• 料理

    夕べは肉じゃがを食った。
    いつもしょう油を入れすぎて辛くなってしまうので
    今回は、しょう油控えめしょう油控えめ、と
    激しく強迫観念に囚われて作ったおかげで
    とても薄くて気色の悪いあいまいな味になってしまった。

    和食はしょう油加減がとても難しい。
    ・・・てか、味見をすりゃ済む話だが
    味見だけで満腹になったりするし
    後で食うのに味見をしてたら、味に飽きてしまうだろ。
    だから私の料理は味見なしの出たとこ勝負なギャンブルである。

    このやり方でも洋風は美味いので
    外国人、やっぱザッパだよな。

    肉じゃがと言えば
    男性が付き合いたての彼女に望む料理NO.1だが
    私はそれを望まれた事がない。

    いや、厳密に言えば、彼氏に料理そのものを望まれた事がないのである。
    何故かわからんが、全員、私は料理ができないと決め付けてくれる。

    彼氏どころか、友人知人もそうで
    私が料理をすると聞いた友人が
    「見栄を張らなくていいから」 と、言い
    それが私の逆鱗に触れ
    「当たり前の事に何の見栄を張る必要がある!」 と、激怒し
    周囲にどうどうと止められる一幕もあった。

    両親も親戚縁者も同じ感覚で
    もう全国民総動員でデフォとしか思えない。

    料理ができない、といえば、よくTV番組で
    女の子に料理をさせるとかいう企画をやってて
    米を洗剤で洗うようなバカ女が出てくるが
    こいつらと同じように見られてるのかよ、と
    心底はらわたが煮えくりかえる。

    いや、実際私も食材全部を洗剤で洗いたいぜ?
    すんげえ気持ちはわかるよ、何か汚いっぽいもんな
    肉とか魚とかヌルヌルして気持ち悪いし。
    だが、私はしない! (威張れる事だろうか・・・?)

    私にとって料理とは、特別な事じゃなく
    ちゃんとした生活をしていく上での手段のひとつである。
    これを 「できない」 などと思われるのは
    私がまともな生活をおくっていないと
    言われているのと同じに聞こえて、すんげえ不本意なのだ。

    実際に、男性でも女性でも 「料理? できない」 と言うヤツは
    キチンとした生活ができてない、ひとりじゃ自己管理もできないヤツ
    と、私は評価する。

    何で料理ができない女に見られるんだろうか?
    聞いてみるが、「イメージ?」 ぐらいの答しか返ってこない。

    親しい友人でも言えないほどの
    何か重大な欠陥が私にあるんだろうか、と、一瞬悩みかけたりしたが
    よく考えると、料理ができないわけじゃなし
    いや、極端に言えば、そういう目で見られるのなら
    本当に料理ができなくてもいいわけで
    何の問題もないと気付いたんで、気にはしないようにした。

    ・・・でもやっぱり、ちょっと引っ掛かる・・・。

    この、料理ができないイメージ、
    能無し扱いされて (主に親族たちに) 悲しい経験も多いが
    役立つ面もあるのだ。

    勝手に諦めてくれてた彼氏に
    ちゃっちゃっちゃと料理を作ってあげると、必要以上に感動される。
    多少失敗こいても、通常以上の評価を貰える。
    トロトロ喋るので、トロいと思われる私が
    テキパキと料理をする姿は、後光に輝くようですらある。(言いすぎ)

    結果、「こいつ、実はしっかりしたヤツじゃん」 となる。

    冷静に観察すれば、料理もザツな手抜きだし、失敗も多いし、と
    決してそうでもないんだが、意外性で一発逆転ができるのである。

    うーん、これもやっぱりプラスマイナス0なんか?
    と、納得せんでもないんだが
    やっぱり、TV番組の料理ができんヤツを見ていると
    イラッとさせられて、精神の健康に悪い。

    そもそも私は、本当はできる事を
    「多分できない」 と思われてる場合が多いんだよな。
    何でここまで印象が悪いんやら。

    ああっ、こういう事を深追いしてると落ち込むーーーーーっ!

  • TVドラマ

    TVを点けたら、ちょうど水戸黄門が印籠を出すところだった。
    子供の頃に観たきりなんだが、今観るとまた違う感想を持った。

    子供だった時には、わざわざアラ探しに全国を回り
    最後は威張りくさって、ヤなジジイだと思っていたが
    今観ると、ふはははは、ひかえろ、地べたに頭をこすりつけてひれ伏せ!
    と、黄門の気持ちにシンクロする。

    黄門ちゃまはそんな事を思ってない! と、怒るヤツ
    あのシーンに他にどんな意味があると言うんだよ。
    結局は地位と権力のゴリ押しで解決じゃねえか。
    最後まで最小限のヤツにだけしか身分を明かさなくても
    問題は解決できると思うぞ。

