇りを持てない理由のひとつに、敗戦教育がある。

    カラーピープルなら誰も逆らえないはずの、白人に逆らい
    欧米のアジア植民地化を、阻止しようとした日本。

    太平洋戦争は、仕掛けられた人種差別戦争だったのだ。

    戦後、GHQは日本人に洗脳教育をした。
    いわば “治療” だな。
    これはアメリカ側から考えれば、正解だと思う。

    日本人の特性は、和を重んじるがために
    黙ってギリギリまで、我慢して我慢して我慢して
    限界を突破したら、いきなりブチ切れる。
    こんなヤツ、危なくてしょうがねえ。

    (皮肉な事に、戦後の欧米教育のおかげで
     今は、途中で控えめに意見を言えるようにはなったが
     それでもこの性質は消えてはいない。)

    この敗戦教育が今でも根強く残っている。
    負けたから、悪人だと思い込まされている。
    国民はいつまでも反省し続ける。

    一体いつまで日本は敗戦を背負っていかなきゃならないんだ?
    争い事は、必ず双方に言い分がある。
    世界レベルで、当時の歴史を見てみたら
    決して、日本のみを責めて済む状況ではない。

    いや、永遠に追求され続けなくてはならない、と言うのなら
    日本も元寇を憎み続けていいのか?
    東京大空襲や原爆の補償をせびるか?

    それどころか、やってもいない事でも
    これを言われ続けているのが、今の日本なのだ。

    戦後補償など、形を変えてやってるぞ。
    形を変えさせられたせいで、いつまでもねだられている。
    てか、何の補償だよ、と聞きてえよ。

    「アジアで一致団結して戦おう」 という日本の提案を
    「うちの属国のおまえが何故仕切る」 と、蹴ったのは中国だ。

    戦争をした日本も、バカ決定で構わん。
    しかし、あの時代のあの情勢で、他にどうしろと?

    あの時代は、世界中が戦争を満喫していた。
    まさに戦国の世である。

    発達した技術を武器に、白人が世界中を乗っ取ろうと
    侵略しまくったのが、あの乱世の始まりである。

    彼らが植民地に狙ったのは、後進国の有色人種の国ばかり。
    だが日本は、他国を尊重し独立を支援した。

    この違いを見ると、日本は元々差別意識の少ない国だとわかる。
    逆に、四方八方から差別されまくっていた事もわかる。

    当時の日本は、資源不足の島国であるために弱かった。
    今の日本は、敗戦国の歴史を引きずり弱い。

    もし、奴隷になれと言われたら、今ならそれでもいいか?
    日本という国がなくなっても、もう諦めが付くか?

    二度と戦争を起こしたくないのなら
    近代史を、もう一度学び直すべきである。
    (“歴史は繰り返す” と思えて、現在の世界情勢が恐くなるぞ)
    そういう意味で、過去の戦争を忘れてはならない。

    日本は、国民が愛するにふさわしい国だった。
    これを非難するのなら、過去の歴史上
    世界中どこにも賞賛される国などない。

    「勝てば官軍 負ければ賊軍」
    何をしても勝ちさえすればいいのか? という話になる。

    何故、日本人だけが祖国を誇ってはいけないのか?

    私も何の疑問もなく、「日本が戦争を起こしたんだー?」
    ぐらいにしか、認識していなかった。

    だが、TVで従軍慰安婦問題をしきりに放映しているのを観て
    ふと、ものすごい違和感を感じた。
    「これが本当なら、まずは韓国国内での問題じゃないのか?
     何故いきなり、日本に持ってくる?」
    こう思ったのは、韓国と日本が国交を結んでいたから。

    そこで初めて、当時の歴史を調べようと
    賛否両論、さまざまな本を買って読んだ。

    報道を否定するなら、本だって怪しい。
    信じるのは、自分の判断だけだ。

    私の支持する基準は、感情は排除し
    事実を冷静に立証できてると思えるもの。
    そうやって何冊も読んでいった結果
    歴史は歪められている、という結論に至った。

    私の話に、ソースはないに等しい。
    当時読んだ本は全部、売っちゃったのだ。

    どの本を読んだか、何年に何があったか
    詳しい事は、すっかり忘れてしまっている。
    ただ、脳内でその情報を分析し、取捨した結果しか残ってないので
    きちんと説明はできない事が多い。

