• 熟年離婚

    熟年離婚の急増が話題になっている。
    これは嫁さんが家政婦扱いになる世代の子供が
    成人して独立した今だから増えてるだけで
    10年後ぐらいにゃ落ち着いた離婚率になるだろう。

    離婚の際の障害は、女性の生活手段が筆頭にきていたが
    最近の問題は、夫側の “後遺症” だそうだ。
    体調を崩す男性が増えているらしい。
    理由は食生活の乱れ。
    食事を作ってくれる人がいなくなり、3食外食や惣菜で済まし
    生活習慣病になるという。
    妻に先立たれた夫が早死にするのも、きっとこの理由だと思われる。

    そこで男性に進言したい。
    「家事を多少でもやれ!」
    これをしてると、離婚せずに済むかも知れんので一石二鳥だろ。

    だいたい、ひとり暮らしの経験がある男性の中にも
    料理ができんヤツがいる事が理解できん。
    私的には、そういうヤツは “キチンと生活をしていない” と
    ロクデナシの烙印を押す。
    一生、結婚をしない女性は、働きつつ家事もこなすというに
    何で男性は、“生活” の部分をおろそかにするんだろう。
    そういうDNAなのか?

    家事ができない男性達の将来の幸せのために
    同じくできなかった私の体験を元に、今後の参考にしてもらいたい。

    私の場合、東京に出てきた時に慌てた。
    高校時代に 「ベッドの下にキノコが生えたー」 と
    他県在住の母親を呼び出すようなバカ娘だったからだ。
    掃除のために九州から母親を呼ぶわけにもいかないだろう。
    そこで、友人知人に 「掃除どうやってる?」 と、聞きまくり
    たまには招待し、掃除をさせーの (友人大迷惑) やって覚えた。
    聞くは一時の恥だ。

    飯も同じで、母親に電話をして
    「お米ってどうやって洗うの?」 から始めた。
    これまた友人が迷惑をこうむるハメになったが 
    (飯作りに呼ばれるとか)
    周囲に多大な迷惑を掛けつつも、一通りは覚えた。
    一番役に立ったのは、初心者用の基本的な料理本である。
    包丁の握り方から書いてある。

    ・・・・・うーん、読み返してみると、私が何かを覚えるには
    とりあえず、周囲に迷惑をかけにゃならんようで
    こりゃ全然参考にはならんな・・・・・すまん。

    ま、料理をある程度覚えるとメリットがある。
    それは、食った事がない料理でも写真を見ただけで擬似品は作れるし
    ひと口食えば、より似た物が作れる事だ。
    料理なんて、切ったり混ぜたり焼いたり揚げたりしてればできる。
    食うのに興味がない私でもできるのに
    食うのが好きなヤツが作れんのは恥だろ!

    料理にチャレンジしていて気付かなければならないのが
    料理が上手いヤツは頭が良い、という事である。
    記憶力、段取りなどの処理能力、応用力などが必要な作業である。

    天才な私の場合、すべての知能を
    “いかに手を抜くか” に捧げているので
    出来上がりが少々難ありでも、自己嫌悪にはならんが
    頑張ってもできない、というヤツは
    自分を全否定してダメージをくらいまくりやがれ。

    何が言いたいかっちゅうと
    ちゃんとした飯を作ってくれる嫁さんを、ちっとは尊敬せえって事。
    んで、「美味い」 とか言ってやれよ。
    料理、ほんっとーーーーーに面倒くせえんだぞ。
    スポット的に娯楽で作るのと違って
    1年365日3食、義務で作るのは、ほんっっっと面倒!

    料理を作りながら洗い片付けするってのを経験しないと
    料理の大変さは理解できない。
    離婚とかになる前に、努力するのも必要じゃねえの?
    ましてや、家事なんて “生活” だから
    いくら働いていても必須項目だろ。
    フルタイム共働きの嫁さんでも家事はやってるぞ。

    嫁さん側に離婚防止の助言はせん。
    離婚暦がある元嫁の私に言う資格はなし。

    ひとつ言えるのは、夫を立てろ! 昼も夜も! (下ネタかよ)
    家計を支えてくれる旦那様を粗大ゴミ扱いなんか
    もってのほかじゃあ!
    私も腐り果てても九州女なんで、ここらへんはわきまえてる。
    世の女はなっとらんぞ。 まったくもって嘆かわしい。

    じゃ何で私は離婚したかって?
    アホウ! もっと大きな問題があったからだろうがあ!
     ヒント:人智を超える常識ハズレ

  • 防犯意識

    犯罪都市に住んでいて、意外に思う事がある。
    それは、人々が無用心。
    こんな物騒な場所で、TVじゃ連日、事件を伝えているのに
    何でそんなに無防備なんだ?
    自分の身には絶対に降りかからないと確信してるんだろうか。

