• 解放してあげるという傲慢

    昨日、野生の掟についてブーブー書いてた時に思った話。
    これは賛否両論あるだろう。
    いや、“否” しかないかも知れない。

    イラクが解放 (アメリカ談) されてから
    世界ではアラブ系テロが激しくなった。
    何でこんな事になったのか・・・。

    そもそも、フセインが捕まった後
    「解放してくれてありがとう! これから自国のために頑張るよ!」
    という言葉を聞いた記憶がない。

    自衛隊が復興支援に行く事になった時、イラクのおっさん達が
    「自衛隊になんか来てもらっても嬉しくない。
     我々は日本の金持ちに助けてほしい」 と、怒りをぶちまけていて
    その図々しさに驚かされた。

    いやいや、彼らは今大変だし、日本はアメリカの属国扱いだし
    と、アメリカ批判のかたわら、暖かい目で見ていると、数週間後
    「自衛隊は何をしている。
     隣の村にだけ給水管を作って、うちにはまだ来ないぞ」
    と、役立たずだと怒っている。

    日本人だったら、こういう事を言うだろうか?
    そういや過去、戦争紛争の後 「解放してくれてありがとう」
    などと、お人好しな事を言ったのは、日本人だけかも知れない。
    ちとバカじゃないかとも思うが
    自分の国を自分らで復興しようとしていたのは偉い。
    だが、この態度が、後々のアメリカの傲慢さを産んだのかも知れん。

    そもそも、自国を独裁されてブーブー言いつつも行動せず
    アメリカによる (余計なお世話の) 解放をされても
    ブーブー文句を言う。
    国民100人の内、10人ぐらいしか頑張ってないように見える。

    そういう国に、いらん事、首を突っ込むから
    テロが活発になって、世界中とんだ迷惑じゃないのか?
    もしかすると、リーダーが力で押さえ込んでいた方が
    上手くいく国ってあるんじゃないのか?
    そう思えてくるのは、私が非人道的なんだろうか?

    ここで、もう1個、ヤバい国がある。
    某独裁政権国である。
    以前、脱北したおばさんがTVに出ていた。
    「日本は我々が苦しんでいるのに、何故、何もしない!」
    と、ギャアギャア怒りまくっていた。

    それを見て、「ちょっと待て!」 と、思った。
    あんたらの国で、かつてあんたらが支持したトップがのさばって
    それをあんたら以外の国のヤツにどうにかしろと!
    しかも、散々侵略呼ばわりした日本に、またどうにかしろと!

    不平不満を言いたい気持ちはわかるが
    何で怒られつつ、よそんちの尻拭いをせにゃならんのか?
    もしかして、この国の政権を壊したら
    アラブのようにテロが頻発するようになるんじゃないだろうか
    とすら思った映像だった。

    国民に対しては同情していたが
    最近どんどん反感を持つようになってきている。
    何もしない、できないというのは
    その状況を甘受しているに等しい。
    飢え死にするのと、一族郎党で歯向かって死ぬのと
    結果は同じ死でも、意味が違うんじゃないだろうか。
    と、遠くから理想論を言うのは簡単だが
    自分が踏み台になるのは、なかなかできないのが現実だ。

    各国、色々事情はあるだろう。
    出てこない真実もあるだろう。
    私は単にTVで流す表面的な内容だけに対して
    腹を立てているにすぎないという自覚はある。
    だが、他国のシステムに対する怒りをこっちに向けられると
    どうしても反感を持ってしまう。

    自国の事だろう?
    自分らの感情を逆なでせずに、控えめな態度で適切に支援して
    満足させてくれとは、あまりにも都合が良くないか?

