住人たちの動揺は、アッシュの演説で見事に収まった。
この館で再び殺人が起こるなど、あってはならない事だったが
それは “愛” のためだと認識されたのである。
理由が愛だろうが何だろうが、殺人は凶悪犯罪なのだが
長期間に渡って戦場だったここでは
やはりそのあたりの感覚が狂っている、という事なのだろう。
反乱グループの残党も、逆らう気力を失っていた。
たとえ主が許したとしても、主の周囲が許してはくれないのである。
積極的だった仲間が真っ先に殺された、という恐怖もあるが
何よりもその内のひとりが逃亡した、という方に失望を感じた。
どんなに偉そうな事を言っても、しょせんビビったら逃げ出してしまう。
だが主は絶対に逃げる事はないだろう。
あの演説の時の、得体の知れない空気・・・。
自分たちと主では、気合いが違う。
主が主になった理由が、何となく理解できた。
こういう状態で、いつまでもツルんでいたら
いつ主の目がこっちに向くかわからない
その恐怖から、グループは自然に瓦解していった。
ジジイとリリーは、アッシュのウソを最初から理解できたが
調査や計画に加わっていた他の館員たちはどう思ったか。
ローズの最期の行動は、カメラのない室内以外はすべて録画されていた。
アッシュを屋上に連れて行ったのも、屋上での会話も。
それをジジイとリリーを含めた、今回の事件関係者全員で検証した結果
とり残されたアッシュの様子も含めて
罪をかぶるのはローズの意思だった、と結論付けた。
それにしても、アッシュのあのショックの受けようは
ローズの考えを知らされていなかったように見える。
なのに素早く切り替えるあたり
お互いが何も言わずともわかりあえる仲だったのだろう
と、都合の良い方向へと解釈された。
それを “事実” と判断して、館員たちは皆泣いた。
ジジイとリリーも、はばからずに涙を流した。
これは主様の評価については心配なさそうね。
リリーは、密かに館員たちの心情をチェックしていたのだった。
一連の事件は、あまりにも犠牲が大きすぎた。
でもここを乗り切って館を安定させなければ、その犠牲がムダになる。
そのためには、事務部全部の団結が必要なのよ。
ジジイのアッシュへの信頼は、一瞬も揺るがなかった。
それどころか、前にも増して固くなっていた。
ひとつの空間の頂点に立つ者は、大抵血まみれじゃ。
他人の血だけじゃなく、自分の血も浴びておる。
それに耐えられるか耐えられないかが、資質というものなんじゃ。
あやつは迅速かつ的確に、“主” の成すべき道を見抜いた。
本来なら、手放しで褒めてやりたいもんじゃぞ。
リリーの懸念、ジジイの賞賛、そしてデイジーの心配。
デイジーは、ローズの死を喜ぶ、ただひとりの側近だった。
主様に “特別” があってはならない。
常々あの女の存在を邪魔に感じてきたけれど
意外にもそのローズが死んでくれて、主様はそれを上手く利用した。
主様がおひとりで立ったという事。
これからが真の主様の始まりだわ!
しかし大きな心配があった。
アッシュは、固形物が食べられなくなっていた。
口に入れても吐き気で飲み込めないようだ。
このままじゃ体力がなくなって死んでしまう、と
焦っているところに、アリッサの言葉で余計に心配が重なる。
「主様のおからだがつめたいだよ。」
栄養が摂れていないんだわ
何とか主様にお元気になってもらわないと。
デイジーは、和食サイトを必死に検索していた。
各々の想いをよそに、アッシュは精力的に仕事をこなした。
反乱事件でうろたえていた期間に滞っていた通常業務を片付けるのだ。
長老会には今回の報告のため、臨時会議の開催を要請した。
そのための資料作りにも手間が掛かる。
館の軌道を、早く元に戻さなくてはならない。
そして改革を進めなければ。
私の悪行を知っている者たちに、有無を言わせない結果を出さねば。
悪行・・・・・
アッシュは無意識に浮かんだ単語に、つい考え込みそうになって
頭の中で開きかけた箱を、慌てて閉じた。
感情はいらない!
多くの人の人生が掛かっている、という重責のみを見つめろ。
決定権を持つ者に私情があってはならない!
アッシュは寝室の改造を決めた。
天井も床も窓枠も含め、一部屋丸ごとの改築である。
家具や調度品、枕カバーにいたるまで、すべてのものを新しく替えるのだ。
ローズの寝室は封鎖し、入り口を取り壊し壁にする。
アッシュの寝室と繋がっているドアも取り壊し
壁にして、更にそこには棚を置こう。
以前のメルヘンなベッドルームとはうって変わって
アッシュ本来の好みの、殺伐とした空間にする計画を立てた。
パソコンはペンティアムコアi7自作を注文し
液晶TVは映画用の105インチと、ゲーム用の52インチ
TVゲーム機は、PS3からワンダースワンまで万遍なく揃え
ビデオデッキ、DVDプレーヤー、ブルーレイ、HDVD
CD、MDは無難なオーディオシステムにしたが
レコードやカセットテープは、真空管アンプと張り込み
ドルビープロロジックのサラウンドシステムも忘れない。
ビデオ棚、ディスク棚、ゲームソフト棚、CD棚も、幾重にも。
美容雑誌や攻略本が並んだ頭の悪そうな本棚に
窓際の壁には、折りたたみ式三面鏡付き洗面台とコスメラック
メイクスペースの棚には、数々の美容機器
化粧品専用冷蔵庫も完備は当然。
部屋の入り口には、靴を脱ぐ場所を設置し
床は畳、コタツに座椅子に布団直敷き。
館の中でのこの一部屋を、どこぞの日の本の国の
ちょっとマニア入っちゃってる~? みたいな~?