    だから物の価値のわからんガキだった時には
    黄門に反感を持っていたんだなあ。
    薄汚れたオトナになった今じゃ
    あの、札束で横っ面をはたくような力技が、逆に痛快だぜ。

    結論: 黄門はオトナの夢

    うちの両親は、時代劇ドラマをよく観ていた。
    とうちゃんは連続大河ドラマなどの出演者の区別が付かず
    毎回始まる前に、かあちゃんの解説する
    “前回までのあらすじ” を熱心に聞き
    準備万端で放映に望むんだが
    出演者がちょっと席を外すと、もうそれですべてがワヤ。
    次に登場した時には 「これは誰じゃ?」 と、聞く始末。

    2時間ドラマの出演者がいつも同じ理由なのは
    ジジババたちが観ていて、誰が誰だか区別がつくように
    というのを聞いた事があるが
    そういう親切も、うちのとうちゃんにかかれば台無し。

    そんなんで観てて楽しいんだろうか? と、思っていたが
    かあちゃんの方がウンザリしていたと、今ならわかる。

    話に集中したいのに、登場人物が出入りする度に
    「こりゃ誰じゃー?」 「こりゃ誰じゃー?」 (広島弁)
    と、横からしつこく聞かれ、さぞうるさかった事だろう。

    その証拠に、隠居後引っ越した家にはTVが2台置かれ
    お互いが寝込んだ時用に、それぞれの寝室に1台ずつ
    最終的には4台まで増え、一体どんだけ増やせば落ち着くんだと。

    自分専用のTVを所有でき、かあちゃんは思う存分ドラマを観た。
    2時間もののサスペンスドラマが好きで
    またそれが再放送再放送で、何かほぼ一日中やってて
    それを延々観続ける母親というのは
    TVゲームに熱中するガキとどう違うのか?

    そんなに面白いんだろうか、と、私も観てみたが
    最後の最後に 「あんた誰!」 という人物が突然出現し
    そいつが犯人だった日にゃ、観てるヤツに何の推理の余地も与えん手段に
    うーん、これはある意味、とても面白いかも、と感心させられたもんさ。

    水戸黄門の真価もわかるようになったし
    ちょっと時代劇も観てみようかな、と思う今日この頃。
    (時代劇って、主人公が文字通り何様だよな)

  • 思想とHPの方針

    私は反中反韓というより、外国自体が嫌いである。
    理由は、日本にあーだこーだ好き勝手に望むから。

    それを上手く外交できない日本政府も悪いんだが
    国民としてはイライラの片方は外国のせいにするわけだ。

    掲示板での韓国問題に誰も意見を書かないのは
    ひとつには、よくわからない、という理由があると思う。
    こういった問題の “よくわからない” は
    “すべてを知っていない” という部分からくるんだが
    こんなややこしい問題のすべてを知っている一般人なんかほとんどいない。

    別に専門会議でもないんで、生半可知識でグチャグチャ言って
    自分の考えを構築していけばいいんだ。

    次に、愛国心=右派 という感覚。
    そしてそれが差別に繋がるという危惧。
    これがあって自分の考えを言いにくいんだろう。

    だよな。
    誰だって自国に異議を唱えられたら
    そりゃあ気分が悪いだろう。

    だが、私は政治の問題を言っているのであって
    それは個人間に影響するものではない。

    外国人の友人に、相手の考えを質問する事はあっても
    こっちの考えを理解させようと、議論を吹っかける事はしない。
    お互いに言い分があって、相容れないものだと思うからだ。
    だが自分の考えを隠しはしない。
    聞かれりゃ、ちゃんと言う。

    世界中の人間が自国に愛と誇りを持っているのに
    日本人の愛国心は平和を阻害するという感覚はおかしい。

    当の日本人たちにも、控えめにしておかないと
    また戦争になってしまう、という感覚があるのは戦後教育の弊害だ。
    これだけ自国を貶めている国民も珍しい。

    世界平和を考えるからこそ、自国をきっちり固める必要があるのに。
    自国いっちょどうにもできん国が、世界の平和のために働けるもんかい。
    (アメリカを見ろ、世界の大迷惑だろうが)
    私の愛国心は、この考えに基づいている。

    ようするに、国交と個人の交流をごっちゃにするのなら
    異国のヤツとは誰ひとり付き合えないって事だ。
    こういう部分でお互いに尊重をできないのなら、友情は成り立たない。

    人の意見ってのは、その人のほんの一部であって
    それが合わないからといって、その人を拒否するのは
    相手だけじゃなく自分の可能性をも潰す。

    全部自分と一緒じゃないとダメなんて情けない。
    譲れない部分、ってのは少ないほど幅が広がる。
    私がケンカをしても、関係に影響はない、と言うのは
    こういう考えだからである。