    私は道を歩いていて、たまに振り返る。
    これは車の運転をしていて
    バックミラーをしょっちゅうチェックしてた時の名残りである。

    人通りの少ない道を歩く時は、道の真ん中を歩く。
    後で車やバイク、自転車の気配がした時に
    振り向いてから道の端に寄れば、自然に相手を確認できるからだ。
    歩きつつ、道のどっち側に寄れば、より安全かを考えておく。
    どん詰まりの方向には寄らないのが鉄則である。

    そして、自宅が見えてきたら、周囲を何気なく確認する。
    周囲だけではなく、マンションの上階の通路も見る。
    敷地内に入る直前、階段を上りつつ、部屋の前、と
    要所要所で周囲の確認を怠らない。
    鍵は駅を出た瞬間、利き手側のポケットに入れ直し
    マンション近所になって、ポケットに手を入れ、握り締める。

    荷物がある時は、利き手で持つ。
    ゴルゴなどは、常に利き手を空けるとか言ってるが
    それは腕に覚えがあるヤツには有効だろうが
    非力で無芸な女性は、左手でガードしつつ
    物で殴らないとやっとられんのを
    アフガンハウンドとのバトルで実感したからだ。

    帰る方向が同じような人が後にいたら、とにかく曲がる。
    後にいられるより、前にいられた方が安心だからだ。

    道行く女性を見ていると、まず振り返らない。
    バイクが来ようが、自転車が来ようが、振り向かない。
    これが不思議でしょうがない。
    ひったくりとか痴漢だけじゃなく、事故ってのもあるんだぞ。

    振り返るのは挙動不審で、ためらわれるかもしれんが
    どうせ相手は行きずりである。
    万が一があるより、ヘンなヤツ扱いをされた方がマシだろう。
    それより、いかに自然に注意をできるかを編み出すべき。
    殺人とか誘拐とかは、自分と関連付けできんだろうが
    小さい事件はひんぱんに起こっているんだし
    いつ自分が被害者になるかわからんのだから。

    それと、洗濯物を外に干したい気持ちはわかる。
    だが、それはすんげえ危険な事だ。
    私は除湿機を備えて、室内に干している。
    下着を見られたくない、盗られたくないためもあるが
    こんな空気の悪いところで、外に干す気がしないせいである。
    それにこれからの季節は洗濯物の水分が
    乾燥対策にもなっていいと思うんだが。
    (夏は辛いが、エアコンと除湿機でしのいでいる)

    近所の知人が何度か下着を盗られたとか言うので
    「外に干すからだ、バカモノ。」 と、一喝した。
    今や、痴漢も工夫の時代だから、写メとか隠し撮られて
    「このパンツは、この写真の奥さん。 ハアハア」 とか
    やられてるかも知れんぞ、と言ったら青ざめていた。

    こんな私も、自宅の防犯は完璧ではない。
    宅配だと言われたら、ホイホイドアを開けるし
    部屋のカーテンを閉めるのも遅い。
    タバコの臭いがイヤなので、在宅中は
    いつも窓を開けている・・・・・。
    正直言うと、自宅まで襲いに来るヤツには観念、ってとこだな。
    これは、いかん考え方だが。

    防犯というのは、自分が被害に遭わないためだけじゃなく
    犯罪を起こさせないためでもある。
    犯罪意識のあるヤツにチャンスを与える事になるからである。
    もちろん防ぎようのない犯罪もあるが
    できる範囲で用心するのが大事だと思う。

  • 犯罪者への道

    昔、精神科医が快楽殺人について書いた本を読んだら
    「ほとんどの人間は脳に病巣を持っている。
     しかし、実際に犯罪を犯す人は一握りしかいない。」
    みたいな事が書いてあった。

    犯罪者は脳に欠陥やら傷やら腫瘍があるという説は
    沢山の学者が研究しているが、確定されていない。
    これに対して、この精神科医はこう述べたのであろう。

    だったら犯罪を犯す境界線は何なんだろう?
    私が思うに、MAXになると犯行に及ぶ
    “犯罪メーター” のようなものがあるのかも知れない。

    誰しもヘンな嗜好や思想を持っていたとして
    それが現実の犯罪行為にまで発展するには
    環境、教育、立場、状況で決まる、と、思われる。

    特殊な嗜好は、必ず外的情報から産み出される。
    0から既に存在しているとは思えない。
    そういう情報を得る機会があるか
    ゲームや漫画のせいにされるのは、このせいだろう。

