• 続・褒められる女

    ちょ、私にモテ期がきとる!!!
     
    ・・・・・女性相手オンリーにだけど・・・・・
     
     
    褒められる女 10.10.13 で、“優しそう” と
    女性に言われた、と書いただろ。
     
    あの時はかなりショックを受けてて、頭が回らなかったんだけど
    そもそもの話の始まりは、訊ねられる人 10.9.29 。
     
    私に道やら時間やらを訊いてくるのは全員男性で
    女性はひとりもいなかったんだ。
    何で女性は、私に道を訊ねないんだ?
    (私の近所を歩いていた女性が訊かれていた事はあるんで
     女性は見知らぬ人に物を訊ねないわけじゃないと思う。)
     
    で、男性知人は私を優しそうには見えないと言い
    女性知人は、私を優しそうだと言う。
     
     
    これが今までの情報。
    何だか、もう色々とよくわからないので
    まずは “優しそう” の真意から探る事にした。
     
    やっぱり言ったヤツに責任を取らせるべきだよな、と思ったので
    (気を遣って褒めてくれたであろうに、この仕打ち・・・。)
    当人を問い詰めてみた。
     
    私って、鈍臭そうか、田舎者に見えるか、垢抜けてないか
    お世辞はタメにならんから、私は努力がしたいから
    客観的にどう見えるのか、おめえの意見を聞かせてくれ、と。
     
     
    もう、どうした修羅場か、と相手を気の毒に思わんでもないが
    ここまで言わないと、他人はイヤな意見を言ってくれんのだ。
     
    すると、知人女性は真面目な顔になった。
    その表情の急変には、すごくビビらされたが
    冷静に自分の意見を言ってくれた。
     
    鈍臭そうにも田舎者にも見えない。
    口を開かない限り。 ( ← ・・・ )
    “垢抜けている” ってのが、どういう状態なのかよくわからないけど
    その年齢からしたら、かなり外見レベルは高いと思う。
     
    そして、聞いてビックリ!!!
    “優しそう” ってのは、その人には私が
    性格が可愛い女性に思えるんだと!
     
     
    こんなん、言われたの初めてだったんで
    ええええええええええっっっ? だったよ。
    いや、謙遜じゃなくて、私、可愛い系性格じゃないと思うんだ。
     
    リアルじゃ、ここほど自分を出してないけど
    割に “私” を貫いてるんだよ。
    ここを読んでる皆には、私の性格はわかるよな?
    冷徹で自分勝手で我がままだけど
    冷たくすると、何だか自分が悪者になったような気にさせられる、
    面倒くさい相手、それが私だろ?
     
     
    ふむ、そこのところの真偽はともかくも
    じゃあ “優しそう” ってのは、悪口じゃなかったんだな。
    どうも解せない部分もあるけど
    とにかく良い評価なのは目出度い・・・んだよな・・・?
     
    と、その人の意見を聞いて、考え込んでいたら
    「自分の事をわかってないの?」 と、言われた。
    自分ほどわからんものはないよ・・・、と嘆いたら不思議がられた。
     
    皆、そんなに自分を把握できているんだろうか?
    今度はそこに落ち込むぞ・・・。
     
     
    まだまだバトル会場に在籍してるんか?
    と、自問自答をしていたら
    また水面に波紋が立つような事を女性から言われる。
     
    「化粧品、何を使っているんですか?
     すっごい肌がキレイですよねえ?」
     
    このセリフ、意外だろうが素人にはあまり言われた事がない。
    (美容部員さんは絶対に言う。)
     
    え? と、もんのすごく驚いたら、驚き過ぎたせいか
    何が 「え?」 なのか、と突っ込まれた。
    そんなにツルンとしたキレイな肌をしてるのに
    と言われて、更にパニックを起こす。
     
    あまりに驚きすぎて、「とにかく日焼けはするな」 とか
    ロクでもねえ答しか言えなかった。
     
     
    とどめが、美容師のおねえさんの
    「それにしても羨ましい髪ですよね。」
     
    は? という顔をしたら
    「この年代で、タオルドライ後に
     髪からしずくがしたたり落ちる人なんていませんよ。」
    と言われる。
    よくわからんが、潤いがある髪質らしい。
     
     
    ここんとこ、褒められまくって動揺していたので
    ついにプチッと切れた。
     
    「何でもっと早く言ってくれないんですかねえ。
     今の今まで、自分がそんなに良い髪だとは知りませんでしたよ。
     すっげえ時間をムダにした気分ーーーっ。」
     
    ブーブー言って、ため息をついたら
    「自分で気付かないのが悪い」 と、鼻で笑われた。
    どうやら皆さん、己の事をよくお知りのようで。
     
     
    さて、冒頭に “モテ期” と書いたが
    これは引っ掛け問題だった事がおわかりであろう。
     
    やっぱり私は、引退勧告をされたんだよ。
    “その年で”、全部この言葉が前提の褒めなんだ。
     
    “年老いても、こうありたい”
    私は、女性たちがそう思うババアになった、って事だ。
     
     
    小ギレイなババアになれたのは、そりゃ目出度いよ。
    褒められるのも、敬意を表される年寄りになれたって事なんだろう。
     
    だけど、 引 退  なんだよ。
    もう、ガクー、だよ、ガクー。
    一気に老け込んだ気分だよ。
     
    名球界になんか入らんで良いから
    控え選手として、グラウンドにいたかったよ。
    やる気のないプレイヤーだったけど
    辞めさせられて初めて、こう切望するよ。
     
    肉食だの艶女だの魔女だの
    世の中ガツガツした女が増えたな、と嘆いていたけど
    やる気を見せないと、強制引退させられるからだったんだな。
     
    正直、そのやる気を軽蔑してたけど、私が間違っていた。
    ほんっっっと、すまんだった。
     
     
    “その年で” の褒め、
    言われてみないとわからないけどな
    全然まったくこれっぽっちも嬉しくないんだ。
    特別優待枠、って感じで、同等じゃないんだよ。
     
    まあ、ベテランとルーキーを一緒にくくると
    それはそれで、失礼な話になるだろうけど
    前置きありの褒め、ほんといらねーーーっっっ!
     
