「これが姫さまからの書状にございます。」
高雄から渡された手紙を読む龍田の殿。
青葉直筆の手紙には、たいへん丁重に扱われている事
周囲には女性しかおらず、身の危険もない事
そして、捕らわれてしまった謝罪と
自分のために家を危険に晒さないように、と書かれていた。
その手紙を何度も何度も読み返す仕草に
龍田の殿の、青葉姫に対する愛情がにじみ出ている。
「・・・そんなに大事になさっている姫さまを
何故にいくさ場に立たせたのか、伺ってもよろしいでしょうか?」
「・・・我が家は、子が少なくての。
2人の娘と1人の息子の内、上の娘は山城に嫁いでおる。
いくさをする気がないゆえに、婚姻で逃れてきたツケで
我が家には、武に長けた者が少ないのだ。
これは、わしの責任。
今回のいくさを最後に、わしは隠居しようと思っていたのだ。」
そう語る龍田の殿は、確かにいくさなど好みそうにない、
品のある雅な人、といった風情である。
「家を傾けて渡すなど、息子には申し訳ないが
あれたちの母が死んでからというもの、
わしはもう何もしたくなくての・・・。」
「そのような事では、亡くなられた奥方さまも悲しんでいらっしゃるでしょう。
殿には遺されたお子さまたちがおられましょう。
その未来を手助けしておあげになる事が
家長として、親として、殿の成すべき事でしょうに。」
龍田の殿が、驚いたような表情になったので
高雄は我に返って、頭を下げた。
「で、出すぎた事を、申し訳ございませぬ。」
高雄の胸の家紋を見て、龍田の殿は察した。
ああ、この青年は千早家の嫡男であるか。
あそこの当主も風流な男だと聞いた事がある。
「こたびのいくさでは、八島側の総大将とも言えるそなたが
何故、使役に参られたのかな?」
ようやく本題に入れる、高雄は座り直した。
「私は八島の家臣。
戦え、と言われれば戦うしかござりませぬ。」
この言葉は、龍田の殿と高雄にとって同じ意味を持っていた。
“新興大名は武力に頼った国づくりをする”。
だが安穏と存えてきた “伝統ある大名家” が
その “力” で負けたのもまた事実。
現状では、どういう正論を言おうが、所詮負け犬の遠吠えなのである。
「しかし、こたびのいくさでは
犠牲を出さずに済む道が見えたのでございます。」
「では、わしの娘をその伊吹という男に嫁がせろと?」
龍田の殿の言葉に、高雄は伏せて乞い願った。
「伊吹は確かに身分はございません。
しかし、これから、のし上がる男にございます!
養子には、しかるべき家を選んでもらいます。
どうかお許しを!」
龍田の殿は、ふふっ と笑った。
「わしにとっては、そなたにこそ娘をやりたいがの。」
その言葉は、高雄が一番恐れていたものである。
高雄の家は、“名家”。
しかも当主である高雄は有能である。
それが帝の血を引く娘を娶るとなると、八島家にとっては脅威となる。
八島の殿は、絶対に龍田の姫を自分より良い家には嫁がせない。
姫が恋をしたのが伊吹だったのは、幸運だったのである。
「思い出すのお・・・。」
龍田の殿は立ち上がり、障子を開けに行った。
「高雄どの、都はあちらの方角だ。」
高雄も立ち上がり、少し後ろに控えた。
都の方角には、山々が連なっている。
「わしはよく祖父から聞かされたのだ。
帝に娘を、わしの祖母じゃが、嫁に欲しいと日参した時の話を。
今は亡き山城の曽祖父は人格者で、間に入って随分と奔走してくれたらしい。
山城の爺は、領地をかなり手放したそうだ。
『なあに、また増やせば良い』 と笑って。」
金銭か・・・、いくら工面できるか頭の中で計算をする高雄に
龍田の殿が振り返って、厳しい口調で言う。
「そうして山城家はいくさを重ねて、領地を増やし
我が龍田家はこのザマよ!」
続く
関連記事 : 殿のご自慢 15 13.3.26
殿のご自慢 17 13.4.1
殿のご自慢・目次
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殿のご自慢 16
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白髪染めの迷い
1から懇切丁寧に、善意の説明をすると
私は美容師さんいわくの、地毛黄色系茶色、剛毛、直毛、多毛
ただし、最近の心労に次ぐ心労で
毛量が普通になったあげく、白髪が全体の6割ぐらいになってしまった、
上品で沈着冷静なナイスバディーババアである。
今の白髪の処理は、100均のブラウンヘナにマックのインディゴを
8:2ぐらいの割り合いで混ぜたのを、3週間に1度。
はい、使い回しの写真ドン。
左、ダイソーのブラウンヘナ、右、マックのインディゴ
それが合わなくなってきたのか、痒くなってきたあげくに
自分で染めるというのが、何かどんどん面倒くさくなってきたので
トリートメントに染料が入っていて、洗髪の度に徐々に染まる系の
ヘアカラートリートメントを試すようになった。
ケミカル毛染めがイヤでヘナをやっとんのに、何たる本末転倒。
しかも洗髪後にトリートメントとして使え、というのを
独自製法で、入浴前に塗って30分後にシャンプー
という変則的な使い方をしているグレよう。
最初は頭全体にヘアカラートリートメントを塗っていたんだけど
ヘナが100円、インディゴ1箱が半年以上持って1500円
そこに1000~2000円台のトリートメントを、ふんだんに使えるか?