    嗜好ができても、それをコントロールできる機能がある。
    それは理性。
    理性がどう保たれるかが、境界線である。

    親との関係、学校の教育、友人知人の存在
    本人の行動による知識収集
    これらがすべて理性と反対方向に向いてないと
    犯罪決行には至らないとしたら
    ある意味、犯罪者はとても無個性な人間性だと言えよう。

    しかし、この条件がすべて満たされていても
    最後にひとつ、“チャンス” がないと犯行不可能である。
    これがあるせいで、犯罪確立メーターがMAXのヤツでも
    死ぬまで犯罪を犯さないで済む場合が多いのではないか。
    猟奇犯罪が少ない理由はここだと思う。

    奈良女児殺害事件の被告は
    「何であんな事をしたのかわからない」
    と、供述しているらしいが、これが本心なら
    この “チャンス” がメーターに及ぼす影響は
    かなり大きいのかも知れない。
    チャンスとは、まさに “悪魔のささやき” か?

  • 犬の飼い方

    私は激しく動物好きで、特に犬は大大大好きである。
    しかし、愛犬家と呼ばれる人々とは一線を画している。

    愛犬家に多いのが、犬を擬人化するタイプ。
    犬と人間は違うぞ。
    偉さとかじゃなく、習性が違う。
    犬を尊重できるのなら、その区別を付けるはず。

    犬は群れで生きる。
    それは上下関係がないと、精神的に安定しない、って事である。
    人間の家族になるのも群れの一種で、犬は必ず上下関係を決める。

    ここで問題がひとつあって、人間の上に立つのは
    犬にとって荷が重いのだそうだ。
    信頼できる強さを持つ人間の下にいるのが
    犬にとって、一番生きやすいらしい。

    この上下関係を人間の平等論とはき違えるからいかんのだ。
    犬と人間の違いを理解してないヤツが
    これに関して、イヤな顔をするんだよな。

    犬が一番幸せなのは、上に強いボスがいて
    仕事がある規則正しい生活。
    警察犬や盲導犬や牧羊犬など、最上の生活なわけだ。

    犬は決して、やりたい放題を望んではいない。
    とても真面目で働き者の性質を持った生き物なのだ。
    それを過小評価して甘やかすと、犬は動揺して荒れる。
    犬の我がままはストレスの証し。
    「甘えてるのね」 なんて、ノンキに解釈すな。
    家庭内でも、犬だけがする仕事を作ってあげろ。
    (新聞を持ってくるとか)

    教訓:犬を飼うなら君臨しろ

    ここからは、別に悪い事じゃないが、私が気に入らん事。

    犬を 「うちの子」「この子」 とか言うヤツ
    何かすんげえイライラする。
    私は普段 「こいつ」 と言うんだが
    これは行儀が悪いんで、キチンと話すべき場所では
    「この犬」 と、気を遣うのに
    これもアウトの雰囲気がある場合があって、もう・・・。
    何が 「この子」 だよ、気持ち悪いんだよ
    そんなんで愛情をはかるなよ、キイイイイイイッ!

    んで、犬に服を着せるヤツ。
    いいよ、遊び方は自由だし。
    でも、犬のあれは毛皮なんだぞ、暑いんだぞ。
    だったら、おめえも毛皮のコートの上にベストを羽織るんだな?
    誰も指摘はせんだろうが、実は他人から見るとバカみたいだぞ。
    愛する飼い犬がマヌケに見られてるぞ。

    でも、ここでひとつ疑問がある。
    飼ってたゴールデン・レトリーバーが、冬になると
    ファンヒーターの吹き出し口のまん前に寝るのだ。
    毛皮フサフサのくせに、結構寒いイギリス産犬種なのに
    (当時は熊本在住) 寒いんかな? と、不思議だった。

    基本体重が29kgのゴールデンだが、そいつは40kg。
    でかい図体でファンヒーターをブロックしているお陰で
    温風がまったく来ず、他のヤツはえれえ寒い。
    でも、そんなに寒いんならしゃあない、と
    優しい気持ちで (震えつつ) 放っておくんだが
    しばらくするとヘンな臭いが漂ってくる。

    ゴールデンをチェックすると、毛がすげえ熱くなってて
    このままじゃ荼毘だぜ、と、動かそうとすると
    頭を上げてこっちを薄目で見る。
    それがまるで 「僕が温まっちゃダメなの・・・?」 と
    言ってるようで、一瞬 「うっ」 と、憐れみを感じるが
    「おまえ、火葬場のような臭いになってるぞ
     危ないから、ちょっと離れろ、な? な?」 と
    私も、言葉の通じない犬に何を言い訳してるんだか。