なヤツが住むアパートの一室みたいにしたい。
よし! これなら1万年でも引きこもれるわ
てゆーか、こういう部屋に住めるなら、私の人生に何の悔いもなし!
そう、悔いなどひとつもない!!!
続く。
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ジャンル・やかた 62 10.3.18
ジャンル・やかた 1 09.6.15
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ジャンル・やかた 61
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管理人ぷらちッとの関係
以前、ぷらちッは私の彼なのか元彼なのか、と問われて
あはは、ぷらちッ、気の毒に (爆笑) で済ませたんだが
よく考えてみると、このブログに来てくれる人々が
そういう誤解をしてもおかしくない事に気付いた。
この類の誤解で傷付くのは、普通は女性側なんだが
うちの場合、どう考えてもぷらちッの方が受けるダメージがデカい。
なんせ私はナイスバディだが、顔も頭も性格も悪いババアだからな。
そこで、ぷらちッの名誉を守るため、私たちの真実を書いておく。
私は昔、ポトリスというネットゲームをやっていた。
そこでぷらちッと同じギルドにいたのである。
私はギルドのHPを作っていて、ギルドが解散する時に
ぷらちッが、新しいHPを作ってくれる、と言ってくれた。
ちなみに私はネトゲ時代の自分を、とても後悔している。
やりたい放題で、トラブルメーカーだったからだ。
当時、迷惑を掛けた人たちに、土下座して回りたいぐらいだ。
多分、今やってもあの頃と寸分違わぬ言動をするであろう。
私はそういうヤツだからだ。
そんな自分を反省しているので、二度とネトゲはやるまい、と固く誓った。
ぷらちッがそんな災いの元と、何故一緒にHPをしようと思ったのか
そこは謎なんだが、こんなありがたい話に乗らないわけがない。
潜伏のとこから、昔のHPの名残りが見られるが
ごらんの有り様の無残な出来具合いなんで
同情されての申し出だったんじゃないか? とも推測している。
ところが蓋を開けてみると、ぷらちッが用意してくれた場所は
何と! 有料の・・・えーと何だっけ、サーバー?で
しかもぷらちッはほとんど書き込みに来ない。
ちょ、金の掛かった場所で私ひとり遊んでて良いんかい?
と気が引けるんだが、何も言われないので好き放題にやっている。
もしかしてぷらちッは、ネトゲ時代の私の乱行を見て
善良な他ユーザーから隔離せねば、との使命を担ったのかも知れない。
そんな無法な私でも、時々悩む。
くだらん記事しか書けない時など
こんなん書いてて、ぷらちッに申し訳ない、と思う事もある。
全記事くだらんから、毎日自分を責め抜くべきなのに
“時々” しか悩まないのは、まさに “私” の無神経なところだが
それでも、今の (比較的大人しい) 自分がいるのは
なるべくぷらちッに迷惑かけまい、と己を戒めているからだ。
そういう心境になったのも、ぷらちッのお陰だと本当に感謝している。
狂犬が飼いならされて大人しくなった、みたいな感じもあるので
ぷらちッは、ネット世界の平和にものすごく貢献している。
ああ・・・やっぱ私隔離政策かも知れない・・・。
ぷらちッと私は、現実では会うどころか話をした事もない。
よって顔も声も本名も住所も、お互いに知らない。
ぷらちッが私について知っている事は、このブログ以上の事は何もないし
私がぷらちッの事で知っているのは
男性で三重県出身で既婚者で東京あたりにいる、という事だけだ。
(この情報は、ぷらちッ自身が書き込みしているので
ここに書いても差し支えはないよな?)
ぷらちッとの連絡は、何もない時は1ヶ月に1度ぐらい
メールで調味料の情報交換程度、という
どこの主婦の会話だ? レベルのやりとりのみ。
普通の交友関係以下の希薄な付き合いである。
まあそれが “私” と長続きさせるコツかも知れないが
私にとってぷらちッとの関係は
お釈迦様とその手の平の上にいる孫悟空のようなものだと感じている。
もちろん私がモンキー側だ。
私にとって、ぷらちッの取る距離感はとても心地良いもので
こいつヤリ手だな、と感心させられる。
こんなに私を泳がせられるヤツがいるとは、世の中ほんとにあなどれない。
何かやたら褒めてしまったが
他に言う事が見つからないんだから、しょうがない。
(こいつ、何を警戒しとんのか、私の前では尻尾を出さないんだよ。)
ぷらちッの考えている事も、まったくわからないが
多分何も考えていないんだろう、と気にしていない。
人の気持ち、しかも恩義あるヤツの気持ちを
あれこれ詮索する趣味もないんで
言いたい事ができたら言ってくるだろう、ぐらいに思って
ちっと気を遣うぐらいで、自分のしたいようにしているだけである。
この自由さが、私の増長を促がしていなくもないが
道を踏み外しすぎたら、必ずしっぺ返しが四方八方から来るので
人生プラマイゼロで、まあ良かろう。
この先の私たちの関係がどうなるかもわからないが
ぷらちッには、やめたい時はいつでもやめてくれ、と伝えてあるので
今のところは、私との付き合いは負担にはなっていないはずだと思う。
我ながら不思議な関係ではあるけど
ネットによってもたらされた新しい付き合いの形のようで
そんな新規の関係を、グダグダ考えてもロクな答も出せんだろうから
私は甘えるだけの姿勢で、今後もやっていきたい。
ところで、ひとつ面白い事があった。