濡れてる髪になら、伸びるから10~20回は使えるだろうけど
悲しい事に、本来のトリートメントとしての使用法では染まりが悪い。
でも乾いた髪だと、頭全体に4~5回で1個使い切ってしまうんだよー。
これでは経済が破綻する、と外出時に見える分け目部分にだけ
ヘアカラートリートメントを部分塗りするようにしたんだ。
私はギリシャとは違い、経済政策も怠らない。
で、下の写真は、ヘアカラートリートメント2 13.3.8
で使う予定で撮ったもの。
ショックが薄れるまで、記事が書けなかったんだ・・・。
この写真も出したくなかったけど
うちは都合の良い事しか言わない、提灯ブログじゃねえからな。
(提灯 = 昔の懐中電灯の方。 “持ち上げるだけ” という皮肉。)
この時の使用ヘアカラートリートメントは
“白髪染め トリートメント
テンスター カラートリートメント ソフトブラック 250g 1890円”
左がヘアカラートリートメントを塗ってる部分
右が塗っていない部分。
左には何の文句もないどころか、ブラボー!!!
問題は右・・・。
これ、ヘナをしてちょうど2週間後の状態なんだよ。
あと1週間でヘナをせねばならない時期。
ここは隠れて見えない側頭部なんだけど
何? この容赦ない色落ちの早さと、ほぼ白髪は。
しかも昔は真っ白だった白髪が、黄色味がかってきているのは
老化によるDNAの黄ばみ (ディオールが美白化粧品でこんな理論を言ってた)
か、もしくはヘナによる色残りか?
「自分に見えないなら、ないも同然」
これをモットーに、ヘアケア手抜きをしてきたわけだけど
見てしまったんで、存在を認識。
ヘナ2週間でこれって、色落ち早過ぎで面倒くささ倍増の絶望感!
で、ヘナを頭全体にしてみて3日後の写真。
上の写真と同じ位置。
・・・あれ? 上下逆かも? ま、ほぼ、この辺。
左がヘアカラートリートメントをしている方
右がヘナ+インディゴだけの方。
“3日後” に意味はない。
ちゃんと染まってるか、急に気になったんだ。
・・・何かやっぱり赤くて不満ーーーーー。
インディゴをケチり過ぎだな・・・。
今後、私は白髪をどうすれば良いんだろう・・・、と悩み
美容師さんに相談した。
白髪の放置は老けるから止めて、と言われたんで
じゃあ、逆ブラックジャックのように、ブリーチして部分黒染めは?
と聞くと、「もっと派手にしません? 全ピンクとか」 。
関西で全身ピンクの服の老婦人、結構いるんだよ。
関西とピンクにどういう関係が?
て言うか、この美容師さん、前々から “ふんわりパステル” とか
私にメルヘンなファッションを勧めるんだよ。
で、髪ピンクって、ガガ化計画?
そこで、はっきり言ったんだ。
そういうのって、可愛い人だと似合うだろうけど
ブサイクでナイスバディーなら、格好良い系を目指すしかなくねえか? って。
「ああーーー、なるほど、それはそうですよねえ。」
・・・・・・・・だから私は、この美容師さんを長年指名してるんだよ。
遠慮ない意見、ありがとよ。
じゃ、やっぱりブラックジャックか? と話し合っていた時に
ふと関口宏が脳裏に浮かび、白黒案はお流れになった。
あああああああああああああああ
毛染め、クソ面倒くせえ!
特に精神的に余裕がない時の美容、しんどい!
だが動物は自分が弱ってる、と知られたら死の危機。
こういう時ほど、気合いを入れねば。
そう、おしゃれは女の武装!
一体、どこの危険地帯にいるのか、わけわからんが
とにかく白髪は、抜け道を見つけるまでは
今のまま、面倒さを我慢して続けるしかない。
メンドーサって何かの外国人選手、いたような。
誰か、安価でラクな白髪の処置法を教えて!
じゃないと、また私の脳みそが働かねばならないじゃないかい。
評価:
イケア
¥ 570
コメント:歳を取ると強い光が目に厳しい。 若者は明かりに寄って行くよな、コンビニとか。 要するに、虫から深海魚に変化するわけだな。 でも間接照明は恐い。 影が変な動きをして霊かと思うもん。 これの提灯は “柔らかい光” でOK?
