ゴールデンウィークは、珍しく意外に楽しかった。
けど最終日にリンパが腫れて
ブログを書ける気力じゃねえよ
でも約10連休ぐらいしといて
この上、更に病欠です、って言えねえよー
と思いつつ、ブログを覗いてみたら
コメントんとこで批難されてて、それも3つもで
ああ・・・、生きる気力さえ失った!!!!!!!!!!!!!!
もう、記事なんか書いてられないほど落ち込んでるんだけど
サボるわけにもいかず
脳内グルグルで、食欲もなく
言い訳なら、なんぼでも叫ぶけど
とにかく、記事を書くよ・・・。
まずはダンシング男子の続報。
関連記事: 訓練ジジイ 続々報 11.4.15
いたよ、真っ暗な公園に。
はあ? そんな日記?
と、呆れたヤツ、廊下に立っとけ!!!
もんのすごーーーーーく恐怖だったんだぞ。
このオカルト好き霊感ゼロの私が
思わず失禁しそうになるぐらいに恐かったんだぞ。
だが、レッグマジックで尿道筋を鍛えてて助かったよ。
関連記事: とことんな雑談 11.4.28
人生の汚点を増やさずに済んだ。 危ねえ危ねえ。
ダンシング男子な、真っ暗な公園で上下黒の服で
操り人形っぽい動きをしてたんだよ!!!
そこへ通りかかった私の心臓が
止まりそうになったのは、誰に慰謝料を請求すりゃ良いんだよ?
ま、とりあえず、ダンシング男子は無事だった、と。
次は訓練ジジイだ。
関連記事: 狡猾な愛すべき犬というヤツら 11.3.28
訓練ジジイ 続報 11.4.11
駅方面に近所を歩いていると、道の反対側にジジイと犬が。
人の顔を覚えられない私が、ジジイの顔で判断できるわけもなく
犬を凝視したら、あのヤリ手犬である。
犬、遠目ではわからなかったけど
ものすごいツヤツヤしてて、手入れされた毛並みなんだよ。
ああー、大事にされてるんだなあ、と感動してたら
犬、ジジイをグイグイ引っ張っていた・・・。
普通、訓練を受けている犬は、人を引っ張らない。
あの訓練ジジイの犬じゃないんか? と
ジジイに見えないように、犬に手を振ってみた。
犬、私に気付き、ジジイを引きずって私の方へと来そうになったんで
あの、ジジイで物足りない様子、
まるで 「財産目当てで結婚したけどジジイ相手じゃ体がうずくわ」
みたいな若い嫁さん状態は、間違いなくあの犬だ!!!
・・・ほんとすいません、これでも真面目に落ち込んでいるんです。
その後、公園で訓練しているジジイと犬を
ようやく見かけられて、嬉しかった。
ジジイの “取って来い” の道具が
ボールから、骨型カミカミに進化していたのが
ちょっと不吉な感じではあったが、特に意味はないのであろう。
犬、相変わらずダラダラとジジイをあしらっていたけど
あの毛並みのツヤを見た後だから
ふたりの周囲にハートマークが飛び交っているように見えたよ。
さて、今回はコメントで怒られて
自分の存在価値とか、生きててすみませんとか
そういう感じで、激しく落ち込んで
でもブログを書かなきゃ、と思いつつも筆が進まず
ボーッとしていたら、皆が声をかけてくれた。
だから人はひとりでは生きていけないんだよな。
皆、ありがとう。
恩返しは、この文豪技で。
すすすすすいません、ほんと反省はしてるんですーーー。
-
取り乱しているわたくし
-
とことんな雑談
何だか脳みそがゴールデンなので
今日はもう、素晴らしい論文じゃなくて良いよな?
初手から言っとる事が何ひとつ理解できんだろうが
本人にもわからんので、私たち、心はひとつだよな?
近所の公園だが、何故か最近は人がいない。
訓練ジジイの件から、パタッと人が消えた。
(関連記事 : 狡猾な愛すべき犬というヤツら 11.3.28
訓練ジジイ 続報 11.4.11
訓練ジジイ 続々報 11.4.15 )
まるで神隠しが起きているかのように。
あの公園は、関西のバミューダ・トライアングルかも知れん。
天狗じゃ! 天狗さまの祟りじゃ! か?
不思議発見!
何か色んな話が入り混じっているが
ひとつに統一してほしいよな。
それがある日、男女のカップルが現れた。
新キャラ登場である。
何故そいつらが注目されるのかっちゅうと
男性が女性の写真を撮り始めたんだ。
それがな、公園のトイレの裏手でだよ。
私には即座にわかったね。
こいつらは、“ほんとうにあった呪いのビデオ” に
投稿しようとしてるんだと!!!
だって女性は黒髪ストレートロングで
純白のノースリーブのワンピースなんだぜ。
この時期にノースリーブっていうのも、結構ムチャだけど
あんな真っ白なワンピース、霊ぐらいしか着ねえよ!