    と、私は分け目をつけられるが、付けられないヤツもいるだろう。
    「語れ」 は、柔剛色んな話題を好き勝手に語る場として置いているが
    読んで不愉快になるヤツもいるとわかる。

    そういう時は、匿名ででも 「不愉快だ」 と、書けばいい。
    こんなんネットじゃないとできない体験だと思うがな。

    今、すんげえ右派が掲示板をチョロチョロしとるが
    これぞネットの醍醐味、と、本当に面白い。
    ぜひ、正反対の意見を持つヤツにもウロついてほしいもんだ。

    自分の意思で見るも見ないも決められるHPならではの
    意見交換があっていいと思う。
    こういう方針が、来てくれる仲間を減らすのなら
    それは私の失策、という事で、ひとりでクヨクヨするさ。

    もちろん、方針、その他に意見要望があれば真剣に考えるので
    遠慮なく言ってください。
    えれえ固い信念があるように思えるかもしれんが
    私なんてアメーバみたいなもんでジュルジュルだぜ。

  • オタクとマニアの違い

    オタクも海外にまで認知されてる昨今
    どうも国内では、いまだ蔑称として使われてる雰囲気である。
    マニアってのは、そう悪い意味で呼ばれてはいないと思うんだが
    このふたつの意味の違いを考察してみた。

    ちなみに私は広く浅くと、全方位カバーのレーダー所持なので
    マニアでもオタクでもない。
    単に、気が散りやすい落ち着かないアホウってだけだが
    どだ? 物は言い様だろ? ふふん

    ここでは世の人々には “オタク” が蔑称として使われる
    と、根拠なく断定している。
    実際はそうでもないのかも知れんが
    “オタク” がNGワードになってるネトゲもあったので
    これはあながち間違いでもないと思うんだよな。

    オタクもマニアも、基本は “ひとつの分野に熱中する人” 。
    では、その分野とやらによって呼称が変わるのか?
    これはちょっと違う印象がある。

    何故かというと、ガンオタとガンマニア
    鉄オタと鉄道マニア、ミリオタとミリタリーマニア、といったように
    各分野にそれぞれオタクとマニアがいるからである。

    分野じゃないのなら、“中の人” であろう。
    (中の人、というのは、ネトゲなどでよく使われる言葉で
     ゲームのキャラを操作する本人を指す)

    もう、こっからは毎度の私お得意の独断と偏見になるが
    ひとつの事にだけ反応するヤツというのがいる。
    「こいつ、話しててもつまらんが、○○の話題になると
     急にイキイキ喰いついてくるよなあ」 ってヤツ。
    これがずばりオタクの真髄じゃないかと思っている。

    つまり、自分の好みの分野以外では
    他人と上手くコミュニケーションが取れないヤツ。
    もっときつく言えば、自分の殻に閉じこもっているヤツ。

    小中学生の頃には、流行っているTV番組を観ないと
    クラスに溶け込めない、みたいな感覚があるが
    人と付き合うには、共通の話題が多いほど有効である。

    オタクは趣味の分野だけに熱心で
    人付き合いをスムースにこなせないので
    一般人に敬遠されるのではないだろうか。
    一般人にとっては、オタク=付き合ってつまらんヤツ である。
    ここにオタクとマニアの呼称の分かれ目があるとみた。

    こう結論付けると、秋葉原に集う大勢の人々に疑問が出てくる。
    アキバ系=オタク になっているが
    あいつらの多くは、通常は普通の人間で
    秋葉原に行く時だけ、オタクのキャラをまとっているんじゃないのか?
    世の中にあんなに多くのコミュニケーション不能のヤツが
    生息しているとは思えないのだが、甘いか?

    オタクを装う理由としては
    マニアよりオタクの方が、趣味分野での結びつきが深くなるから
    と推理しているんだが、ここんとこは自信がない。

    今や A-BOY という別名があるように
    アキバ系オタクは、それ自体がひとつのキャラになっていると感じる。

    アホ外国人が、マニアでとめときゃいいのに
    「オタクモエー」 とか、いまいち成り切れん
    (見た目は格好良いのに、あえて貶す) アキバ系に
    チャレンジしているのを見ると
    ある意味、ステータスになってる気もするので
    休日オタク族がいても不思議ではない。

    いずれにしても、既存品の改良に力を発揮してきた日本人が
    自ら生み出した貴重な文化のひとつなので
    私的には温かい目で見守りたいが
    それは私に関係がない遠くで展開してる事が大前提である。
    マニアすら、身内とかにいたら迷惑だぜ。

    うーん・・・こうやって書いてみると、別に大した説でもなく
    今まで散々言われてきて、皆納得している内容だよなあ。
    これじゃあ、わざわざ書く意味もなかったが
    ビチビチ入力するのに掛かった時間が惜しいので消さん。