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殿のご自慢 15
八島の殿がついに到着した。
当然、高雄が真っ先に呼ばれる。
部屋に入ると、奥に八島の殿が鎮座し
両脇にズラリと家臣たちが並び座っている。
これは八島家の、いつもの会議風景。
だが今日は、“会議” というより
高雄の吊るし上げに近い様相を呈していた。
何せ、一太刀も交えなかったどころか
敵の姫をさらって休戦しているのであるから。
「大殿、お待ちいたしておりました。」
高雄は居並ぶ重臣たちにも臆する事なく、堂々と頭を下げた。
「うむ。 遅れて、すまなんだな。
色々と立て込んでおったのでな。」
白々しい事をサラリと言ってのける、この八島の殿は
小さな領地に大きな野心を持って生まれた。その手腕で、次々と周辺諸国を取り込んでいき
いまや天下も、その射程範囲に入っている。
東の山城家と似たような成り立ちであった。
この世で一番身分が高い帝は、都から出て来ない。
いくさと混乱の世での身分の差は、いともたやすく引っくり返される。
“天上人” として、傍観を決め込むのが
帝としては、最大の防御だという事であろう。
現に、いくつもの歴史ある大名家が
新興大名家の下に付く、という事態になっている。
そのせいで、“天下” の大名たちには
一番争いをし、勝ち残った者が帝にお墨付きを貰え
それが “天下統一” だという、暗黙の了解が出来上がっていた。
「して、わしはそちに 『勝て』 と命じておったはずじゃが
なにゆえに “休戦” とやらになっておるのだ?」
この、もって回った言い方にも、高雄は動じず。
「この地どころか、龍田家をも取り込む策を講じている最中にございます。」
重臣たちがどよめく。
「千早どの、どういう事なのだ?」
「龍田の姫と伊吹が恋仲にございます。」
「龍田の姫? ああ、捕らえられているという娘か。
千早どのにしては卑怯な手を使う、と、いぶかしんでおったが
そういう事情があったのか。」
「しかし龍田の姫といえば、帝の血を引く娘。
孤児の伊吹とは結ばれるはずもないであろうに。」
口々に思う事を言う家臣たちを制止し、八島の殿が言う。
「のお、高雄よ。
わしはそちが勝算のない事はせぬ男だと、知っておるぞ。
わざわざそのような事をせずとも、楽に勝てる相手に
何を企んでおる?」
「無血勝利と・・・」
高雄の表情は、半分怒っているように見える。
「・・・・・・・伊吹の想いを叶えてやりたいのでございます。」
八島の殿は、はっはっはっ と笑った。
「どうやら、そっちの方が本命らしいのお。」
その言葉に、ガッと顔を上げ膝をズズッと乗り出して叫ぶ高雄。
「しかし八島家の不利になるような算段は、決していたしませぬ!」
「わかっておる、わかっておるぞ、そちの真面目さは。」
憮然とする高雄に、八島の殿が訊く。
「で、向こうの反応はいかに?
まさか、何の動きもしておらぬ、とは言わぬであろうな?
高雄よ。」
続く
関連記事 : 殿のご自慢 14 13.3.22
殿のご自慢 16 13.3.28
殿のご自慢・目次 -
エロ購入の恥は掻きすて・・・られねえ
< 今までのあらすじ >
顔と性格の悪さをナイスバディーでカバーしてきた私にも
さすがに老化による女性ホルモンの枯渇による、ボディーラインの乱れ
という荒波の気配を、タレた乳で察知。
こりゃあかん! と、ドーピングをしようとしたが
医者が何故か、検査もしてくれない。
女性ホルモンを出すには、恋をするのが良いと聞く。
だが私は、恋愛スイッチがどこにあるかわからず
また、ババアの周囲には当然ジジイしかおらず
ええい! 愛だ恋だも結局セックスなんだろ?
と、暴論を振りかざし、エロを追求し始めたのである。
思えば、生まれてきてこの方
こんなにセックスの事ばかり考えるって、初めてだよ。
もしかして私の発情期って、今じゃなかろうか?
ところがここに大きな障害が。
私は2次元の男性、しかもキレイな少女マンガの絵じゃないと萌えないのだ。
意外なオタク属性!
そこで、ティーンズ・ラブ?みたいなんを漁っていたのだが
それがどんどん “普通の恋愛マンガ” にしか思えなくなり
エロアニメの存在を教えてもろうたが、私にとって動くものは3次元!
さあ、どうする、私!!!
本屋さんでまず、妙な雑誌等を手に取り (ま、心霊系とか)
そしてエロマンガ雑誌のコーナーに行った。
その本屋さんは久しぶりだったんだけど、内装が新しくなってて
あのダンベルにも使えるブ厚いエロマンガ雑誌は、棚の一番上にあった。
何か、雑誌のラインナップも変わってて
“本当にいる恐いご近所 カーテンの隙間から目が!”
“借金地獄の妻たち あんたのそのバッグ、直営店購入じゃないね?”
等の、えらい面白いあおりの雑誌が増えていて
そういうのを今は “レディースコミックス” と
アマゾンは言っている。 (何度かアフィったもんで)
その中に、“私が体験した獣のようなセックス” とかがあった。
えっ? この手にもエロがあるんだ? と
雑誌を手に取るも、表紙が金髪白人女性の写真で中の絵の様子がわからず。
他の鬼姑だの依存だのの不幸話の表紙の絵が、古めのロマンがない絵だもんで
この雑誌って、中身はエロトピア (昔の男性用エロマンガ誌) 系じゃないか?
と、ものすごく悩んだんだ。
で、散々悩んだあげく、冒険心も大事だという結論にいたり
どれにしようか、また悩み開始。
雑誌を手に取って吟味して棚に戻して、を繰り返していて
手に2冊もって、どっちにしようか考えていたら
後頭部にドスッと衝撃が。
落ちたのを見たら、雑誌だったので
ああ、いかんいかん、と拾おうと思った瞬間、連続ドスが!!!
後頭部で、幸い雑誌の平たい部分が当たったので痛くはなかったけど
棚全部の雑誌が落ち終わるまでの時間が、長え長え。
んで、最後に
ペシッ カランカラーンと店内に金属音が響き渡り
見ると、それはブックエンド? ブックストッパー?だった・・・。
この店、棚の一番上の両側にブックエンドを置いて
あの重い雑誌を並べていたようだ・・・。
しかも、全部が落ち終わった後に、若い男子の店員さんが
「えらい大きい音がしましたけど、大丈夫でしたか?」
と、余計な事を大声で叫びながら来てくれて、私の品格まで落としてくれた。
「はい、大丈夫です。
落としてしまって、すみません。」
と、大人の態度で本を拾う私に、男子店員、「あ、ここは良いですから。」
・・・・・・・よくねえんだよ!
まだ選んでねえんだよ。
ここまで来たら、何が何でも1冊買って帰るぞ!
