• 紫外線と目の疲れ

    部屋の模様替えをしてから、窓に向かって座る配置になった。
    窓から直射日光が入ってくるわけでもないのに
    窓方面がやたら眩しく、とても目が疲れるのである。

    帰省の時に飛行機に乗って
    窓際から雲の海を眺めるのが好きなのだが
    この前やたら目が痛くなり、涙がボロボロ出て
    一体どうした事かと思ったら、高度が高いならより太陽に近く
    紫外線も赤外線も地上の比ではないとやっと気付き
    今度から通路側に座ろうと決心をしたもんだ。

    慌ててUVカットサングラスをしたが
    大阪行きの飛行機の中である。
    とても悲しい別れをした後の女みたいになってしまって
    かなり恥ずかしかった。

    記憶があいまいで説明はできないが、紫外線はかなり目に悪いらしい。
    最近、目が疲れる事が多いのだが
    疲れ目のせいか、紫外線の悪さがてきめんに効く。

    目から入ってくる紫外線を脳が察知して
    「紫外線がいっぱいだから、肌ガード隊出動して」 と
    皮膚内部でメラニンが作られるという弊害もある。

    紫外線に当たる事によって人体内部で製造できるビタミンB1は
    昔の粗食では摂取しにくく
    V.B1欠乏は脚気という病気を引き起こすので
    「陽に当たらないと病気になる」 と言われていたのである。

    今や、日光=紫外線 で、紫外線は百害あって一利なしだが
    それでも明るい部屋で暮らしたい。

    映画などでは、アメリカ人の部屋って間接照明重視なんか
    決まってえれえ薄暗くて、あんな部屋にいたら
    そりゃ連続殺人鬼にも狙われるわ、と、思う。

    バテレンは陰気臭えもんだ、と、小馬鹿にしていたが
    何と、うちの兄がそのタイプなのだ。

    「何で天井の照明を点けないの?」 と、聞いたら
    「眩しいだろう」
    「ええ?」 だが、兄は突っ込んで聞けないオーラの持ち主なのだ。
    煌々とした部屋が好きな私には、間接照明の価値はわからずじまい。

    そんな私も、さすがにレースのカーテンを閉めるようになった。
    空が眩しいのもあるが、もいっちょ、とても眩しい物があるのだ。

    空き地の向こうに家があって、そこの裏手が窓から見えるのだが
    1本だけ、ゴールド何とかとか言う木を植えている。
    高さ2mぐらいで細長く、明るい黄緑色の杉?っぽい木である。

    その木は何の問題もなかった。 ・・・今までは。

    さっき気付いたんだが、せん定 (刈り込んで形を整える) したようで
    それがすんげえ素人技でガタガタなのも
    下から刈り込んでいって、途中で面倒くさくなってやめたらしいのも
    個人の所有物だから一向に構わん。

    だか、道やそこん家から見てもわからんかも知れんが
    私の窓の角度から見ると、その中途半端に刈り込んだ木の形は
    まぎれもなくチ○コなのだ。

    しかも、ガタガタでいい加減なせん定なのに
    何ちゅうか、根元から先っぽまでの太さの変化とか、妙にリアルで
    男根信仰でもやってんのか? 何かのセクハラのつもりか?
    それとも単なるウケ狙いなのか?
    と、勘ぐってしまいたくなるほど、生々しい形態になっている。

    これだけなら目に付く度に、男祭でも思い出してりゃ済む話だが
    季節のせいか、そのゴールド何たらの先っぽに
    日光が見事に反射して、うちの部屋めがけてレフ板状態に。

    “ゴールド” って名はダテじゃねえなあ、と
    命名者を尊敬しつつ、カーテンを引いたさ。

    何でこうヘンな事ばかり起きるんだろうなあ。
    ああ・・・目が痛い・・・。

  • ペット可

    うちのマンションがペット可になってから
    ほとんどの部屋が埋まったようだ。

    しかし不思議な事に、実際にペットを飼っているのは
    隣の部屋だけのような気がする。

    またこの隣の犬がよくわめく。

    声だけで判断するに、ウェルシュ・コーギーぐらいの大きさの犬だろう。
    シーズーとかマルチーズ以上、柴犬以下のサイズだと予想。

    私は犬を愛する心優しい女性なので、犬の声は気にならない。
    キュイキュイキュイキュイと、噛むと笛音がするおもちゃを
    延々噛んでても、ギャウギャウとわめいても微笑ましく思うだけだ。

    ただ、私は大型犬好みで、小型犬は虫ぐらいにしか思ってないので
    まったく興味をそそられない。
    これがバウバウ吠えてたら、ベランダを乗り越えてでも覗くんだがなあ。

