• 殿のご自慢 39

    高雄の眉間にシワは寄らない。
    心を探られないように、無表情を心掛けているからだ。

    乾行が、ふたりは大丈夫なのか、と言ってきた。
    ふん、あの無神経な青馬鹿姫のせいで、
    大丈夫なわけがないだろう。

    「男女の恋路に関してだったら、俺にも多少は役に立てるが
    ふたりの苦労は政治に関わる事で、それは俺には無理だ。
    おまえが助けになってやれよ。」

     

    わかっておる。
    あの青馬鹿姫を助けるなど不本意だが
    伊吹の命運が懸かっているならば仕方がない。

    しかしあの、地に足が付かぬ乾行にさえ心配されるなど
    これはやはり、間違えた婚姻だな・・・。

    私があの時に姫を捕らえなければ・・・
    本来、そうした意味のない “もしも” は考えない高雄の脳裏に
    一瞬でもそれがよぎったのは、後悔の大きさを表していた。

     

    高雄は伊吹を探した。
    主だった場所にはいなかったので、竹林に足を向ける。
    伊吹は、岩に持たれて座っていた。

    よお、と左手を上げる伊吹に、高雄はピンときた。
    「ちょっと見せてみろ。」

    伊吹の着物の衿をめくると、右肩が腫れ上がっている。
    「・・・あの青馬鹿姫、自分の夫に容赦のない・・・。」
    思わず口に出てしまった言葉を、伊吹は聞き逃さなかった。
    「青馬鹿姫?」

    「あ、いや、つい。」
    珍しく、しどろもどろになる高雄に
    伊吹は腹を抱えて、転げ回って笑った。

    「あ・・・、あおばひめじゃなく、あおばかひめ?
    あーっはははははは」

    その大笑いを、高雄は不思議に思った。
    何をおいても愛する女の悪口仇名を、ここまで笑えるか?

     

    しばらく笑い転げていた伊吹だったが、急に笑うのを止めた。
    だが、そのまま寝転がっている。

    高雄は声を掛けようか迷った。
    このように、伊吹らしくない伊吹は初めてだからである。

    「・・・すまぬ。
    俺にもどうして良いのかわからないのだ・・・。」
    ようやく座り直した伊吹は、着物に付いた笹を掃う。

     

    「おまえは青葉が嫌いなのだな?」
    伊吹の質問に、高雄は嘘を付いた。
    妻と親友が仲が悪いのは辛いことだ。

    「いや、そのような事はないぞ。」
    「そうか、それは良かった。」
    ホッとする高雄に、伊吹が言う。

    「おまえがそう言うという事は、本当に嫌いなのだな。
    人の妻を好きだったら、嫌いな振りをする。」

     

    「・・・・・・・・・・・」
    高雄は観念した。

    「ああ。 あの姫の事は大嫌いだ。
    だが、おまえには幸せになってほしい。
    だから “ふたりの幸せ” のための助力は惜しまぬぞ。」

     

    「そうか・・・。
    ありがとう。」
    伊吹は背中を向けたまま振り向かない。
    が、次の瞬間、信じられない言葉が高雄の耳に入ってきた。

    「俺の妻を嫌いでいてくれて、ありがとう。」

     

    伊吹は両手で顔を覆った。
    「おまえが青葉を嫌いだという事が、俺はものすごく嬉しい。
    青葉が大切なのに、愛しているのに
    世界中から嫌われてほしいと願う気持ちがある。
    俺は・・・、俺は・・・、
    何故このように醜くなったのか・・・。」

    高雄は後ろから伊吹を抱きしめた。
    「伊吹、大丈夫だ、案じる必要はない。
    初めての恋には狂うものだと乾行が言っていた。
    だからおまえのその、わからない感情は一時的なものだ。
    落ち着けば治まる。
    おまえは何も変わってはいない、大丈夫だ!」

     

    家だ身分だなど、失っても命さえあれば何とかなる。
    その命も、失ったら終わり。
    だが、“大事なもの” ほど恐いものはない。
    手にしてしまったら、失う恐怖に囚われる。

    それを知らない高雄には、伊吹の苦悩がわからなかった。
    ただ “恋に狂う” 事に対する嫌悪感が出ただけであった。

     

    “伊吹は弱くなってしまった”
    高雄はそう思った。

     

    続く

     

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  • よき父親

    ハリウッド映画でよくある話だけど
    夫もしくは父親が忙しいのを責める設定、
    それがものすごく腹が立つ。

    あれ、何なの?
    “家族を大事にする” には
    たとえ全米の危機を放っといても
    授業参観とか行かなくちゃいけないの?

    仕事がちょっとたてこんでいたら
    すぐ離婚だの父親失格だの言われるの?
    誰のおかげで住んで着て食えるのか、考えないの?