その私の気迫に気付かず、男子店員、私が抱えてる心霊雑誌を見て
「あ・・・、すみません。」 と立ち去って行った。
待て! おめえが何をどう判断したのかは構わんが
とりあえず片付けるのは手伝ってくれ!
エロに手を出してから、掻いた恥は数あれど
ここまでの超・ド級はあんまりだよな・・・
と、空しく残りを片付け、適当に掴んだのを買って帰ったさ。
落とした雑誌が破損してたのがなかったのが、唯一の幸運だったよ。
ていうか、エロマンガ雑誌、高レベル武器すぎ!!!
で、はいはい、エロマンガコーナーで
水の代わりに雑誌を降らせて、懺悔したのは私ですよ
と、やさぐれつつレジをしたよ。
マスクの存在にどれだけ感謝をしたか。
しかし帰った後に驚愕の展開が!!!
レディース系のエロマンガ雑誌、DVDが付いてるんだよ!!!
それで1000円以上はしなかったはず。
えええええええええええええっっっ?
と、キョドりながら再生してみたら
3次元AV (R18) 13.3.12
に出てくるAVたちより丁寧なつくりなんだよ!
でも3次元・・・。
こ、これはレディース系に鞍替えしようか、と思ったけど
絵がやっぱり、“鬼嫁が!” 系の絵だし、DVDは3次元だし
変質者は報われねえよな・・・。
そこでしばらく、うちのウィルスブロックソフトの警告を無視しつつ
3次元AVで好みを探していたんだけど
初めて見かけた本屋さんに、アニメ絵のエロマンガらしき雑誌が!
今度はそこでは悩み抜かなかった。
一旦、美容雑誌のとこに移動して悩み抜いた。
同じ恥を掻くにしても、TPOがとても大事!
で、わかりきってる結末だが、買って帰ったよ。
帰宅後、ワクワクして読んだら、局部が緻密すぎて
まるで解剖雑誌のようだった・・・。
グロ、ダメなんだよーーーーーーーーーーー(泣)
こんな穴の中が丸見えになるわけねえだろ、と
白人のAVを見たら、結構奥まで丸見え。
実物に忠実にありがとうございました・・・。
と、このように迷走をしとるわけで
そろそろエロも止めたいけど
もしエロで女性ホルモンが出ていたら、と思うと、恐くて止められない。
女性ホルモンの手応え、まったくなしだがな。
でもな、こういう事をやってると、面白い場面に出くわす事もあるんだよ。
女性用エロマンガ雑誌のコーナーに行こうとしたら
30代と思わしき男性がいた。
しばらく怪しい雑誌とかをチェックしつつ、時間を潰し
再度エロマンガコーナーに行ったら、まだいる!
おーい、袋とじで中は見られないのに
何でそこにずっと居座ってるんだよー、と思おうとしたら
母親らしき60代ぐらいの女性が、重そうなレジ袋を下げて
「またあんたはここにいる!
いくつになったら、こういうのを卒業してくれるの!」
と怒りながら、襟首を掴んで引っ張っていった。
ママン・・・、買い物も手伝わない親不孝息子、お疲れ。
でも、通常男性ならエロは卒業しないと思うよ・・・。
あ、でも、“女性用エロマンガ” か。
これが普通のAVだったら、親も見て見ぬフリだろうな。
と、そこに行ったら、アニメエロマンガだった。
こんな近くにあったなんて!!!
私は視野が狭い・・・・・・
評価:
既製品
¥ 1,800
コメント:“引き出し” って、ときめかねえ? もんのすげえ実用品! って感じで。 このブックエンドは邪魔くせえ大きさだけど、引き出しがついてるだけで、もうロマン雑貨だよな。 遊び心のある大人のあなたへ・・・、とかお勧めしとこう。
-
殿のご自慢 14
伊吹の命は青葉とともに。
これは、高雄にとっては、それ以上にない脅しになった。
ちっ、私がどれだけ苦労をしているのか知らずに、よくも・・・。
だが伊吹は、こうであるから伊吹なのだ。
高雄は階段を下り、立ち止まった。
伊吹がどうしたのか、と振り返る。
「伊吹、姫は無事に戻されても無責任な噂をされる。
穢された娘だ、と。
だからこその、この厳重な女だけの警備なのだ。
姫の居るこの上階には、私の名を懸けて男は一歩も入れぬ。
それが姫の名誉を守る事になるのだ。」
伊吹はそれを聞いて、ようやく安心した。
高雄が、姫を傷付けるつもりはない事が明白になったからである。
この人質も、多分無血でいくさを終わらせるためなのだろう。
伊吹の瞳に安堵の色を見た高雄は、落胆した。
女のために伊吹は、私を疑った。
私たちはもう二度と、三角を作れないであろう。
高雄は戦場へと馬を走らせた。
伊吹は城に残って、階段下で姫の護衛をするという。
好きにすれば良いさ!