    その隣の住人は、多分夫婦で子供なしで
    奥さんを引越しの挨拶で一度見たきりなので、当然顔は覚えていない。

    夜12時頃に、奥さんの怒声が微かに聞こえ
    真夜中にケンカとは、うなされるぞお、と思っていたら

    「○○○○! (奥さんの怒鳴り声。 聞き取り不能)」
    「ギャウギャウギャウギャウ!!!」
    「××××! (奥さん)」
    「ギャギャギャギャウ!!!!!」

    夫婦喧嘩ではなく、犬とケンカorしつけであった。

    そう気付いた瞬間、過去のペット経験が脳裏に蘇り
    親友になれそうなほど親近感がわいたが
    よく聞くと、いちいち犬に口答えをされている。

    あんなチミったらしい犬に反撃をくらうとは情けない。
    そんなん一発ブチかまして体で覚えさせろ。
    あ、でも小型犬を思いっくそ殴ったら、あの世まで飛んでいきそうだし
    これだから小さい生き物は扱いにくいんだよ。

    もし、次に飼うなら、ドーベルマンだなあ。
    大型犬でも、あごがしっかりした犬は噛まれるとヤバいんで
    グレート・デンや、ピレニーズはダメ。
    でも、最近ブサイクなドン臭い犬もちょっと好みになってきたんで
    もう一度ゴールデン・レトリーバーもいいなあ。

    とか、死に前のように思い出の走馬灯を回していたが
    出てくる思い出が、ほとんどムカつく話でイライラし始め
    隣がいらん内輪揉めをするから、こっちが眠れんわ!
    と、逆恨みをしてあげた。

    しかし、ペット可とは、大家さんもえらいな決断をしたもんだ。
    床の傷は補修できても、柱はおおごとだし
    何より臭いはなかなか取れない。
    特に猫の臭いは犬の比ではないのである。

    と、これを書いてて、私も無性に何か飼いたくなってしまったが
    ハムスターはバカだし、フェレットは所詮イタチだし
    鳥は恩知らずだし、魚は食い物だし
    爬虫類は死んでいるも同然だし、大型犬以外に思い浮かばない。

    てか、何より、他生物を扶養できる財力がねえ!

    しゃあない、また奈良の鹿に会いにでも行くか。
    あいつら、神様の使いなんだと。
    奈良では鹿が高速道路に入っても、交通規制はされないんだと。
    起きて “当たり前” の事で、「ゆっくり走れ」 と
    電光掲示板で知らされるだけなんだと。
    でも、車で轢いたら逮捕されるんだと。

    奈良の鹿、奈良県民より地位が上なんじゃねえの?

  • ナチスドイツと現代日本

    また呆れられそうな題材を書こうとしているが
    もちろん、この問題に関しても、私の独断と偏見のみで
    ソースなし & こういう事を他に言ってるヤツ皆無。

    だから疑問がわいたら、自分で調査!
    んで、わかった事は私に親切に教えてあげる、と。
    この慈愛の精神が、ここを読むヤツの義務だ。

    私の思い込んでいるナチス思想の台頭の背景。

    当事のドイツは、政治的に混乱をしていて
    人々は日々の暮らしがもうちょっとラクになればいいな、と
    そこまで貧困とかにあえいでいたわけではなかった。

    そんな中、民衆の支持を得たいヒトラーは
    ゲルマン民族の優位性を説く事に着目する。
    その説の信憑性を高めるために、ユダヤ人を踏み台にする。

    ユダヤ人とは “ユダヤ教を信仰する人”。
    聖書では 「神の怒りに触れたために安住の地を失い
    数百年間放浪する運命を背負った民族」 である。
    現に彼らは祖国を持たず、各国にユダヤ人街を作って暮らしていた。

    放浪する民族は、財産を貨幣には頼らない。
    中国人は金に価値を持ち、ユダヤ人はダイヤモンドを財とした。

    その時代の貨幣の価値は、恐慌などの連発で安定せず
    結果、物質 (ダイヤ) を握るユダヤ人が財を成す。

    そして、放浪の民のもうひとつの性質、民族内助け合いシステムで
    ユダヤ人の平均財力はかなり底上げされていた。

    これで、その国の民衆と仲良くすれば摩擦は起きないのに
    こういう民族は決まって排他的で、集団で居住区を作り
    よそんちにいるくせに自分の主義主張だけを貫く。

    しかも 「他宗教の者はブタである」 みたいな事が経典に書かれている
    宗教民族だから、なお一層、強固なバリアを張る。

    こんなユダヤ人たちを、他のドイツ国民が苦々しく思わないわけがない。
    「あいつら、我々の国にいるのに協調性もなく利己的で
    なのに裕福で、一体どういうこったい!」 てなもんである。

    ここにヒトラーは目をつけた。
    国民全員の共通の敵を作れば、言い出した自分の支持率が上がるからだ。

    多分、予言成就をするために協力したユダヤ人もいると思う。
    聖書では、地を追われたユダヤ人たちは、数百年の内放浪し
    迫害され苦難に遭い、そしてやっと祖国を持てると書かれているからだ。
    (聖書にあったか、モーゼの逸話と混同してないか
     もう、ここらへんウロ覚えなんで真に受けんと検索検索!)