数日続けて、ぷらちッの夢を見た事があったんだ。
何かの虫の知らせか? と心配になったんだが
夢の中のぷらちッが、やたら楽しそうだったんで
別に悪い事が起きているわけじゃないだろう、と放置していた。
そしたらその数日後の明け方4時!!!に、ぷらちッからメールが入り
「明日結婚式です」
そんな時間に入るのは、大抵が凶報。
寝ぼけ眼でビクビクしながらメールを開いたので
おめえ、何ちゅう時間にメールしてくるんだよ! と
布団の中でしばらく脱力させられたもんさ。
結婚直前なんて、むちゃくちゃ忙しいから
メールを打つ時間も取れないだろうし
とにかく嬉しい事だから、そこについては少ししか触れずに
(少しは触れたんかよ!) おめでとう返信をしておいた。
それ以来、寝室に携帯を持ち込むのはやめたがなwww
今になって思えば、あの夢はぷらちッの幸せな気持ちが
私に届いていたのかも知れない。
そう思うと、何となく絆みたいなもんを感じて嬉しい。
先日は、ぷらちッに家族が増える夢もみた。
これも普通の場合は吉報だろうから、当たっていると良いなあ。
ぷらちッ、幸せでいてくれよ。
私は不幸だが、気にすな。 ああ、露ほども気にすな。
夢の中のぷらちッは、出てこなかった。
ただ、ぷらちッがそこにいる、という感覚だけ。
これも私たちの関係を暗示していて、面白い。 -
ジャンル・やかた 60
「最近の連続した死亡事件は、管理部でも不審に思ったので
密かに調査をしていましたー。」
アッシュがいつもの口調で話し始めた。
それも皆が一番聞きたかった本題を、いきなりである。
「その結果、浮かび上がったのが、私の護衛、ローズさんでしたー。」
ジジイとリリーは、内心驚愕した。
実際には、そんな動きは一切なかったからである。
「そこで私はローズさんに問いただしてみましたー。
すると、驚くべき事が判明したのですー。」
少し間を置いたのち、続ける。
「今回、亡くなった人たちは皆、現在の館の改革に反感を持ち
私を襲撃しようと計画を立てていたのですー。
私を良くは思わない人もいるとは聞いていましたが
まさか具体的な襲撃の計画があるとは思っていませんでしたー。
これは、私の管理不行き届きですー。」
ところどころに本当の事を織り交ぜながらアッシュが語る。
大体の主旨を決めたら、後は言いたい放題がアッシュのやり方なので
通常の演説の時にも、原稿は一切持ち込まない。
会場を見渡しながら、来ている人々ひとりひとりと
順々に目を合わせつつ大声で話す。
それが説得力の助けになっていたが、アッシュは無意識にやっていたので
天性の詐欺師能力を持っているのかも知れない。
「本来ならば襲撃計画の事を知った時点で、私に報告すべきでしたー。
しかしローズさんは、数年前に姉バイオラさんを
彼らの仲間の襲撃で亡くしていたのですー。
ローズさんは、彼らを放置していたら
繰り返される襲撃で、いつか私が殺されると焦ったのでしょうー。」
アッシュは一旦うつむき、迷うようなしぐさをした後、再び口を開いた。
「反乱グループのリーダーのバスカムさんが自殺してしまい
その死の疑いが私に掛かっている、と知ったローズさんは
彼らを殺しましたー。
ディモルさんと、タンツさんですー。
オラスさんは館を逃げ出し、州外れで車にはねられて亡くなりましたー。
バスカムさんとオラスさんの事は、悲しむべき偶然の出来事で
ローズさんとは無関係ですー。」
ほおー、そうだったのか、と、あちこちでかすかな声がする。
「ローズさんは、これらの事を率直に話してくれましたー。
ローズさんのした事は、してはいけない事ですー
しかし全部、私のためだったのですー。
私はどうしてもローズさんを責める気にはなれませんー。
こんな事では、主失格ですー。
私も同じく責められるべきなのですー。」
アッシュはここまで話すと
人々を見回していた目を前方の空間に固定した。
どこを見ているのかわからない、焦点の合っていない眼差しだった。
「・・・ただ・・・、皆さんに固くお願いしたいー。
何か起きたら、周囲の人、出来れば私にも相談をしてくださいー。
苦情や不満がある人も、私とまず話し合う事をお願いしますー。」
次の瞬間、アッシュの様子がガラリと変わった。
「そして・・・何があっても、自ら、・・・死を、選ばないでくださいー。
死んで、ラクになれる、とか、ありませんー。
自殺、してからが、本当の、苦しみの、始まり、なのです、からー。」
アッシュの表情が強張り、視線は変わらず宙に固定されている。
その様子を見ていた人々は、アッシュが泣き出すかと思ったが
アッシュの目からは涙の一粒も零れ落ちず、まばたきすらしない。
それを見ていると、何故か寒気がしてきた。
館に来た当時からずっと、ローズがアッシュから離れずに守っていたのを
住人全員が知っていて、ふたりの間には強い絆が感じられた。
そのローズが、罪を犯したとは言え目の前で自殺してしまい
どれほどのショックを受けただろうか
誰もがアッシュの悲しみを、容易に想像できる。
しかしアッシュは微塵も悲しんではいなかった。
自分をこの世界にひとりにした事を、深く強く怒っていたのだ。
経験した事のない、静かなそれでいて激しい怒りであった。
アッシュの形相には、無表情なのにそれがにじみ出ていた。
体の周りに冷気が立ち上がる幻が見えるほどの迫力が。
その異様な雰囲気に、震え上がる者もいたが
その事が逆に最高の悲しみに感じる者、涙を流す者もいて
講堂中が恐怖と悲しみの織り交ざる、重苦しい雰囲気に包まれた。
「重ねてお願いしますー。