高雄は、イラ立ちを吹き飛ばしてほしいかのように
風を全身で受け止めながら、馬を飛ばした。
戦場では、兵たちが待機していた。
乾行も、陣の旗の下で寝転んでくつろいでいた。
「よお、高雄、伊吹はどうした?」
「姫の護衛で城に留まった。」
「落ち着いていたろ?」
覗き込むように、高雄を見上げる乾行。
「・・・ああ・・・
だが、私を信じなかった。」
敵方の陣営の方を見つめる高雄。
その目に憎しみを感じとった、乾行は笑った。
「そう重く受け止めるなって。
最初の恋ってのは、そういうもんよ。
やつの痴態を許してやれ。
一時的に狂っても、俺たちの関係に影響はねえ。」
高雄がギッと睨みおろす。
「おまえは狂ったか?」
乾行が涼しげに流す。
「いんや。 俺は “本気” の色恋はしねえ。
だが、真面目な奴はいつか狂うね。
おまえもな。」
「馬鹿な・・・。」
吐き捨てて前を向き直る高雄を、乾行はニヤニヤしながら見つめる。
「で、状況は?」
訊く高雄に、座ったままの乾行が誰もいない戦場を指差して言う。
「なーんも。
龍田の殿さまも、まだ陣にいるみたいだぜ。」
「そうか。」
馬のところへと行く高雄。
「どこに行くんだ?」
馬に乗りながら、高雄が言う。
「使役として、龍田陣営に行ってくる。」
「ああ?」
思わず乾行が陣から飛び出してきた。
「おまえ自らが行くべきじゃねえだろ!」
「安宅、来い!」
高雄は返事の代わりに、乾行に叫んだ。
「すぐに戻る。」
安宅を従えて、高雄は敵陣営へと走って行った。
「何故、千早どのが使役に立つのだ?」
「何が起きているのだ?」
他の武将たちがゾロゾロと出てくる。
後に残された乾行は、他の者たちへの “説明” に頭を抱えた。
この場の何もかもを頼みすぎだろ・・・。
続く
関連記事 : 殿のご自慢 13 13.3.19
殿のご自慢 15 13.3.26
殿のご自慢・目次 -
何でもクラウドにすな!
この問題さ、スマホの人も関係あるから、一意見として聞いといて。
グーグル・クローム!
・・・“クローム” って呼び名で良いんだよね?
最初は真正面から、「どうですか?」 と来てたので
「いえ、うちには必要ないです。」 と丁重にお断りしてたのに
最近は他のアップデートに紛れ込んで、隠れインストしやがる!
この前なんか、「クロームを起動して良いですか?」 と来たから
「ダメ! 絶対!」 とクリックしたのに、何かをしやがった。
使用ブラウザからは、「うちがメインブラウザで良いんだよね?」 と
悲しそうに訊いてこられるし、メール内のURLが開かない。
さっさとクロームを削除したけど直らない。
結果、専サポさ・・・。
何かレジストリ?を書き換えられたそうな。
それを私に相伝して、と言ったら
「ここでいらん事をされると、パソコンが爆発しますから
ダメ! 絶対!」 と断られる。
3度目になった時に、ふと気付いた。
クローム、ダウンロードはしていないんだよ。
いきなりインストールなんだよ。
・・・と言う事は、パソコンのどっかにクロームの種が眠っているはず!
これはもう、じっちゃんの名なんぞ知らん (実話) ので
ナイスバディーババアのメンツにかけて、不穏分子を探しだして粛清せねば!
と、魔女狩りを始めたんだ。
・・・なあ、毎回言ってるけど、私って “持ってる” かも知れない・・・。
「病気を」 という返しは今回も断る!
開いては閉じ開いては閉じ
バカモノ! 下ネタじゃないぞ!
どこに何があるかも知らぬド素人は、こうやって
片っ端からファイル?を開閉していく、絨毯爆撃しか出来んのだ。
しかもそのクリック場所が1平方cm以下だと
筋肉劣化で震える手に老眼を抱えるババアには
ゴルゴ並みの魔法の射撃をせにゃならん。
開いては閉じ開いては閉じ
どんどん物が2重見えてくるんだよな・・・。
クリック場所、「大体ここらへん」 制度を導入してくれんかのお。
・・・うちのパソコンもだけど、私もほんとよく壊れんよな・・・。
そしたら、どっかにあった! ← 覚えてない
グーグルアップデートみたいな名の何かが3つぐらい!
私さ、グーグルの 「情報を全データ化する」 という理念が嫌いなんだよ。
それをしたら、グーグル社が世界最強じゃん。
そんで、そのグーグル社があるアメリカ無双になっちゃうじゃん。
だから私のパソコンからは、グーグルを排除してるんだけど
これも消して良いか、専サポに訊いたら、「ダメ! 絶対!」
パソコンってどこでどうシステム?が関わってるのか、わからんのだと。
ちっ、ヤリマンめ。
これ、無理っぽい・・・。
そんでクロームを嫌うのは、クラウドだからだ。
クラウドって、ネット上にデータを置くんだろ?
だからパソコンの中のデータが減って、動きが軽くなるんだろ?
なのに 「重い」 という意見が続出なのは
使用者の知らないところで、何かをやってるからだよ。
その “何か”、ほんと怪しすぎる!
誰に言えば良いのかわからんけど
何でもかんでも横並びにクラウドにしないで!
クラウドって、利息の付かない銀行預金と同じだと思うんだ。
情報漏れや、スキミングで引きおろし、銀行破たん等、されたら終わり。
自宅でするタンス貯金だって、火事や泥棒の危険性があるけど
どっちにするか、自分で選ばないと後悔の度合いが違うんだよ!
ツイッターだって、悪びれもせずに
「あなたのアドレス帳から知り合いを見つけました」
と言ってくるけど、私、それを許可した?
私のアドレス帳、勝手に見る事が出来るんだ?
だよな、フリーアドレス、クラウドのだもん。
自分が恋人や配偶者に携帯を見られたら激怒するくせに
ネットだと、“システム” の名の元に
無許可の覗き見も良いんかよ?