    こう思わされる画像ばかりが流れるのも不思議だ。
    マスコミは一体、何がしたいんだ?
    マスコミに対する不信感もあるので
    最近はその話題になるとチャンネルを変えている。

    金持ちが貧乏人に金を恵むのは当然だという国がある。
    くれないと困る、と平気で怒るんだと。
    約束を守らなかったり、仕事をきちんとしないのは
    相手と自分の因縁が悪いせいだという国もある。
    日本人には理解できない言い分である。

    日本人日本人と連呼して、他国差別をしているように聞こえるが
    差別ではなく、区別をしないとトラブルになる。
    日本で通用する事が、その国では通用せず
    その国で通用する事が、日本では通用しない。

    自分の国の価値観が絶対だという傲慢さが
    世界中の紛争の原因になっているのが現状だろう。
    そこの大国、何が “世界の警察” だよ、思い上がるなよ!
    あんたらの脳内正義でどんだけ世界が混乱しているやら。

    私の意見としては、自国の流儀を曲げず
    できる支援はしても、必要以上に踏み込まない方が良い。
    その国にはその国独自の正義がある。
    国の未来は、その国の民に任せるべきだろう。

    あー、最近の世界情勢にはイライラさせられる。

  • 神戸の野生猪騒動

    神戸の住宅街に猪が常駐しとるそうな。
    ケガをする住民が増え、セントバーナードが殺され
    ニュースで大騒ぎになっている。

    ここで山育ち (野生じゃねえぞ) の私が怒っちゃる。

    野生の動物をナメるな!!!!!

    野生の動物はそれほど恐くはない。
    本当に恐いのは、餌付けされた野生の動物なのだ。

    餌をやるヤツは 「人間のせいで環境が壊されたから」 とか
    「飢えるのを見殺しにはできない」 とか、こぞって言うが
    餌をやった動物に自分の家族が殺されても良いんだな?
    野生の世界に足を突っ込むというのはそういう事だ。

    餌をやったからと言って、動物は感謝はせん。
    単に 「餌がある」 としか認識しない。
    それどころか、餌がある場所をなわばりとして判断し
    そこにいる他の種を排除しようと攻撃し始める。
    野生の世界には、異種共存はない。
    あるのは捕食関係のみ。
    人間と仲良くできるのは、野生を捨てられる種だけだ。
    そこがわからんのは、人間が野生ではないからだ。

    では、飢えゆく動物をどうすればいいのか?
    保護か追い払うしかない。

    保護とは、隔離して餌をやり続ける。
    動物園と何ら変わらず、動物の自由はないわな。
    野生を奪う事になってしまう。
    生きていれば良いってか?
    だったら税金で全猪を生かしてやりゃいい。

    追い払うのは戦うという事。
    餌がなけりゃ個体数が減って、悪くすると絶滅。

    もう、どっちもどっちだが、他に方法が思いつかん。
    環境をどうの言うが、今更それをどうにもできんだろう。
    誰かの命や財産をかなり犠牲にせんと、何も変わらんが
    その “誰か” に自分がなれるか?

    こうやって考えると、とても絶望的な世界に思えるが
    それが現実でしかない。
    個人個人にできるのは、ゴミの分別とか家庭排水とか、些細な事で
    それを地道にやっていくしかない無力感は誰にでもある。

    だが、野生動物に餌をやるのは、今まで人間が犯してきた
    間違いを繰り返す事と同じである。
    壊してきた生態系を更に壊す事になる。
    野生世界に侵略してきたからこその環境破壊なのに
    またそれをかき回しているんだぞ。

    狭い日本、野生との住み分けは不可能に等しい。
    誰に泣いてもらう事になるのか、難しいババ抜きだな。

    子供の頃、山で動物に出会った。
    かなり距離がある向いの斜面の木々の間に
    そいつはひとりでたたずんでいた。
    しばらく見詰め合ったが、そいつは走り去った。

    帰宅した私は親に言った。
    「今日、豚みたいなデカい鹿がいた。」

    父親は一瞬何の事かわからない顔をした後
    ただひとこと 「見間違いだろう」 と言った。
    母親は 「この子はバカみたいな事しか言わないのよね」 と流した。
    私は理解してくれない両親に、悲しみしかなかった。

    大人になって、TVにその鹿が映っているのを見た。
    やっと両親の反応の意味がわかった。
    当時も、その地方にはいるはずのない生き物だった。

    日本カモシカ、私は山の奇跡を見たと信じている。

    と、キレイにまとめようとして、ふと思ったが
    もし、こいつが日本カモシカだったとして
    ついうっかり、テリトリーに迷い込んで襲われたとしたら
    (実際には、日本カモシカに攻撃性はないらしいが)
    すんげえ、やっかいだよな。