     
    さて、今後私がどういう方針を取るか、考え中である。
    ガツガツいくか、のんびりするか。
     
    “その年で” を言われないようにするには
    私はまだまだ現役よっ! と、表明する必要がある。
     
    だけどガツガツするには、性格上かなり無理をせにゃならん。
    きっつい性格なのに妙にのんき、という
    何かあいまいな属性なんだよ、私ってば。
     
    そんなコウモリ野郎は
    中間地点でフラついてるのが一番ラクなんで
    どっちかに転ばなくては、となると
    ちょっと大変な思いをせにゃならんわけだろ。
     
     
    だったら新しいジャンルを開拓しようかな
    と、策を練ろうかとも思うけど
    今はまだ、ショックが持続中で
    体力気力が一気にゴッと衰えて、頭が回らないんだ。
     
    実録! ババアの葛藤  は続く。 多分。

  • 亡き人 15

    「へえ、良かったじゃん。」
     
    軽く言うゼロの口調に、素早く山口が怒り出した。
    「はあー? 俺がイジメられてるのが良かったー?
     何言ってんの? このおばさん。」
    最後のひとことに、ゼロの右眉がピクッと上がる。
     
    「山口、今すげえ辛いっぽいから!」
    「20歳過ぎたらおばさん、とか言う男ってバカだから!」
     
    周囲の必死のなだめをよそに、ゼロは山口にガンをつける。
    まさに背景は竜巻にゴオオオの効果音である。
     
     
    しばらく視線ビ-ムの攻防をやっていたふたりだったが
    ふーっ と溜め息をついて、ゼロが壁にもたれ掛かった。
     
    ら、壁をすり抜けて行った。
    うりゃあ! と、腹筋で復活してきたゼロが山口に怒鳴る。
     
    「おめえさ、最初バカにされて無視されたんだよね?」
    「おう。」
    「で、今度はそいつらにイジメられ出したんだよね?」
    「そうだっつってんだろ。」
     
    「おめえさ、そこの椅子、気になる?」
    「・・・? いや?」
    「そういうこっちゃ!!!」
    「どういう事だよ?????」
    山口が叫んだ。
     
    「山口くん、人間は静かにしてくれ、近所から苦情がくる。」
    太郎が慌てて山口をたしなめる。
     
     
    「あ、ごめん。
     でも、ほんとわけわかんねーよ。」
    山口の困惑に、ゼロが二度目の溜め息をついて言う。
     
    「どうでも良いものって気にならないだろ?
     好きでも嫌いでも感情を動かすものは、どうでも良くないんだよ。
     つまりおめえは、元仲間にとって
     どうでも良くはない存在だ、って事。
     良かったね、存在感があって、というわけ。
     わかったか!」
     
    おおおおおお、と一同から歓声が上がった。
    「そうか、俺、特別な存在だったんだ。」
    「良かったな、山口。」
    あーあ、アホ揃い・・・、とゼロは横目でその様子を見ている。
     
     
    「で、どうするんだ? 元仲間。」
    福島が訊くと、山口が意見を仰ぐようにゼロを見る。
     
    目を合わさずに、ひとりごとのようにつぶやくゼロ。
    「別に、あえて意識する必要もないんじゃない?
     付き合っても良い事なさそうなヤツらだから
     その他大勢のカテゴリーにでも入れて、普通に接しとけば?」
     
    「うん、俺、そうするよ。
     皆と会って、俺ちょっと変われた気がするし。」
    山口がキラキラと語る。
     
     
    ああ・・・、若え者の爽やかな輝きは
    浮かばれない魂には悪い・・・
     
    ゼロは嫌そうに目を背けた。
     
     
     続く。
     
     
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          亡き人 16 11.1.12
          
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          亡き人 1 10.11.17  

  • バーコード・ハゲ 応援

    プライバシー等の問題で、誰とは言えんが
    身近なヤツで、ハゲ予備軍がいるのが判明。
     
    しかもそういうヤツは必ず、ハゲたいと願っている
    としか思えん所業をしておるんだ。
    話の1個目から、もう間違っとる。
    もちっとよく考えて、自分の頭皮を大事にしてほしい。
     
    ハゲたくない皆、自分がやってる事は大丈夫か?
    育毛剤やらに気を遣う前に、もう一度普段の動作を見直せ!
     
     
    という事で、ハゲ予防 & 励まし
    “ハゲ増し” とかいう、くだらんダジャレじゃねえぞ
    キャンペーンをしたい。
    今後は、意識して頭髪関係の記事を増やす予定である。
     
    第1弾は、既に走り出してしまっている人への応援歌。
    ハゲ予防の話の前に、ハゲたって良いんだよ、と言いたい。
    人生いろいろ 頭皮もいろいろ 毛髪だっていろいろ咲き乱れるんだ。
     
     
    数年前までは、バーコード・ハゲに否定的だった。
    「そんな見苦しい髪型をするぐらいなら
     丸刈りにするか、カツラを買え!」
    と、ここのブログのどっかに書いた記憶がある。
     
    しかしそれから歳を経て、考えがまったく変わった。
     
    バーコード・ハゲ 推奨!!!
     