まあ、私のネットの中身なんか
ノーベル平和賞ものの小説と、エロマンガぐらいしか入ってねえけど
それでも覗かれるのは気分悪いな。
見られるって事は入られるって事。
「先っぽだけ」 じゃ済まねえのは、AVも証明しておる。
ああ・・・、むちゃくちゃ真面目に警鐘を鳴らしているのに
説得力のせの字もなく、セックスのセの字があるのは
私がエロを追求しすぎたせい。
でも、それでようやく小説でマトモな恋愛を書けるようになったんで
これも経費だと思って耐えて忍んで!
企業は特に、情報委託には注意せえよ。
クラウド、クラウド、って
雲のジュウザだって、ラオウに瞬殺されたどころか
南斗の将の正体まで気付かれた能なしじゃん。
信用しすぎると、痛い目に遭うぞ。
評価:
原 哲夫,武論尊
集英社
¥ 9,749
(2009-11-01)
コメント:私がよくネタにしている、“我が生涯に一片の悔いなし!” も “ユダも見とれた南斗水鳥拳” もここに! 雲のジュウザは終わり近くに出てくるぞ。
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殿のご自慢 13
ふすまの向こうから、小さな声が返ってきた。
「・・・伊吹さま・・・?」
伊吹にとっては、初めて聞く娘の声であった。
鳥が奏でる美しい歌のような声が、自分の名を呼んでいる。
伊吹は思わずふすまに手を掛けようとして、見張りの女に止められた。
そうだ、言い付けを守らねば二度と会わせてもらえない。
気を取り直し、伊吹は再び話し掛けた。
「お名前を教えていただけますか?」
「青葉と申します。」
姫の名は、高雄から聞いて知っていた。
だがどうしても、姫の口から聞きたかったのである。
「あ・・・青葉姫さま・・・。」
「はい、伊吹さま・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
周囲の者たちが全員、顔を赤くするほどの
ふたりだけの甘い世界に耐えられなくなった高雄が
背を向けて咳払いをする。
このまま、名を呼び合っていたいが
事態が事態なので、悠長な事をしていられない。
「青葉姫さま、この俺、いや、私の命に換えましても
無事に帰して差し上げる事を約束いたします。
ですから、どうかご安心ください。」
その言葉だけでも、青葉には救われる思いがした。
しかし現実では、それは不可能。
「伊吹さま、わたくしも戦場に出た以上は覚悟をしております。
今の状況が、わたくしにとって何を意味するのかも。
・・・なので、そのようなわたくしのために
伊吹さまに不味い立場になってほしくはございません。
どうか、わたくしの事は捨て置いてください。」
「姫さま!」
立ち上がろうとする伊吹に、高雄が言う。
「時間だ。」
このまま高雄を斬り、見張りを斬り
姫を抱えてどこかへ逃げられるか?
伊吹は、グッとあごを上げた。
バカな。
そんな事を俺が出来るわけがない。
冷静になれ。
高雄だ。
高雄がやっている事だ。
俺はそれを信じて、姫を守るしかない。
伊吹は落ち着いた声で言った。
「青葉姫さま、俺、いえ、私の命はあなた様とともにある事を誓います。」
この言葉は、伊吹の青葉への最大の求愛であった。
青葉は伊吹の去っていく足音へ向かって、丁寧にお辞儀をした。
本当は、戦場であなたに斬られるのが
わたくしの一番幸せな最期だったことでしょう。
でも、それは言えない。
優しいお方だから、わたくしの言葉で生涯苦しむ。
いえ・・・、出会った事で既に苦しませているのかも知れない。
わたくしは、あなたにとって害でしかない・・・。
青葉のこの想いは、青葉の人生そのものになった。
続く
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殿のご自慢 14 13.3.22
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Windows無双 バカ野郎!
もう、ほんと頭に来る!
ウインドウズのアップデートでIEをバージョンアップされると
ジュゲムブログがそれに付いていけないんだよ。
だからどうにかして、IE9はダウンロードせん! と
お断り設定をしたんだ。
酔っ払ったオヤジよりしつこいんだよ、こいつ。
よくブロック設定が出来たよ、私。
私の怒りパワー、凄えな。
怒りが治まってすぐ、やり方は忘れたけどな。
それでも安心できず、アップデートの度に
項目を厳しくチェックしてたんだけど
IEが何故かアップデートしやがった!!!
そして何かのお約束でも交わしてるのか、ジュゲムもまた妙な動きに。
うちには天才の私にふさわしい、神管理人が2人いる。
泣きついたさ。
・・・ひとりは出張中、もうひとりは旅行中・・・。
座敷牢に閉じこもってんのは私だけかよ!
一応、経緯は説明したけど、忙しいとこと楽しいとこを
ほんと申し訳なかったんで、自力でどうにかしよう、と
夜鍋をして、原因解明できれば解決、を目指したさ。
なあ・・・・・・、私ってマジで何か持ってるかも知れない・・・。
「病気を持ってる」 とかいうギャグは聞きたくないな。
だって本当に、私☆ミラクル に感動させられたもん。
IEな、何と10にバージョンアップしてやがった!!!
つまり、9はブロックしてるけど10はしていないから
通り越して来ちゃいましたよー、というストーカー状態。
それもな、IEのバージョン情報のとこに
「自動的に新しいバージョンにアップします」 って出来てて
そこにチェックマークが入ってるんだよ!
誰が入れたよ?
ウインドウズの妖精か?
そういう事は、まず私に訊けよ
何だよ、その飲みたくもない酒を 「あちらのお方から」 みたいな押し付けは!
この10を8に戻さねばならぬ・・・。
どうすれば良いんだろう? と、昔やった事をすっかり忘れて
ネットで検索したら
「ウインドウズ7のOSにはIE8が入っています。
だから9やら10やら消せば、自動的に8に戻ります。」
と書いてあった。
そうだったっけ?