     

    私の父親は年中無休の仕事をしていた。
    参観日は一回しか来た事がないし
    運動会とか行事関係など、一度も来た事がない。

    それを私は寂しいとも思わなかった。
    普段から忙しいのを目にしていたし
    何より母親のしつけがあったからである。

    母親は、事あるごとに言っていた。
    「あなたがこれを食べられる (or着られる) のも
    おとうちゃまが仕事をしてくれているからなのよ。」
     

    言っておくが、私は “おとうちゃま” とは呼んでいないぞ。
    かあちゃんの勝手な母親ドリームで
    私は乳児の頃に、来る客来る客がこぞって
    「パパはどれ?」「ママはどれ?」 と、やってくれたせいで
    “パパ”“ママ” 呼びになったのだ。

    母親が病弱で、しょっちゅう近所に預けられていたので
    そこんちの人が、“おとうさん”“おかあさん”。
    よって私の実親は、死んでも “パパ”“ママ” なのである。

    ここで、“とうちゃん”“かあちゃん” と言っているのは
    “パパ”“ママ” じゃ締まらないし
    かといって “おやじ”“おふくろ” は、あんまりだろ
    というわけなのだ。

     

    母親は、クリスマスツリーを飾り付け
    ケーキを食わせながらも
    「このプレゼントは、おとうちゃまが
    一生懸命に働いてくれるから買えたのよ。
    知らないおじいさんが持ってきてくれるわけじゃないのよ。」
    と、幼児の私に、サンタクロース全否定をかましてくれた。

    おかげで、妙なドリームは見ずに済んだが
    私のイベント嫌いを、このせいにして良いかな?

     

    そういう母親のおかげで、父親が家庭をかえりみないのも
    理不尽な事で怒られるのも、毎晩酔っ払って騒ぐのも
    仕事が忙しいからだ、で納得できた。

    今、たった今、気付いたけど
    うちのとうちゃんはアル中の子供嫌いだったようだ。
    一日も飲まない日はなかったし
    私が大人になってからしか相手にしてくれなかったもん。
    うわ、最悪の家庭環境・・・。

    かあちゃんがしきりに、とうちゃんを擁護していたのも
    自分にそう言い聞かせていた面もあるんだろうな。

     

    だから私は、何とかして時間を作ろうとする
    映画やドラマの主人公がうっとうしい。
    そして、忙しい主人公を休ませようとする妻子が
    ものすごく頭に来る。

    何で家庭ドラマをストーリーに入れるんだろう?
    すぐ恋愛が始まるのもそうだけど
    そういう横道、いらねえんじゃねえの?

    私の言う事を聞いていると
    えらい殺伐とした話になるだろうけど
    そういう話をアホウが観て、真に受けて
    バカンスを要求したり、労働時間を短縮したりしかねん。
    そういう事をしている場合か? アメリカ。

     

    て言うか、日本って
    どこどこの国はこんなに幸せ感があって
    休みも多くて、と、すぐ比べるけど
    国力は? GDPは? GNPは?
    それらが日本以上の国と比較せえよ。

    ああ、もう、ほんとイライラする!
    日本があくせく働いてる間に
    シェスタとかやってる国とか
    ユーロのお荷物になってるじゃねえかよ。

    よそはよそ、うちはうち!!!
    民族には個性があるんだから
    財布は一緒にしない方が良いと思う。

    けど、日本はムダな手順が多い事もあるから
    それは国内の問題として、どことも比べずに
    改良していくべきなのはある。

     

    ドラマや映画を観る度に思うんだけど
    家族を守るために、家庭より優先すべき時ってあるよな。

    私がこういう考えなのは、すべて親のせい。 ほほほ

     

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    季節外れにも程があるアフィリ。
    南半球は真夏のクリスマスだから
    と、わけのわからない理由付け。
    オーストラリアじゃ
    サンタ、いや、どっかの知らないおじいさんが
    あの格好でサーフィンしながら来るんだってよ。

  • 殿のご自慢 38

    乾行がふと伊吹の視線に気付き、手招きをした。
    「よお、何をボーッと突っ立っているんだよ。」
    伊吹が決まりが悪そうに歩いて来る。
    「いや、邪魔をしたらいかんと思って。」

    乾行が何気なく言う。
    「おまえが邪魔なわけがないだろう、この野郎。」
    「でも伊吹さまに見られていると、少し緊張いたしますわ。」

    青葉が笑う。
    その笑顔に、伊吹が遅れて合わせる。

     

    「よお、伊吹、姫さんがどんだけ上達したか
    ちょっと、し合ってみてくれないか?」
    伊吹に槍の代わりの長い棒をポンと投げた。

    「これは?」
    「ああ、それは練習用に俺が作ったのだ。
    藁 (わら) を硬く絞って布で巻いてある。
    木よりは危なくないだろ?」

    「ほお・・・。」
    その模擬槍をあちこち見ながら、伊吹は感心した。
    乾行には師の才があるようだ。
    青葉はこれを見抜いていたのか・・・?