     
    何故かと言うと、ババアならわかると思う。
    どんどん歳を取って、老化の波が押し寄せてくる。
     
    数万の美容液を買おうか、注射をしようか、メスを入れようか
    一度は美容面でこう考え込んだ事があるはず。
     
    私的には、切った貼った注入した、は選択肢にないが
    化粧品は悩んだよー。
     
     
    ハゲだって同じだと思うんだ。
     
    何十万のカツラや植毛をするか
    何百万かけて、育毛プログラムをするか
    それともいっそ、丸刈りにするか・・・。
     
     
    私たち女性は、シミシワタルミで右往左往する。
    その姿は、我ながら滑稽だけど
    開き直って汚くなっていくより、好感が持てるんだ。
     
    たとえその努力が実を結ばなくても
    その四苦八苦は、逆に人生を謳歌しているように見える。
     
     
    だからハゲてきたら、あがいて欲しい。
    植毛やカツラを諦めるその心は、よくわかる。
    整形だって、値段を考えて出来ない女性も多いだろうし。
     
    よって、バーコード・ハゲはアリなのだ。
    残っている髪の毛を、最大限に活用しようとする
    その創意工夫をする意欲は、素晴らしいものである。
     
     
    私はハゲの恐怖に怯える人に
    バーコードスタイルをお勧めしている。
     
    しかし今の若い衆は、すぐに丸刈りにしやがる。
    顔付きや職業によっては、スキンヘッドはそぐわない事もあるのに。
     
    経済的に許されるのなら、カツラも良いと思うんだよ。
    何種類も持てるなら、最高だ。
    カツラだと宣言して、色んな髪型にすれば良い。
     
     
    こう考えていくと、女性は外見に気を遣わねばならないけど
    男性は逆に、外見に気を遣ったらいけないような風潮があるんだな。
     
    ああ、そうかあ、だからカツラが秘め事になってしまうんだー。
    もう、こっから全国民の意識改革を進めにゃならんのだな。
     
     
    と言うかさ、ハゲ、恥ずかしい事なんか?
    そこらへんの男性の心理は、多分、女性にはわからない。
     
    あれほど女性が 「大きさじゃない!」 と言ってるのに
    サイズにものすごくこだわるし
    そういうのって、逆にテクニックがない、と見なされるぞ。
    一体、誰が巨根信仰をあおってるんだよ?
     
    あとさ、男性誌で見かける包茎手術の広告
    あれ、わけわかんねえよ。
    菌が発生するレベルの包茎ならともかく
    仮性で日常生活に支障をきたさないのなら、女性は気にしない。
     
    「包茎で彼女にフラレました」 って、ないない。
    本当にあったとしたら、その女性はやめといた方が良い人種だ。
    包茎にこだわるなんて、素人とは思えないし
    他の理由があるのに、包茎のせいにして別れようなど
    それこそ、素人のする事とは思えない。
     
    “素人” って何だよ? と、書いてる本人も思うけど
    少なくともセックス話で、包茎の苦情を聞いた事はない。
     
     
    話がやたら逸れてるけど、関係なくもないんだぞ。
    だって男性の3大コンプレックスって
    身長・頭髪量・チンコサイズ だろ。
     
    男性の間だけで競い合ってるなら、口出しもしないけど
    まるでその競合が、女性の総意であるかのように
    思われてるとこが、不本意なんだよ。
     
     
    この3つよりな、もっと大事な事がある。
    それは何かと問われれば、こんな答ですまんが
    “ 人 そ れ ぞ れ ” なんだ。
     
    だけど、これだけは言える。
    上の3つを上げる女性は、ほとんどいない。
    いたら、そいつは地雷女だ。
    マトモな女性は、そこには目が行かないよ。
     
    私の大事と思う事を言おうか?
    え、イカレババアの好みデータはいらない?
    それはすいませんねえ。
     
     
    とにかく、バーコード・ハゲ、応援!
     
     

  • 亡き人 14

    「よお、長野、次、何?」
    「ああ、北海道教授の講義だよ。」
    「それ、すげえレポート提出が多くて大変だろ。
     去年それを取ったヤツを知ってるから、ノートを借りてきてやるよ。
     コピーして持っとくとラクだぜ。」
    「え、ほんと? 凄くありがたいよ。」
     
    太郎は一気に充実した学生ライフになっていた。
    心霊研究会のメンバーは、意外に個性的揃いで
    彼らと一緒にいると、自然と知り合いが増えていくのである。
    以前はひとりで食べていた昼食も、誰か彼か話しかけてきてくれる。
     
     
    “縁を拒む必要もないだろ?”
    ゼロの言葉が印象に残ったので
    太郎は努めて周囲と馴染むように振舞った。
     
    太郎は内向的ではなかった。
    ただ、“友達を作る期間” を逃がした子供は
    ガツガツしないと、中々輪にとけ込めないのに
    そういう事に気が回らず
    しかも真面目で大人しいので、人目を惹くタイプでもなく
    結果、ひとりでいる事が多くなってしまうのである。
     
    別に仲間外れにされているわけでもないし
    何でもひとりで出来る。
    他人がそれほど自分の事を気にしているわけではない
    と、知っていた太郎は、“ひとり” を苦にせず
    今まで、それで普通にやってこられた。
     
    それが、山口たちとの交流で状況が変わった今
    相変わらず勉強にバイトに忙しいのは変わらないけど
    何となく気持ちにハリが出てきた、というか
    同じ事でも、以前より楽しく出来るようになった気がする。
     
    ひとりも気がラクだったけど
    人といるのも良いかも知れない
    太郎には、“他人” たちとの交流が
    大切な時間になってきていた。
     
     
    太郎たちが学食で昼食を取っていると
    服を濡らした山口がやってきた。
     
    「それどうしたの?」
    福島が訊く。
    「ああ・・・、元仲間の女に水ぶっかけられた。
     『あっ、ごっめーん』 って。」
     
    「もしかして、イジメに合ってんの?」
    石川が直球で訊いてきた。
    その言葉に、山口がハッとする。
     
    「ああーーーっ、かも知んないー。」
    テーブルに突っ伏した山口に、福島が突っ込む。
    「おまえ、気付くの遅いよ。」
     
    「にしても、うざいヤツらよねえ。
     私が仕返ししてあげようか?」
    岡山の言葉に、山口は驚いた。
    「どうやって?」
     
    「式神でも飛ばして。」
    一同がドッと笑った。
     
     
    「うそうそ、そんな芸当できないって。
     無視が一番じゃない?」
    「だよねえ。」
     
    そう話がまとまりかけた時に
    ふと太郎が笑って、何気なくつぶやいた。
     
    「ゼロさんなら、どう答えるんだろうなあ。」
     
    その言葉に、仲間たちが乗る。
    「あ、あたしは、『ぶっ殺す!』 に1票。」
    「ぼくは 『暴れる』 でー。」
    「・・・てか、全員それじゃ賭けにならなくない?」
     