    身を守るために非国民になるか、天然記念物に殺されるか
    うーん、激しく葛藤するぜ。
    (と、そうこう迷っている内に殺される、と)

  • ん~なんだか~ (お詫び

    あしゅらのブログは、
    きちんと読みたいせいか
    時間あるときに~って思って・・
    んで時間が無いとそのまま放置してしまう・・・
    悪い癖です。

    今日は時間があったので、
    せっせことTOPページを作ってました。

    あしゅら様の許可がいるので、(ニヤリ
    メールにて確認後、入れ替えさせていただきマース。

  • 地図

    地図が大好きだ。
    20歳ぐらいの時は、トイレに世界地図を貼っていた。
    お陰で、割にどの国がどこにある、などはわかるのだが
    メルカトル方式 (だったっけ) の地図だったので
    面積とかの把握は怪しい。

    覚えているとは言え、アフリカあたりは
    ゴチャゴチャしすぎて見分けがつかないので、注目はしていなかった。
    ある朝、起きていきなり “ジンバブエ”
    という単語が脳裏に浮かんだ。
    何の事だかわからないが、その単語が気になってしょうがない。
    「ジンバブエ、ジンバブエ・・・」 と、唱えつつ、数日を過ごし
    何気なく見た地図のアフリカのところに発見。
    “ジンバブエ” と言うのは国名だったのだ。
    見ていなくても見ているもんなんだなあ、と、驚いた出来事であった。

    だが、せっかく (漠然とだが) 覚えた世界地図も
    ソ連崩壊で大きく様変わりし、役に立たなくなってしまった。
    この前、チェックしてみたら、東欧なんかわけわからん。
    そういや日本も市町村合併とかやってるし
    かなり変わっているんだろうなあ。

    世界地図を見て不思議な事がひとつある。
    それは気候の違い。
    緯度が同じなら、気候も同じかというと、そうではないらしい。
    地軸ってのは、15度ほど傾いてると聞いたので
    そのせいだろうが、日本を基準に照らし合わせると
    何でこんなに違うんだ? という感じである。
    (きっちり北緯30度あたりに砂漠があって、沖縄ヤバい!)

    しかし、地図を見ていると、新たな発見があって楽しい。
    私の脳内では、タスマニアとニュージーランドが入れ替わっていたし
    ガラパゴスだと思っていたら、マダガスカルだった。
    モルディブはグアムの近所だと思っていたし
    カナリア諸島はキューバの近所にあると信じていた。
    私の記憶、全滅!!

    地図を見ていて、覚えてもどうせ変わるんだろうな、と、思う。
    てか、見ても見ても、勘違いして覚えるのは何故なのやら・・・。

    今、航空地図とか衛星地図が見られるサイトがある。
    拡大できたりして、すげえ楽しいが、見られない場所が多々ある。
    ここに軍事基地があるんだな、と、丸わかりで、これもまた楽しい。

    楽しい楽しいと連打していて、ふと気付いたが
    地図に興味のないヤツもいるよな。
    これって、どういう違いなんだろう?
    旅行好きは地図も好きとか言うが、私は旅行は嫌いだし。
    地図を見て、目的地に行けるか行けないかの違いか?
    (私は方向音痴だが、地図があれば大丈夫)
    うーん・・・・・???