でも、そうするしかないよな・・・。
夜中の妙なテンションも手伝って
震える手で、10の削除をポチッとヒイイイイイイイイイイイイッッッ。
核ミサイルのボタンを押す瞬間って、こういう気持ちだろう
と思ったけど、今冷静になって考えると、全然違うと思う。
皆、3月15日を記念日にする勢いで喜んでくれ!
無事、元通りだぞ!!!
だけどさ、ウインドウズが年々姑息になってきおって
「俺さまのいうバージョンにせんヤツは
陰でコソコソやらせてもらう!」
という方針になったので、気が抜けない。
そこで神管理人たちに、事の経緯を説明しようと
ヒントでもないか、何気なく過去の記事を見てたら
・・・この騒動、2回目じゃなかったらしい・・・。
Windows7 ジュゲム ブログ 12.3.8
本文の下から3行目・・・
この記事を書いた事すら忘れていた私は
“アホウ” に、“グレート” と “ド” を足すしかねえ。
The グレート・ドアホウ!!!!!
グレート・ド・アホウだったら貴族っぽいな。
ああ・・・、パソコン生活に疲れた・・・。
今回は心底、身も心も疲れた・・・。
皆、ウインドウズには “春の陣” ってあってな
大型アップデートをして、人の使用プログラムを惑わすんだよ。
気を付けるんだぞ。
評価:
アサヒ フードアンドヘルスケア
¥ 840
コメント:・・・・・・・ もう、・・・・・ だけで埋め尽くしたいけど、やっぱり文句を言う。 これ、販売終了。 好きなら、あるだけ買ってくれ。 これの後続は多分、“グリーンエバー”。 ああ・・・、アサヒに狙い撃ちされた気分・・・。
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殿のご自慢 12
「何っ?」
使い番から、明日いきなりの八島の殿の到着の知らせが入った。
おそらく、姫の捕獲を知ったゆえの “ようやく” である。
やはり大殿たちは、最初からこのいくさに来る気はなかったようだな。
高雄は八島の殿の思いがけない行動の早さに、爪を噛んだ。
いや、“一日の猶予がある” と思え!
そう、気を取り直した時に、伊吹が来たと安宅が伝えて来た。
乾行は止められなかったか・・・
落胆したが、部屋に入って来た伊吹の様子で
乾行は充分に伊吹を落ち着かせた事がわかった。
「姫に会わせてほしい。」
「駄目だ。」
即答する高雄に、伊吹は無言で両手を畳につき頭を下げた。
その姿に、高雄の方がカッとなる。
茶碗を伊吹に投げつけ、怒鳴った。
「みっともない真似をするな!」
伊吹は額を畳に付けたまま、言った。
「乾行にも言われた。
『見苦しい真似をするな』 と。
だが俺は、ここですべてを捨てないと
この後、自分自身に生きていく価値を持てなくなる気がするのだ。」
高雄は、はらわたが煮えくりかえっていた。
このようなこいつは見たくない!
「会わせは出来ぬ!」
伊吹に背を向ける。
「理由は、姫の身の潔白のためだ。」
それは、高雄が青葉を無事に帰そうとしている、という意味であった。
だったら何故、捕らえる必要があったのか?
返事をしない伊吹を、高雄は苦々しく思った。
こいつは絶対に諦めない。
暴走する前に抑えるしかない。
「ふすま越しに、見張りが大勢いる状態での会話なら許可しよう。」
その言葉を聞いた伊吹は、バッと顔を上げた。
高雄は顔を背ける。
「急げ、俺は忙しいんだ。」
見張りの女たちが急に慌ただしくなった。
誰かがここに来るようである。
青葉は震え出す手をギュッと握って押さえつけた。
こういう時にやって来るのは、“品定め” か尋問、
いや、拷問されるかも知れない・・・。
「姫さま、こちらへ。」
見張りが初めて口を開いた。
ふすまの前に座布団が置かれる。
ここへ座れと言うのかしら? 何故?
青葉は恐かった。
精一杯、虚勢を張って落ち着いているようにしても
本当は今すぐにでも、自害してしまいたいぐらいの恐怖。
だけどここで、わたくしが取り乱したら
龍田家末代までの恥晒し。
もう既に取り返しの付かない失態を犯してしまっている。
わたくしに出来る事は、最後のその瞬間まで “武将” である事。
女だてらに戦場に出たのだから。
青葉は指し示された場所に座って、背筋を伸ばした。
すると、ふすまの向こうから声がした。
「・・・ひ、姫さま・・・。」
それは青葉があの日以来、何度も何度も思い出しては
足をあの丘へと向かわせた、あの声であった。
続く
関連記事 : 殿のご自慢 11 13.3.13
殿のご自慢 13 13.3.19
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極東の政情
今日は私の妄想を聞いてもらおうかな。
政治の記事は久しぶりだけど、ちょっと逃げさせて。
厳重注意: この記事の文末には、書いていなくても必ず
「ような気がする」「かも知れない」
等の言葉を脳内で付け加えつつ読んでください。
第二次世界大戦を終わらせるためにも
日本は独立国として、軍隊を持つべきなのは自明の理。
“外国と同じ事” が好きな人たち、何でそこだけ “日本独自” なの?