    ・・・・・これも毎度毎度のワンパターンな結末で
    オノレの歴史が激しく繰り返されてて、ちと悲しいぜ。

    でも、考えなしに喋るヤツが、考えなしに書くのも無理はねえよな。
    すげえ自分らしくてオッケーだろ。 (物は言い様パート2)

  • 白いカレー

    白いカレーの作成報告。

    とにかく、初めて使うルーなので
    能書きに書いてある通りに、ただひたすら忠実に作った。
    具は、何が合うのか見当も付かんので
    牛ブロック肉、たまねぎ、マッシュルーム
    ピーマン、アスパラ、と、最小限に抑える。

    味は、塩辛さがなくてオッケーだった。
    (カレーに塩辛さは邪道だと思うんだが
     そういうカレールーが多いんだよな。)

    辛いのは苦手な私が丁度良いと感じる辛さなので
    辛口好みのヤツは、かなり物足りないだろうから
    食う時にカイエンヌペッパーなどで調整する必要があると思う。

    全体的に、白い色が気色悪い以外に問題はない。
    アスパラとピーマンのせいでグリーンっぽくなったのは、私のせい。
    これは、カレーと目を合わせずに食えばクリアー。

    ところが、ひとつ重大な難点が。
    「仕上げに牛乳を入れて5分煮込む」 とあったんだが
    この 「仕上げの牛乳」 のせいで生臭さが鼻に付いて
    それが何と言うか、乳臭い? いや、うーん、ちと違うかな?
    牛肉と牛乳は同じ生物から出現しているのに合わないかも
    って感じて、お互いを貶めあってくれて、とても不愉快だった。

    とにかく、何かわからんが生臭いの!

    もし作るんなら、牛乳抜きを勧めるぞ。
    味自体は美味いから、一度作ってみい。

    カレールーの量が多くて、内部パッケージも2つに分かれている。
    この半分だけ使用しても、ひとりなら3食は持つ。
    だから、半分は牛乳入り、もう半分は牛乳抜きってのが良いかも。
    (牛乳を入れたら、翌日まで持ち越すと危ないので当日中に食うべし)

    カレーってのは “栄養食” って位置付けなので
    普通に作る時は、ありとあらゆる野菜を
    みじん切りにしてブチ込むのが私の作り方である。
    カレースパイス、強烈に濃いから少々の味は消してくれるし。

    ただ、じゃがいもを入れると、何かヘンに甘く?なるんで
    じゃがいもを入れたい時は、別鍋で茹でて食う時に入れている。

    以前は、切った野菜をいちいち炒めていたんだが
    それをすると、鍋に火を点ける前に2時間ぐらい掛かるんで
    今は切った端から鍋に直行させている。
    (が、それでも1時間は掛かる。)
    味は別に変わらんので、炒める意味がよくわからん。

    それをローリエの葉とともにしこたま煮込んで
    ガーガーかき混ぜていると (アク取り? 何それ?)
    全部の具が解けて、何が入っているのかわからんくなる。

    ローリエの葉は煮込み過ぎると苦味が出るので、取り出し
    そこにカレールーを入れ、とろ火で20~30分煮込み
    火を止めて2時間ほど放置、つまり寝かせるわけだ。

    カレーに限らず、煮込み料理のキモは
    この “寝かせ” にあると思う。
    何でかはわからんが、一旦加熱をやめ
    数時間放置する事で、味がグッと良くなる。
    (これ、私の感覚であって、正解かはわからん)

    だから、煮込み料理はすんげえ時間が掛かるのだ。
    これで失敗こいたら、鍋一杯のカレーを前に浪費した時間を悔やみ
    ほんと立ち直れないが、幸いにもそこまで大した失敗はしてないのは
    ひとえにカレースパイスの強引さによるものであろう。

    でも、中学生の時に、カレーでひどい目に遭った事がある。
    両親が家を空けるので、友人たちが泊まりに来てくれて
    ひとりが夕飯にカレーを作ってくれたのだ。

    その友人は家でもちゃんと料理を手伝うヤツなのに
    「あれ? トロミが出ない??? あれ? あれ?」 とか
    必要以上に慌てやがって、片栗粉をガンガン入れやがったのである。

    その時は包丁も握った事がないボケナスだった私なので
    カレーというのはそういうものだと素直に受け止め
    できたカレーは 「うーん??????」 という味だったが
    それでもなお、家で作るカレーというのはこういうもんだと
    素直過ぎるほどに受け止めて、真面目に食った。
    (うちのかあちゃんがカレーを作らないのは過去記事でわかるよな?)