    あっそうだ、地図を読めないヤツで
    地図の基本は上が北だと知らなかったヤツがいた。
    案外こういう基本的なとこで、つまづいているのかも。
    地図は上が北で、太陽は東から昇り西に沈むのを覚えていれば大丈夫!
    (サバイバルかよ)

  • うんざりな話題

    日本の政治はよくわからん。
    が、大仁田参議院議員は、もういい加減にしてほしい。
    杉村衆議院議員に 「俺がしつけてやる」 だの
    いくら比例代表で受かったとは言え
    一応その地方の代表なんだから、失礼じゃないか?
    杉村議員も、当選した時の、あのはしゃぎっぷりから
    何でこんなヤツを公認にしたんだよ、と、思ってはいたが
    それは大仁田議員も同じ。

    大体、大仁田議員は政治家と言うのを、どう解釈しているのか?
    郵政民営化投票を棄権して
    「賛成できないが、オヤジに義理があるから」 と、言った時にゃ
    国会を組か何かと勘違いしてるんじゃないかと思ったぜ。
    あんたは民衆の代表だろうが!
    今回の騒動も、杉村議員を舎弟と勘違いしているようだが
    ねずみ講で言えば、親が勧誘した子同士で同等になるぞ。

    義理人情で政治をせんでくれ!!!
    誰があんなのに投票したんだよ!

    もういっちょ、元・格さんの離婚騒動。
    そもそも元・格さん自体 「誰?」 なのに
    その妻 (元・女優らしい) が、突然出てきて
    夫の非難を長々やって、毎日その話題で持ちきりである。

    なあ、そういうのは家ん中でやらんかあ?
    レストランとかでやっても、白い目で見られるのに
    TVで大々的にやって、いい恥さらしなのがわからんか?
    もし、夫と連絡が取れない状態なら、弁護士を通すとか
    事務所に内容証明を送るとか、方法はいくらでもあるだろうに
    何でああいう事をするかが、まったく理解できん。

    既に離婚の決意を固めていて、話題集めをして
    女優復帰とか狙っているんだろうか?
    でも奥さんの、あの般若のような表情では同情できんから
    マイナスイメージしか付かんと思うのだが。
    それどころか、ブチ切れた女性は何をしでかすかわからん
    と言う恐怖を世の男性たちは持ったと思う。

    こんなん視聴者は興味あるんだろうか?
    誰々が別れただの、付き合っているだの、どうでもいいぜ。
    若貴兄弟騒動がやっと終わったと思えば、これかい・・・。
    とりあえず全局、同じ話題を流すのは止めてくれーーー!

    ああ・・・ニュース専門チャンネル希望・・・。
    あと、ホラー専門チャンネルも!

  • 携帯の恐怖

    大阪前市長と、フジTV日枝会長?と、JR西日本社長の
    区別がつきにくい私はアホウか?

    今、TVで 「着信あり」 が放映されている。
    もちろん観てるが、深夜にあるので
    その後、恐怖で興奮して眠れないのが難点だ。
    別に怖くないのだが、夜は枯れ木でもゾンビに見えるだろ。

    しかし、あの 「着信あり」 は、良いとこを突いてるよな。
    いかにもありそうで、新たな都市伝説になりそう。
    迷惑メールが自分のアドレスでくるのはあるが
    自分からの着信のように加工って可能なんだろうか???

    「着信あり」 の映画は、1も2も当然観たが
    2は舞台が台湾になって、意味がよくわからんだった。
    1も、犯人はあいつだろう、ってのはわかったが
    最初の犠牲者との関係がわからんのだよな。
    んで、1と2は続いてるらしいが、どうやって繋がるんだ?

    携帯にまつわる恐怖話ってのは、既にいくつかあって
    数人が輪になって、同時に隣のヤツに電話を掛けると
    ひとりが悪魔?に繋がり、悪魔の質問に答えられたら
    願い事が叶えられ、答えられなかったら・・・・・とか
    何とかって名前から呪いのメールやら着信やらあるとか
    良い都市伝説のネタになっている。
    中高生にとっては、刺激的なグッズだ。

    私の場合は、ラジ○ライフで公衆電話の活用法とか
    読むのが面白かったが、今では公衆電話自体が廃れていてトホホ。
    そういや、高校の頃、夜道で公衆電話が鳴ってて
    通る人みんなビビってて、仕方なく一番近くにいた私が
    おそるおそる出たら、相手は普通のご婦人で
    「ここは○○の公衆電話で、私は通りすがりなんですが」 と
    説明したら、「はあ???」 と、すんげえ驚かれた事がある。
    いや、あんたより、ここにいる通行人全員の方が驚いたって。