自殺だけは絶対に絶対にしないでくださいー。」
そう言うと、ようやく視線を落として壇上を降りた。
アッシュが控え室に入っても、誰も口を開かず
しばらくそのまま放心していた。
ジジイとリリーは、予想だにしなかったアッシュの演説に
かなりの動揺をしていたが、それを表情に出さずに聴いていた。
住人たちに邪推されるとマズいからだ。
しかし住人たちは全員、壇上のアッシュに注目していて
誰ひとりアッシュから目を離す者はいなかったので
ふたりのこの演技も徒労に終わった。
無言で執務室に戻ったジジイとリリー。
アッシュは事務部に寄っているようだ。
部屋にはふたりだけだったが、演説について話す気にはなれなかった。
アッシュの話した事は、事実とは違う。
おそらくアッシュの今の状況を心配したローズが
何かを取り決めたのであろう。
演説で、ひとことも “事実” という単語を使わなかったのは
アッシュに罪悪感があるせいだろうか。
ふたりともそう想像したが、“真実” は誰にもわからない。
当のアッシュにも。
続く。
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ジャンル・やかた 1 09.6.15 -
マウスパッド
またウィンドウズのアップデートが言うてきとる。
うちのパソコン、どうもこれでブルーストップするみたいなんだ。
専サポにメールしたら、「しないでください」 とひとこと。
とうとうマイクロソフトが敵になってしもうたか・・・。
更新がない時は、このアップデートによるパソコンクラッシュで
ここの記事を読んでいる人にとっても
マイクロソフト社は強大なエネミーになってしまった事になるのだ。
ふはははははははははは
と、そういうたわ事はどうでもいい。
うちのリビングは6畳の畳張りである。
コタツは必須。
コタツときたら、当然座椅子も必需品。
秋から春先にかけて、このセットから離れられん生活である。
“リビング” じゃなく、正に “茶の間” で
オシャレさのかけらもねえが、ないと部屋内で凍死するに決まっている。
その部屋には、ゲーム機やら化粧品が陣取っているので
パソコンラックなど置くスペースがない。
と言うか、机など足先が冷えてやっとられん。
何とかコタツに入って寝っ転がりながらネットを出来んものか
と、そういう事にだけは熱心に知恵を絞る私が編み出したのが
植木鉢置きの台にパソコンの箱を置き
折りたたみ式ミニテーブルにモニターを置く戦術。
見下ろすのは好きだが、見上げるのが大嫌いなのは
首が凝るからで、高飛車なせいではない。
TVも出来れば地ベタに置きたいが
ビデオデッキやらDVD等があるので
仕方なくTVラックみたいなものの上に置いている。
TVが薄型になってるんだから、こういう周辺機器も
縦置きとかにならんと、台だけデカくて見苦しいと思うんだがなあ。
まあ、そんなこんなで、うちのパソコンは
かろうじて床から30cmぐらい上に置かれている。
座椅子に座って、コタツに片足を突っ込んで
キーボードは膝の上、マウスは床で動かしている。
こんなんやっとるから、モニターからは1m弱離れて操作しておる。
字が小さいと見えんのは、決して老眼なせいじゃねえぞ。
なので文字設定を超特大にしとるが、そのお陰でサイトが見づらい。
文字が重なってしまうサイトもあるんだ。
まったく、ラクあれば苦ありでヤになるよ。
ここで問題発生。
畳な、マウスが利かないんだよ!
うちのマウス、コードレスなんだが
どうもあの畳の目とやらが、マウスの電波?を乱反射するようで
画面上でカーソルがワープしまくるんだ。
そもそも畳って、あまり好きではない。
ついうっかりお出掛け前に寝てたりすると、顔面に畳の目の痕が付いて
そんでババアだもんで、お肌のハリがなくてその痕が取れねえ取れねえ。
え? ご両親魚人? みたいな、ウロコ状のツラで出掛けにゃならん。
そういう切実な事情もあって、畳の上にじゅうたんを敷いた。
(これ、カビの元になるんで、本当はしない方が良い。)
じゅうたんも、私の弾力のないお肌とマウスのために
デコボコのないやつを選んだんだが、安物なんで古くなるとシワが寄る。
じゅうたんも女性の肌と同じだな。
困るのは、そのシワで時々カーソルが仔犬のようにプルプル震えやがる事。
ある意味可愛いと言えなくもないが
うっとうしいので、どっかで貰ったマウスパッドを使ってみた。
しかしマウスパッド、小さすぎるんだ。
今まで床全体がマウスパッドと言わんばかりに
縦横無尽に動かしてきた私にとって、マウスパッドの世界は狭すぎる。
1m×1mぐらいのマウスパッドってないんかなあ
と、専サポに訊いたら、地雷を踏んだようだ。
専サポは常々私のパソコン環境がものすごく気に食わないらしく
しつこくキーボードカバー叩きから始まって
これまた、くどくモニターカバーの文句をたれ
パソコンの箱置き場や、モニターテーブルにまで怒り出した。
もう、私のやってる何もかもが間違ってるそうである。
そう言われれば、そうかも知れんが
私は私なりにパソコンを大事にしているんだよ。
それ以上に自分を大事にしてるがな。
怒ってくれるのは、ありがたい事なんで
(決して直す気はないが) すいませんすいませんと素直に聞いた。
怒られている時って、結構至福の時間だよな。
だが、1m、いや50cm×50cmぐらいのマウスパッド
もしくはマウスパッドの代わりになるものを探す野望は失ってはいない。
雑誌とかでも試してみたけど、ツルツルしてるのもダメなんだよな。
てかさ、マウスパッドって何であんな小さいんだよ?