そんでトイレの裏の薄暗い場所で、デジカメで撮影会だぜ。
撮れた画像を加工して投稿する以外に、答はないよな。
とか決め付けていたら、数日後にまたそのふたりが出没。
今度は女性は普通の服を着ているし
何だか男性に女性に対する愛を感じるんだ。
何だ・・・、単なるバカップルか
おめえら、その写真を間違ってもブログにアップすなよ。
まだ若いふたりだから、将来絶対に憎み合って別れるはず。
その時にものすごい汚点になるからな。
と、心の中でえらい偏った忠告をしてあげた。
だって夕方の公園で撮影会だぜ?
どんだけ盛り上がってるんだよ。
あいつら、絶対に○○撮りとかやってるぜ。
バカ彼氏なら、パソコンにファイル保存とかやっちゃって
それで流出とか、もう私にはそういう汚れた見方しか出来んな。
はあ・・・、訓練ジジイに癒されたいよ・・・。
私さ、レッグマジックX 買ったじゃん。
(関連記事: レッグマジックX 10.8.13
レッグマジック X 2 10.9.21 )
・・・挫折してしもうたんだ。股関節が何だかヤバい雰囲気でさ。
まだ痛くはなってないけど、スポーツドラマ風に言えば
“爆弾を抱えてる” ?
いや、そこまでじゃないけど
このまま、こういう運動をやってたら
マズいんじゃないか? という気がしたんで
しばらく休んだんだよ。
で、誰か買わないか、とか声を掛けたが
旬を過ぎた運動器具は、相手にされねえされねえ。
そんで私も、期待をして買ったブツなだけに
手放すのは惜しいんだ。
だって、え? ここ、痛む? みたいなとこにクるんだよ。
普通に生活してたら、絶対に使わない筋肉だと思う。
そんで、もうちょい加齢した後の
膀胱付近の筋肉鍛えも諦めたくない。
尿漏れし始める前に、何とか!
・・・私に恋焦がれている男性たち、ほんとすまん。
が、ババアの現実ってこんなものなんだ。
どうか、尿漏れも含めて私を愛してくれ。
あっ、まだ尿漏れはしてないぞ!
そこで、ギコギコと足を動かすのを止めた。
関節の痛みって、磨耗によるものが多いんだろ?
ならば動きを止めて、制止して筋肉を鍛えれば良いんじゃないのか?
すまん、こっから生理の話になるんで
イヤな人は目を閉じてスクロールして
ついうっかり、下のアフィリをクリックして何か買ってくれ。
そんな芸当は、しようと思っても出来んだろうが。
これさ、関係あるかわからんけど
生理の時の血の出具合が変わったんだ。
トイレに座った時のみ、出血するようになったんだよ。
そこまで完璧にオンオフは出来んけど
生理用品の、結構な節約になっとるほどだ。
おめえ、まだ生理があったんか! と驚かれるかも知れんが
女性ホルモンが私を手放してくれんのだ。
ほんと、頭脳は枯れ木、体は熟女! で、困ったもんだよ。
こっから延々と、“女なわたくし” を自画自賛したいが
そういう需要がまったくないのがわかりきっているんで
粛々とレッグマジックの話を進めるけど
レッグマジック、ただ乗って足を中間で止めているだけでも
股付近の色んな筋肉が鍛えられるようだ。
手放したくなった時期もあったけど
これはババアには買いかも知れない。
あれ?
どうにもこうにも、脳が働かんので
読むだけで時間のムダになる、史上まれに見る駄文しか書けねえ
と思っていたけど、割に役に立つ情報もあるじゃんよ。
うーん、やっぱり私はゴールデンウイーク前でも文豪だな!
ちなみにゴールデンウイークの予定は
ウインドウズ 7 の再インストール以外に、何ひとつないがな。
寂しくなんかないぞ、虚しいだけだ。
評価:
—
エクサボディ
¥ 19,800
コメント:下半身の色んなタルみユルみ、18禁系や老化関係にも、この器具は効果的! レッグマジックの会社は本当はそれを謳いたいんだと思うぞ。 そんぐらいピーがピーでピーになるんだよー。 伏せ字は超能力で察しろ。 むしろ年寄りに必要な運動だと思うんだが、する時は関節を使わないように気をつけながら鍛えるようにな。
-
アングリーオヤジ
ACは私にケンカを売ってると思う。
理由は、挨拶 11.2.10 を読めばわかる。
挨拶とは、ご機嫌伺いなどではなく脅しである!
さて、うちのマンションの “ゆかいななかまたち” は
相変わらず私の挨拶を無視しやがる。
挨拶をすればするほど、友達が減っていっておる。
ACの言う事が大間違いなのは、これで証明された。
ポポポポーンのCMの代わりに
「おまえを見てるぞ~」「おまえを見てるぞ~」 と
ババアたちが、くねり踊りながら
たき火の周囲をグルグルと回るCMを流してほしい。
挨拶は監視! by あしゅ
うちのマンションの “たのしいなかまたち” の中でも
最悪なのが、挨拶を無視するどころか
振り返ってまで睨む、というアングリーオヤジである。
しかもな、1度じゃなく2度3度振り返って睨むんだよ。
おそらく私の姿が見えなくなるまで。
私はそんな他人をジロジロ見ないけど
視野の端っこで何となくわかるじゃん。
一体どこまで憎んでるんだよ?