    こいつがこれまた頑固で、自分じゃ絶対に動かないので
    物悲しい目をした40kgをズリズリ引きずって
    何かすげえ悪い事をしたようで、身も心もダメージ大だった。
    こいつはめちゃくちゃやりにくい犬だったぜ。

    犬が可愛いのは、哀愁を感じるからで
    このゴールデンは不遇な犬生を過ごしてきたせいで
    哀愁を通り越して卑屈になってて、それがまた憐憫をもよおす。
    私も相当なバカ飼い主だ。

    アフガンはまったく哀愁のないヤツだった。
    敵 or 味方、好き or 嫌い、戦う or 逃げる
    黒か白かで中間がまったくない、良く言えば潔いヤツだが
    それが私とキャラがかぶって、同属嫌悪で仲が悪かったもんだ。

    アフガンがヒーターの前に陣取った時は
    遠くから低く 「・・・退け」 の一言で、すぐ移動していた。

    初手から殺気バリバリのケンカ腰で付き合わにゃならんのは
    私にとっては、結構居心地の良い世界だったなあ。

    次に犬を飼うなら、ドーベルマンにしたいが
    きっともう一度ゴールデンを飼うような気がする。
    今度こそ、最初から最後まで幸せに過ごさせてあげたいんだ。
    ドーベルマンは、その後だな。

  • 雑誌広告

    世の中では殺人や建設設計書偽造など、大きな事件が起きているが
    今日はそういう事に噛み付く気分ではない。
    というのも、物凄い物を見つけたからである。

    私は雑誌の怪しい広告を読むのが大好きなんだが
    久々のオオモノを発見した。
    もう大興奮である。
    イチャモンを付けられたらイヤなので、名はふせるが
    モノは砂金入りのペンダント。

    この砂金に力が宿っていて、女性の名を冠して
    「S子砂金」 と、名づけられている。
    これを身に付けたら、富がガッポガポだそうな。

    これだけじゃ、何の変哲もない普通の怪しい商品なんだが
    ミソは広告の売り文句。

    砂金をS子さんに与えたS子さんの祖父は
    政府直轄の錬金術師だったんだと。
     
      
    錬 金 術 師 

    地球上の海水には、50億トン以上の金が含まれていて
    その採取と精製には特殊な技術が必要で
    どの国も手を出せないが
    第1次世界大戦時の日本政府だけは
    錬金術を駆使して、海水から砂金を採ってて
    これは歴史的に検証されているんだと!
    S子さんの祖父は、そこで働く錬金術師だったんじゃないかと!

    これを読んだ時は、感動したぜ。
    今の時流を見極めた見事なマーケティング。
    「鋼の錬金術師」 のヒットによる
    “錬金術師” の知名度の広がりに目をつけ
    海水に金が含有されている話はニュースでもやってて
    皆よく知ってるだろうし
    それを “技術大国ニッポン” だけが採取できるという
    自負心をくすぐるストーリー。
    第1次世界大戦という、ギリギリ技術的にありえるかも
    な時代で、あの頃の日本の中枢部は陰で何をやってたか
    わからないもんな、と、思える微妙な時期の選択。

    いやあ、お見事!!
    近年マレに見る広告戦術には感嘆させられたよ。

    抽出されたただの海水の金に、何で富ガッポガポの力があるのか
    そこらへんが、いまいち説得力がないのが惜しいが
    錬金する時に何かのパワーでも注入した、っちゅう事にしとく?
    じゃないと、錬金じゃなく単なる採取業だもんね。

    もう、どこぞの秘境に眠る奇跡の石とか
    ありふれてて、イマイチ面白くないんだよな。
    こういう設定だと、「これで幸せになったぞ」 とか
    のたまってるヤツのキャラしか見どころがないんで
    今後は使用禁止にしてくれ。
    “エリア51で捕獲されてるグレイノーズがパワーを与えた石”
    “宇宙から移住してきた宇宙人が所有していた未知の物体”
    “中国の野人が守る伝説の石をわけてもらった”
    “ナチスの第4帝国が販売しているパワーストーン”
    など、いくらでも設定できるだろう。

    怪しい商品は企画が命!
    ジャロを気にせず、人生を賭けて頑張れ!