私はそう思うんだけど、どうやら安部総理の目的もそれらしい。
“アベノミクス”、これは世界の中国包囲網に対する日本の自衛策。
何故ならば、アジアで戦争が起これば “戦争特需” があるから。
まだ何もやってないのに各企業が賃上げ要求に協力的なのは、それを見越しての事。
特に “工業系” が奮発してるじゃん。
アジアの戦争では、日本の技術力を取ったもん勝ち。
安部総理の初外交で、アメリカがいかに民主党政権を嫌ったか
応対の違いで、これがはっきりしたよな。
そして安部総理との会談で、TPPの件について語るオバマ大統領の渋い顔。
安部総理は、上手い事やったようだ。
オバマ大統領は民主党政権時に、日本のTPP参加を決めておかねばならなかった。
それだけが心残りなのであろう。
邪魔をしたのは中国か、と思わんでもないけど
案外、韓国あたりが反発したのかも。
もちろんアメリカ政府に対してじゃなく、民主党政府に対して。
麻生議員はロシアに行かされる、と思っていたら森元総理だった。
プーチンと仲良しなんだって。
やはり “歴史” というのは、付き合いを作る。
代わりに麻生議員が行かされたのがミャンマー。
え? 何で? と調べたら、中国はミャンマーに援助をして
代わりに港を使っている、という事が判明。
ミャンマーはインド洋からアフリカ、アラブに抜けるルートなんだと。
それは気付かなかったんで、地図を見ると
中国は大海に抜けるルートがないんだよ!
台湾を中国だと言い張っているけど、もしかして尖閣をも欲しがるのは
太平洋にコッソリ出入りしたいためかも?
で、ああ、安部総理の外遊は、中国牽制だな、と思ったわけなんだ。
私が麻生議員の外交を重要視しているのは
留学経験があり、クイーンズイングリッシュを喋り
白人が笑える冗談を言え、戦後復興の立役者、吉田茂の孫という “身分” で
外国人から一目置かれているからだ。
日本人にはわからないだろうけど、実力主義は隠れ蓑で
白人は家柄を重視してるから。
て言うか、“実力主義” とかは平民の間だけでの話。
さて、私は15年ぐらい前からTVでこう聞いてきた。
「北朝鮮は3年持たない。 内部から崩壊する。」
普通の国ならそうだよな。
でも15年以上それを聞いてきて、いまだに “今” じゃん。
それを言ってる人って
「北朝鮮はほんとはやれる子。(だから援助してあげて。)」
と言う意味が隠れていたのではないか? と疑い始めた。
だから昨今、えらい聖戦しようとしてるけど、コリアレポート?の人が
「アメリカとの話し合いをしようとしている。
アメリカが動かなければ、本当に戦争を始める。」
と言った時に、あ、北朝鮮、アメリカと密約したな、と思った。
良い風に言えば、逆を考えた方が合理的な気がしたんだ。
本音は、嘘しか言わない、と決め付け。
こういう経緯で私の妄想炸裂、こっから突拍子もない話になるんで
起きてる寝言だと思って聞いてほしい。
アメリカは北朝鮮と密約をした。
それで正恩が3代目になった。
今の北朝鮮政府の目的は、ロシアあたりへの亡命。
“やれない子たち” を抱えての、国運営の旨みもそろそろ限界。
正男はそれを知って、逃げたわけだ。
外国にとっては、政府自体が “やれない子” だから
生かしておく意味もないわけで。
正男は情勢を見て、出方を考えるんじゃないかな。
で、アメリカは韓国には何も言っていない。
韓国には、北朝鮮領土内での小競り合いに専念させる。
中国と北朝鮮の国境沿いにロシア軍がやってくる。
メンツのために、中国軍も来る。
だがロシアは何もしない。
アメリカはベトナム戦争の時の轍を踏まないよう、中国と直接戦う。
韓国軍の援護の名目で、何か仕掛ける。
アメリカの目的は、中国の解体。
国連でデカい顔をするくせに、「うちは発展途上国だから」 と役に立たず
豊富な資源も、満足に役に立てず
だったらアメリカが “監督” しつつ
資源活用をさせてもらおう、となってもおかしくねえよな。
ロシアの目的は不凍港。
地中海側の港は、トルコがガッチリ守り
北海側の港は、スウェーデンとデンマークが見張っている。
ロシアが北方領土を手放さないのは、これがあるからなんだよ。
あー、なのに、中国の航路には気付かなかった無念・・・。
だけどロシアが北方領土をどっしようかなー、と言い出したのは
北極の氷が溶け始めたせいか? と考えていたら
中国、北極の氷を粉砕して北回りルートを開拓してんだって。
白熊は、中国に追い詰められてる現実。
さあ、シーシェパ、GO!
ロシア、イラ付いてると思う。
だから満州あたりを貰えるなら、中国との友好を切るんじゃねえ?
台湾は本当に独立できて良いけど
日本と韓国は、割りかし 「えっと・・・?」 だよな。
こりゃもう、戦争特需に期待するしかない。
日本に帰化した中国人が、「日本の事はどうでも良い
帰化したのは、日本国籍の方が便利なため」 と言っていて
正に、名を捨てて実を取る漢民族だと感じた。
アジアの国々の政財界にも、かなりの漢民族が入り込んでいる。
中国には50いくつもの民族がいて
まあ、あまり協力的じゃないのは漢民族であって
中国が解体されたら、他の民族たちはちゃんとした人権が持てると思う。
今、何かとTVで、戦争がー戦争がー と言っているけど
各国の協力体制がまとまるまで、中国が今のままの態度なら
戦争は数年後に始まるかな。
中国の軍事力は弱いけど、核兵器を持っている。
だけど核はもう、抑止力を持たない気がする。
皮肉な事に、福島原発のメルトダウンが