     

    青葉は手に持つ同じ模擬槍を伊吹に向けた。
    「お願いいたします。」
    それを受けて伊吹も、スッと模擬槍を上げる。

    こうやって見合うだけでも、前の青葉とは違う。
    槍先から落ち着きと鋭さが伝わってくる。

    逆に考えると、前の腕で先駆けなど自殺行為も同然だ。
    よく何戦か、生き残ってこれたものよ・・・。
    伊吹は青葉が “運が良かっただけ” とわかり、愕然とした。

    運も実力の内、と言うが、そのような不確実なものには頼れぬ。
    この稽古は、青葉を生かすためには本当に必要なものなのだ。

     

    青葉の目に力が入る。
    くる!
    突いてきたところをはらい上げ、そのまま上から叩き下ろす!

    青葉の頭上で模擬槍を寸止めして終わる試合。
    だが次の瞬間、よろけたのは伊吹であった。
    青葉の突きが、右肩にまともに入ってしまったのである。

    「伊吹さま!」
    青葉がうろたえて、抱きかかえようとする。
    「すまぬ、大丈夫だ。」

    言葉とは裏腹に、かなり痛そうである。
    いくら藁で作ってあるとは言え
    真っ直ぐに突かれたら衝撃も大きい。

     

    乾行が解せないといった表情で訊く。
    「何やってんだあ?
    お前なら簡単にかわせただろう。」
    伊吹が肩を押さえながら、槍を乾行に返す。

    「いくら模擬槍といえ、青葉には向けられぬ。」

    その言葉を聞いて、青葉が青ざめる。
    自分は容赦なく突きを入れたからだ。

    慌てて伊吹が言いつくろう。
    「い、いや、そなたは女だし、そなたの稽古だから・・・。
    ・・・・・俺にはやはり教えられぬ。
    おまえが適任だな、乾行。」

    青葉が手当てをしようとするのを断り、
    稽古を続けるように言い残し
    伊吹はいつもの笑顔で去って行った。

    青葉はその背中を見送りながら
    どうして良いのか、わからない様子である。

     

    確かに互いに強く愛し合ってはいる。
    障害が多い結び付きゆえの、辛い立場なのもわかる。
    だが・・・、何だ? この引っ掛かりは。

    乾行は、ふたりの “色” の違いのようなものに
    不安を覚えた。

     

    続く

     

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  • 過去記事

    週で一番、元気がない日が月曜なんだ。
    そんな月曜、しかも月初めのクヨクヨ記事ごめん!

     

    時々、ブログを止めようかな、と思う時がある。
    それは自分の初期の記事を読んだ時。

    何を逃げとんのか、と思われそうだが
    私は書いた記事は読み返さないのである。

    それを読み返してしまうのは
    その大昔の記事にコメントをされてて
    普通ならコメントだけを読んで返信をするのだけど
    たまについうっかり記事本文を読んじゃう時があるのだ。

    それでなくとも、苦情や反論などは
    本文を確認しなきゃいけない。

     

    それで読み返すと、必ず、か・な・ら・ず
    「私、こんな事、書いてたんだ・・・。」
    と、愕然とするのである。

    調べものをしていて、昔の記事のリストを見た時も
    タイトルを見ても、内容を思い出せないどころか
    何? このタイトル・・・、と首をかしげる始末。

    今、時々消したホームページの記事を書き直して
    ブログに載せているけど
    読むと、よくこんな事を書いてたな、と恐くなる。
    昔の私、尖ってるーーー。

     

    そうやって書いたものを放置しているけど
    そんなんで “責任” って取れるんだろうか?
    もう、ただひたすら土下座だよな。
    だったら書かない方が良いんじゃねえ?

    と、自己嫌悪に陥るんだけど
    私の最悪なところは、その自己批判も
    数時間後には忘れて、ブログを書き続けて10年。

    こうじゃないと、誰でも読めるネットに
    記事をアップしようとはしないよな。

    ブロガーって、実は凄く図太い人種かも・・・。

     

    でも、この悩みは、その内に収まりそう。
    加齢のせいで、穏やかになっとるし
    精神的にも体力的にも、長文叫びのパワーも衰えているからだ。

    でもアホウはいらん一言があるんで
    気をつけるに越した事はない。

    頑張れ、私!