    怪しい広告を見る時は、住所とか電話番号に注目すべし。
    使い回しされてる事があるぞ。
    「ほお、この会社、今度はこの商品を作ったんかあ」
    とか、発見できた時は、妙な達成感があるんだー。

  • ヘナ

    HENNAとHENAと、どっちが正しいつづりか知らんが
    “ヘナ” と読み、インドの天然染料である。
    毛染め用の天然染料は、他はインディゴしか知らない。
    インディゴはジーンズ染めにも使うアレで
    紺色が出るので、黒く染めたい時はインディゴ
    茶色にしたい時はヘナを使うらしい。

    髪用の合成染料剤は、そりゃあ悪者で
    使うと健康に害を及ぼしますよー、と、証明されている。
    私がカラーリングをしないのは、地毛が茶色なのと
    髪が傷むせいなのだが、この “害” が引っ掛かっているからだ。

    しかし、何の苦労をしとるのか一向にわからんが
    ここ数ヶ月で、いきなり白髪が出てくるようになってしまった。
    このまま白髪を育てて、天然メッシュにしてもいいんだが
    絶対に希望の場所に生えてくれないと思うので
    毛染めをしようとヘナを取り寄せた。

    このヘナ、インドの女性は3日ぐらい塗りっ放しにするそうな。
    でも日本人は、天然ゆえに合わずにかぶれる事も多く
    日本女性の髪質によってはオレンジになる恐れもあるらしい。
    うーん・・・オレンジ色の頭になったら悲惨だが
    そうなった場合は 「みかんちゃん」 とでも呼んでもらおう
    と、勝負を掛けた。

    まず、このくそ寒い中、洗髪だけをして風呂から出る。
    ヘナの粉を2~3倍の湯 (温度は40~50度) で溶く。
    この2~3倍がよくわからず、お湯を足しつつ
    割り箸でコネコネするが、これ、緑の泥にしか見えんぞ?

    ジャリジャリ混ぜている内に
    何か気が立ってきたので、さっさとハケで髪に塗る。
    近所には毛染め用のハケがなかったので
    しょうがなく、塗装用の安いハケを買い
    それをハサミで適当な幅と厚みに切ったんだが
    この段階で既に失敗への道を歩いている気がせんでもない。

    溶いたヘナにハケを突っ込んだ途端
    ハケが泥団子になってしまったが、とりあえず頭に乗せる。
    ベタベタ乗せていって、途中で己の頭が泥団子になっている事を
    憂慮し、慌てて目の粗いブラシを取りにいき
    ブラッシングをしようと、頭にブラシを突っ込んだら
    泥が固まってしまっていて、ブラシも抜けない。

    これ、どうするんだよーーーーー、と
    思わず救急車を呼びたくなったさ。

    説明書を読むと
    「乾かないように、霧吹きで水を吹きかけつつ
     ラップで巻いて30~60分置いてください」 とある。
    塗る前から乾いてたような・・・。
    敗因は、お湯の温度がすぐ冷めたのと
    溶かすお湯の量が少なすぎた事のようだ。

    にっちもさっちも行かないので、頭にブラシを突っ込んだまま
    時既に遅しだろうが、一応ラップを巻いた。

    そのまま30~60分放置なんだが
    これじゃ、ちゃんと染まらないだろうし
    運良く染まっても、確実にムラ染めになるだろうし
    オレンジのムラ染めなんか、微妙に違うタイガースじゃねえか?

    どうしようかどうしようか、と
    クシ差しラップ泥団子頭でアタフタ悩むが
    頭がやたら重い上に臭い。
    何度も何度も時計を見、30分が経った時に
    あーーーーーー、もう限界! と、風呂場に駆け込んだ。
    が、何と湯船にお湯を張り忘れていた!!!!!!

    うっそーーーーーーーん、風邪引くじゃねえかあ!
    と、この上なく慌てふためき、天に見放された気分になり
    洗面所でしばらく死んでいたが
    そんな事をしてる間に、湯を溜めるべきだと、やっと気付き
    湯張りスイッチを押す。

    そっから、お湯が溜まるまでが長い長い。
    うちのは、お湯を溜めてるとシャワーが出ないのだ。

    やっとお湯が溜まったので、即、風呂場に飛び込み
    カチカチに固まった泥を流すのに
    毛はブチブチ抜けるし、肝心のブラシは取れないし
    私は一体、何をしてるんだ?
    世の人々がフツーに使っている染料で
    何でここまで苦労せにゃならんのだ?
    私のせいか? 私がアホなのか?
    と、シャワーヘッド片手に、ものすげえ苦悩したぜ。

    結果は、ほとんど染まってなかった。
    白髪が気持ち黄ばんだだけで、余計に悪いわ!!