    もういっちょ捕捉。
    ユダヤ人には、アシュケナジーとスファラディといて
    スファラディは比較的温厚で善良だけど
    アシュケナジーは頑なで商売に容赦ないので金持ちで
    イスラム教で言えば原理主義者のように手に負えん、と、記憶している。

    そして、やってるうちにヒトラーが必要以上に舞い上がっちゃって
    ホロコースト (大量虐殺) が始まる・・・というわけだ。

    この話と現代日本に何の関係があるか?

    ユダヤ人迫害が起きる前のドイツと
    今の日本の現状には共通点があるんじゃないか? って言いたいのだ。

    融合性を持たない他民族が大勢居住している国は
    いつナチスドイツの二の舞になってもおかしくない、って事だ。

    歴史を教訓にするべき。
    悲劇を繰り返さないために。

  • 模様替えの罠

    土日に模様替えをしようと企んでいたんだが
    何のスイッチが入ったんか、思い立ったら辛抱たまらんで
    夕べの風呂上りに突然、始動してしもうた。
    (近所の人、ほんと騒音すんませんでした)

    何故、模様替えを考え始めたのかと言うと
    PCのモニターが他の光に反射して見難い位置にあったから。

    最初はそんだけの話で済むはずだったんだが
    数日熟考していたら、どんどん野望がふくれあがって
    最終的な計画は、部屋中の物を総移動にまでなってしまった。
    どこまでつけ上がるんだ、私の脳。

    PC関係だけでも、裏を見ると
    配線がグチャグチャしていて、目まいがするのに
    そこにTVやCD、ゲーム機器がダンゴになってて
    できる範囲で、たばねるコイルみたいなのとかを活用してるんだが
    どう見てもミミズ風呂と何ら変わらん。

    そういう秘境をかかえつつ、模様替えとは
    ファイトーいっぱーつ! より無謀なチャレンジャーだ。

    で、何とか夜中の2時までかかって
    当たり障りのない状態にまで持って行った。
    “改善” は無理で! 精一杯で “支障なく” だ。

    ところが、いざ新配置で生活をしてみると、色々と問題点が発覚。

    新配置に順応しにくいのは、細胞が老化してるって事でしょうがねえが
    一番の問題は、ムチャな配置にしたので、コードの長さに余裕がなく
    マウスを左手え操作せにゃならんくなった事だ。
    これ、致命的じゃねえかあ?

    あああああ、気付かなかったよーーーーー。
    脳内であれこれシュミレーションしてたくせに
    実際にPCを起動してから 「ウッッッ」・・・。

    でも、もう一回、大移動をする気にはなれん。

    TVを移動させようとグッと掴んだ途端
    爪がバキーーーッと折れたしー
    風呂上りにドタバタしてたせいか、せっかく治った風邪が再燃したしー
    何か体中あちこち痛いしー。
    (と、あーだこーだ言い訳しとるが
     実はもう二度と、こういう重労働はしたくないだけ)

    どうせキーボードは右手の人差し指だし
    マウスを左で握れば、ある意味完璧じゃねえか?
    よおし、PC界の千手観音を目指すぞ!

    ・・・その前に、ちょっと寝込む。 ゲホゲホ
    いっちょ何かすると3倍休むって?
    そーれーがー あしゅら仕様!

  • 女性の露出の心理

    胸の谷間だの尻の割れ目だの足だの、丸出しな格好をしているくせに
    見ると怒る女性っているよな。
    「見られたくないなら隠せ!」 と、こっちが怒りたいぐらいだが
    実はあの心理は、ちょっと理解できる。

    あっ、私の場合は、露出した服は
    見られてナンボだと割り切って着るので
    ジロジロ見られても、全然オッケー。
    それどころか、「見らんか、おら!」 と、逆セクハラの勢いで着るさ。

    露出しているのに、見ると怒る女性の心理、これは2通りある。

    まず、1つ目。
    「私はこんなに巨乳だという事を認識しといて。
     でも、見ていいのは認識する時のその1回だけね。
     その見方も、私が不愉快にならないように
     私に気付かれずに控えめに見て、心の中で賞賛してね。
     そして、私に対する評価にプラスしといて。」