    その晩、客間で皆で布団を並べて寝ている時に
    熟睡していたはずなのに、急に吐き気をもよおし
    飛び起きたはいいが、動く事もできず
    お客さま用布団にゲロゲロ吐いてしまった。

    とても苦しかった。 マジ、死ぬかと思った。
    次の日は寝込んださ。
    帰ってきたかあちゃんは、「ちょっと外出したら・・・」 と
    この惨事に呆れていた。

    具合が悪くなったのは、何故か私ひとりだったが
    もちろん暗黙の上で、カレーを作った友人のせいになった。

    その後 “殺人カレーを作る女” として
    事あるごとにイジメてあげたが
    和歌山ヒソ混入カレー事件のせいで
    このフレーズは二度と言えんハメになった。

  • メールの激しい応酬

    今日はかなり落ち着かない。

    携帯は持ってるくせに、メール使用を設定してない友人が
    「アドレスを持ったー。 メールくれ。」 と、言ってきたのだ。

    こっちはCMで見た “白いカレー” とやらの誘惑に負けて
    作り始めたはいいが、色はクリームシチューなのに
    カレー臭いという、あまりの意外性にドキドキしとる真っ最中。

    とりあえず、こっちはグダグダな状況なので
    「おめえ、何で今までメール設定してなかったんだよ。
     どういうこったい!」
    と、八つ当たりのメールを送っておいた。

    さすが私のダチ。
    きっつい突っ込みはサラリと流して
    「この前ねー」 と、全然関係ない話題を送って寄こす。

    友 「Aが飲んでて電話してきて
       久しぶりにBが帰省したって代わったのよ。
       Bとなんか話題ねえって ><」
       
    私 「飲み会の席から電話される心境がやっとわかったか。

       で、もちろん情報収集に励んだんだろうな?」
      
    友 「Bに興味ないもん。」

    私 「ほおー、Bは切って捨てるわけだな、了解!」

    友 「切ってるわけじゃないよー;;。
       卒業して会ってないし・・・。
       それよりね、Aが再婚するってよ。 しかもフィリピン人らしい。
       あいまいにしか言わないから 『皆に言っていい?』 って
       聞いたら 『4月1日に言え』 って・・・。
       本当だろうか?」
       
    私 「田舎ならありえるんじゃねえの?
       てか、あいまいにしか言わないのなら
       今、バーとかに通ってくどいてる最中なんじゃねえ?
       A的には、脈あり、って事かも。」
       
    友 「じゃ、Aは経過待ちって事で。」

    私 「Bに加えてAも放置、了解!」

    友 「放置じゃないって・・・、あくまで様子見って事で。
       でね、・・・・・・・・・・・」
       

    鍋の異様な白い物体をかき回しつつ
    こいつは一体いつまでメールを続けるつもりなんだ、と思ったが
    何事もやり始めは楽しいもんだし、と、珍しく温かい気持ちになってたが
    メールで打つには、ややこしい内容などを、次々に繰り出してきやがる。

    友 「毛染め、どうしてる?」

    私 「ヘナってインドの粉があってなあ」
       (ああ・・・携帯メールじゃ面倒くせえ・・・)

    友 「へえ、やってみようかなー。
       じゃ、化粧品どうしてる?
       この前○○を勧められたんだけど」
       
    私 「おめえは・・・・・・・・・
       以前、私がそこのを1年使って
       肌がボロボロになったのを忘れたかああああっ!
       おめえも 『やめた方がよくない?』 って言ってたよなあ?」
       
    友 「ところでさ、ローズヒップ石鹸というのを買ったんだけど
       ・・・・・・・・・・・・・・・・」

    ・・・・・・・・・・・もお・・・・・・・・・・
    こいつは、突っ込み流し&話ブッタ切りかよ!

    これ、現在進行中である。

    鍋の火をとめて、寝かせているところで
    カレーは作るのに、むっちゃ時間が掛かるわけで
    つまり、もう5時間ぐらいやりとりしてるぞ?

    おめえ、いい加減に晩飯の買い物にでも行け!

    さて・・・白いカレー、食うのが恐ええええええええええ!

  • 太陽のめぐみ

    曇りの日は、ほんと何で? と、叫びたくなるぐらい
    ウツウツする。 元気が出ない。

    雨の日はいいんだ。
    海とか川とか、水が好きだから
    天からザバザバ降ってくれると、何か妙に嬉しい。

    太陽には、何らかの力があると思う。
    不思議なぐらい、心の健康に影響がある。
    ヘンな電波でもミョンミョン発しているんじゃねえのか?