    毛染めに関しては、単なる失敗(?)という事で流せるのだが
    染めてる間、何か暴れたんだか、よく覚えてないが
    背中が初期の頃のように痛くなってしまった。
    せっかく前日に診察した時に、お医者さんから
    「この調子だと、完治しますね、良かったですねえ」
    と、祝辞を貰って、すんげえ嬉しかったのに・・・。

    鎮痛剤を飲んで、湿布を貼って、2日間寝込んださ。

  • 安全なシャンプー

     注:原文中の “リンス” は、便宜上
     トリートメントやヘアパックの意も含む表記です。
     
    脱毛、薄毛がシャンプーリンスに含まれる成分のせいだと読んだ。
    私はあまり自然派嗜好ではないんだが
    そういう気色の悪い事を聞かされたら、やっぱり気になるので
    あれこれ調べてみたら、疑わしさ満載。

    私のシャンプー遍歴は
    熊本にいる時は、金に糸目をつけないサロン系や
    ヘア専門メーカーの高額なやつを使用していた。

    貧乏になってからは、市販のシャンプーを使ったが
    最初は安くて良い! と、感動したが
    使用していく内に、特別な支障はないが
    髪がザラザラになっていく事に気付き
    どうしたもんかと、ネットで調べたら
    上記の説が浮上してきたのである。

    これはちゃんとした臨床結果が出ているわけではない。
    研究している学者もいて、データがあるのは
    ・毛染め剤を常用すると、奇形児出産の確立が上昇
    ・生理中に洗髪をすると子宮筋腫発症率が上昇
    私が見つけたのは、このふたつだけである。

    で、こっからは “説”。
    ・頭皮は他の皮膚に比べ、成分が吸収されやすい部分
    ・頭皮から吸収された成分は子宮に蓄積される
    ・ほとんどのシャンプーに含まれる硫酸系洗浄成分は
      頭皮に刺激が強すぎて、薄毛、脱毛の原因になる
    ・ほとんどの化粧品に含まれるポリマーは、使用感が良くなるが
      頭皮の毛穴から入り込み、針状の形になり、血管内に残り
      脳梗塞、心筋梗塞の原因になりえる。
      近年、若年層の急死が増えてるのは、そのせいかも。
      第二のアスベストかも知れない。
    ・リンスによく含まれるシリコンは、髪の手触りを良くするので
      一時的にキレイになったように見えるが
      剥がれ落ちる時に、髪の細胞を一緒に剥がすので
      結果的に髪は傷む。

    この中のいくつが正しいのかはわからんが
    物議をかもしてるものには関わりたくないので
    とりあえず頭皮関係の化粧品は安全なものを使おうと思った。

    条件は、安全で安価。
    このふたつに絞って調べると、当てはまるのが2つあった。
     アミノ酸系シャンプー
     石鹸系シャンプー
    スーパーで売ってるのと変わらない値段のもある。

    まず、アミノ酸系シャンプー。
    これはしっとり洗える。 髪のきしみもない。
    ただし、この系統のリンスはほとんどが潤いが物足りない。
    でもアミノ酸系シャンプーを泡立てて
    頭に乗せておけばおくほど、しっとりするので
    シャンプーとリンスの役割りが逆転するという
    奇妙な使用法になってしまう。
    よって、リンスは付けてすぐ流すだけでいい。

    洗浄力は弱いので、脂っぽい頭皮の人には向かない事もある。
    流しても流しても、ヌルヌル感が残るので
    それがキライな人にも不向きだろう。
    しかし、とにかく髪や頭皮には優しく、刺激まったくなし。
    匂いは香料なしだと、粉ミルクっぽい。

    石鹸系シャンプー。
    これはアミノ酸系の対極をいく。
    流す時に、髪がきしんで痛い。
    無理に指を突っ込むと、髪がブチブチ抜けるので
    シャワーの水圧を利用して泡を流すしかない。
    洗い上がりはサッパリスッキリ。

    石鹸系シャンプーは、どうしても石鹸成分が残る。
    洗い上がりがギシギシするのはそのせいである。
    そこで主成分がクエン酸の専用リンスで
    残った石鹸成分を中和させ、脂肪分に変化させて
    洗い流す作業が必須となる。

    とにかく、シャンプーをしつこく洗い流し
    次に洗面器にお湯を張り、専用リンスを適量入れ
    その中に頭を突っ込んで、よくもむ。
    その後、シャワーで洗い流す。

    洗い上がりはリンスの量によって、いかようにも調節できる。
    不思議なのが、リンスが少ないと頭皮がベタつくのだ。
    この調節が上手くいくと、サラサラの髪になる。

    細い傷みやすい毛質とか、ロングの人は
    リンスの後に天然オイル (オリーブ油、椿油、ホホバ油など)
    を、薄く髪になじませればいい。
    匂いは香料が入ってない場合、油くさい。