何をどうしたら、そこまで知らないヤツを憎めるんだよ?
て言うか、ちゃんと前を見ながら歩かないと危ないぞ。
部屋に入る場面は見た事がないんで
どこの部屋の人かはわからないけど
何度も会うので、近所の人であろう。
最初はビックリし、何か悪い事でもしたのか
うろたえたけど、いい加減慣れたんで
このオヤジの普通の表情が、この憎悪顔だと思うようにした。
ある日マンションへと帰っていたら、後ろを誰かが付いてくる。
きっと同じマンションの人だな、と思ったけど
エレベーター前の郵便受けで、郵便チェックをする時に
その付いてきていた人が、ホールに入って来ないのを
怪訝に思い、ちょっと用心したんだ。
で、エレベーターに乗り込んだ時に
チラッと見えたのが、件のアングリーオヤジであった。
あ、あのオヤジ、私を避けてるな、と
その時、やっと気付いた。
いや、理由は知らんよ。
あんだけ人をギロッと睨めるんだから
人見知りってわけでもなさそうだしな。
アングリーオヤジが気を抜いて
エレベーター前へと来た時に見たのは
満面の笑みでエレベーターの開くボタンを押し続けて
オヤジを待っていた私の姿であった。
こういう事をしちゃいかん、と思うんだ。
危険な場合もあるからな。
でも私は、いっつも激怒した顔で人を睨むそのオヤジが
どう反応するか、どうしても見てみたかったんだ。
オヤジは意表を突かれたらしく
慌てて小走りでエレベーターに乗り込んだ。
「あっ、すいません」 という言葉とともに。
「何階ですか?」(同じ階なのはわかりきっている)
「お先にどうぞ」(オヤジの方がドアの側に立っている)
と、当然なので言う必要もない事を
さも、親切であるかのように、優しく言ってあげたよ。
オヤジ、ものすごく動揺しつつ恐縮していた。
ここで疑問なのが、その反応を見てわかったんだけど
オヤジ、普通の人なんだよなあ。
だったら何で、あんな態度をするんだ?
マジで私、どっかで恨みを買ってるんかな、と悩んだが
思い当たるフシがない。
ま、思い当たったなら直すんで
私には一生わからん事だろうな。
アングリーオヤジの行動時間は、大体わかるんで
偶然を装って、「良い天気ですね」 ぐらい言えるように
仲良くなってやろうか、とも思ったけど
世の中、マトモなヤツばかりではないので
いらん事はすまい、と、待ち伏せをした事も反省した。
好意的にしてしまったので
私がアングリーオヤジに恋をしている
と誤解されていたら、どうしよう。
はっっっ!!!
よく会うんで、私をストーカーだと思っていたとか???
・・・どうも、この ↑ 説がしっくりくるよな。
そうか・・・、オヤジにねえ・・・。
私、そこまで・・・
いや、言いたくない。 自嘲な言葉など。
評価:
—
Japan Safety
¥ 3,450
コメント:バッテリーは10~12時間持つそうな。 映っているのが実在している生き物なら良いけど・・・、とホラー好きの私は恐がるわけだが、万が一は “ほんとうにあった呪いのビデオ” に投稿したまえ。 採用されたら5万円ぐらい貰えるらしいぞ。(景気によって額が変わる)
-
黒雪伝説・湯煙情緒 13
あーあ、せっかくご機嫌が直ったところだったのに・・・。
さすがの王子も、魔王の空気の読めなさに落胆を禁じえなかった。
どうやって奥さまのご機嫌を取ろうか
隠し持っていたチョコレートを出そうか
いや、あれは遭難した時用に温存しとくべきか
王子がグルグルと思考している横で、黒雪が服を脱ぎ始めた。
「お、奥さま、何をやってるんですか!」
黒雪の外したボタンを、慌てて上からはめ直しながら王子が怒る。
「何って、温泉に入るのよ。
一番風呂に入るのは、見つけた者の特権でしょう。」
「だからと言って、こんな屋外で裸にならないでください!」
黒雪が、王子の止める手を振り払った。
「あのね、王族ってのは自分じゃケツも洗わないの。
風呂も何もすべて、召使いがしてくれるの。
生まれた時から今までずーっとそうだったから
人前でオールヌードになる事なんか、屁でもないのよ。」
ええ、そんなあー、と、あ然とする王子を置いて
さっさとお湯に入った黒雪がうなった。
「ううーん、良いお湯加減ーーー。
魔王、やっぱ、ちっとは気を遣ってたようだわ。」
そして、とまどっている王子を呼ぶ。
「あなたも早く入ったら?
さっきの音、多分城や国境まで聞こえてるはずよ。
その内、人が集まって来るんじゃない?」
「え・・・。」
まだ、グズグズする王子に、黒雪が改心の一撃を繰り出す。
「ふたりだけで露天風呂、新婚旅行気分よねーーー?」
仲良く入浴しながら、ふたりの思いはまったく別だった。
ここから国境は、すぐの距離でしたね。
この温泉を中心に娯楽施設を建てれば、東国から観光客を呼べますね。
温泉か・・・。
イオウって確か、火薬の材料だったわよね。
荒野は乾燥してるから、硝石が見つかるかも。
この近所に火薬工場を建てて、爆薬作り放題よ!