    はいはい、まったく何様なんだか。
    でも、この心理は大抵の女性が持ち合わせているものである。

    女性の外見に対する価値は、人類全部がよってたかって確立したもの。
    美しければ、それを誇って見せびらかす気持ちになって当然。
    でも、それは 「キレイな私」 と認識してほしいためで
    決して自分の安売りではない、というプライドもあるのである。

    次、2つ目。
     これから会う人にアピールしたいだけで
     途中の通りすがりのヤツのためじゃない。
     関係ないんだから、ジロジロ見ないで。

    これはわかりやすいだろ?
    冠婚葬祭やパーティー会場に行く時
    更衣室でゆっくり着替えられない演劇関係者、コスプレイヤー
    ビジュアル系バンドのライブにキメて行く時などの
    行き来の公共交通機関内は針のむしろ!

    いつ自分も、非日常な格好のまま、日常に飛び込むハメになるか
    わからんので、見て見ぬ優しさを持ってあげようね。
    谷出し割れ出し末端部位見せの、下着も同然の格好をしている娘さん方も
    もしかして何か事情があるのかも知れんので、そっとしとこう。

    とはいえ、胸ボーーーンな巨乳が谷間を見せていると
    どうしてもそこに目が行ってしまうよなあ。
    私は女なので、ジッと見てもあまり支障はなくてラッキーだが
    周囲の男性たちは、ほんと可哀想だぜ。
    おめえもそういう格好を好んでしてるんだろうから
    ケチくさい事言わんと、見るぐらい許してやれよ、と、言ってあげたい。

    私は足とか尻の性的ありがたみはよくわからんかったのだが
    この前コンビニ前で、女子中学生数人がヤンキー座りをしていて
    短い制服でガニマタ座りだったので、股間丸見え。

    それを見越してか、中に黒いブルマ (って今でもあるのか?)
    っぽいのを履いて予防してたんだが (私もどこまで確認しとる)
    その時にやっと “スカートの中” の価値がわかった。

    その女子中学生たちのヤンキー座りは、前方から見ると
    伝統的な便所の落書きみたいな状態になってて
    折り曲げたふくらはぎと太ももの肉が波打ち
    そこにピッチリの黒パンがくいこみ、○○○が浮き彫りで
    「あああっ、見せパンだとしても、それかなりヤバい!」 と
    突進して、パーンとモザイクを貼りたくなったぜ。

    いやあ、男性ならあれは有料でも見たかろうーーーーーー。
    私ですら、保存のボタンを押すね。

    今の若い者は恥を知らない

    これはもう若くはない誰もが思っている事だろうが
    自分たちの若い頃も、結構な恥知らずだったのを覚えてねえんか?
    それとも、実際にキチンとしてたんか?

    私はかなり恥知らずだったぞ。
    だらしなく座ってたし、風でスカートがめくれても気にしなかったし
    今の平均的 (極端なのは論外) な女子高生たちと
    スタイルは違えど、性質は似たようなものだった。

    恥ってのは知恵で、知恵がついてくると自尊心が出てきて
    徐々に自分の姿勢を正すようになってくるんだ。
    (人並み外れたアホウなせいか、今でもちょっと恥知らずだが)

    自分がこうだからか、20代前半ぐらいまでのヤツは
    アホウな生き物だと、甘い目で見る。
    早く人間になれればいいね、って感じ。

    でも、世の人間は私よりは利口な気がするので
    そう心配もないだろう、と、楽観視しとるぜ。

    さて、次はババアのパンツの価値の見直しに挑戦しようかなw

  • 今年はこのまま梅雨入りかも・・・と天気予報で言ってた。
    えええ? エルニーニョーーーーーーーーーーッッッ!!!
    (念のため言っとくが、自分でも意味不明)

    関西は九州と比べて、雨が多い気がする。
    最近は九州並みにズワーーーッと降る事も多く
    温暖化か? と、ひそかに環境問題に心を傷めている。

    が、そんなシリアスな私は、持って数秒。
    今回は雨にまつわる思い出を搾り出そう。

    小学校の時、体育で水泳の授業がありプールに入っている時に
    突然の豪雨に見舞われた。

    普通ならそこで一時中止になるはずなんだが
    「どうせ濡れてるんだから」 と、教師おかまいなし。
    上下水攻めで、生徒たちは地獄を見つつ泳いでいた。

    そんな中、目の前の山に雷が落ちた。
    小さい雷だが、電光がピピピと走って
    皆 「おおお」 と、感動して眺めていた。

    途端に、体中に激痛が走った。

    一体何事だ? と、一瞬みんな 「???」 だったのだが
    落ちてくる雨粒1個1個に電気が入って?て
    それが皮膚に当たるとピリピリして痛いのである。

    プールは阿鼻叫喚の修羅場になり
    教師は 「皆プールから上がりなさい!」 と叫んだが
    プールから上がっても、屋根がある場所がないので
    傘を差している教師以外は、全員のた打ち回るしかない。