     

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  • 殿のご自慢 37

    意外にも乾行は、“師” に向いていた。
    青葉用の槍を選ぶところから、丁寧にやってくれた。
    “見込みがない” と笑われた青葉の腕は、みるみる上がっていった。

    戦場でも青葉には余裕が出てきた。
    自分の周囲だけではなく、前方の様子を見て
    先読みが出来るようになった。
    そして味方を励ます。
    美しい姫の激励は、兵の士気を高めるのに効果的であった。

    そんな青葉を見て、八島の殿の側近たちも少し見直してくれた。
    「青葉姫は本当に舞うように戦えるようになってこられましたな。」

    だが八島の殿には不満だった。
    「ふん、つまらなくなったな。」

     

    青葉は乾行に訊いた。
    「人を斬るのに慣れる時がきますでしょうか?」
    乾行の答は、“わからない” であった。

    「ただ、姫さんよお、こんな時代に生まれてきて
    人を斬りたくない、と思うのなら、自分が斬られるしかねえんだ。
    好き嫌いで判断しちゃ危ない場合もあるんだぜ、気を付けな。」

    青葉は、乾行のこの割り切りが好きだった。
    側にいて、とても楽であるからだ。

     

    「わたくし、この稽古が好きです。」
    青葉がそう言って微笑んだ日の夜は、
    乾行は必ず町へと飲みに出掛ける。
    馴染みの女の膝枕に、つい心が漏れる。

    「俺が一番の幸せ者かもなあ・・・。
    何の責任もなく、ただ美しさだけを近くで愛でていられる。」

    乾行が何の事を言っているのか、女にはわかっていた。
    あの美しいお姫さまの事だね。

    赤染めの鎧が城門から出る時には、見物人が耐えない。
    いつも緑の鎧と並んで馬を進める。
    あの緑の鎧のお侍さんは、旦那の親友でお姫さまの夫だと聞いた。

     

    女は膝の上の乾行の頬を撫ぜながら、優しく言う。
    「どうです? もう一本つけましょうか?」
    乾行は いや、もういい と答え、女の手を掴んで引き寄せる。

    「旦那、浮気しちゃ嫌ですよ。」
    女の言葉に、乾行は笑うだけで返事はしなかった。

     

    青葉の稽古は、乾行の住む八島の城で行なわれた。
    最初は人目の少ない伊吹の屋敷に、乾行が通うつもりでいたのだが
    八島の殿が、教えに来てもらうとは何様だ、と意地悪を言ったからだ。

    八島の殿は、ふたりの練習を覗き見たかっただけだが
    一目見て、“絵にならないふたり” に失望した。

    八島の殿にとって、乾行は “つまらない” 男でしかなかった。
    ひょうひょうとして、イジメどころがないからである。

     

    しかし青葉の美しさを眺めていたい城勤めの者にとっては
    この、槍の稽古日が楽しみのひとつとなった。

    稽古は馬小屋の近くの、人通りの少ない裏庭で行なわれたが
    その時刻に限って、馬小屋に “用事” がある者が多く
    邪魔はされないのだが、集中しにくい状況であった。

    「ま、しょうがねえよ。
    あんたはどこに行っても、こうやって見られるだろうから、
    平気だろ?」

    乾行の気軽な言葉を、青葉は自然に肯定した。
    「ええ。
    見られない方が不安でございます。
    そういう時は、ひどく憎まれている事が多いのですもの。」

     

    乾行は青葉のこの、お姫さま気質も気に入っていた。
    無邪気に恐い事をサラリと言う。
    だが憎めないのは、嫌味がないからだ。

    自分が優遇されている事を、普通に口に出来るのは
    恵まれた環境で育ってきたからだな。

    ふたりの稽古は、乾行が時折笑い話を交えながら進められる。
    楽しくないと、身に付かないもんな。
    これは乾行の主義であった。

     

    乾行が青葉に槍を教えているのを、通りがかった伊吹が見つめる。
    雑談に笑顔を咲かせる青葉。

    つい、うっかりしていた。
    今日は稽古の日か・・・。

     

    それを遠くから、目ざとく高雄が見かけて睨む。
    あいつはああやって、無防備に感情を出す。
    あいつを妬む者たちには、それが大好物だというのに。

    それよりも、あの “青馬鹿姫” の無神経さには腹が立つ。
    だが私が護衛など、もってのほかだったし
    何より乾行の教え方が上手いお陰で
    青馬鹿姫の戦闘に、大殿が興味を失くしたのは大きい。

    これが最善だったか・・・?
    いや、いずれにしても、あの青馬鹿姫のせいで
    私たち皆が、しなくて良い気苦労をせねばならぬ。
    まったく、これ以上になく邪魔な存在よ・・・。

     

    高雄は、ここを通らなければ良かった、と後悔し
    きびすを返した。

     

    続く

     

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  • マキロン

    きっと一家に1個は常備されている消毒液。
    もちろん私の家にもある。
    ・・・・・・・コスメラックに・・・・・・・・。

    マキロンを傷に使った事は滅多にない。
    今の傷治療は、精製水で洗い流す方向になってるんだそうな。
    消毒液は良い細胞も壊す、とか。

     