    「おまえら・・・、俺の苦悩を賭けるんか?」
    ちょっとムッとする山口だったが、ふと思った。
    「でもゼロさんの反応、確かに興味あるよな。」
     
     
    「それじゃあ、長野のバイトが終わる時間に駅前集合なー。」
    という予定になった。
     
    太郎は少し不安だった。
    ゾロゾロと人を連れて行くと
    ゼロの気分によっては、怒り出す恐れがあるからである。
     
     
     続く。
     
     
    関連記事: 亡き人 13 10.12.22
          亡き人 15 11.1.7
          
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          亡き人 1 10.11.17  

  • 2011年 明け

    新年が明けて、おめでとう。
    何? この、やる気がなさ過ぎる出だし。
     
     
    毎年毎年、この1発目の記事は激しく苦労する。
    ゴールデンウィーク明けよりボケてるのは
    きっと12月の慌ただしさで
    自分を見失ってるところに、正月休みに突入で
    しかもこの正月休み、真っ当なヤツは遊んでくれんだろ。
    年始回りとか、家族団らんとか、色々やっててさ。
     
    だから正月、むっちゃくちゃヒマなんだよ。
    ヒマならネットをせえよ、っちゅう話だけど、イヤだよ!
    イイ歳こいたババアが、孤独にモニターと向き合えと?
    冗談じゃねえよ、私の威厳まったくなしじゃん
    表向きだけでも、普通の人生を送ってるように見せたいんだよ!
     
     
    という事で、毎年家にこもって
    ホラー祭だのTVゲームだのやってて
    今年はゼノブレイドの予定だったんだけど
    31日の朝起きたら、右あごと右手が痛くなってて
    何でいつも右側が悪くなるのかわからんが
    あごは次の通院で主治医の指示を仰ぐとして
    右手の痛みは、ゲーム腱鞘炎である。
     
    腱というのは傷めたら、クセになる。
    ゲームをせずとも、掃除で傷めたらしい。
     
     
    ・・・つーかな、途中でグチグチ言い出すけど
    始まりも終わりもない文章を書いてて
    何の展望もなくて、さてどうしよう、まあいっか
    とかダラダラやってたら
    励ましのメールはきてるは、ツイッターはきてるは
    こんないい加減な態度だとマズいんじゃないか? 私
    と、ビビり上がってる真っ最中になってしもうた。
     
    ちょ、私、どうすれば良い?
    ネタ、何もねえのよ、正月、孤独だったから!!!
     
     
    ・・・新年1個目の記事で、えらいな情けない事を書いてるが
    鳴かぬなら なかった事に ほととぎす
     
     
    関係ないけどさ、うちの近所に公園があるんだ。
    そこで夕方、時々少年がサッカーをしてるんだけど
    そいつ、いっつもひとりで壁に向かってボールを蹴ってるんだよ。
     
    その姿が、いかにも “孤高” で
    何となく気に掛けてしまうんだ。
     
    まあ、球技禁止の公園でサッカーをするなど
    それだけで充分に、空気の読めなさそうなヤツだとわかるけど
    おめえの蹴ったボールが当たって、壁が真っ黒なんだけど
    それ、自治体の金で塗装せにゃならんで
    その自治体の金は、おめえの親が納めた税金なのは
    まだまだわからん年頃だよな。
     
    1箇所だけ、ボール跡で黒々としてるんで
    さぞかし得意げに、やりとげようとしてるっぽいけど
    それ、管理の人に見られたら、ものすごく怒られるぞ。
     
    て言うかさ、年末の雪が降る中
    サッカーボール蹴りをやってるのを目撃した時にゃあ
    もしあいつが、雪で滑って転んで気絶でもしたら
    私が助けに行かにゃならんのよな、と
    思わず、財布と携帯をテーブルに並べたよ。
     
     
    友達がいない可哀想なヤツだと思って
    見守っていたんだけど、その年末ので気付いたぜ。
    そいつがいる日って、猛暑か極寒の日に限ってなんだ。
    そりゃあ、誰も外に出たくねえよな。
     
    気候の良い日にいた事はないんで
    そういう日は、ちゃんと遊び相手がいるんだろう。
     
     
    まあ、そいつがどういう境遇であろうと
    ひとりでいる時には、私が遠くから気に掛けておくよ。
    私もそうやって、見守られてると思うんで
    そういう糸は切ったらダメだろう?
     
    だからおめえも、大人になったら
    ちゃんと納税して、人に優しくしておあげ!
    と、念を送るババアがここに。
     
     
    な?
    何だか、妙に良い人になってるだろ?
    こんなん、本当の私じゃねえんだよ。
     
    ババアになってまでも、揺らぐってどういう事だよ?
    ほのぼのコーナーに収まりたくねえんだよ。
     
    今年は、自分偉い! 自分凄い! で
    思う存分に走りたいので
    皆さま、どうかそういう私へと誘導してくれ!