とか言ったら、「皆、机の上で操作してるからです!」 と怒られたが。 -
ジャンル・やかた 59
「あたしはあんたを守る、と約束したね?」
ローズの問いかけに、アッシュは、うん、だから殺して良いよ
と心の中で返事をしながら、無言でうなずいた。
「それはあたしの命を懸けて誓った事だ。
あんたがどうなろうと、絶対にあたしはあんたを守る。
だから・・・。」
そこまで言うと、ローズはあたりを見回した。
天気が良いせいか、屋上には数人の女性が輪になって座っていて
裁縫箱や布があるところを見ると、何かの手作業をしているようだ。
アッシュとローズが来たのに気付いて、手を止めて見ている。
「ああ、ちょうど良いね。」
ローズは女性たちを見ながらつぶやいた。
「ここで待ってな。」
ローズはアッシュにそう言うと、女性たちの方へと歩いて行った。
アッシュがキョトンとして見守っていると
ローズは女性たちの横を通り過ぎ、立ち止まり
そしてアッシュの方を振り向いて、にっこりと笑った。
次の瞬間
ローズが 真っ青 な 空 に 溶け て いった
とぎれとぎれに薄っすらと思うアッシュを引き戻したのは
女性たちの響き渡る悲鳴だった。
アッシュはそれだけで全てを悟った。
足どころか、指の一本すら動かせなかった。
一体どれほどの時間、そこに立っていたのかわからないが
アッシュが我に返ったのは、リリーに体を揺さぶられた時だった。
周囲では大勢の人々が、慌ただしく走り回っている。
リリーが自分に向かって、しきりに何かを叫んでいるようだが
何故だか、その言葉がどうしても理解できない。
これまでにないアッシュの動揺ぶりを見て、リリーが命じ
アッシュは警備員に抱きかかえられて、寝室に戻った。
医師が来て鎮静剤を注射したせいか
アッシュは何週間ぶりかで、よく眠れた。
それは、安眠とはほど遠いものであったが。
看護士が様子を見に行くと
アッシュは目を開いて天井を見つめながら、ベッドに横たわっていた。
身動きひとつしないその姿に、ちょっとちゅうちょしたが声を掛ける。
「・・・お加減はいかがですか?」
アッシュはその声を聞いた途端、スッと起き上がった。
「迷惑を掛けて申し訳ありませんでしたー。
もう大丈夫ですー。」
ベッドから降りながらフラ付いたので
もう少しお休みになった方が、と止める看護士に
にっこり微笑みながら、バスルームに入っていった。
風呂に入り、さっぱりした様子で執務室に入ってきたアッシュを見て
連絡を受けて待っていたジジイもリリーも
お茶を用意していたデイジーも、一様に驚いた。
2日前に放心していたとは思えないぐらい、平静なのである。
「ご心配をお掛けして、すみませんでしたー。」
いつもと同じように話すアッシュだが、どこか以前と雰囲気が違う。
こんな時に口を開くのは、上司であるジジイの義務。
「・・・それで、何がどうしたんじゃ・・・?」
「それは今日の演説の時に話しますー。」
アッシュのきっぱりとした口調に、誰も異議を唱えられなかったが
全員が思った。
今日、演説をするのか?
館中が大騒ぎになっているので
すぐにでも説明をした方が良い事は良いのだが
ローズが死んでから2日間、ずっと眠りっ放しで
葬儀にも出席できなかったアッシュが、起きていきなり演説など
ムチャではないのか?
そんな心配をよそに、アッシュはいつも以上にテキパキと事務をこなす。
自分が寝ていた間の事を、何ひとつ訊かないし
その前後にアッシュとローズに起きた事も話さない。
何かがおかしい。
が、ここはアッシュに任せるしかない。
ジジイとリリーには、演説までの1時間がやたら長く感じられた。
講堂には住人たちのほぼ全員が来ていた。
皆、演説があるという放送を聞き、仕事も何も放っぽり出して来ていた。
講堂は本来、全員分を収容できる大きさだったが
詰めて座らないので、立ち見まで出る有り様だった。
ジジイとリリーは、アッシュの後ろについて講堂に入り
席を譲ろうとする男性の勧めを丁寧に断って
控え室のドアのところに立って聴く事にした。
アッシュが壇上に上る。
人で一杯の講堂は、無人であるかのように静まり返った。
誰も呼吸していないかのように。
これぞ固唾を呑む、というやつだろうか。
アッシュがマイクを少し動かし、口を開いた。
続く。
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ジャンル・やかた 60 10.3.12
ジャンル・やかた 1 09.6.15 -
牛深ポンカン
兄に河内みかんを送ってくれ、と頼んでいたら
2月初めに牛深 (うしぶか) ポンカンを送ってきた。
へ? と思ったけど、ありがとうの電話をすると、兄の言い訳が
近所の八百屋 (はあ・・・) に、河内みかんを買いに行ったところ
5kgのは送料より安かったんだと。
みかんを10kgも食えないだろうし
現物より送料の方が高いのが、どうしても許せないので
もっと上等のが出るまで待とう、と思って
翌週その八百屋を覗いてみたら、みかんがない。
店員さんに訊くと、河内みかんはもう時期を越した、と。
で、ポンカンならありますよ、と。
私はポンカン好きなんで、10kgのなら送料より高いし
誰かに分けれ、これを逃すともう後がない、という事だそうだ。
とにかくお礼を言って、ポンカンを食ったら
ものすごくイラッときた。
牛深ポンカンよ、おめえもか!!!!!