    その細胞破壊のマキロンを、私は顔に使う。
    何をムチャしとんのかと言うと、ニキビ対策。

    30歳過ぎたら吹き出ものだって?
    バカモノ! ニキビは何歳になってもニキビです!
    もうババアだというとんのに、ニキビってできよるんだ。

    最近はアンブリオリス 13.6.21 の塗りすぎで
    眉毛の中にできて痒い。

    そのニキビを治してくれるのが、マキロンなんだ。
    方法は、お手入れの最後にマキロンを含ませた綿棒で
    ニキビだけをチョンチョンと拭く。
    ただこれだけで早ければ翌日にはニキビが治っているミラクル。

     

    さて、こっからプロアクティブ等を敵に回す発言をするけど
    ニキビケアは、お肌全体でしたらダメだと思うんだ。

    肌全体は、普通の皮膚を潤うお手入れをして
    ニキビ部分だけ、ニキビケアをするべき。

    私の場合、治るのがマキロンだったけど
    塗り薬でも何でも良いから
    ニキビケアはニキビにピンポイントで施すべき。

    何故かと言うと、ニキビケア化粧品は
    恐ろしいほどアルコールが入っているから。

    アルコールって、さっぱり毛穴を引き締めるようでいて
    使い続けると逆に毛穴を開かせる
    と、大昔のランコムのメイクアーティストも言ってた。

     

    そういうランコムが、何で収れん化粧水を出してるのか
    大人の事情がさっぱりわからなかったが
    とにかく、その意見には私も賛成。

    アルコールは肌を乾燥させる。
    乾燥した肌は、皮脂を出そうとする。
    結果、毛穴が開いてしまう、の三段論法。

    毛穴が開いて貫通すりゃまだ良いけど
    その開いた毛穴に角栓とか詰まったら
    それこそニキビの元。

    何でニキビコスメのメーカーが
    こぞってアルコールきつめなのかが、わからんわ。

     

    だから私は、ニキビケアを綿棒を使っての
    ニキビの上だけでの展開をお勧めする。

    ニキビ用コスメを使いたいなら
    フルコース、綿棒でつけてほしい。
    やっとられんだろうけど、
    ニキビ用コスメはニキビのない肌には強すぎるから。

     

    マキロンも、こういう使われ方をするとは思ってないであろう。
    理由は、サイズ。

    普通のサイズだと、中々使い切れなくて
    ふと使用期限を見たら、2011年10月!

    ヒイイイイイイイイイッと、それは捨てて
    買い置きを出したら、それの期限が2012年5月・・・。

    マキロンの蓋、取れなかっただよ・・・。
    丸々1本、胴体を延々と押し続けて
    ブシューコココッブシューコココッ と出したもん。

    私のこの、ゲームコントローラーしか握っていない
    美しい手が、変な腱鞘炎になりかかっただよ。

     

    マキロンは小さいサイズにしとこう
    と思ったのを忘れて、普通サイズをまた買ったバカは私です。

    話にオチがついたのは良いけど
    こういうブログ活動は、財布に厳し過ぎる!!!

     

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    マキロンに塗り薬があったとは!
    これもニキビに良さそう。
    軟膏って成分を見ると、どれも同じようなもんだけど
    確実に合う合わないってあるよね。
    あなどれん。

  • 殿のご自慢 36

    青葉が槍を学びたがったのは、馬上で戦うからである。
    乾行さまや伊吹さまも槍で戦ってらっしゃるけど、
    それは先陣を切るから。
    他の武将たちは刀を持っている。

    だけど女は男より腕が短く、しかも馬上からだと
    刀では敵に届きにくく不利になる。
    つばぜり合いでも負けるならば、
    離れて戦う方がまだ勝ちの目もある。
    これが2度のいくさを経験しての、青葉の結論であった。

     

    わたくしは多分、ずっと戦場にいなければいけない気がする。
    それはわたくしにとっても、伊吹さまにとっても辛い事。
    だけどこれは、あの時にいくさ場で伊吹さまと対峙した
    あの瞬間に決まってしまった事のように思える。

    そこまで思って、青葉はそれを否定した。
    いえ、これはわたくしが、“そう思いたい” だけ。
    ええ、きっと。

    いずれにしても、わたくしが在り続ける限り
    伊吹さまは苦しむ。
    だけどわたくしは、それを嬉しくも思う。
    愛されている、と感じるから。

    わたくし、良い死に方はしないでしょうね
    クスッと笑うその顔は、あくまでも穏やかだった。

     

    「乾行に槍を習っている、というのはまことか?」
    部屋に入って来るなり、伊吹が青葉に問いただす。
    「槍なら俺が教えてやるのに・・・。」

    青葉は花を生けていた手を止めて、立ち上がった。
    「乾行さまは伊吹さまのお友達なのでしょう?
    害のないお方だとお聞きしました。
    でしたら、わたくしも仲良くさせていただきとうございますわ。」