    アミノ酸系シャンプーは、とにかく害がない、に尽きるが
    石鹸系シャンプーは、髪と頭皮のリセット効果が期待できる。
    巷の噂によると、数ヶ月我慢して使い続ければ
    今まで蓄積されたものが取れ、本来の美しい髪が蘇るとか。
    確かにそう言われても納得できる魅力がある。
    でも、使い心地は覚悟しておくべし。
    マジでギシギシギュッギュで、最初は驚く。

    私の今のところの感触では
    普段はアミノ酸系シャンプーを使い
    週1~2回、石鹸系シャンプーを使うという方法なら
    万人に合うと思う。

    私的には、石鹸系だけを使い続けてみたいが
    あれこれネットで買っちゃったもんで
    そっちも試さにゃならんのが惜しい!

    何を買えばいいのかわからない人に
    シャンプー鑑定サイトを張ろうかと思ったけど
    今見たら販売を始めてやんの。 調子こいちゃってるのお。
    手先になりたくないので、私が選んだ安心シャンプーのリストを。
    まだ全部は試してないから、使い心地は書かない。

    モルトベーネ 「ピュアナチュラル シャンプーしっとり」
           「ピュアナチュラル トリートメント しっとり」
                 180ml ¥1000

    ちふれ 「MC-Ⅱ アミノシャンプー」
    味の素 「ジーノ プリセイブ アミノシャンプー」
                 300ml ¥1500

    カピトリーノ 「NRヘアソープ ハーブ」
                 200ml ¥1200

    山之内製薬 「ミノン ヘアシャンプー」

    牛乳石鹸 「カウブランド無添加シリーズ」
           シャンプー 200ml ¥525
           トリートメント 180g ¥735
          「セレブティーペアダメージケアシャンプー」
                 600ml ¥1600

    ケラノブ 「サロンワークシャンプー」
                 300ml ¥1500

    イズミヤ 「無添加シャンプー」 「無添加リンス」

    ロッシ 「ヘアパック」 300g ¥498
    カミツヤ 「コンディショナー」 1リットル ¥1449

    (毛染め)
    カピトリーノ 「CLヘアパウダー」 50g×2 ¥1500

    まだあるが、比較的入手しやすい物だけをリストアップした。
    注意はシャンプーが安全でもリンスは違う、とかある事だな。
    ネットで検索すれば、すぐ出るはず。
    値段はショップによって上下します。

    ちなみに、私が今使っている石鹸系シャンプーは
    薬師堂のソンバーユシリーズの馬油シャンプーとリンス。
    400mlで¥1800ぐらいで購入した。

    ハゲへの恐怖がある人は参考にしてください。

    (追記)
    なお、使い続けた経過など、たまに書いていて
    意見がコロッと変わったりもしてるので、ここだけを鵜呑みにせず
    “自画自賛美容” の項目でチェックしてみてください。
     
     

  • 宗教

    夢をみた。
    どっかの宗教団体信者が集団自殺をしようとしてて
    私がそれを必死に止めようとしている夢。
    「そんな事をしても意味ねえぞ。
     今持ってるもの (命) が気にいらんからといって捨てても
     次のが良いとは限らんぞ。
     今持ってるものを使い切ってこそ、上に行けるんじゃねえのか?」
    おお、私、良い事言うじゃーん、と起きた。

    高校がプロテスタントだったので、毎朝礼拝をさせられ
    週一、本職の牧師がきて宗教の授業があった。
    初めて聖書を読んだ時は、わけがわからん物語に見えた。
    こんなん本気で信じてるヤツは
    「私、○○星の王女だったの」 とか言う電波連中と
    変わらんのじゃないか、とまで思った。

    一番わからなかったのが、カインとアベルの話である。
    カインとアベルの兄弟が、神に貢ぎ物をした。
    神はアベルの貢ぎ物だけを喜び、カインを無視した。
    不満に思ったカインは、弟アベルを殺してしまった。
    人類初の兄弟殺しである。
    神は怒り、カインをエデンの東の荒野に追い払った。

    こんな話だったと思うが、これを読んだ時に
    神のえこひいきを、すんげえ理不尽に感じた。
    もちろん授業で質問をしたが、答は得られなかった。

    その後、宗教勧誘にくるエホバの信者に聞いたが
    いずれも答は得られなかった。
    父にその話をすると、「真面目にやってる人をいじめるな」
    と、怒られた。
    そういうつもりはないんだが、どうやらこの話は
    キリスト教の謎のひとつになっているらしい。

    ある日、アフガンとバトルをしてて
    こいつ、犬の分際で何でこう言う事を聞かんのか、と
    思った途端、理解できた。
    あ、そうか、平等じゃないんだ!!!!!!!