    「着信あり」の着メロはDLできるらしいが
    気味の悪い着メロはやめとくが吉。
    私はほとんどの着メロをゲーム音楽にしているが
    兄・親戚の着信だけはエクソシストにしている。
    ただでさえ出たくない電話に、この着メロだと
    ほんとテンションが下がるのだが
    親族とハイテンションで話すと、ロクな事にならんので
    やむなく、こういう手段を取っているのだ。

    ま、マニアックな着メロばかりなので
    知ってるヤツが聴くと、ヘンな目で見られかねないから
    外出時には必ずマナーモードにしているが
    これがまったく気付く事ができず、不便。
    皆、どうしてるんだろう?

  • ウツウツ日記・親への手紙

    背中痛で自由が利かず、ストレスを溜めていたのは私にもわかった。
    それが何故、ウツかも・・・と思うほど、落ち込んだのかと言うと
    夢を見たのだ。

    死んで、ぱったり音沙汰なしだった (当たり前じゃ!)
    故とうちゃんが二晩連続で夢に出てきて、何か怒っているのだ。
    ああ・・・不肖の娘を怒っているんだな、と
    夜寝る前に、布団に正座をして両親に
    「ごめんなさい。 ちゃんと生きていくので許して」
    と、祈って寝たら・・・・・・・・・・・・
    今度はかあちゃんが夢に出てきて、何かをグチグチと!!

    えええっ、私って確かに理想通りの娘じゃなかったが
    そんなに悪いヤツだったんか・・・。
    ストレスで弱っているところだったので
    かなりのショックを受けてしまったのだ。

    その落ち込みがかなり激しく、眠れない、うなされる
    吐き気が続く、と、体調を崩したので
    やばい、おおごとになる前に病院に行かねば、と決心する。

    今朝、目を覚まし、ぼんやりと考えていた。
    この時期に故両親が夢に出て怒るなんて
    私は今、何かまずいんだろうか?
    親なら、私が辛い時に追い討ちを掛けるわけがないもんな。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・
    掛けてたじゃん、あの親は!

    小学校ん時に、担任から殴られて耳をおかしくして
    親に 「耳が聞こえない」 と、訴えても放置され
    お陰で3ヶ月ぐらい、ほとんど音が聞こえなかった。
    盲腸の時も 「お腹が痛い」 と訴えるのに、放置してくれて
    「どうにかしてくれんと高校受験受けない!」 と
    ゴネて、手術したら化膿寸前で 「ほんとに痛かったのね」
    と、ヒソヒソ言ってたのも、ちゃんと聞こえてた。

    そうだった、あの親は肝心なとこでズサンだった
    と、思い出し、今更ながらムカムカした。

    が、冷静に考えれば、私のストレスが親の夢という
    形を取ったに過ぎないのだろう。
    背中が痛くて、満足に動けないせいで
    自分って何て使えんヤツなんだ、と
    知らず知らずに自分を否定しまくっていたようである。

    なるほど、そういう事か、と、判明したが
    頭でわかっても、心がわからん場合もあるので
    やっぱり病院には行っておこう。

    本当に親が心配して、私に何かを伝えたいのかも知れんが
    そういう時には、ちゃんと伝わるようにせんと意味ねえぞ。
    生前の事で文句を言いたい場合は
    「私も私なら、おまえらもおまえらじゃあ!」 で、返したる。
    私はまだ寿命があるらしいので
    今までの事は水に流してくれんと、生きて行けんから勘弁してくれ。

    それと墓な、生前に散々言ったが
    参りにくい所に作ると、やっぱ参れんぞ。
    「墓参りをせん」 などと、出てくれるなよ。
    兄なんか、高野山に墓を移すとか言い出し
    私に全委託かい! と、思ったが、とりあえず下見に行った。
    一度目はな、ナビが不能になってたどり着けず
    二度目は天気予報で一日快晴のはずが、高野山に着いた途端
    どしゃ降りの雨になった。
    レンタカー代がとてもキツかった。
    私は高野山にゃ嫌われてるらしいんで、移転はなし!