    その後、だだっ広い校庭を死に物狂いで横切って校舎に避難したけど
    えれえ目に遭ったよ、よく死人がでなかったもんだ。
    散弾カメハメ波をくらった気分だったぜ。

    結婚してた時、飼っていたアフガンハウンドが逃亡した。

    このアフガン、隙あらば脱出し、その度に
    「誰か良い人と巡り合って幸せになってくれ」 と、放置してたんだが
    思う存分散策しまくったら、汚れまくって帰ってくる。

    その日は豪雨だったので、今度こそ野生に戻ってくれ、と願いつつ
    実家に行って帰宅途中、バッタリと遭遇。

    私は車で、離合しにくい狭い道の向こうには対向車も来ていて
    その真ん中にアフガンがひょっこり出現している。

    「ああ・・・」 と、その最悪の状況に落胆したが
    離合のために停まっている対向車に迷惑をかけるわけにはいかないので
    すぐ車を降り、どしゃぶりの中、アフガンを捕まえ
    対向車に 「すみません、すみません」 と、謝りつつ
    アフガンを助手席側に乗せた。

    ところが、アフガンは開いていた運転席側のドアからまたも逃亡。
    車内は助手席から運転席に一直線に
    ドロドロのアフガンが通った後が付いていて私もドロドロ。

    「革張りシートなのにこれ、どうするんだよーーー」 と
    その場で気絶して現実逃避をしたかったが
    とにかくこれ以上、対向車を待たせるわけにはいかず
    「すみません、すみません」 と、土下座しつつ離合。
    対向車の運転をしていた女性はあっけにとられていて
    とても恥ずかしかった。

    二度と無事な姿を見たくない! と怒っていたが
    アフガンはいつにもまして元気一杯、汚れ一杯でご帰還なさって
    はちくり回したくなったが、ものすげえ忍耐でふみとどまったさ。

    犬って15分経てば忘れるから、現行犯逮捕じゃないと意味ねえんだよな。

    雨の日のロマンチックな思い出?
    はて、そもそも私の人生にロマンがあったっけ・・・?

  • やる気を出す呪文

    風邪を引いてしもうた。

    何か寒いじゃん。
    まだコタツを出してるんだぜ。
    この時期にありえねえーーーーー。

    私の引く風邪は、症状がほとんどなく
    1~2週間ぐらいダラダラと微熱が続くパターンである。

    高熱など数年に1度ぐらいしか出さないのに、微熱はしょっちゅう。
    丈夫なんか病弱なんか、よくわからん体質である。

    元々の体温が低いので、37度も出たら結構きついんだが
    お医者さんに行ったら、微熱は下げようがないんだとさ。
    風邪薬も、諸症状を “改善” させるための補助なんで
    症状が軽いなら、飲んでも意味なし、と。

    ここまで言われちゃ、放置しかねえよな。

    という事で、フツーに暮らすんだが
    微熱っていうのは、RPGでいうところの毒みたいなもんで
    ジワジワと気力体力が削られていくのだ。
    ああ、何かやる気出ねえーーー、ってなる。

    そこで最近あみ出した呪文がある。

    かあちゃんが死んだ時は、即行で納得できたんだが
    今になって思うと、「親はいつかは死ぬ」 と
    常々覚悟していた割には、心のどっかでビックリしてるのだ。
    「えええ? 本当に死んだんか?」 って感じ。

    これをつきつめると、“寂しい” とか “悲しい” になるだろうから
    あえて深くは考えないのだが、これは自分にも当てはまる。

    誰でも自分が永遠に生き続けるとは思ってはいない。
    でも “死ぬ” って言葉の意味はわかっていても
    そこに現実味がまったくないのである。

    自分もいつかは死ぬだろうけど、それは今の自分に関係ない
    遠い未来の話、って位置付けであろう。

    もし、自分に残された時間に限りがあると本当に実感できたら
    何でもない日常の一瞬一瞬が、すげえ大切な物になる。

    呪文 「まあまあ、明日死ぬかもしれないんだし」

    こう思って、よっこらしょ、と腰を上げるのだ。
    「明日死ぬかもしれんから、今やっとこう」 だ。

    世の中、事件事故で人が毎日死んでいる。
    自分がいつその立場になるかもわからんのだから
    この呪文、まったく現実味なしじゃないだろ?