     

    伊吹にはわかっていた。
    青葉に悪気はないどころか、
    自分の負担を減らそうとしてくれているのだと。

    だがあの戦場で、血に染まりながらも真っ青な顔をして
    高雄に背を預ける青葉を見た時に
    自分の中の透き通った何かに、陰りが出た。

    そして目の前にいる、この美しい生き物の輝きで
    自分がどんどん醜くなっていくような気がした。
    だが、それを止められないどころか、加速させてしまう。

     

    「そうか、ならば好きにすればよい。」
    このような言葉を吐くような人間ではなかったはず。
    何をやっているのだ、俺は。

    そう思いながらも、態度を変えられない伊吹に
    青葉が青ざめて、すがりつく。

    「お待ちください!
    伊吹さまがお嫌でしたら従いますから
    どうか、お怒りにならないで!」

     

    このお姫さまが、こうやって請うのが自分だけである事が
    今の伊吹の小さな優越感になっていた。

    こうやって押し倒せるのも自分だけ・・・
    だが伊吹の胸から、“姫を穢す” という罪悪感だけは
    いつまで経っても消える事はなかった。

    それでも欲望に抗ず、伊吹は青葉を乱暴に抱く。
    そして訊く。

    「俺で良いのか?」

    青葉は答える。
    「伊吹さまがよいのです。」

     

    ちょっと面倒なこの “手順” に、
    青葉はいい加減うんざりしていたが
    その時の伊吹の表情が、あまりにも切羽詰っているので
    ここでないがしろにしてはいけない、と思った。

     

    続く

     

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  • レッグマジックX 3

    ええーーー、レッグマジックを買ったの、3年前なんだーーー。
    どどどどんだけ活用してないんだよ・・・。

    絶対に洗濯物かけにはすまい! と誓ったんで
    それだけは守っているけど、逆に何の価値もなくなっとる状態。

    これ、割にホコリが積もるんで、掃除が面倒なんだよな・・・。
    足場とかのギザギザとかさ。
    価値がないどころか、迷惑状態じゃん。

     

    この前、TVショッピングでレッグマジックもどきを見た。
    ええっ? この器具、定番になってんの?
    こんな特殊な運動器具が?

    んで、値段、5000円台だったような気がするんだけど
    私のレッグマジックXは14800円だったんで
    それ、蜃気楼だよね?

    その番組では、“1回1分を1日3回” とかだったはず。
    レッグマジックの付属DVDのロザリーさんは
    筋肉をモリモリ言わせて、12分ハッスルしよったが
    やはり、あの方式はヌルいダイエットをしたい民間人には無理だったか。

     

    買って3年も放置しつつ、時々シャコシャコしてる私の経験から言うが
    (世界で最も役に立たない助言、と宣言したも同然の “経験” だな)
    レッグマジックは、言われた通りにしちゃダメだよ。
    1分でも長い。

    気が付いたら、5~6回ぐらいシャコシャコする
    気が向いたら、1日にそれを数度やる、ってしないと
    ぜっっったいに股関節や膝を傷める。

     

    この真面目にコツコツ続ける私が、シャコらなくなったのは
    股関節が痛くなってビビったからなんだ。

    ちなみに、“シャコる” とは
    レッグマジックをやると、シャコーッシャコーッ と音がするとこから
    勝手にレッグマジック運動を、“シャコる” と言ってるだけだ。
    あ、音、響いたり大きかったりする音じゃないから
    家族に内緒で、秘密裏にダイエットも決行できる。

     

    で、“気が向いたら”“通りがかりに”、
    気長にこれをやってたら、5~6回が10回に増え、と
    筋力が付いて関節を保護してくれるようになる気がする。
    そっからが多分、ロザリータイム!

    女性にとっては良い運動器具だけど
    メーカーは売りたいがために、ダイエットと絡めるから
    危険なやり方を推奨しよるんだよな。

    付属DVDとか、1分どころか15分フル運動で
    あれは素人にはムチャだと思うよー。

     

    何でレッグマジックで鍛えられるのが、普段使わない筋肉なのか
    まず、そっから考えてほしいぞ。
    しなくて良い動きだからだろ!
    それをするのだから、慎重に最初は結果が出ないレベルから始めるべき。

    5000円台シャコ器具のTVショッピング蜃気楼を観てから
    うちにある邪魔な何かを、レッグマジックだと思い出した私は
    今度は挫折しないよう、意味あるの? 程度からやり直しているけど
    ひとつ朗報。

    シモ系筋はすぐに結果が出る!

     

    いや、まだ尿漏れはやってない。
    だけど生理の時の出血の調整が利くのだ。

    これ、どっかで何度も言ってるけど
    私が自分の意思で調整しているわけではなく
    トイレに座ると、血が出る。
    子宮、自己判断できるんか?