    生前も没後も、私に対して文句は山ほどあるだろうけど
    私なりに (← ここが危ない) 真面目に生きていくので
    出来る限り、暖かい気持ちで見守ってください。

    親の死というものは、本当に子供に影響を与える。
    死んだ直後だけじゃなく、ずっと尾を引く。
    こうやって、精神的に弱っている時には余計にだ。
    死んだヤツが強いのは、その存在が本人の精神状態によって
    どうにでも形を変える事にある。
    揺らぎのない確固たる人間関係などないから。

    だけど、あえて言う。
    生きてる者勝ちにせんと、やっとられんぞ!

  • 通院日記 1

    診察室の前で診察待ちをしている時に
    ミントを食おうと、ポケットからフリスクを出したら
    フタが開いて、フリスクの粒が2個、転がり落ちた。
    1個は手前で止まったが、もう1個はドアの隙間から
    診察室の中に転がって行ってしまった。
    手前の1個は拾ってゴミ箱に捨てたが、もう1個が気になる。

    私はゴミを散らかすなど、反社会的な事が大嫌いな性格なので
    イライラしていたら、中にいた患者さんが出てきた。
    「どこだ?」 と、覗いたら、入り口近くに落ちているのを確認。
    拾いたかったが、すぐにドアは閉められた。

    あまり不穏な行動はやめとこう、次は私が呼ばれるだろうし
    と、大人しく待ったのに、呼ばれたのは他の人。
    しかも、その人が診察室に入る時に、蹴りやがった。
    「あああっ、絶対に踏むなよ!」 と、祈りつつ
    なおかつピリピリして待つ。
    フリスク1粒にこれだけ慟哭する自分の器の小ささがとてもイヤ。

    ようやく自分の番になり、診察室に入った途端
    キョロキョロ探したら、無事な姿で転がっていた。
    それを拾っていたら、お医者さんが 「何ですか?」 と、聞く。
    「すみません、さっき私が落としたミントです。
     ここに捨てていいですか?」 と、重そうな陶器の箱に
    捨てようとしたら、「それは杖立てなんですよ」 と、言われ
    「あ、すみません」 と、恐縮させられる。

    「こっちで捨てましょう」 と、言われ、ミントを手渡すと
    「ほんとに捨てていいんですか?」 と、聞かれ
    「それ、食べ物なんですよー」 と、答えたら
    「食べ物だったら捨てた方がいいですかね、そうですよね
     落ちた物ですからね、ははは」 とか、言われ
    その瞬間に、こいつは人当たりはいいが
    絶対に人の話を全部流してる! と、確信した。
    病院の床に落ちた物なんか、道路に落ちた物より汚い気がせんか?

    んで、何度も何度も思っているが
    人の顔を見て 「元気そうですね」 と言うのは
    医者的にオッケーなのか?
    そもそも元気なら、ここに来てないと思わんか?
    と、心の中で叫びつつ、当たり障りなく問診を終えリハビリに行った。

    私のリハビリ担当は、リハビリ室の紅一点のおねえさま。
    こいつが年食ってるせいか、なかなかのツワモノで
    「えーと、どこでしたっけ、ここ?」 と
    患部を指でグイーーーと押され、「あうっっっ!!」 と叫び
    「あらあ、ごめんごめん」 と、やられる。

    おめえ、それ数回に一度はするが、ワザとやってねえか?
    全身にピキピキピキピキーーーッと痛みが走るんだぞ。
    それをやられた日にゃ、帰宅してすぐ鎮痛剤を飲まにゃならんほど
    ダメージがデカいんだぞ。
    おめえは一子相伝北斗神拳継承者かよ!
    てか、おめえがそれをやってなきゃ、もっと治りが早いと思うぞ。
    てか、てか、おめえはアミバじゃあ!!!!!

    と、内心キイキイ怒りつつ、電気療法を受けた。
    いつも床に1本しか落ちていないヘンな毛が
    2本落ちているのを発見しても、気分は晴れなかった。

    ああもう、何でこう医療関係者にはロクなヤツがいねえんだよ!

  • 美容の鉄則

    それは客観性である。
    特に、若作りは、客観性命!!