    こういう呪文は、マイナス方向に使ってはいけない。
    「明日死ぬかもしれないから、飯テキトーでいいや」 じゃなく
    「明日 (略)、うめえ物でも作って食おう」

    「明日 (略)、掃除はいいや」 じゃなく
    「明日 (略)、立つ鳥跡を濁さずでキレイにしとこう」

    だらける言い訳なんか、苦労せんでもいくらでも考え付くんだから
    やる気を出せる要素のある言葉を流用したらもったいねえだろ。

    言われてするより言われる前にした方が、人生ラクだし
    本当にしんどい時は、思いっくそ泣きつきゃいいんだし
    「おっしゃあ! やるぞ!」 と 「ああもうダメ・・・」 の
    メリハリがついてたら、周囲のヤツもわかりやすくて
    物事がスムースに動くような気がする。

    私は見て瞬時にわかるように、病弱な深窓の令嬢なので
    「もうダメ~」 の方が多いんだが、たまに動く時は
    「ほらほら見て見て、やってるよおー!」 っていう
    アピールが激しいから、何とかしのげている。

    そういや、この前、いいリアクションを発見した。

    コーヒー用のミルクのフタが開かず
    イライラしつつ、カリカリカリカリカリ爪で剥がそうとしてたが
    ブチッときて、「ああ、もういらね!」 と
    テーブルにバンとミルクを叩き付けたら
    友人がびっくりして 「何っっ?」 と、激しく怯えたので
    長州小力のように、ニカッと笑って、人差し指をピコピコして
    「切れてないっすよお~」 と、言った。

    途端、意外なぐらいに大爆笑された。

    ほんとは切れてたよ!!!!!
    まったく、どういった不良品だよ、すんなり開けよ!!

    こういう事が多い私には、長州小力のギャグはとても役立つと判明。

  • 指摘しろよ!

    美容院に行って、担当のおねえさんと
    自分の外見の過ちって自分じゃわからない、って話をした。

    ヘナの色がヘンかどうかを聞いたのが始まりで
    ヘナをしているお客さんは結構いるけど
    明らかにヘンな色になっている人もいるが、指摘できない。
    と、言いつつ、私には 「おかしい」 を連呼してくれたからだ。

    もうヘナ100%じゃなく、インディゴ配合にする。
    「真っ赤ですよ? 真紅ですよ?」 で、大ショック!
    叶美香の髪色をあざ笑えん立場に・・・。

    他にも 「顔色が悪い」 と言われ、「えええ?」 と、なった。
    「よく見てくださいよ、赤黒くないですか?」 と
    顔をドアップでよーーーく見せたら
    「ああ! 間近で見ると血色もわかるけど
     普通の対面距離だと、青白く見えるんですよ」
    と、言われ、すんげえ驚いた。

    この見え方の違いは何なんだ? と、しばしふたりで考え
    近眼なので、お手入れやメイクの時は
    鏡にへばりついてやってるせいだと判明。

    いやあ、目からウロコな事実だぜ。
    こういうのは、人から指摘されないと絶対にわからんって。

    私はお世辞は言わない。
    ってか、心にない事を言っても、嘘臭さ全開で
    余計にこっちの立場が危うくなるんで、いらん社交はせん。

    でも、特殊なジャンルのファッションとかじゃなく
    明らかにヘンな格好やメイクをしているのに
    指摘できない相手っているよな。

    特に女性のメイクは指摘しにくい。
    代表的なパターンが
    「眉、1本線!」 「アイライン太すぎ!」
    「チーク (ほお紅) がおてもやん!」

    見ちゃいけない、と思いつつ、どうしても目が行ってしまい
    それが良いと思ってるんだろうか? 家族は何も言わんのか?
    と、脳内でグルグル考えてしまい、やたら疲れたあげく
    「相手をこんなに気遣わせるなんて、とんでもねえ!」
    と、とんだ逆恨みをしてしまう。

    男性の場合は、髪型とか、香水のつけ過ぎが多い。
    妙な分け目をしてるヤツは、その感覚を聞いてみたくてしょうがない。
    香水のつけ過ぎは、おしゃれどころか逆に
    「おめえ、風呂に入らんヤツだろ」 と、疑うぞ。

    全身がすっとんきょうなら、電波風味って結論で分類ができるんだが
    他の部分はすげえマトモなのに
    何故か一箇所だけ、突拍子もない事をしてるヤツが一番戸惑う。
    これもある意味、“一点豪華主義” なんか?