    しかし、真夏の太陽はたまらん。
    ありゃ何かの兵器だぜ。
    こんなんに年中さらされているなら
    そりゃ頭のネジも何本も外れるわな、と、ラテン系を見てて納得する。

    日本の場合は、南北でもそこまで気質に違いはない。
    だが地球規模で見ると、赤道付近と南極北極付近じゃ
    同じ生命体か? というぐらいに違うのだ。

    カナダ人男性集団と遊んだ事があるが
    おめえら、不幸でもあったの? というぐらい陰気だった。
    全員、日本語をまったく話せないのはともかくも
    (てか、日本に留学に来てて、日本語1個も話せないってのも
     何のために来てるんだか、よくわからんのだが)
    人と目を合わせないのである。

    多少英語が話せるヤツが話しかけても、ほとんど返事もせず
    最初は何かと気を遣っていた日本人女性たちも
    しまいにゃ 「こいつら何なの?」 といった雰囲気で
    カナダ人そっちのけで遊んでしまい、あげくが文句を言われる始末。

    誘われたパーティーで、反応がほとんどないヤツを
    何の義理もないのに、何で接待せにゃならんの?
    白人ってエスコートは男性の役目じゃねえの?
    キャブか? うちらキャブ扱いか?
    と、大和撫子たちは怒りくるったもんだ。

    これがカナダ人のデフォじゃないだろうが
    他国では自国の責任を背負って行動してくれんとなあ。
    (佐川くん、パリで人肉食ってんじゃねえよ・・・)
    きっちり、カナダ人は暗いと認定させてもらったぜ。

    兄がしばらくフランスを拠点にヨーロッパに住んでいたんだが
    「フランス人は暗いぞー」 と、言っていた。
    「いつも曇っているせいか、自殺も多いんだ。
     ドヨーンとした空を毎日見ていると、ほんと気が滅入るぞ。
     あいつらが必死こいて長期バカンスに行くのは
     精神の均衡を守るためだ。」
    などと言う兄は、アラブ人と仲良くしていたようだ。

    「何でフランスでアラブ人?」 と、聞くと
    アラブやアフリカからの出稼ぎや移民が多いんだとさ。
    奴隷時代の名残りらしい。
    おめえ、最初からアフリカアラブに行けよ!

    アメリカでも似たような事が言われてて
    ニューヨークのヤツは、ロスのヤツを
    「頭に花畑が広がっている」 と、評しているようである。

    そんなに緯度が違うっけ? と、疑問だが
    ニューヨークはえれえ寒いみたいだし
    ロスは常夏っぽいイメージがあるので
    かなりの気候の違いはあるのだろう。

    ロス付近はメキシコやカリブからの移民も多いんで
    ラテンっぽい雰囲気なのかも知れない。

    このラテン系、ほんと能天気だよな。
    楽しいと踊る、嫌な事があると踊る
    とりあえず何もなくても踊る。
    つまり年中踊っている。 (偏見か?)

    政策とかちゃんと考えてるのか
    ペルーの選挙を見てても不安になる。

    ペルーといえば、フジモリ大統領の時な
    フジモリの実家が熊本にあったせいで
    友好を結ぼう、という話になって
    結局は、熊本はかなりの額の寄付をさせられたんだ。

    日本の地方都市といっても、世界的には相当の財力があるらしく
    ペルーはタダで大儲けしたという話。

    どうせどの候補も政策なんて似たり寄ったりなんだし
    再びフジモリ関係が大統領になれば
    少なくとも財力だけはつくんじゃねえのかなあ。

    と、グダグダな内容になって終わるのは、春だからだ。
    タイトルも正しくは
    「太陽のめぐみ」 じゃなくて 「熊本のめぐみ」 だな。

  • 浮気2

    女性には、浮気を疑うタイプと、疑わないタイプがいる。
    浮気1に書いたふたりの友人は、相手を信じていた。
    第三者から見れば、怪しい満載なんだが。

    こういう時の心理は、脳内で、浮気以外の理由をこじつける。
    相手を信じている、という気持ちからだが
    何より、浮気をしていてほしくないゆえの防御作業であろう。
    ほとんどの女性が、こういう態度を取る。

    浮気を疑いまくるタイプは
    自分が以前にされたとか、周囲に浮気者がいたとかだけでなく
    自分に自信がないタイプの女性に多い。

    この、自分に自信がない、ってのも、何かのトラウマからだろうが
    はたから見たら、まったく根拠がない。
    何をそんなに卑屈になってるんか? とすら、周囲は思う。

    相手を嗅ぎまわっても、「そんなに私を愛してくれてたなんて!」
    なんて結果は、まずないないありえない。
    鉄板でロクでもねえ事実しか出てこんさ。
    ビックリ箱と宝石箱は違うんだよっ。

    パンドラの箱の底には “希望” が残ったらしいが
    大量の不幸がドチャドチャ湧き出した後の、たった1個の希望だぜ?
    災難てんこ盛りの後は、結局、信仰心頼りかよ
    こんな割に合わん話があるかあ!

    では、浮気を許せるか?