「これからどうします?」
「城の者が来るのを待って、私たちは引き上げましょう。
今回はこんなもので上出来じゃない?」
ニッコリ笑う黒雪の頬に、王子がキスをする。
「そうですね。
じゃあ、思い出作りをしましょう。」
「冬に間に合うようにね。」
「王族も色々と大変ですね。」
ふたり、おでこをくっつけて、クスクスと笑った。
終わり
関連記事 : 黒雪伝説・湯煙情緒 12 11.4.22
黒雪伝説・湯煙情緒 1 11.3.23
小説・目次 -
ウインドウズ 7 その後
今、気付いたけど、“ウィンドウズ” じゃねえよな
ウィンドウズ、ウインドウズ
どっちでもWindowsが変換候補で出るけど
辞書で見ると、窓であるwindowの発音記号は
wíndoʊ だから、ウインドウ と読むべきなんで
パソコンのOS?のも、ウインドウズと言うべきだよな?
さて、いっちょ過去の誤字を見つけたところで
(関連記事 : ウィンドウズ 7 11.1.19)
ウインドウズ 7、最初はすっげー軽かった。
インドの首都はカルカッタではない。 ニューデリーだ。
あっ、オヤジギャグと一緒にすなよ!
オヤジギャグは、くだらん一方だけど
私のダジャレは学になるだろ
誰がインドの首都なんて教えてくれるよ?
またひとつ知識が増えた、と私にひれ伏せ!
そんなん中学で習う、ってかーーーーーーーー?
習ってねえよ、教科書には載ってたけど
「各自、読んでおくように」 だったよ!
まったく、うちの中学、何をやってたんだろうな
これだからド田舎の学校は、偏差値に悪いっつんだよ!
さてpart2、ウィンドウズ 7、最初は軽かった。
そっから始めるんかい! そうだよ!
ひとりボケ突っ込み、良い加減しんどいんだよ
チャッチャと話を進めて良いかな?
誰も余談をせえとは言っとらんよな
あーーーーーーーーーーっっっ!!!!!
前置き、いいから!!!!!
さてpart3、今日はやたら飛ばすが
何か不幸でもあったんか
私の様子がおかしいと、何でいつも “不幸” なんか
たまには 「良い事でもあったんか」 とか思えんのか
“さて” のpartがいくつまでいくんか
もう、ほんっと、こっからマジで真面目に話を進めるけど
ウインドウズ 7 な、最初の設定後は
すっげえ軽くて、サクサク動いて
ウインドウのモワンモワンな動きが気になりつつも
快適に操作できてたんだよ。
んで、私、正直あまりパソコンを活用してないもんで
それから何もインストールとかしてなかったんだ。
だってブログ書いて、ネットで買い物をするぐらいだぜ。
ほんと年寄りのネット事情のような消極さなんだよ。
それがな、ウインドウズのアップデートが来る度に
この愚鈍な私がピクッとくるぐらい、重くなるんだ。
それもアップデート、すんげえ多いんだ。
アップデートじゃなく、ダウンデートしてんじゃねえの?
というぐらいに、アップデートの回数だけ動きが悪く悪くなって
今ではもう、ウインドウズXPの時の方が
動きがスムーズだったよ!!!!!
このグチを専サポに言ったんだよ。
そしたら、えーと、良い性能になったんで
他のソフト?とかもそれに合わせてグレードアップするわけで
素人にはわからん部分で機能がアップしてる、とか何とか?
ふ ざ け ん な !!!!!!
私にわからん部分が良くなって
そのせいで私が不便を感じるってどういう事よ?
私的には、カローラにレクサスのエンジンを積んで欲しいわけ!
私には、あんな車幅のデカい車はいらんわけ
内装も豪華じゃなくて良いわけ
カローラで充分なわけ!
それを、レクサスのエンジンを積んだから
と言って、サスを補強したり、ロールバーを付けたり
そんないらん事をして欲しくない。
私はレクサスパワーを持つカローラで
法定速度で走るから、レースになど出ないから
ただエンジンに余裕が欲しいだけだから。
いや、実際はカローラにレクサスのエンジンなど
燃費のムダなだけだけど
他に上手いたとえが見つからんでな。
要するに、私はXPの機能で充分だったんだよ。
だから 7 に期待するのは
サクサク動く、って事だったんだけど
どうもゲーム機でもパソコンでも
容量が大きくなればなるほど、ソフトの方が追いつかず
ムダを増やしてるだけのような気がする。
素人の感覚としては。
これをな、グチグチグチグチ言ったらな
専サポがパソコンショップに訊いてくれて
その返事がな
「あーーー、そういう人、多いんですよねー
7 のアップデート、そう良い事もないみたいですし
あまりしない方が良いと思いますけどねえー。」 だと。
しかも、アップデートの失敗で
ファイル?破損で、OSインストールし直しなハメに
とかいうトラブルも、最近聞くらしい。
んで、どうもうち、それになってしもうたようなんだ。
えーと、対処法はOSのインストールし直し?で
その作業には丸1日掛かるんで
黄金のウィークに、それをせにゃならんくなった。
いや、別に良いよ。
ゴールデンウィークは、毎年どうせ孤独ホラー祭だしな。
だけど、7、こいつ買って半年あまりで・・・。
ウインドウズ 7、どういうこったい!