  • 2010年 〆

    “しめ” で “七五三” って変換候補に出るのは何でだろう?
    と思って、調べてみたら
    “注連縄 (しめなわ) の別名” とあった。
    ほお。
     
    何で “ちゅうれんなわ” で “しめなわ” なんだ?
    と、再び調べてみたけど、長文に目がすべる。
    無限の検索地獄は、私には無縁。
     
     
    ブログというものを始めて5年かな?
    毎年毎年、正直、皆に感謝しまくりなんだ。
     
    今年なんか、とうとうアフィリという援助交際にまで発展して
    ものすごーーーく、ありがたかったよ。
     
     
    この感謝の日々に、思わず我を忘れて
    菩薩への道を歩もうとした時もあった。
     
    だが、それは “私” ではない。
    私はそんな良いヤツではない。
    朱に交わって赤くなりかけていた。
    まったく、善人といると、こっちまで良い人になる。
    あー、危ねえ危ねえ。
     
     
    良い事を言ってする人は、たくさんいるんで
    善の部分は、そいつらに任せれば良い。
     
    私は皆に、世の中って善ばかりじゃないんだよ
    ほらほらー、この影を見てみろよー
    と、誰の心にも隠れている、ちょっと悪い心に目を向けさせたい。
     
    “ちょっと悪い” なのは、私がどこまでも小物だからで
    そんな巨悪は手に負えんぞ、という逃げだ。
     
     
    だから来年は、気分も新たに
    なるべく自重なしで、荒れ狂いたい。
     
    でも小心者だから、どこまで自分を貫けるのか自信がない。
    言った事をすぐ忘れるので
    4週間もしたら、この決意も忘れて
    ありがとうありがとう土下座をしてるかも知れんが
    言っとくが、それは老化による脳の萎縮である。
    ついでに、死に前になると地獄が恐くて
    改悛しようとする心理が働いても無理はないしな。
     
    よって、ババアの決意表明など
    民主党のマニフェストよりもいい加減なものである。
    と、こういう風に時事風刺も忘れない、
    小ざかしい心を忘れずに生きて行きたい。
     
     
    相変わらず身も蓋もない意見だが
    何度打っても、“みもふたもない” の変換を覚えない
    うちのクソバカキーボードも、どうにかして欲しい。
     
    しかも知らん内に、機能をどんどん増やしやがって
    迷惑な事に、それが必要な機能が1個もなく
    大事に育てた我が子が、グレたような気分である。
     
     
    ・・・すまんだった。
    この記事が今年最後なんだよな
    何か良い事を言わねば
     
    ・・・・・・・・・・・・・・
     
    私よ、ちょっと上の文章を読み直せ。
     
     
    さて、ババアは4週間どころか
    8分で物事を忘れる、と証明したところで話題がなくなった。
     
    最悪すぎる!!!
     
    これが今年の〆なのか?
    あんまり過ぎんか?
    だがしかし、アウトローを気取るのなら
    こういう道を行かねばならんのか
    いや、間違うな、外道とアホウは違うぞ!!!
     
     
    ・・・何かもう、今年も来年も “バカ” で良いです。
    クダ巻いたり、悩んだり、あがいたり、威張ったり
    したいように生きて、後悔して死ねば良いんだろっ。
    結局、逆切れかよ!
     
     
    来年は・・・、官公庁は何日から始動かな?
    4日?
    じゃあ、4日から記事をアップする。
     
    何でいつもいつも官公庁にならうのかって?
    勝てば官軍! 意味不明!
     
     
    ツイッターは、ちょっと覗こうかな、とも思うけど
    ゼノブレイド次第だなー。
     
    あああああ・・・・・
    これが長い時を生き抜いてきた人間のナレの果てかよ・・・。
     
    皆、これが年寄りのデフォだと思うなよ?
    世の中には、立派なご老人の方が多いんだぞ。
    私ひとりを見て、敬老精神をグラつかせんでくれよ。
     
     
     
    皆様、今年もこのブログを通り過ぎてくださり
    どうもありがとうございました。
     
    来年も日本が存続できて
    皆様が無事に過ごせますよう
    もちろん私も、ウッハウハのウッホウホでいけますよう
    近所の神社にお参りしてくるよ、ふぉっふぉっふぉ。

  • ポリスメール

    って知ってるか?
    各警察署かどっかが出している、地域の不審者情報メールだ。
     
    私はか弱い女性で、しかも純粋で穢れがなくて
    要するにド田舎者なので、都会の荒波がとっても恐い。
    よって防御のひとつとして、このメールを受信し始めた。
     
     
    ・・・それがな、さすが関西、と言うべきか否か
    登録した途端、私の携帯がかつてないほど鳴る鳴る。
    ヘタをすると、数週間、誰からもメールが来ない事も
    ザラだった私の受信ボックスが埋まる埋まる。
    2日に1度は充電しないといけなくなったんだよ。
     
    ・・・何か、やたら寂しい人生を
    カミングアウトしとるようだが
    な? 最期はホームレスで路上死
    って不安がってるの、大げさじゃないだろ?
     
    納得したら、温かい目で見守ってくれ!
    (悪い子の皆ー
     こういう態度でいると、ロクな老後を迎えませんよー?)
     
     
    で、そのポリスメールに何が書いてあるかっちゅうと
    ・・・・・・不審者情報だ。
     
    だから最初から不審者情報だと言っとるだろうが!
    受け取っておきながら、何でこういう変態の事件ばかりなんだろう?
    もっと指名手配犯とか・・・、とか思ってんじゃねえよ、私!
     
    ふ・し・ん・しゃ・じょ・う・ほ・う
    不審者情報メ-ルなんだよ!
     
     
    これに気付いたのが、つい今しがたである。
    どういうメールかを皆様方に説明してさしあげてる、たった今!
     