    ところが、これほど確かめにくいものもない。
    特に私は、画像認知が不得意なので
    自分では客観的なつもりでも、怪しいもんである。

    そこで、友人知人にチェックを頼むのだが
    関西のヤツらは揃いも揃って、おだてあげる事しかしやがらねえ。
    接点がないヤツらなのに、そういう態度は共通してるので
    関西は一丸となって、私をワナにハメようとしてるんじゃねえのか?
    と、疑いたくなるほどだ。

    まあこれは初手で、私の気性が荒いと
    ビビらせてしまったのが原因だろうが
    (『九州女は気が荒い』 と、なってしまっておる。
      九州の穏やかな女性、すまん)
    私の望む働きをせんなら、めったくそに言われた時と
    同じぐらい怒るぞ、こらあ!

    そう。 乙女心はデリケートなんで
    おかしい点は、オブラートにくるんで、なおかつ
    鈍い私の脳みそにもわかるように指摘せねばならない。
    ・・・言ってる私ですら、面倒くさくなってきたんで
    これを他人に望むのは酷だよなあ。

    ということで、周囲の反応で
    自分がヘンじゃないかをチェックする事にしているが
    これがまた難しいのである。
    まず、私は自分では気付かないのだが、なまっている。
    (どのぐらい、言語にうといかと言うと
     マシューTVのなまり禁止コーナーがあるだろ。
     方言ならヘンだとわかるのだが、言葉自体が標準語だと
     アクセントのおかしさは、聞いててまったくわからんのだ。
     「今の、どこがなまってるんだ???」 と、ビックリする。
     あの番組は私には理解できんので、イマイチ面白くない。)
    そのなまりで既に人目を引く。 しかも好奇の目で見られる。
    これじゃ私のなまりのせいか、格好のせいかがわからん!
    「両方ヘン」 と、ダブルパンチの可能性もあるじゃんー。

    関西に住んで何年か経ったんで
    私も多少は関西弁っぽくなってきてるんじゃなかろうか、と
    自分では思うんだが、まったく何の変化も微塵もないようで
    もうこれは一種の言語障害のような気がしてきている。
    てか、何かさすがに恥ずかしいぞ。
    ひきこもりたくなってきた・・・。

    それはともあれ、周囲の反応チェックは必須。
    今、通っている病院では、ババアには 「はい、脱いでー」
    とか言ってるが、私には 「ちょっと触ってもいいですか?」
    (この言い方も、どうだか) と、遠慮してくれるので
    よっしゃ、まだまだ許可なく触ると犯罪レベルだな!
    と、普通ならオッケーの印なんだが
    他の女性患者があまりにも高齢な方々ばかりなので
    これは素直に比較してると、誤差が激しいぞ。

    しかも、もしかして、いきなり手を出すと噛みつかれると
    思われてるんじゃないだろうか、という推測もでき
    自分の凶暴性も誤差を招きやすくて困る。

    このままじゃ、まかり間違えて、痛い若作りババアへと
    道を踏み外すかも知れんぞ。
    いや、もう片足踏み込んでるかも、ヒイイイイイッ。

    あーあ、どっかに、客観的に指導してくれて
    私が瞬間的にムカついて、暴力をふるっても
    動じない猛者はおらんかのお。

  • 前世

    前世があるんかどうかはわからん。
    が、もしあったとするなら、私の前世は鳥だったに違いない。
    それも白鳥とか、大鷲とか、優雅なもんじゃなく
    すんげえ凶暴な鶏! 軍鶏とかチャボとか。

    何故こう思うかっちゅうと
     ・鶏肉、美味いと思うんだが、嫌悪感があって食えない。
     ・豆とか穀物とか、鳥と食の好みが一緒。
     ・よく鳥っぽいと言われる。 何でかは知らん。
    これらを踏まえて、私の前世は絶対に鳥だったと断言するね!