おめえは小さい頃は可愛かったのに
成長したらドグラになる親不幸者みたいなもんかい。
頼むから、本当に必要なアップデートだけにしてくれ!!!
あと思うけどさ、ウインドウズに最初から入ってる
私が一切使った事がないソフト?プログラム?
あれさ、ソフト会社からマージン取って儲けてるだけだろ?
付けるな、とは、もう言わん。
OSが1万円超えしてるのも
そのせいのような気がするけど、そこも我慢する。
だけどサックリ削除できるようにはしてくれ。
ほんと少しでも軽くしたいんだよ。
なのに、いらんプログラムを消せない、ってどういう事だよ?
いや、消せるんかも知れんよ?
でも専サポ、ビビって消してくれんのだ。
「どこでどう繋がってるかわからない」 って。
はあ・・・、ウインドウズとの付き合いって
処女だと思って結婚したら
10人の子持ちだった (でも何故か初婚)、みたいな心境・・・。
ゴールデンウィーク明けに私が来ない場合は
休みボケでも年齢ボケでもなく
ウインドウズ 7 のせいだからな。
“ウィーク” かな、“ウイーク” かな
もう、そんな事はどうでも良いや・・・。
と言いつつ、カッカイライラと神経質になってるんで調べてみたら
発音記号が wíːk で、“ウイーク” らしい。
ほんにここは勉強になるなあ!!!!! ギスギスピリピリ
評価:
—
マイクロソフト
¥ 20,126
(2009-10-22)
コメント:選択肢がない~選べない~リンゴかこれかの2択オンリー。 これが自由競争社会のなれのはて~~~? アップデートの度に動作が重く遅くなる様は、まるで資本主義のブタが成長していくかのよう。
-
黒雪伝説・湯煙情緒 12
「猫にはマタタビですよね、ほら、植物事典、役に立つでしょう?
マ・・・、マ・・・」
「もおおおおおおお!
猫なんか瞬殺じゃん、ソニックブーーーム!!!」
黒雪の発した衝撃波で、浮いていた猫が落ちた。
「えええええええええっっっ?
それ、人間がやって良い事なんですか?」
王子の常識発言を、黒雪がギャアギャア怒鳴る。
「ヨガフレイムにしなかっただけ、穏便に済ませた、と解釈してよ!」
(注: ソニックブームとヨガフレイムとは
格闘ゲームのキャラが出す衝撃波のような技である。
ドラゴンボールで言えばカメハメ波?)
「・・・何を怒っているのですか・・・?」
機嫌を伺うようにおそるおそる訊く王子。
「別に!」
黒雪は、落ちた猫をガシッと乱暴に掴んだ。
ご 苦 労 -----
大きな手が、黒雪の握った猫を掴む。
この素早さがまた、ムカつくーーーっ!
機嫌が悪い黒雪は、魔王にまで噛み付く。
「報酬はっ?」
ドドーーーーーーーーーン !!!!!
轟音を轟かせて、岩山の向こうに雷が落ちた。
「ビ・・・ビックリしたー・・・。 何なの?」
「あそこに鉱脈があるという知らせなんじゃないですか?」
「わーい!
経済的には純金が良いけど、武器的には鉄希望ーーー!」
さっきまでの不機嫌さも吹っ飛び、喜び勇んで岩山を超えた。
・・・途端、ズッこける黒雪。
「大丈夫ですか? どうしたんですか?」
やっと黒雪に追いついた王子が目にした風景は
温泉であった。
「ちょっと、魔王!!!
これだけで納得すると思ってるの?」
黒雪が天に向かって怒鳴る。
「ちょっ・・・、奥さ・・・」
王子が止めようとした時、宙に再び手が現われた。
何かが手から落ちてくる。
「危ないっ!」
王子が黒雪に覆いかぶさったそのすぐ横で
地面に激突したものが、バリーンと割れた。
「・・・な、何・・・?」
拾った欠片をマジマジと見るふたりの横に
手が今度はソッと、壊れていない “それ” を置く。
「・・・・・手桶・・・・・。」
とことん呆れる黒雪の頭頂部に、ヘチマタワシがベコンと降ってきた。
「魔王って、天然・・・?」
黒雪が絶望的な口調で言うのを、王子が慌てて止める。
「シーッ、シーッ
人間界以外の王は、独裁でものすごい力の持ち主ですから
あまり逆らうような事を言わないでください!
ほんっと、恐い存在なんですよ。」
「そんな雲の上の存在なら、小さき人間のたわごとなんか
笑って許してくださるでしょうよっ!」
黒雪は、ふん と横を向いた。
続く
関連記事 : 黒雪伝説・湯煙情緒 11 11.4.22
黒雪伝説・湯煙情緒 13 11.4.26
黒雪伝説・湯煙情緒 1 11.3.23
小説・目次 -
乾燥ショウガ
何か、えらい流行ってるようなんで
検索してみたら、TVでやってたようだ、乾燥ショウガ。
正直、ガセだという不信感は拭えないけど
TVで紹介しなくても、ショウガは体を温めるので
たまに紅茶に入れてたんだ。
・・・チューブのをおもむろにジュブーッと。
だって、ショウガ、すぐ腐るし
冷凍するには、すりおろして小分けにして
と面倒くさいんだよ。
乾燥させてオッケーなら、喜んでするよ!