    私は許す。 
    おおっと、意外な万馬券が出た展開だが、まあ、続きを聞け。

    サラッと許すが・・・・・・忘れない。 ほほほ、案の定。

    こいつは人の信頼を裏切るヤツだな、と、認定する。
    これを挽回するには、すげえ努力と時間がいる。
    雪印を見ろ。
    一度失った信頼を取り戻すには、どんだけの苦労があるやら。

    でも、人は間違いを犯すものだとわかっているから
    こっちは気長に指導するが、多分、相手は針のムシロ。

    これで2度3度と同じ事を繰り返したら、すっぱり別れる。
    私は瞬間的に激昂するが、すぐ忘れるので
    根本の気は長いんだが、裏切りを繰り返すヤツは
    もう無理だろ、ってなる。

    が、パンドラの箱のように、希望はある。
    それは、私が浮気にまったく気付かない鈍だという希望。

    今まで、私は一度も浮気をされた事はない。
    いや一度だけ、怪しい、と感じた事はあったが
    何か知らんが忘れて放置した。
    (忘れっぽいのも、相手にとって希望か?)

    それに、私は疑うタイプではない。
    どだ? これはパンドラよりもお得だろ。

    ただ、こんなチョロい私にもワナはある。
    ごくまれに、動物のような勘が働く事。
    何もないとこで、突発的にテレパシーのごとく
    何かを言い当てたりするらしいので、あなどれない。

    それに、私の推理モードのスイッチを入れたら、もう終わりだと思え。
    嬉々としてと追い詰める様は、検察よりも気色悪いぞお?
    逆切れなんかされたら、ヤクザの膨大な入院費請求のように
    雪ダルマ式に切れ返ししたるからな。

    てか、こういう面倒を起こしても
    なお、己の欲望に忠実に生きたいのなら
    そもそも私と付き合う必要もないと思うがな。

    というスタンスかな、私の場合は。

  • 浮気1

    友人たちの経験した浮気話。

    彼氏が浮気をしていると判明したのは
    見知らぬ女性が突然やってきて
    友人に 「あなたがいるから私たちは結婚できないのよ
     別れなさいよ!」 と迫ったからだ。

    凄いのは、その相手の女性が40代独身女性で
    彼氏は当時、20代半ばだったので
    どういう気の迷いなんか、はたまたそういう嗜好なんか
    友人から話を聞いた仲間は全員、首をひねったもんだ。

    彼氏を問いただすと 「一時の気の迷い」 みたいな事を言って
    友人に許しを請い、友人も承諾したのだが
    その女性は友人のとこに何度も文句を言いに来る。
    その内に、不思議な事に友人は気付く。

    「彼氏との会話を全部知ってるのよ。」
    他の友人が 「立ち聞きしてるとか?」 と、聞いても
    「そう思って、見回るけどいないのよね。」

    友人はアパートで、一人暮らし。
    詳しく聞くと、最近はその女性が付け回すので
    彼氏とは直接会えずに電話で話しているという。

    彼氏に聞いても 「もう会ってないのでわからない」
    と、言うだけで、友人はそれを信じている。

    「だったら、それ、盗聴器だわ。」 と言ったら
    全員が 「ありえなーーーい」 と、呆れてくれた。

    ああ、もう・・・・・よおく考えてみいよ。
    彼氏がその女性と話していないなら、盗聴以外にどんな可能性がある?

    当時は今のように、盗聴が一般的 (?) じゃなかったが
    それでも怪しい通販とかでは売られていたのだ。

    とにかく、信じられなくても、外壁に付いている電話線ボックスとか
    電話機の中や、電話機の電源が繋がっているコンセントボックスを
    チェックするようにと説得したけど
    「よくわからない」 のひとことで一蹴されてしまった。

    その後、彼氏はその女性を避けるために転勤願いを出し
    友人をひとり残し、他県に引越してしまい
    その女性は、どうも彼氏を追いかけて行ったようだ。
    彼氏の引越しと同時にパッタリ姿を消したからである。

    自分のせいで発生したヘンな女性を彼女の側に残し
    ひとりで引っ越すってひどくねえ?
    しかも、結婚は 『まだ早い』 とか言っていたんだぜ。

    何ちゅう展開だよ、と思ったが、私の指摘は
    ことごとく友人一同の不評を買うので、黙って見守ったさ。

    案の定、その女性は彼氏の転勤先に出現したらしいが
    友人は 「その女性とは、もう付き合っていない」 という
    彼氏の言葉を信じ続け、数年後に無事結婚をして
    今も別れてないので、結果的には良かったと思われる。

    別の友人の話だが、妊娠中に電話が掛かってきた。
    「役場からですが、出産はどこの病院でなさるんですか?」
    電話の相手は女性で、友人の名前を知っていたそうだ。

    その友人はとても慎重な性格なので、ヘンだと思って
    「どこの役場のどの課ですか?」 と、確認すると
    「じゃあ、いいです。」 と言って、電話は切れた。