    つまり、神と人間は同等の立場ではない。
    神は人間を試せる力を持ち、人間は試される存在なのだ。

         一 段 上 キターーーーー!!!!!

    常々、宗教とは、権力者が民衆を束ねるための手段だと
    解釈していたが、凄え計算上に作られたものなんだな。
    人間同士だと、どうしても平等感が出て、筋を通す必要があるが
    相手が人間じゃない神なら、やりたい放題オッケーなわけだ。

    うちの一族は無宗教 (行事として一応仏教に属している) だが
    父は 「宗教が必要な人もいる」 と言っていた。
    それは凄く説得力のある言葉で、私も否定はしない。
    宗教の話なんか、聞くと面白いし。
    ただ、入信をしつこく勧めると噛み付く。

    私には今のところ、宗教は必要ないが
    独自の信仰は持っている。
    それは、“感謝”。
    晴れたら太陽に感謝し、雨が降ったら天の恵みに感謝する。

    もう、どっかの土着民のような原始的信仰心だが
    すべての宗教の根源は、この “感謝” だと思う。
    そしてこれは、幸せの源でもある。
    足りないものに嘆くより、あるものに感謝できるのなら
    こんな幸せな人生はない。
    宗教をやってて心の平穏を保てるのなら、幸せなら
    それでいいんじゃないのかな。

    ま、私は修行が足りんので、すぐ暴れるが。

  • スクラッチくじ

    スクラッチくじの確立って・・・

    (さらに…)

  • 飲食物の温度

    うちには氷がない。
    それは使わないからである。
    私は飲食物の味はぬるいのが一番よくわかる、という信念がある。
    というか、熱いとか冷たいのが嫌いなのだ。

    熱い物を出されると 「おめえは私を殺す気かあ!」 と
    ちゃぶ台返しをしたくなる。
    すんげえ腹が減って、テーブルにかじりつきたいぐらいなのに
    あっつあつの飯を出されると、暴れたくなる。
    私は猫舌なのだ。
    注意しているのに、いつの間にか口内にやけどをしてたりして
    これがまた不愉快な事この上ない。

    冷たい物だと 「知覚過敏きたきたあーーー」 と
    ちゃぶ台返しをしたくなる。
    大体、冷えた飲み物など、腹に悪かろう。
    アイスコーヒーなんか、氷がみるみる解けるんで
    ボケッとしてる間がねえよ。
    だけど氷満タンの飲料水なんかガブガブ飲むと、頭がキーン。
    そんでその後、おなか急降下さ。
    ま、そこまで胃腸は弱くはないが、冷たい物は冷え性には大敵。

    上記のは単なるインネン付けだが
    熱いと味が濃くなり、冷たいと薄くなる。
    味を見るには、ぬるいのが一番というのは真理。
    風情がないなど、存在自体が無粋な私に指摘しちゃいけないな。
    物を一番美味しく食べる温度というのがあるのもわかるが
    それが熱かったり冷たかったりするのが頭にくる。
    支障なく飲み食いできる温度で、全能力を発揮せんかい!

    私の嘆きはともかく、もういっちょ真理がある。
    薬をより効かせたい時は、熱い湯で飲め、だそうな。
    栄養ドリンクの類も、美容ドリンクも
    冷やして飲むより、ぬるい~熱い で飲む方が効くらしい。
    V.Cなど、熱くすると壊れる成分もあるので
    そこは臨機応変だが、基本は熱く、だってよ。

    これ、やってみたがなあ、食道までただれたんじゃねえか?
    というほどで、確かにあの苦しみは他の苦痛を凌駕するぜ。
    ある意味、効いたと言えるが、それでも言う。
    熱湯で薬は飲むな。 普通に飲める温度の湯で飲め。

    しかし、しょうが湯とかは、すんげえ熱くないと効かないよな。
    死にもの狂いで熱々のを飲むと、体は温もるんだが
    風邪できつい時に、何でこんな苦行をせにゃならんのか・・・。

    熱い冷たいを憎む私だが、麺類だけはどうしようもない。
    こいつら伸びやがるんで、急いで食わにゃならん。
    フウフウし過ぎて貧血を起こしそうになるが
    風邪気味の時には、うどんは欠かせんし。

    あと、鍋のネギ! ありゃ何かの武器か?
    ガシッと噛んだら、ネギの中央部がノドの方に飛び出てきて
    それがまた熱くて熱くて、のた打ち回ったぞ。
    ノドにネギの焼き印が押されたんじゃないかと思たよー。

    熱い物が美味い季節になってきたが
    (もう、うちは既に鍋頼りの日々だが)
    冬の食卓は危険がいっぱい・・・。