と、スライサーって言うの?
あれでシャリシャリとスライスするも
硬くて結構、削りにくい。
割と苦労しつつも、ショウガのスライスの山が出来た。
もう、家中がショウガ臭い・・・。
が、匂いも体に良さそうなので、深呼吸しつつ
「で?」 と、ネットで調べる。
いや、調べたよ、ショウガを買ってくる前に
乾燥ショウガの作り方は調べておいたよ。
でも4秒あったら忘れられるんだよ。
それがババアの標準装備なんだよ。
すると、1日部屋で放置 その後天日干し。
電子レンジ使用は、50gを600ワットで7分だけど
発火の恐れがあるのでお勧めしない、とある。
食い物を放置したくないと思わんかあ?
家の中でもイヤなのに、外になんて出したくないよ。
私のこういう、中途半端に潔癖なところが
自分でも、とてもイヤなんだけど
こうなんだからしょうがない。
よって、電子レンジ法を選ぶ。
うちの電子レンジ、何ワットなのかわからんが
1万円台の安物なんで、600はないと思う。
でも、600ワット7分で発火の可能性なら
低ワットで7分は安全じゃないか?
そういう浅薄な考えで
ショウガを1枚ずつ皿に貼り付けてチンする。
事件は、その繰り返しの3回目に起こった。
7分経って、終了音が鳴ったのに
電子レンジが起動しているガーッという音が消えない。
ええええええええええええええっっっ
発火って、ショウガが燃えるんじゃなく
電子レンジ本体が爆発する事だったんか!!!
もう、恐くて恐くてキッチンに入れず
震える指で友人に相談メールしたら
連続した使用だと冷やすために送風?状態になるかも、だと。
放置して様子見せえ、と言われたので
ゼノブレイド (Wii) をして
思う存分、放置する。
いつ音が消えたんか、わからないが
数時間後に最後の1回、7分をしてみたら
普通にチンできたので、何とか無事に終わった。
やはり、ワット数が足りなかったせいか
微妙な乾き方なので、アルミホイルの上に並べておく。
が、スライスに苦労して、山積みになったはずのショウガ。
いざ乾燥させてみると、このザマ ↓
思いがけない失望感と拭えない喪失感、という
文芸的っぽい感傷に襲われんか?
ちなみに、1個そのまま食ってみたが
少量ずつだったら、もう面倒くさいから
このまま、むさぼり食って良いんじゃないの? って感じ。
大量食いは、カラいと思う。
一番良かったのが、紅茶にブチ込む事。
真のジンジャー・ティーになったぞ!
まあ、当たり前っちゃあ当たり前なんだが。紅茶を飲み干した後に、底に張り付いているショウガ
(乾燥してたのが、水分を吸って復活している)
を、ボリボリ食ってみると、辛味が抜けて
よくわからん味になっていた。
紅茶にものすごく栄養がしみ出ていた事がわかって
充実感があるので、お勧めする。
乾燥ショウガの料理は、普通のショウガを使うところを
乾燥にしただけなんで、わざわざ言及するまでもないが
in飲み物は、ほんとお勧め。
乾燥ショウガ、常備したいけど
放置乾燥は、私の場合は絶対にカビを生やすと予想する。
電子レンジは爆発が恐い。
大人しく乾燥ショウガ粉末を買おうっと。
関係ないけど、排水溝には銅が良いらしい。
しかもこのアフィリは携帯用で、とても個人的。
理由はコメント欄に。
どうもすいませんが、ひとつ何とぞ。 →
評価:
—
茶々
¥ 1,890
(2005-04-25)
コメント:“ジンジャーエール” って、生姜炭酸飲料の事だったんか! 飲んでてまったく気付かなかったぞ。 という風に、人の味覚はとてもあいまい。 体が温まる生姜だ、と天に感謝をしながら摂取すると、効き目も全然違うぞ。 プラシーボばんざい! (いや、生姜には本当に効果&
-
黒雪伝説・湯煙情緒 11
「それと、もうひとつ。
結界の穴って、最低3回空いてるわよね?
私が妖精界に迷い込んだ時と、ウサギもいれたら。」
王子は、ガッと振り返った。
「そうなんです!」
黒雪も勢い付いて言う。
「だよね? いかにも1回しか空いてなくて
それが重大事故のようなニュアンスで言ってたよね、フクロウ。」
「ちょっと数えてみましょう、結界の行き来を。」
王子はノートに書き始めた。
300年前、負けたハブ女王が鏡に封印され?人間界へ
10数年前 謎の結界の穴から、何かが妖精界から飛び出した?
黒雪姫 人間界から妖精界に迷い込む
継母 人間界と妖精界を往復?