    「何の電話だと思う?」 と聞かれたので
    「旦那さんの浮気相手じゃない?」 と、即答したら
    「絶対に違う」 と、言い張る。

    過去に浮気歴がある夫で、当時は無言電話も続いてて
    何故そこまで浮気じゃないと断言できるのか?
    まで、ガンガン突っ込みたかったが
    他の友人たちも、「違うんじゃないの?」 と、口ごもるので
    それがオトナの態度なんだな、と察して控えた。

    友人は無事出産したが、そのうちに夫が帰宅しなくなり
    生活費も入れてくれなくなったので、離婚した。

    この離婚の原因が浮気だったのかは、わからずじまいで
    友人はいまだに 「浮気ではないらしい」 と言っている。

    あの時に、友人が私の意見を考慮して
    夫に問いただしても、この結果は変わらなかったんだろうか。
    と、悶々とした。

    1ってことは、2へ続くってことだ。

  • 時間

    ルーズに見られる私だが、意外にもキッチリとしている。
    自由奔放にやっているようで、実は時間によって動く。

    昔、本気で自由に生活していたら
    昼夜逆転の生活になってしまい、人間のクズっぽくなったからだ。

    それに、この昼夜逆転の生活というのは、とても不便なのだ。
    まず、夜のマーケットは品薄である。
    本屋さんも、遅くとも夜12時までである。
    レンタルビデオ屋さんも深夜2時ぐらいまで。

    昼間はうるさくて眠れない。
    宅配も昼間くる。
    電話も昼間が多い。
    ゆっくり寝てられないのである。

    そして何より、体調が悪くなる。
    何か知らんが、疲労感が積み重なっていくのだ。

    人間の体内時計は25時間なので、意識して調整しないとダメですよ、と
    どっかのお医者さんが言ってたので、それ以来、時計とともに生きている。

    元々私は、時間には正確である。
    いや、厳密に言うと正確ではない。

    待ち合わせをすると、時間通りにはまず行かない。
    時間より早く行くのだ。

    真面目な性格なので、「1時に待ち合わせ」 となると
    何が何でも1時厳守だと思い込み
    途中、何かあって遅刻したらまずい、と
    早め早めに動き、30分以上前に着いてしまうのだ。

    もちろん、そんなに早く来るヤツはいない。
    結果、毎回待つハメになり
    「私って年中待たされてないかあ?」 と、空しくなる。

    中には遅刻してくるヤツもいる。
    何せ30分以上前に来ているのだ。
    定刻から5分待っただけで、既にイライラしているのに
    15分以上待たされようものなら、般若の形相である。

    とりあえず、30分までは待つ。
    が、それで来ないなら、さっさと帰り
    そいつとは今後待ち合わせはしない。
    時間にルーズなヤツは大嫌いなのだ。

    今は携帯があるから、まだ良いかもしれんが
    そんなヤツは絶対に連絡がつかないと思うね。

    また、そういうヤツの遅刻の言い訳も呆れるもので
    「病院に行ってた」 とか、「事故に遭った」 とか。

    しょっちゅう遅刻してくる友人 (女) がいて
    その友人には、他の友人も 「しょうがないよね」 と
    呆れたっぽく容認してたので、私は極力その友人と
    待ち合わせをしないようにしていた。

    ところが、待ち合わせをする事態になってしまい
    絶対に時間通りに来いよ、と、すげえ念押しをしたのに
    そいつは案の定、すげえ大遅刻をしてきた。
    (遅刻を予想していたので、延々待った)

    やっと来たかと思ったら、くだらん言い訳をするので
    「浮気がバレた男みたいな言い訳をすな!
     寝坊だろ、寝坊したんだろ? ああ? ほんとの事を言え!」
    と、ハチ公前で、ブチ切れて怒鳴りまくり
    「・・・TV観てた・・・ごめん」 と、白状させた。

    それで少しは改善の方向に考えるかと思っていたら
    後日、他の友人たちに陰で
    「遅刻したぐらいで、あしゅら恐ーーーい」 と、言っていたそうな。

    もちろん、それを耳にした途端
    「おめえはああああああーーーーーっ」 と、ズンズン説教しに行ったさ。

    恐がってたのは別に構わんのだ。
    怒られてるんだから、恐くて当然だろ。
    問題は、「遅刻ぐらいで」 という反省のなさだ!
    人を待たせて平気、という感覚だ!

    その友人とは、その後も仲良く付き合ってたが
    すべてにおいてルーズなヤツだったので
    割に苦労させられたけど、遠目で見てる分には面白かった。

    待つのが大嫌いなので、もう待ち合わせは極力しない。
    相手が男だったら、どっか行こう → 迎えに来い
    女だったら、「用意ができたら電話して」 だ。

    時間に厳しいゆえに、予定ってのが、すげえ重荷。