    これ、すっごく不思議だけど、私の場合はこうなんだよー。
    一流アスリート選手風にいうところの、膝に爆弾を抱えてるし
    股関節の痛み、何か他の関節より恐怖感があるんで
    今回は絶対にムチャなシャコりはしない!
    いや、なまけたいんじゃなくて。

     

    これ、やってると頻尿にも良い効果が出ないかな
    と、色々とシモの方の期待をしている。

    女性ホルモン捻出に、とエロを漁っているというのに
    私のシモへの欲求は、結局尿漏れ系かい!
    と、ものすごく空しくなる・・・。

    でも、漏らすより漏らさない方が良いから
    地道にシャコるよ・・・。

     

    <関連記事>
    レッグマジックX 10.8.13
    レッグマジック X 2 10.9.21

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    とほほ・・・、こっちも9800円になっとる・・・。
    しかもマットまで付いてるーーーっっっ!

  • 殿のご自慢 35

    伊吹は、青葉が妻になった事で心休まる日がなくなった。
    だがそれでも、青葉がいないなど考えられなくなっていた。

    欲しいものを手中にする代償、それは良い。
    だがそれを、“人” が人に与えるのか?

    身分制度の強い世に生きてきて、何の疑問も持たずにいたものに
    義憤を覚える時がくるとは。

    俺は大殿の近くに仕えて、それを幸運と思えど
    理不尽と感じる事は、ついぞなかった。
    だが俺の感じているこの怒りは、“下の者” なら抱くはず。
    今になって気付くなど・・・。

     

    「何かを変えようとするのなら、大きな力を持たねばならぬ。
    よき人であろうとするにも、“資格” がいるのじゃよ。」
    考え込んでいる伊吹に声を掛けたのは、福江 (ふくえ) であった。

    この老いた大名もまた、高雄と同じに歴史ある家柄を持ちながらも
    八島の軍門に下ったひとりである。

    今まではあまり話した事がなかったが
    こうやって間近に見ると、そのたたずまいに
    穏やかな人柄がにじみ出ている。

    「かなりご苦労のようじゃな。」
    福江の優しい語りかけに、伊吹は戸惑った。
    「いえ、別に・・・。」
    それだけ答えると頭を下げ、そそくさと立ち去った。

     

    八島の殿を盲信していたわけではないが、
    疑う必要がなかっただけだ。
    それが今、突付かれて、よくよく周囲を見回すと
    笑う者、顔を背ける者、様々な思惑が
    渦巻いている事にようやく気付いた。

    世は俺が知らないところで激しくうごめいていたのだ・・・
    今の伊吹には、誰も信用が出来なくなっていた。

     

    「槍を教えてくださいませぬか?」
    青葉のお願いに、高雄は迷惑を隠さなかった。
    「槍なら、そなたの夫の伊吹が達人だが?」

    「わたくしが戦う準備など、あの人にとってはお辛い事。
    それを頼めませぬ・・・。」

    青葉の言葉に、高雄はイラ立った。
    馬鹿か? この女は。
    伊吹にとって一番辛いのは、こいつが他の男に頼る事だろうに。

     

    高雄の厳しい視線に、青葉は動揺した。
    「おい、おまえらあ、勘弁してくれよ。」
    乾行がふたりの間に割って入る。

    「“対” が見つめ合っている、と話題になってるんだぜ?」
    「対?」
    青葉が首をかしげる。

    「そういう訳だ。
    今後、私に近付くな。」

     

    青葉にはわけがわからなかったが
    聡明で、しかも伊吹さまのご友人のこのお方が
    わたくしを避けるには、相応の理由があるはず、そう判断した。

    「はい、何やらご迷惑をおかけしたようで・・・。」
    そう答えたものの、高雄の言い方は
    青葉を傷付けるには充分であった。
    わたくしが何の悪い事をしたというの・・・?

    フイとそっぽを向く青葉と、スタスタと歩き去る高雄。
    残された乾行は、青葉の横顔を見て思わず口にした。
    「美人は怒っても美しいんだな・・・。」

     

    乾行の言葉に、青葉は困惑しつつも詫びた。
    「あ、これは・・・
    見苦しいところをお見せして申し訳ございませぬ。」
    女好きの乾行は、青葉のどの表情も眺めていたかった。

    ヤベえ、伊吹の気持ちがわかるぜ。
    ああ、目の毒、目の毒。
    んじゃ、と立ち去ろうとした乾行を、青葉が引き止める。
    「あの、伊吹さまのお友達の乾行さまでいらっしゃいますよね?
    婚姻後のご挨拶が遅れて申し訳ございませんでした。」

    青葉は改めて乾行に挨拶をした。
    「これから、どうぞよろしくお願いいたします。」
    「いやいや、俺なんかと仲良くしても価値はねえよ。」

    青葉の目がその言葉に光る。
    その輝きに、ゾクッとする乾行。
    高雄といい、この姫さんといい、
    “美しさ” ってのは恐怖を与えるのか?