    こういうヤツの言う事など、誰も真には受けないし
    人間ってのは、一度思い込んだ事はなかなか見直さない。

    まず、自分自身が迷いを持たないと
    わざわざ調べて考えようなど、思わないから。
    それをしてやっと、洗脳から解けるのだ。

    だから私は時々こういう場で書いて、疑問の種をバラ撒くだけ。
    1粒でも芽吹くのを願って。

    国を憂えて、真の平和を願うのなら
    報道や、(特に) 私の言ってる事を鵜呑みにせず
    色んな資料や文献で調べてほしい。

    私の場合は、日本擁護の考えになったが
    今後も勉強していくので
    今の意見が、どう変わっていくかはわからない。

    多分、調べても調べても、真実は見つからないのかも。
    そこで立ち止まらなければ、その時その時の自分の意見が
    “真実” で良いんじゃないのかな。

    常識と信じていた事に疑問を持った事
    報道に違和感を感じた事
    問題によっては、国と個人と分けて考えなければならない事
    物事はすべて、世界規模で見る事

    これらに気付いた事は、私の誇りになっている。

    私は、彼らの子孫である事に、日本人である事に誇りを持つ。

    関連記事
     <カテゴリー “歴史”
      (サルが語る近代史 1~5、昭和天皇の戦争責任など)

  • 昭和天皇の戦争責任

     <毎度おなじみの前置き。
      私は、敬語も使えん日本語が不自由な激バカ者ですが
      不敬の気持ちはありませんので、何とぞご容赦ください>

    昭和天皇に戦争責任はあるか?

    昭和天皇大好きの私だが、この答は 「YES」 である。

    明治維新によって、統治権は徳川幕府から朝廷に返上された。
    これが “王政復古” である。
    簡単に言えば、日本は王統治国になったわけだ。

    終戦以降は、「君臨せども統治せず」 のイギリスに似た
    立憲君主制 (国のトップでも、法によって制限を受ける)
    みたいなシステムになった。

    昭和天皇は平和主義者であった。
    研究対象に生物学を選んだのは
    「誰も傷つけず、何の思想にも関係がないから」
    というのが理由だったらしい。

    話ベタで、「あ、そう」 が口癖。
    自分の意見を公で言う事を嫌い、感情も表現する事はなかった。

    昭和天皇が自分の意思で行動したのは、生涯で二度だけだという。
    2.26事件と、終戦の時のマッカーサー訪問。

    2.26事件とは、2月26日に起きたクーデターの事。
    天皇を中心とした政治を望む、陸軍将校らが
    大臣らを殺害し、“昭和維新” を訴えた事件である。

    これを聞いた昭和天皇は大激怒をした。
    「朕の臣下を殺すとは何事だ!
     朕自らが兵を引き、成敗する!」

    普段、感情をあらわにしない昭和天皇の激怒に
    反乱軍の処罰は非常に厳しいものとなった。

    昭和天皇は、「自分が怒ったために、若い者を死刑にしてしまった
    彼らもまた国を想う民であったのに」
    と、この時の事をずっと悔いていたという。

    これ以来、昭和天皇は以前にも増して
    自分の言動に気を遣うようになった。

    こういうお方だったので、戦争には反対であった。
    御前会議では常に 「和平の道はないのか」 と質問した。

    戦時中は、日本の勝利を願ったが
    それは戦争終結の望みであったと思われる。

    「朕の名を呼びながら、民が皆死んでいく」
    と、つぶやいた事もあったと、側近が語っていた。

    昭和天皇が崩御された時、涙が出た。
    一平民が畏れ多い事かも知れないけど
    このお方の人生は、とても辛いものだったと思えるからだ。

    自分の名とともに万歳を叫ばれて
    皆が死んでいくなど、誰が耐えられるだろう。
    トップとヒラでは感覚も違うだろうが
    それでも辛いものは辛いであろう。

    終戦時に昭和天皇は内心、自決を望んでいたという。
    歴史上、負けておめおめと生き延びるなどできない。

    だが敗戦後の混乱した日本で
    天皇がそれをしたら、益々国民が希望を失う。
    だから、あえて生き恥を晒す事に甘んじた。

    これでも昭和天皇に戦争責任があると思うか?

    あると思う。
    それは、天皇が国の頂点だからだ。

    この “戦争責任” というのは、他国にではなく
    日本の国民に対してだけである。

    他国に対しての戦争責任と言うのなら、日本国民全員がある。
    よって私は、“戦犯” なども認めない。

    天皇は統治はしてなくとも、君臨をしている。
    政府が天皇の名において決定した事項でも
    名を使われる側にも、責任は必ずある。

    何かあった場合に、責任を取るのがトップの役目である。
    それは天皇ご自身が、重々承知していた事だと思う。
    事実、昭和天皇はそれを果たそうとした。
    だから国民は戦後も、天皇を敬愛したのである。

    たとえ今、何かあったとしても、私は今上天皇に責任を問う。
    そのための皇室システムであり
    皇族はそういう教育を受けて、覚悟をしていると信じている。

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    < 祝・紀子様ご懐妊
    < カテゴリー “歴史”