    かく言うわたくしも、昔はとんでもない格好をしていた時期もある。
    パンクは行動範囲が激減したし
    スーパーロン毛の時は、オ○ムシスターズか貞子か、だし
    後年になっておかしさに気付いた時にゃ
    友人に 「指摘してくれよ!」 と、文句を言ったさ。
    (答はもちろん 「好きでやってたんでしょ」 で、ギャフン)

    怖いのは、その大間違いが現在進行中じゃないかという可能性。
    別に 「やってもたー」 な格好はしてないと思うが
    自分の “思う” ほどアテにならんものはねえ、と
    実感しまくってるので、不安特盛りである。

    それに、女性が相応に年を取るのは、すんげえ難しい気がする。
    どうしても、時間が過去のある部分で止まると思うんだ。
    これは悪あがきとかじゃなく
    自分が一番キレイな時代が脳に刻まれるんじゃないかなあ。

    私の場合、意外かもしれないが、美容面の老化は気にならないんで
    (健康面がすげえ切実で、シミシワは二の次)
    若作りはしてないつもりだが、万が一がやばい。

    痛いババアな将来だけは避けたいーーーっ。
    (自画自賛している時点で、ヒトとして充分にやばいだろうが)

    一応、回りのヤツに聞いてはみるが
    褒めるならまだしも 「あしゅららしい」 とか言われても
    それが良いのか悪いのか以前に、意味わからんっつーの!

    ほんと、人は本当に大事な事は指摘してくれない。
    人と接して、相手が自分の一点を凝視していたら、その部分を疑うべき。

    でも、思慮深いヤツは、見て見ぬフリが上手いんだろうなあ。
    そう思うと、やっぱり自分の判断する目を養うしかないよな。

    ・・・・・私の未来は暗い・・・・・

  • 荷物が多い生活

    「引越したい」 と、時々思う。

    たとえば、コーヒー牛乳をドバーッとこぼした時
    外から 「おかあさん助けて!」 と、子供の叫び声が聞こえてきた時
    住人の車が、有鉛でも使ってるんじゃねえの? というほど
    くっせー排気ガスを出している時
    必ず夜の12時過ぎに、どっかの部屋から中華料理の匂いがする時

    中でも、ここ最近の一番のストレスは
    一生懸命にドア掃除をしたら、そのドアが開閉の度に
    「メェェェェ」 と、ヤギの泣き声のような音を出し始めた事。

    いや、ヤギじゃなくヒツジか? とか悩んでいたが
    よく考えると、問題はそこではない。
    「キィィィ」 とか 「ギィィィ」 ならわかるが
    何で 「メェェェ」 なんだよ?
    こんなドアの音は聞いた事がねえ。 何かの霊障かよ?

    ほんと、イライラするーーーーーーっ!

    私は人生において、結構引越しをしている。

    引越しが決まった時に、改めて押し入れとかをチェックするんだが
    「この膨大な荷物はどうにかなるのか?」 と、途方に暮れるよな。

    「こんなに誰が集めたんだよ・・・」 自分だ。
    「これを一体誰が箱詰めするんだ・・・?」 自分だ。

    生活用品などは、ひとつ買うとひとつ捨てるんだが
    必需品じゃない物は、コマゴマした物が好きで、化粧関係はもちろん
    文房具系や、他くだらん玩具が多いのである。

    ゴチャゴチャと細かい物は、箱にキレイに収まらない。
    隙間ができて、その分余計に箱が必要になる。
    これら全部ひとつに圧縮したら、箱1個で済むのに・・・と
    考えてもしょうがないメルヘンな思考に走りつつ、荷造りをする。

    この時ばかりは、身ひとつで移動できるヤツを心底尊敬する。

    そういや、旅行とかでも異様に荷物が多くなる。
    普段使っているお手入れ用品を厳選して
    使い捨て容器に詰め替えても、大量になるのは当然。

    だって旅先で環境が変わった時に、違う化粧品を使ったり
    手抜きお手入れをしてたら、余計に肌荒れの危険性大だろ。

    兄なんか、数ヶ月いなくなる時も
    これじゃ下着ぐらいしか入らないんじゃないの?って大きさの
    中ぐらいのバッグを1個さげて出て行き、同じバッグで戻ってくる。

    こいつ、どっかに別宅があるんじゃないか? と疑ったが
    一緒に旅行をしてもその調子で
    しかもその中バッグからは愛用のコロンの現品とか出てきて
    すんげえ余裕を感じさせて、ムカつく。

    引越しに話を戻す。
    引越しで一番困るのは、荷造りをし始めてから
    引越し先で荷造りを解くまでの期間の、生活の落ち着かなさ。

    使う物は最後に同じ箱に。
    箱には入れた物を詳細に書く。
    同じ部屋に置く物は同じ箱に。

    など、いくつかの荷造りの基本があって、それをキチンと守ってはいるが
    片付いていない部屋にいるのが、何かよくわからんがすげえ動揺で
    「今せんでもいいだろ」 ってな事をコセコセやってたり
    積み上げられたダンボールを放心状態で凝視してたりと
    自分でもかなり挙動不審になるのである。