ウサギによって、我々一同人間界へ
「え・・・? 5・・・回・・・?」
「えっとね、今気付いたんだけど
ウサギ、魔界人だったんだよね?
魔王が連れて行ったもんね。
でも私たち、最初にウサギに会ったの、妖精界じゃなかった?」
「そうでした!!!」
王子が、あっ! という顔をした。
「え・・・? だとしたら、余計におかしいですよ。
魔界人なのに、何故妖精界にいたんでしょう?」
「もういっちょ、不思議な事があるんだけど。
あなた、さっき 『普通、界の行き来は出来ない』 って言ったよね?
でもウサギ、ワープゾーン開けてなかった?」
王子が再び、あ!!!!! という表情になった。
黒雪が言い捨てる。
「何かさ、結界、ほんとに存在してんの?」
「・・・でも、妖精王さまがおっしゃってた事ですし・・・。」
「あのさ、妖精王が本当の事を言ってるとは限らないわよ?
何で下々の者に、いちいち事実を知らせて
説明せにゃならんの? って、私、思うもん。
そんなんやってたら、物事を進められないわよ。」
「では私たちは、一生事実を知らされないかも知れないんですか?」
「うん、意味もわからず、コキ使うだけコキ使われて捨てられるの。
でも政治って、そういうものじゃない?」
王子は感心したように溜め息を付いた。
「あなたって、本当に “王族” なんですねえ・・・。」
「何? それ皮肉か何か?」
黒雪の眉間のシワに、王子は焦った。
「いえ、とんでもない!
迷いのない信念に惚れ直しているんですよ。
そもそも出会った時から、あなたの風格には感銘を受けてたのですから。
名ばかりの王子である私とは違いますよ。」
「何だかそれ、褒められてるように聞こえないわ。」
黒雪は不愉快そうな表情のまま、つぶやいた。
ふたりの足取りは、何となくトボトボ気味になってきた。
黒雪も結構な波乱人生だけど、王子の過去の方が哀れすぎる。
この人が甘えたがりなのは、過去を辛いと感じているからかも・・・。
そう思う黒雪は、結果オーライな性格なので
国を追われたり、殺されかけたりしたのも
箔付けにしているところすらあるのだ。
繊細な人だし、私が守ってあげないと。
黒雪は王子の手を握ろうとした。
自分らしくない行為に、顔が熱くなる。
多分自分は今、顔が赤くなっているのだろう。
意味もなく、ゴホンと咳払いをしたりする。
黒雪の指先が、王子の手に触れようとしたその瞬間
その手が前方を指差した。
「あっ、あそこに猫がいましたよ!」
続く
関連記事 : 黒雪伝説・湯煙情緒 10 11.4.18
黒雪伝説・湯煙情緒 12 11.4.22
黒雪伝説・湯煙情緒 1 11.3.23
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陰毛
えっ、何でこんなところに? というのが陰毛。
例: 本のページの間、靴の中、テーブルの上、引き出しの中
・・・だと思っていた。
最近までは。
女性の皆、もしおめえがボウボウじゃなければ
そのあちこちに転がってる陰毛は、陰毛ではない。
その陰毛に見える縮れ毛は、男性の足などの毛だ。
何で最近まで気付かなかったかっちゅうと
若い頃は、平気でベッドの下にシメジ似キノコを生やすような
ザツな性格だったんで、毛など目に入らなかったからである。
結婚して家を建てた時から、掃除に必死になり
そこで初めて、舞う縮れ毛の存在に気付いたのである。
それまで自分では、ロクすっぽ掃除などしなかったのに
新妻になり家を守らねば、という使命感に駆られた私は
その意外なところに潜む縮れ毛に、己を恥じた。
ああ・・・、私の陰毛がこんなに・・・。
そこで入浴時に、陰毛むしりをし始める。
抜けるべき毛は、そこであらかじめ抜いておこう、という考えである。
その抜いた陰毛を、風呂のフチに並べるのは
正直とても楽しかった。
毛を抜く、というのは楽しい行為で
しかも陰毛、なくても良い毛じゃねえ?
むしっても恐怖がないよな。
と、7割の楽しみと3割の義務で
そういう事をやっとたのだが
ある日それを元夫に目撃され 「汚い!」 と、えらく怒られた。
て言うか、別に取っておくわけじゃなし、ちゃんと捨てるのに
しかも風呂場の掃除は私がするわけで
おめえが一度たりとも掃除をした事があるんかよ
てか、入浴現場を覗いたあげくの説教って何なんだよ
等、言いたい事は山ほどあったけど
私は素直な性格なので、大人しく止めたさ。
んで、縮れ毛、相変わらず乱舞。
その後、戸籍に罰マークを付け、関西に流れ着いた後
私の生活から縮れ毛が消えた事に気付く。
それが何故、最近なのか?
いや、ひとりになったわけだし
たまにあの楽しい陰毛むしりをやってたんだよ。
そしたらこの前さ、真っ白な陰毛が採れたんだ。
つまり陰毛の白髪なわけだが、それがな
むっちゃくちゃ美しい毛でな。
真っ白でツヤツヤで、何か輝いているんだよ!!!