    鳥の前は、うなぎだったような気がする。
    ヘビ系はそんなに嫌いではないんだが
    うなぎだきゃあ美味い! 美味いが嫌悪感があって食えん!
    ま、これは故父が庭先でうなぎ解体ショーをしたトラウマだろうが。
    あなごはともかく、どじょうは食いたくないんで
    もしかして、前前世はどじょうだったかも。
    って、これも取って付けただけで、本当には思ってはないが
    前世は鳥、ってのは、割と思い込んでいる。

    しかし本当に生まれ変わりってあるんかいなあ。
    何度も何度も繰り返すって、面倒くせえと思わんか?
    だけど、永遠に今のままってのもイヤだなあ。

    今生は人間だと思っていたら、どうやらドラゴンらしいし
    あと数年ぐらい経ったら、次は
    オオサンショウウオに生まれ変わりたい。
    何でオオサンショウウオかと言うと
    天然記念物で保護されて
    ノホホンと川の石の下あたりでグダグダしてて
    何か、すんげえホノボノさせられるからだ。
    ああいう生き方をしたいよなあ。

    今もあまり変わらんだろう、と突っ込みがきそうだが
    美容にゃ気を抜けんし、飯は作らにゃならんし
    ほんっと忙しい日々だぜ。
    オオサンショウウオを見てみい、日焼けを気にせず
    川をザッバザバ泳いで、魚をガブーで、ナマでバリバリ
    羨ましいーーーーーーーーーっ。
    (今の姿でこれをしたら妖怪認定だな)

    オオサンショウウオは私の理想だ。
    あ、私がオオサンショウウオになったら、水族館もオッケーだから。
    でも、あまりうるさく飼育せんでくれよ。

    前世と言えば、思春期のお子たちの中には
    どこぞの世界?とかの剣士だったとか、姫だったとか
    思い込むヤツらがいる。
    某怪しい系雑誌やサイトを見ると
    “仲間” 探しでごった返しているぞ。

    マンガや小説の影響か、そんなに今がつまらんのか
    自分を特別扱いをしたいんか知らんが
    現実逃避をしてたらロクな事にならんが、と、思っていたら
    案の定、家出をしたり、「敵を倒す」 とか言って
    傷害事件を起こしたりしているそうな。

    ある意味、勤勉だよな、と、感心させられる。
    前世で戦っていて、今世でもそれを継続させたいんだろ?
    世界の平和はおめえらに任せたんで
    私に関係のない場所で頑張ってくれ、と、激励したい。

    だが、この感覚って、仕事が長続きしないヤツと同じだよな。
    こういうヤツらが揃って言うには
    「俺には合わない仕事だったんで辞めた」 だ。
    バカモノ! 仕事をおめえに合わせるんじゃなく
    おめえが仕事に合わせにゃならんのだ!
    大体どういう仕事なら満足するんやら、聞く気にもなれんわ。

    前世どうのこうの言ってるヤツも、現実に自分を合わせられず
    “本当” の自分の世界を追い求めているとみた。
    ないから。 そんな世界は。

    とか、いくら言っても聞こえないだろうから、ムダだな。
    でも、私がこの世の真理をお告げしちゃる。

      何かを得たければ、何かを諦める。

    これがバランスっちゅうもんよ。
    バランス良く生きていれば、結構幸せになれるぞ。
    欲をかくと、どっかに歪みが生じるぞ。
    オオサンショウウオのように無心に生きれ。

    ああ・・・オオサンショウウオ、ラブリーーーーー!!

    ・・・・・と、書いてたら、急に悪寒が・・・・・。
    「せっかく人間として産んだのに」 と
    母親が背後で睨んでいる気がするー。
    ごめん、かあちゃん、もちろんちゃんとヒトとして生きてますー。

    余談だが、かあちゃんが死んで、正直言って
    うるさいヤツが減った、と、思う部分もあったんだが
    代わりに親戚連中が、やたら活発になったし
    かあちゃんの気配もないし、当然姿も見えんが
    なあんか、監視されてる気がしてかなわん。

    というか、いらん言動をかましてたら
    とたんに天罰ドーン当てられそうで
    生きている時以上に、母の影響力が大きくなってしまったわい。
    これは私の信仰心による歯止めだと分析するが
    ああーーー、息苦しーーーーーーー、シクシク・・・。