    だから、アワアワしつつ荷造りしまくり
    引越し先では、飯も食わずに徹夜でガッツンガッツン片付けまくる。

    で、“使わない物は引越しを機会に捨てる” という鉄則があるが
    この荷造り間のパニック状態で、どこまで逃避したいのか
    大量に物を捨ててしまうのが、私の悪いクセで
    引越し後に後悔した事、数知れず・・・。

    必要か必要じゃないかの判断は冷静な時に、って教訓。

    ・・・じゃなくて、ドアの音をどうにかしてくれ!
    オリーブオイルを塗ってみるか・・・。

  • ゲームソフトの形状

    実家からスーパーファミコンとロムを持ってきたので
    現在は古ゲーをしている。

    「ソウル&ソード」
    これは、私のBEST10に入るRPGなのだが
    今やると、見事に古い。

    私は画像の美しさやリアルさは重視していない。
    問題はシステムである。
    が、さすがにRPGでドット絵はきっついなあ、と
    改めて、今のゲーム画像に慣らされた自分を思い知ったぜ。

    せめてドラクエレベルは欲しいよな。
    (エニックス、妙な引き合いに出してすまんが
     おめえんとこの絵はそれほどでもねえだろ?)

    ついでにファミコン一式も持ってこようかとも思ったが
    スーファミでこれなら、やめといて正解かも。

    実家にはスーパーファミコンがあと2台ある。
    プレステ1も2台ある。

    これは最初、隠居したとうちゃんがボケボケしてたので
    マジで痴呆にならんようにと、囲碁と麻雀ソフトとともに買わせたもので
    とうちゃんの囲碁と、かあちゃんの麻雀で揉め始めたので
    ひとり一台ずつに増えたのである。
    プレステ1は、ジジババには見向きもされず、兄が占有した。

    家族全員が1台ずつ、ゲーム機を所有して各部屋で遊ぶなど
    何てイヤな家庭環境なんだろう、と思っていたが
    結局、遊んでたのは半年ぐらいで、その後は埃まみれになっている。

    ジジババには、TVのリモコンのスイッチをひとつ押すのが限界らしい。
    という私も、プレステの立ち上がりの遅さにはイラ立つ。

    その点、カセットロムの読み込みの早さは素晴らしい!
    電源を入れた途端、始まるんだから。

    ディスクタイプって言うの? CDとかDVDとか
    それが主流になったのは、すべて作る側の利便さなだけの気がするぞ。
    焼き増しが簡単とか、場所を取らんとか。
    容量の増加は不可能じゃない気がする。

    使う側としては、あの繊細な板は気を遣ってしょうがねえ。
    裏側の銀色も、いかにも 「触ると傷つくからね!」 と
    脅しているような青魚光りしてて、すんげえビビる。

    プレステ1を最初に兄にさせた時に、銀色面を容赦なくわし掴んでくれ
    思わず 「ヒイイイイイイイイイイイッ」 と、叫んだら
    「レコードより丈夫になったからCDなんだろ!」
    と、わけのわからん逆切れをされた。

    おめえのようなヤツがいるから、レンタルのDVDがボロボロなんだよ!
    と、飛び膝蹴りをしたくなったが、無言で銀面を拭いた。
    が、指紋が全面にベッタリで、なかなか取れず
    兄の膨大なレコードコレクションを同じ目に遭わせたくなったさ。

    CDとかDVDとか、ほんと得体の知れん物は
    腫れ物に触るように扱ってくれよ!!

    その後、兄から借りたCDは、全部
    銀面に何かの犯罪現場の証拠のごとく
    指紋がベタベタついていて、音が飛びまくりで
    あいつ、指導の甲斐もなく相変わらず全然気遣っちゃいねえが
    何でここまでレコードと差別するんやら。

    と、腹の底で怒りにまみれつつも
    黙ってキレイに拭いて、黙って返す私が健気。

    私はおめえのCD掃除係かよ!!!

    私のゲームスケジュールは
    「大神」 → 「ヤンガス不思議のダンジョン」 の予定。

    でも、大神を買いに行ったら売り切れで、店員さんが
    「カ○コンのゲームは、再販注文に1か月掛かるんですよー」
    と、嘆いていた。

    ディスクでそれはなかろうーーーーー。
    おめえんとこの販売実績がないからじゃねえのか?
    と、突っ込みたかったが、大人しく帰った。

    アマゾンで見たら、24時間以内に出荷OKだった。
    カ○コンは販売店に対して、何様な会社なのか?