     

    「乾行さまは、高雄さま伊吹さまと並んで
    武力に長けたお方だとお聞きいたしました。
    どうか、わたくしに槍を教えてくださいませぬか?」

    「俺が姫さんの側にいると、伊吹が心配するぜ?
    何せ俺は無類の女好きだからよお。」

    その言葉に、青葉は動じなかった。
    どうせお悩みなるのなら、色恋沙汰の方が
    伊吹さまにとっては気がラクかも知れませぬもの。

     

    元々女の頼み事に弱い乾行が、青葉の頼みを断れるわけもなく。

    すまん、伊吹!
    見るだけだ、見るだけ。

    乾行は青葉の槍の師匠になった。

     

    続く

     

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  • アンブリオリス

    バブル前に大流行りした、保湿系下地クリーム。
    「これがないと乾燥する」「化粧乗りが悪い」 等
    今聞くと飛びつきたくなるようなクチコミだったんだけど
    その頃の私はピッチピチだったので、完全スルー。

    あれから数十年、関西に来て乾燥ババアになった今
    ふと、これを思い出したのは
    肌研ヒアルロンUVクリーム 12.5.18 が販売終了したから。

    ピッチピチの私には必要がなくても、今の私には必須かも!
    と、買おうとしたところ、品揃えが変わってる!!!!!

    あんだけヒットしたから、そりゃそうだろうな、と
    当時の下地に一番近そうな、この青いのを購入。

    アンブリオリス モイスチャークリーム コンセントレ
    (75ml 3150円)

    embryolisse

     

    全成分: 水、ミネラルオイル、ステアリン酸、
    ステアリン酸グリセリル、TEA、ミツロウ、パルミチン酸セチル、
    シア脂、ステアレス-10、ポリアクリルアミド、
    (C13、14)イソパラフィン、ラウレス-7、PG、
    加水分解ダイズタンパク、アロエベラ葉エキス、
    1.2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、トロポロン、香料

     

    3150円・・・。

    下地なんて、ほんとムダ!
    日焼け止めやコントロールカラーが
    ガッツリ保湿してくれればいいのに
    そいつらの保湿は、膜張り系なんだよな。

     

    で、使ってみたところ
    ごめん、私がレポするのは間違ってるだろうけど
    くっせーーー! 昔のババアの化粧品くっせーーー!

    こんなデリカシーのない香りをつけるなんて絶対にアメリカ製だわ!
    と、表示を見ると、フランス製・・・。
    時代が変わったのか
    オーガニックにうつつを抜かしていた私の鼻が変わったのか
    とにかく、匂いに慣れるまでに時間が掛かった。

     

    肝心の保湿は
    ・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・
    実はまだ肌研の日焼け止めを買い置きしてるんで
    このアンブリオリスの保湿力がよくわからないんだよ。

    でも、と言う事は、肌研を外したらいかん!
    そういう判断で、家にいる時にこのアンブリオリスを
    保湿クリームの代わりに塗ってみた。

    ・・・保湿クリームとしては弱いな。
    でも塗り心地は、普通の保湿クリーム寄りで
    下地、という感覚があまりないので
    だったら保湿クリームがあれば、アンブリオリス、いらなくねえ?

    なーんか、使いどころがない、どっちつかずの下地だよな
    と思うけど、最近の私にしては、メイクアイテム
    (私の感覚としては、下地クリームはメイクカテゴリー)
    に3000円以上は久しぶりだったので
    ??? という衝動を抑えつつ、チマチマ塗っている。

     

    この下地クリームは、“下地” と銘打っている。
    だったらシリコン系のスルスルキシキシ感もなく
    そういう意味では、30代までには優秀な保湿下地だと思う。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    あっ!!!!!
    ごめん、流行ったのは20代モデルの間でだわ!

    いつまでも自分が20代のつもりでいて
    散々悪口を言うてごめん、アンブリオリス!

    おめえは年齢制限をすれば、良い保湿下地だよ。
    ・・・クレーマーに気をつけな。
    ババアはプライドが高い上に、ねちっこいぞ。

     

    はあ・・・、今回のコスメレポは
    私の中の止まった時計を発見しただけだったな。

    でもまあ、20代には濃いめでババアには意味のない保湿力、
    そうひとことで表わせて、考えようによっちゃ
    簡潔でわかりやすい使用レポだよなー。 ほほほ

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    レビューに 「匂いがまったくない」 と書いている人がいてビックリ!
    これ、匂いあるなしの2種類あるんかなあ。