日頃お世話になっている友人知人に、それをお裾分けした。
みかんは好きだけどポンカンは・・・、と言う人もいたが
「甘いみかんが好きなら、お勧めだよ。」 と言うと
とりあえず食ってくれた。
と言うのも、私のお勧めには信頼を持たれているのだ。
自分の好みと万人受けが違う自覚があるので
「私は好みだけど、お勧めはしない」 と言うから
その私が素直に勧めるのは、全部当たりなのだそうだ。
さて、牛深ポンカンを食った人は必ず問う。
「これ、いくら?」
「10kgで2000円」 と答えると、絶句される。
河内みかんの時もそうだったが
「何でこんな美味しいのが宣伝されてないの?」 と問い詰められるのだ。
熊本の人はいつもこれを食ってるので、これが普通で
そんな特別な物だとは気付いていないんじゃないか? 私の予想だけど。
と答えている。
「・・・悔しい・・・。」 と言う人もいて、何かと思ったら
「うちらが今まで美味い美味いと食ってたみかんは何だったのか!」
と、怒っていた。
決して威張って渡したわけじゃないし
あげて美味かったのに怒られるのは、通常の感覚なら解せないだろうけど
私にはその気持ちが、ある意味よくわかるので
「ごめんね、南国は果物が美味いんだよ。
関西は美味い食い物がたくさんあるじゃん、ひとつぐらい許してよ。」
と、謝っておいた。
河内みかんよ、牛深ポンカンよ、これは最高の賛辞じゃないか?
熊本の人、関西のスーパーの人、見てたらどうか考えてくれ!
熊本の河内みかん、植木スイカ、牛深ポンカン、日本一なんだよ!!!
関西のスーパーで見かけた熊本の野菜果物は
熊本きゅうり、熊本トマト、熊本スイカ、熊本みかん。
きゅうりは普通なんで、あったら愛でなるべく買うようにしている。
トマトは買わない。 正直言って不味い。
野菜はどうしても東の高地に負ける。
熊本は馬刺しをプッシュしてるが、確かに美味いが
真に絶品なのはフルーツなんだよ!!!!!
熊本スイカは、少々高値でもすぐ売り切れている。
でも熊本みかんは、他産より100円高しかも少量なのに
買って食ってたら、そんなに美味しくなかった。
何をやってるんだよ、河内みかんーーーーー
普通ので美味いのに、何でそれを持ってこないんだよ?
ネットで河内みかんを検索してみたら “幻の” とかで売ってるし
確かに幻っぽく無名なんだけど、微妙に高級なのばっかりだし
そんな商売してんなよ。
河内みかん、普通ので日本一なんだよ。
宮崎のマンゴーみたいに、超高級品な売り方をしてちゃダメだ。
そのままで今のままで、日本国民に広く愛される逸品なんだよ!
熊本、意外な事にイチゴも美味かったんだと、わかった。
関西に来て食ったイチゴ、どれもそれほどじゃないんだ。
熊本で何気なく食ってたものが、実は美味い部類だったと
よそに出て、始めて気付いたよ。
熊本は普通のフルーツのアピールに、もっと力を入れるべきだ。
私は関西に来てから、フルーツを買わなくなったよ・・・。
こっちのスーパーで買うフルーツ、あまり美味しくないんだ。
買ってまで食おうとは思えないんだよ。
河内みかんとかは兄に頼めるけど、イチゴなどはさすがに頼めない。
その河内みかんも、兄がいなくなったらどうするべきやら。
兄なら、「わあい、ありがとうーーー!」 で済むけど
親戚に頼んだら、お礼が必要だろ。
5kg1000円弱の河内みかんに、お礼を3~5千円しなきゃならねえ。
熊本、頼む!
河内みかん、植木スイカ、牛深ポンカン、イチゴ
熊本県民が普通に食ってる普通の値段の物を、日本中に浸透させてくれ。
熊本産のこれらのフルーツは、日本一だ!!!!!
もしかして、他のフルーツも熊本で作れば凄いかも知れん。
県の振興にも、ものすごく貢献するはずだ。
ほんと、私欲が中心ですまんが、それだけじゃなく
熊本のためにもなるんで頼む!
↓ 熊本の果物のネットショップ
まぼろしの果実.comヤフー店 -
ジャンル・やかた 58
「死んだヤツは皆あんたが殺した、って噂が出ているけど
それは本当なのかい?」
ローズは単刀直入に訊いてきた。
ローズのこういう、話が早いところが好きなんだよな・・・
と、微笑みつつ正直に答えた。
「正確には、私が命じたのは1件だけだけど
他の2人はたまたま死んでくれたんですー。
でもそれがなくても、確実に殺すつもりだったですー。
バ・・・リーダーは、私が追い詰めたら自殺しちゃいましたー。」
アッシュの話の内容に、ローズは落胆した。
と同時に、アッシュの態度には思いがけない喜びを感じていた。
この子は主の地位に就いて長く経ったというのに、相変わらずなんだね
そんな安心感を打ち消すように、溜め息を無理に付いた。
「あんたに最初に会った日に言った事があるね。
『何もしないヤツがキレイ事を言うな』 って。
・・・あたしは、・・・・・情けない話だけど
バイオラが死んで初めて、人間の命の重さを知ったんだ。
それまで何人も殺したのが、罪だとわかったよ。
あんたもそうだと信じていたんだけど・・・。」
アッシュは、ローズの言葉のひとことひとことを
すべて記憶したいかのように、味わって聞いた。
「そりゃ、この館の管理をするのは大変だとわかっているさ。
でもそれにしても、殺すんじゃなく他に方法もあるだろ?
あんたはこの館を戦いのない場所にしたいんだろ?