ライトにかざして見ると、ダイヤモンドダストのように
キラキラ輝くんだ。
アイシャドウで言えば、繊細なパール入り。
決してラメ系ギラギラではなし。
え? 何でこんなに美しいの? と、しばし見とれたぜ。
そうやって湯船の中で陰毛にウットリしていたら
当然ノボセてくるわけで
そのビュリホー陰毛は、もちろん保存しておくわけで
風呂のフチに、そっと置いて
おめえ、そこでちょっと待っとれ
急いでトリートメントを洗い流して、風呂を出るから、と
いやあ・・・、惜しいヤツを失くしたよ・・・。
ないんだ!
気をつけていたのに、気付いたらないんだよ!
もう、慌てて排水のとこまで探したぜ。
だけど床も壁も白系だから、見つけられる気がしねえ。
それより何より、素っ裸でうろたえて陰毛を探すババア
どう思うよ?
風邪を引く前に、我に返ってほんっと良かったよ。
陰毛、どうせまた生えるしな。
と、こういう事があって、ふと気付いたんだ。
最近、想定外の陰毛を見かけないな、と。
そこでよくよく推理してみて、あれは陰毛じゃなかったんだ
という結論に至ったのである。
いや、陰毛かも知れないけど、私のではない。
私の陰毛は、そんなに主張はしない。
だが、そんな事よりも大切な事に、今気付いた!
上品なババアが陰毛陰毛と、何を連呼しとんのか
これが6年近く続けてきたブログで言いたかった事なのか
この記事内に一体何個、陰毛と書いてあるのか
私、大概にせんか!
関連記事 :風呂の排水 05.12.3
排水管の詰まり解決 06.1.20
風呂詰まり パート2 06.9.28
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コメント:ワイヤーの長さが4m! 尻毛を詰まらせようが陰毛を詰まらせようが、これで掻き出せ。 全身毛だらけ獣人の強い味方だ! てか、まずは排水溝にネットをかぶせなされ・・・。 とりあえず、これは持ってて損はなし。 乱暴にすると配水管を傷めるんで注意な。
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黒雪伝説・湯煙情緒 10
300年ぐらい前 ハブ女王 謀反 妖精王勝利 ハブ女王死亡
人間界 北国の村 鏡のせいで滅びる
10数年前 妖精界の結界に穴
人間界 東国の后がおかしくなる
その数年後 黒雪姫 妖精界に迷い込む
「この間、妖精界の結界が破られたのは1度。
そして、私が生まれたのはこの頃。」
王子がペンで突付いたところを見て、黒雪が驚く。
「あなた、いくつ?」
「大体あなたより、50歳ぐらい上なだけですよ。」
「ええええええええええええええっ???」
「私は母の謀反の少し前に産まれて、ずっと繭の中にいたんです。
孵化したのがこの時、謀反から250年後ぐらいなんですよ。」
「マユ? 何でヘビが繭?」
ズケズケとヘビ呼ばわりする黒雪に、王子が溜め息を付く。
「妖精界でも私は人間の姿だったでしょう?
私は元々、人型なのですよ。」
黒雪は少しうつむいて、それから王子の顔を見た。
「にしても、何で繭?
訊きにくい事を訊くかも知れないけど、あなたの父親は誰なの?」
「本当によく訊けますよね、そういう事。
こっちが言うまで訊かないであげるのが、思いやりでしょうに。」
「だって後出し後出しで、もうゴッチャゴチャじゃん。
それに父親不在とか、よくある話だし。」
黒雪が うちなんか母子で殺し合いしてたのよおー と嘆くので
王子は、つい笑ってしまった。
「父親、誰かわからないんです。
母に訊いても答えてくれないし・・・。」
黒雪は少し困ったような顔になった。
「あのね、何となくひらめいただけなんだけど
あなたのお父さん、神さまなんじゃない?」
「はあっ??????」
黒雪の突拍子もない意見に、王子は驚愕した。
「だっておかあさんヘビなのに、あなた人型でしょ。
人に似てるのって、神界の人なんじゃない?
ウサギやら猫やらトランプ兵士やら、魔界人、人型じゃないし
あなたに遺伝してるのって、人間か神かのどっちかだと思うわよ。
で、絶対に人間じゃないわよ。 繭だし。」
考え込む王子に、なおも続ける黒雪。
「それに、あの時の荒野に妖精王が来るのはわかるわよ。
でも何で神さままでシャシャッてくるの?
ハブ女王と妖精界に、神さま何か関係してるの?」
「いえ、それは・・・、人間界は神さまの管轄ですから・・・。」
「じゃあ、以前から妖精王と神さまが示し合わせていたの?
あの時タイミング良く現われたよね、神さまたち。
しかも同時に。
何かおかしくない?」
そう言われると、確かにそうである。
「あなた言ってたじゃん、謀反人の子に厚遇すぎる、って。
もしかしてさ、あなた、謀反人の子扱いじゃなく
神さまの子扱いなんじゃないの?」
何でもない口調の黒雪に
この人は自分の言葉の意味をわかって言ってるんだろうか?
と、王子は、その大それた考えに不安になった。
続く
関連記事 : 黒雪伝説・湯煙情緒 9 11.4.14
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