    なるほど・・・、そうだったんか・・・
    通りで、幼女が被害者の痴漢情報ばかり来ると思ってたよ。
     
    この地域の犯罪に、私1mmも関係ないじゃん
    ここいらへん、ロリ変態ばかりじゃん
    私、むっちゃ安全じゃん
    さっきまで、そう思っておりましたとも。
     
     
    はあ・・・、ポリスメール、登録解除しようかなあ。
    でも、振り込め詐欺情報も1件だけあったんだよな。
    だけど、これも関係ないんだよな。
     
    「俺、俺」 という電話には、必ず 「俺じゃわからん!」
    と激怒して、友人どころか彼氏まで失くしてたからな。
     
     
    なあ、関西ポリス、幼女を付け狙う変態の情報も大事だが
    ちょっと変態の立場になって考えてみい。
     
    この情報メールだけで、妄想できてハアハアじゃねえ?
    このメール、犯罪防止効果より
    助長してる方が大きい気がするんだが。
     
    とか、変質者の巣窟であるこのブログで言うのはマズいかも知れん。
    まさか犯罪ほう助にはならんよな?
    皆、妄想はしても良いけど、実現はすなよ。
    ほんと、ここから変質者として巣立ってくれるなよ。
     
     
    にしても、こんだけ変質者が多いとは・・・。
    でも、まったく別地域で起きてるけど
    犯人が同一人物だと思われる案件も何個かあるんだよな。
     
    うん、関係ないと言う割には
    犯人像とかプロファイルしとるわけだが。
    はいはい、逃避逃避。
     
     
    恐いのが、最初は割に離れた地域の情報ばかり来てたんだけど
    何か発生場所が、どんどんうちの近所へと近付いている事。
     
    これ、わざとじゃないよな?
    ちゃんと発生時系列順に送信してるんだよな?
    メリーさんじゃないよな?
     
     
    (解説しよう!
     “メリーさん” とは、都市伝説のひとつで
     携帯に着信orメールが入り
     「私メリーさん、今○○にいるの。」 を繰り返す。
     メリーさんのいる場所が、どんどん自分と近くなり
     最後には、「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの。」
     キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ )
     
     
    あれ? チャイムが。
    こんな時間に誰だろう?
     
    うわ止め何をす
     
     
    痴漢、強盗は、帰宅時の被害が多いらしいんだけど
    ポケットの中で、家の鍵を握り締めて
    エレベーターやドア前で、周囲を見回して鍵を開けるんだぞ。
     
     

    評価:

    既製品


    ¥ 490

    ()

    コメント:本当はナイフやナックルのキーホルダーを勧めたいけど、持ち歩くのは銃刀法に触れるんで、これはどうかな? 斧部分、5.5cm! (やる気満々)

  • あずきのチカラ

    まず、このわかりにくい画像を見れ。
     
     
     
    何か色んな物体が写っているが
    上のピンクのカバーから半分出たのが、ゆたぽん (首、肩用)
    右下のオレンジの四角いのが、ゆたぽん・標準装備
    そして、左に地味に逆さまに、しかもミンティアで欠けているのが
    今回の主役、あずきのチカラ (目もと用) である。
     
     
    おめえ、貧乏貧乏言うときながら
    短期間で何でこんだけ仲間を増やしてるんだよ?
    と、お怒りの皆さま、それは違うぞ!
     
    何故なら私はまだ、ストーブを出していないからだ!!!
     
    今年の冬は暖かいとは言え、南方系の私が
    この北国・関西で、12月なのにノー・ストーブとは
    どんだけ耐えているか!!!
    光熱費! 光熱費!! こ・う・ね・つ・ひ !!!
     
    にしても、この辛抱できん私が、寒さに耐えられるのは
    ・・・禁煙太りして、腹肉が付いたせいかも知れない・・・。
     
    でも脂肪さ、触ると冷たいんだよ。
    あまりガード感がないんだ。
    ムダに肉を着用しただけかも。
     
     
    何はともあれ、これらのゆたんぽもどきを買った順序を言おう。
    ゆたぽんノーマル → あずきのチカラ → ゆたぽん首肩
    さあ、これで何が見えてくる?
     
    ・・・あずき、使えねえ・・・
     
    あああっっっ、最後にアフィリも貼るつもりなのに
    何ちゅう暴言を吐いとんのか!
     
    ・・・でも、使えねえ・・・。
     
     
    何が気に食わないかというとな
    カバーがない分、ゆたぽんより熱いんだよ
    でも、5分しかそれが持続しないんだ。
     
    5分だけでも、妙に目がスッキリして
    この効果は、ゆたぽんプラスアルファの何かがあると思う。
    その “何か” が何かはわからんので、各自で自由研究!
     
     
    でもな、1回チンしたら4時間はチン出来ないんだと。
    あずきの水分で熱くするんで
    あずきが空中から水分を集めるのに、4時間掛かるからみたいな?
     
    とにかく1日4回までしか使えず、5分しか持たず
    インターバルが4時間。
     
    寒いんだよ!!!!!!
     
    そういう使い道じゃないのはわかっとる!
    疲れ目だよな? 疲れ目に温めれと言うとんのだよな?
     
    わかった。
    おめえは、夕食後の胃の消化タイムにでも働いてもらう。
    昼間の疲れを癒し、その後のTVゲームに備えるために。
     
    だから寝る時の目温めは、ゆたぽんで代用する。
    しかしゆたぽん足元用は、足から離したくない。
     
     
    という事で、ゆたぽん首肩用追加、という流れなのだ。
    首肩用な、防寒にも良いんだよー。
    ただ、ジェルが細長いパッケージ内で移動するんで
    熱い部分も偏るのが難点なんだ。
     
    そんで首肩用、熱の持続時間も30分なんだ。
    常に安定した形のノーマルゆたぽんの持続時間は、7時間!
    なので、四角ゆたぽんのLサイズを買えば良かった、と後悔中。
     
    ちなみに、うちのパソコン、“こうかいちゅう” の漢字変換が
    公開中と航海中の2つしかないが
    おめえは後悔はしないと言うのか?
    後悔、ものすごく出番が多いのは、私だけなのか?
    しかも後悔真っ只中にキーを打ってるのも私オンリーか?
     