なのに何故こういう事になってるんだい?」
アッシュは、ずっとローズの声を聴いていたかったが
ローズが口を閉じて、自分が答えるのを待っているので
仕方なく喋る事にした。
「ローズさん、本当に申し訳ありませんでしたー。
今回の事、いえ今までの事はすべて私の力不足ですー。
でも、バイオラさんの死で私が学んだ事は
あなたとは正反対なんですー。」
つい、そこまで言ってしまったアッシュだったが
次の言葉は決して口にしはいけない、と
わかっていたので、どうしようかと迷って目を泳がせた。
その心理状態を何となく察したのか、ローズが優しく促した。
「あたしに言ってみてごらん?」
その声を聴いたアッシュは、意を決して包み隠さずに言った。
「今まで、人を殺して平気な人の気持ちが理解できなかったんですー。
人が傷付き死ぬのを間近に見て、それはもうショックでしたー。
人の命は等しく尊いのに、と罪悪感で苦しみましたー。」
うんうん、と、うなずきながらローズは聞いた。
「・・・だけどバイオラさんの死を目撃した時に
その考えがくつがえったんですー。
仲良くしていたバイオラさんの死は私にとって
想像以上の “特別” だったんですー。
それは、他のよく知らない人の死とは比べ物にならなかったー。」
アッシュの口元が、感情を抑えるかのようにかすかに歪んだ。
「大事な人以外の命なんて、自分には何の価値もないんですー。
生きようが死のうが自分に関係ないんなら、どうでも良いんですー。
その差は、ゴミと宝石ぐらい違うんですー。」
少しうつむき加減に、しかしローズの目を見据えて言うアッシュに
ローズは思わず涙が出そうになった。
あたしたちは、あんたのお陰で平穏に暮らせるようになったけど
あんたはこの館に、ううん、あたしにそんな風にさせられたんだね。
あたしたちはあんたに諭されて、正義を学んでいったけど
あんたは自分の心を刻んで皆に配っていたんだね。
そう考えたら、無意識にアッシュを抱きしめていた。
可哀想に・・・、何て重い荷物を背負わせちゃったんだろう。
アッシュは久々に触れたローズの温もりに
安らぎを感じて、目を閉じた。
しばらくそうしていたふたりだったが
ローズがアッシュの顔を見て、微笑みながら穏やかに言う。
「着いておいで。」
そうひとこと言うと、ローズがドアを開けて部屋を出て行く。
どこへ行くとも言わなかったが
アッシュは何も訊かずに、ローズの後をついて行った。
ローズはエレベーターに行き、屋上のボタンを押す。
アッシュはそれを見て、ああ、突き落とされるんだな、と察したが
ローズが殺してくれるんなら、それも嬉しい事だ、と思った。
こんな気持ちになるなど、自分は狂っているのかも。
そういう気がしたけど、久しぶりの高揚感に
そんな事すら、もうどうでも良くなっていた。
アッシュはローズの顔を見つめて、目が合うと楽しそうに微笑み
ローズもまた、笑みを返してくれた。
まるで楽しいピクニックに出掛けるかのようなふたりであった。
エレベーターが屋上に着いた。
続く。
関連記事: ジャンル・やかた 57 10.2.25
ジャンル・やかた 59 10.3.10
ジャンル・やかた 1 09.6.15 -
第5回:恐怖!かな入力の罠
○やっちまったときのコントロールゼット
○ウインドウズの真骨頂、ミギクリック!
○スクリーンショットで効率アップ!
○このマーク何?それはウインドウズキー
●恐怖!かな入力の罠(今回の記事は、ローマ字入力方式を使っている人向けです。)
突然、「A」を押したのに「ち」と表示されてしまうことはありませんか。
「こんばんは」とうちん込んだはずが、「のらみこちみくち」なんてことに。よく見ると、キーボードに書かれているひらがながそのまま入力されている状態。
これの直仕方を知らないと、はまります・・・。パソコンを再起動すると直るんですが、
キーボードのボタンで直す方法を紹介します。「ローマ字入力」と「かな入力」の切替
Alt+ひらながキーの同時押し
キーボードによって位置は違うので、
同じようなキーを探して下さい。では防災訓練ならぬかな入力訓練をしてみましょう。
Alt+ひらながキーを押してみてください。
「あ」を入力しようとすると「ち」がでましたでしょうか。実は、このかな入力にすると、
言語バーの右下の「KANA」が光ります。
(ここをマウスでクリックしても直せます)とここまで書いてて気づいたんですが、
IME2007だと下記のようなアラートが出て、
誤動作を防いでいました!
# Alt+ひらがなキーが押されました
# かな入力に変更しますか?さらにさらに、最近流行りのグーグル入力だと、
かな入力にできない・・・!!ということで、
最近のパソコンでは起こらないかもしれませんが、
災いは突然やってきます。突然かな入力になったときは慌てずに「Alt+かなキー」で対処して下さい。
今日で5回の連載を終わります。
次のネタはセキュリティー対策とかいいのかなーと思っています。
お楽しみに~。 -
第4回:このマーク何?それはウインドウズキー
○やっちまったときのコントロールゼット
○ウインドウズの真骨頂、ミギクリック!
○スクリーンショットで効率アップ!
●このマーク何?それはウインドウズキー
○恐怖!かな入力の罠キーボードを見渡すと、
左下と右下にこんなキーがあります。
知らないと、まったく使いものにならないキー。
間違って押しやすい位置にあり、
オンラインゲームとかしてるときに押してしまうと、
画面がとまり、もとに戻ったときには「死んでたーーー」と、テロまで起こすキー。実はこいつ、超ベンリキー!