     
    そんな事はどうでもいい・・・わけないので
    後でひとりでクヨクヨ悩む事にして
    何故買う時に、持続時間とか能書きを読まないのか
    自分でもちょっとバカじゃないか、と思うけど
    そこには盛大に逆切れをさせてもらう。
     
    私が真っ先に痛い目に遭ってるから
    おめえらが安全な買物が出来るんだぞ!!!!!
    私に感謝して、あずきのチカラの恩恵に預かるがよい!
     
     
    いや、マジな話、疲れ目の解消には
    ゆたぽんよりあずきの方なんだよ。
     
    その理由がわからんので、ネットで調べてみたけど
    あまりのサイトの多さに、途中でめんどくなった。
    もう、根拠なしの勘のみだけど、信じれ。 ← !!!
     
     
    でもな、眉んところに治らんニキビが出てた理由は
    何となくわかった。
    “蒸気で温める” と書いてあったのに気付いたが

    そ れ だ !
     
    最近、お手入れにホホバポイルを使ってるんだ。
    植物オイル、私にはあまり合わないんだ。
    だけどもったいないんで、せっせと使ってるんだ。
    美容について、あーだこーだ言ってるくせに
    真には肌の事を考えてはいない、と露呈したわけだ。
     
    とにかく、合わない植物オイル塗ったくりに
    あずきの蒸気が作用して、普段できないニキビができ
    なおかつ毎日あずきを使ってたから、治らんのだ!
     
     
    そう言えば、 “美容には温めろ” って話が出てきてるが
    これは健康面からではなく、皮膚表面のレベルで
    温めるのがシワ解消に良い、って説。
     
    これ、アリかも。
    “合う” 化粧品を塗って、あずきのチカラで温湿布
    蒸気と熱で、しみ込みが良さそう。
     
     
    あっ、ただしな、使用可能回数が裏書に書いてあったけど
    あずきのチカラ、200回も使えないと思う。
    10回ぐらいでもう、表面がケバ立ってきてるから。
     
    ああ・・・、また悪口を言うてしもうた・・・。
    だけど、見て見ぬフリは出来ないんだよ!
     
    あーーーーー、うーーーーー・・・・・
    私の扱い方がザツなのかも。
     
    め、目元用パックと思えば、20~30回使えれば良いだろ?
    普通、パック、使い捨てだぞ。
    いや、この商品、美容用じゃねえけど。
     
    あっ、ケバ立ってきたら、カバーをかければ良いじゃん!
    よし、これで解決だな?
     
     
    関連記事 : ゆたぽん 10.12.1
     
     
    さあ、老化諸君、“美容用” にちゅうちょなく買いたまえ!
     

    評価:

    桐灰化学


    ¥ 604

    (2008-10-14)

    コメント:目の疲れにも良いけど、美容に効果大だと思う。 目元用美容液を塗りたくって、これを乗せてみい。 疲れにシワに一石二鳥とはこの事だーっ!

  • 亡き人 13

    「ゼロさま千手観音拳 (単なる殴る蹴る) !!!!!」
     
    頭が動くより先に、気付いたら血まみれちゃんと黒綿菓子の間に入り
    黒綿菓子をタコ殴っていたゼロ。
     
    黒綿菓子は、ボワンというような空気圧感があって
    ゼロが殴ったあたりから、モロモロと小さい塊に崩れている。
    集めてあった羊毛が風で舞ったような感じだ。
     
     
    えーと、えーと、真っ黒くろすけ?
    試しに目の前に浮く塊を、両手で挟むように叩くと
    パシュッと消滅した。
    手の平を見ても、黒くなっていないので
    真っ黒くろすけではないようだ。
     
    「私、これ、倒せる気がするんだけど、どうしよう?」
    血まみれちゃんに訊くと、ものすごい勢いで首を横に振っている。
    「触らぬ神に祟りなし、って事かな?」
    血まみれちゃん、うんうんうんうんとヘッドバンギング。
     
    「んじゃ、逃げるぞーーーーーっ!!!」
    ゼロと血まみれちゃんは、再び脱兎のごとく飛び出した。
     
     
    かなり遠くまで逃げてから振り返ると
    分裂したはずの黒綿菓子は、また一体化し始めている。
     
    「あれって、霊の集合体みたいなものかな・・・。」
    ゼロがつぶやくと、血まみれちゃんがうなずいた。
     
    そうか、さっき血まみれちゃんも吸収されそうになったんだな。
    あれっ? でも、あれ、殴ったら消えるよね?
    なのに何で吸収されるわけ?
     
     
    再び悩みかけたその時
    血まみれちゃんが心配そうにゼロの顔を覗き込んだ。
     
    「あ、ごめんごめん、恐かったよね
     大丈夫? どこも異常はない?」
    うんうん
     
    「じゃ、さっさと帰ろうか。
     ここはもう出入り禁止、っちゅう事にしよう。」
    何か言いたげな血まみれちゃんに、ゼロは気付かなかった。
     
    「あー、しっかしカフェとか寄れないの、辛いよねー。
     てか、自販機すら利用できんもんね。
     散歩に茶ぁ飲みは付き物なのにねー。」
     
     
    血まみれちゃんは相変わらず喋れなかった。
    物に触れないので、筆談も出来ない。
    「自動書記とか、あれどんだけ強い霊なんだろうね。」
     
    ふたりでいる時には、ゼロがひとりで喋っていた。
    ゼロの話の内容は、多岐にわたっていたが飛び飛びになる。
    何よりも、よくこれだけ喋り続けられるものだ
    というぐらいに、話題が尽きない。
    それにはゼロなりの理由があった。
     
    「太郎がいない今、喋っておかないと
     太郎に構ってほしくなるんだよー。
     何かね、喋らないと脳内がどんどん混雑していくのよ。
     でも、太郎の勉強の邪魔をしたらダメじゃん?
     だからごめんけど、血まみれちゃん、相手してね。」
     