ということでその使い方を見ていきたいと思います。
そのまま押すと左下のスタートメニューが開きますが、
実は、単体では使いません。
何かと同時に押します。その1. 同時に「D」キー
その2. 同時に「E」キーその1.は、すべてのウインドウが最小化されます。
ではウインドウズキーと同時にDを押して下さい。
デスクトップが表示されましたか?
よくあるご利用シーンは、上司が後ろを通ったとき!などです。次は、同時にEキーを押して下さい。
エクスプローラーが新しく立ち上がります。
マイドキュメントやマイコンピューターをクリックしなくても、
ここから開いていくことができます。
これを覚えると、デスクトップの「マイドキュメント」「マイコンピュータ」の
アイコンを削除しても効率が下がることはありません!と、今日はとても簡単でしたが、
最後に仕事で使えるテクニックをご紹介します。同時にRキーを押して下さい。
そうすると、見慣れない小さいウインドウが出ると思います。
こいつは何と聞かれても難しいので、
出てきたウインドウに「calc」と入力してOK押してみて下さい。計算機が出てきたと思います。
といったように、ショートカットが使えたりもします。
「mspaint」と入力すると、前回使ったペイントソフトが立ち上がったりします。
また、フォルダ名を入力するとそのフォルダにショートカットします。これから紹介するやり方は、うちの会社の文化かもしれませんが、
相手にファイルを渡したいときに、メールに添付するのではなく、
社内ネットワークにアップして、フォルダのURLを添付することがしばしばあります。
具体的にはこんなメールが来ます。
←クリックで拡大こういうときにすかさずURLをコピーして、
ウインドウズマーク+R → Ctrl+V → Enter
とすると、
ぱぱぱっと目的のフォルダに移動できます。試しに↓これをコピーして
C:\Program Files\Internet Explorer
「ウインドウズマーク+R」 → 「Ctrl+V」 → 「Enter」
の流れで押してみて下さい。
インターネットエクスプローラーが入っているフォルダが開かれたでしょうか?
うちと同じような環境であれば、職場でも使えるかもしれませんので、
ぜひお試し下さい。今日紹介したショートカットたちは、
マイクロソフトのホームページでもっと詳細に紹介されていますので、参考にして下さい。 -
記事形態変更のお知らせ
私がパソコンをイてこましている間に
管理人ぷらちッが、役に立つ記事を書いてくれていた。
こういう知識があるなら、何で早く教えてくれないんだよ? と憤ったが
その知識のレベルは えっ、こんな事も知らなかったの? という
初歩の初歩なのかも知れないので、ぷらちッも教えどころが難しいのだろう。
とにかく、こんな金の卵を逃す私ではない。
(言っとくが、上品なわたくしは下ネタは好きではない)
早速ぷらちッに恫喝をして、記事の連載を強要した。
ここで問題なのが、どっちがその日の記事を書くか、である。
ぷらちッはハードな仕事なので、更新の義務付けは酷である。
いつ書けるかもわからない。
そこで、書くなら私が書く前にアップせえ
そしたら私はその日は書かないから、と提案した。
これで話がまとまりそうになった時に、ふと思い出した。
そういや芸能人とかのブログって
短文を一日に何度もアップしてるという話を聞いた事がある。
という事は、一日に何度も更新出来るって事じゃねえ?
これをぷらちッに確認したら、出来ると言う。
編集じゃなくて更新だよ?
新規記事のアップだよ?
と、しつこく聞いて、それが可能だとわかった。
いやな、以前の日記だかブログだかは
新規記事は一日一記事しか出来なかったんだよ。
ブログとか、そういうものだと思い込んでいた。
それで昨日も、パソコンは直っていたけど
ぷらちッが記事をアップしてたから、私は書かなかったんだ。
ラッキー! とか思ってサボったわけじゃねえぞ?
一日一記事の概念があったので、2人の記事をどう融合させるか
ものすごく悩んでいたんだが、これで解決である。
私は通常通り (パソコンや私が壊れない限り)、平日更新を続ける。
ぷらちッは書ける時に、私に役立つ (← !) 記事を書く。
このブログはその方針で行こうと企んで
ぷらちッをそそのかしている最中である。
今後の私の洗脳次第だが、ぷらちッのカテゴリーも増やしていきたい。
“ぷらちッのババア用PC講座” “ぷらちッの対ババア携帯講座”
“ぷらちッの旅行記” “ぷらちッの食べ物日記”
など、私の記事とひとめで区別が付くようにする予定である。
私のドス黒い記事の合間合間に、ぷらちッの爽やかな記事が載る。
ここは正に、タイトル通りの
“天使 (ぷらちッ) か 悪魔 (誰だよ?) か” になるわけだ。
とは言っても、ハードワークのヤツにあまりせっついても
プレッシャーになるだけで、楽しく書けないだろうから
ぷらちッの更新は、のんびりと待ってくれ。
私の予想じゃ、月一更新すりゃマシなペースになると思うが
ぷらちッがご無沙汰の間は、私のドロドロな記事でも読むがいい!
あ、そうそう、ひとつ明記しとくが
私はぷらちッの記事には、あまりコメントはしない事にする。
内輪受けなんて、端から見たら気色悪いだけだもんな。
ぷらちッの記事にコメントを書いたら、私の方にも
とかいう気遣いも無用だから
好きな方に書きたい時だけコメントをしてくれ。
私の記事は、コメントしづらい内容が多いのは自覚してるし
私には、ブログの記事を書くのは
とにかく “脳の調整” という目的がはっきりとあるので
自分のペースでやっていくから、何も気を遣わなくて良いからな。
という事で、ここは時々新規記事2本立てになるという
お得 (?) な仕様になるので、“最新記事” という項目にも注目なー。