    血まみれちゃんは、うんうんとうなずいた。
    ゼロの話題は、知らない分野の事が多かったし
    それよりゼロから必要とされている事が嬉しかった。
     
     
     続く。
     
     
    関連記事: 亡き人 12 10.12.20
          亡き人 14 11.1.5 
          
          カテゴリー 小説
                   
          亡き人 1 10.11.17  

  • 部屋干しトップ

     私は怒っていた。
    とても腹を立てていた。
    何故ならば、今が12月だからである。
     
     
    私の行動範囲内のスーパー、ドラッグストアから
    とうとう部屋干しトップが消えた。
    ので、先月末にネットでまとめ買いをした。
     
    で、ボケボケしていたら
    いつの間にか12月が来ていた。
     
    12月と言えば何だ?
    そう、大掃除だよ。
    毎年恒例の大掃除強化月間。
     
     
    さあ、洗剤類を買おうと思って、財布を見たら
    何かやたら金がない。
    て言うか、洗剤ストック場所もねえ。
     
    おめえらのせいで!!!
     
     
     
    洗剤類は、もう良いよ。
    ちょうど重曹を持ってるから
    信者になって、どこでもここでも重曹で済ませちゃるさ。
    禁煙したんで、例年よりは部屋も汚れてないしな。
     
    だけど、ネットは送料が掛かるから
    他にも余分に買わなきゃいけないんだよ。
     
    てか、都会に住んでるのに
    こういう日用品を、ついうっかり切らせて
    慌てて買いに走る事が出来ないなんて
    私は一体どこに向かって怒れば良いんだ?
     
     
    かろうじて粉は売ってるんだよ、粉は。
    だけど液体がどこにもないんだ。
     
    なあ、よく考えろよ。
    洗濯洗剤で粉に固執するのは年寄りだろ?
    年寄りは部屋干しするか?
     
    下着を盗まれるどころか、ブラなんか持ってないかも知れない。
    (立派なセクハラ発言)
    いつまでも自分の記憶のある時代と一緒だと思っているので
    大気汚染の塊である黄砂も気にしない
    どころか、太陽光線に殺菌効果があると思っている。
    (紫外線に殺菌力はある。)
    大昔の人なので、虫も蛇も平気。(失礼な決め付け)
     
    注: あまりにひどい事を書いているので
      ( ) 内で自分突っ込みをして誤魔化しております。
     
     
    つまり、部屋干しは
    洗剤の未来を担う清潔好きな若い女性しかしない!!!
     
    年寄りは外干し中に雨が降っても
    すすぎのし直しだと気にしないからだ。
     
     
    そう自分と年代が変わらないくせに
    年寄りの事を、むちゃくちゃ言うとるけど
    ほぼ悪口になってるけど
    私の言ってる事、納得せんか?
     
    いや、私説に納得せんでも良い。
    ただ私が、むっちゃくちゃ
     
    液体部屋干しトップ に こだわっている
     
    という事だけ覚えておいてもらいたい
    うちの近所のスーパーとドラッグストアとLION。
     
    そこはどこだよ? と思うだろうけど
    全国に万遍なく置けばよいではないか。
     
    て言うか、置いてください!!!!!!!!!!
     
     
    何を今頃になって、改めて怒っているのかっちゅうと
    禁煙したので、部屋の汚れがまったく気にならなくなり
    大掃除という辛い行事から、軽ーく逃避できてたんだ。
     
    ところが、何かスーパーで洗剤のセールみたいなんをやってて
    あれえ? と思って、あっっっ!!! で
    ああああああああああああ! になったんだよ。
    いつもの事だ!
     
     
    お陰で、先延ばしにしていた “重曹の使い方” を
    勉強し始めないといけなくなったさ。
     
    重曹、便利だろうけど、色んな使用法があって
    サイトも山のようにあって
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
    すんません、こっからまた暴言吐くけど
    重曹好き好きサイトな、エコメルヘンさんが多くて
    ただでさえ長文が読めないのに
    更に読み辛いような装飾等が施されていて
    激しく脳を混乱させられたんだ。
     
    だからブログの記事として、まとめ直そうと思ってたんだよ。
    まさか年末大掃除で、見切り発車使用をせねばならんとは・・・。
     
    (と絶望していたら、ツイッターとコメント欄で
     完結に説明されて、重曹の使い方を理解する事ができた。
     どうもありがとうーーー!)
     
    洗剤メーカー、店頭に置かないとこうなるんだぞ。
    私が重曹信者になって、洗濯まで重曹でするようになったらどうするよ?
     
     
     
    ・・・あああああああああああああああ・・・・・
    たった今、ものすごい事実に気付いた・・・。
     
    メーカーが真に客にしたい層は、お金持ち。
    そういう人は、衣類乾燥機を使ってる確率が高いかも知れない。
     
    せいぜい粉か液体か、ぐらいの問題で
    部屋干しも外干しも、どうでも良いのかも。
     
     
    ・・・すいません、もしよろしければ
    需要が少ないかも知れないですが、液体部屋干しトップを
    スーパー等でお取り扱いいただけませんでしょうか
    せいぜい年に10本ぐらいしか消費しない末端ですが
    どうかここはよしなにひとつなにとぞ
     
     
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    600mlリフィルは、通常はここがいちばん安いと思う。
    ↓ ケンコーコムのヤフー店。
     
     
    液体部屋干しトップ つめかえ用 600ml [トップ]

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    評価:

    ライオン


    ¥ 296

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    コメント:衣類乾燥機を持っていない貧乏人の部屋干し用には絶対にこれ! 他の部屋干し用は、やっぱり洗濯物が臭うんだ。 “ナマガワキのニオイ” ってやつ? これには、それがないんだよー。