うちのマンションがペット可になってから
ほとんどの部屋が埋まったようだ。
しかし不思議な事に、実際にペットを飼っているのは
隣の部屋だけのような気がする。
またこの隣の犬がよくわめく。
声だけで判断するに、ウェルシュ・コーギーぐらいの大きさの犬だろう。
シーズーとかマルチーズ以上、柴犬以下のサイズだと予想。
私は犬を愛する心優しい女性なので、犬の声は気にならない。
キュイキュイキュイキュイと、噛むと笛音がするおもちゃを
延々噛んでても、ギャウギャウとわめいても微笑ましく思うだけだ。
ただ、私は大型犬好みで、小型犬は虫ぐらいにしか思ってないので
まったく興味をそそられない。
これがバウバウ吠えてたら、ベランダを乗り越えてでも覗くんだがなあ。
その隣の住人は、多分夫婦で子供なしで
奥さんを引越しの挨拶で一度見たきりなので、当然顔は覚えていない。
夜12時頃に、奥さんの怒声が微かに聞こえ
真夜中にケンカとは、うなされるぞお、と思っていたら
「○○○○! (奥さんの怒鳴り声。 聞き取り不能)」
「ギャウギャウギャウギャウ!!!」
「××××! (奥さん)」
「ギャギャギャギャウ!!!!!」
夫婦喧嘩ではなく、犬とケンカorしつけであった。
そう気付いた瞬間、過去のペット経験が脳裏に蘇り
親友になれそうなほど親近感がわいたが
よく聞くと、いちいち犬に口答えをされている。
あんなチミったらしい犬に反撃をくらうとは情けない。
そんなん一発ブチかまして体で覚えさせろ。
あ、でも小型犬を思いっくそ殴ったら、あの世まで飛んでいきそうだし
これだから小さい生き物は扱いにくいんだよ。
もし、次に飼うなら、ドーベルマンだなあ。
大型犬でも、あごがしっかりした犬は噛まれるとヤバいんで
グレート・デンや、ピレニーズはダメ。
でも、最近ブサイクなドン臭い犬もちょっと好みになってきたんで
もう一度ゴールデン・レトリーバーもいいなあ。
とか、死に前のように思い出の走馬灯を回していたが
出てくる思い出が、ほとんどムカつく話でイライラし始め
隣がいらん内輪揉めをするから、こっちが眠れんわ!
と、逆恨みをしてあげた。
しかし、ペット可とは、大家さんもえらいな決断をしたもんだ。
床の傷は補修できても、柱はおおごとだし
何より臭いはなかなか取れない。
特に猫の臭いは犬の比ではないのである。
と、これを書いてて、私も無性に何か飼いたくなってしまったが
ハムスターはバカだし、フェレットは所詮イタチだし
鳥は恩知らずだし、魚は食い物だし
爬虫類は死んでいるも同然だし、大型犬以外に思い浮かばない。
てか、何より、他生物を扶養できる財力がねえ!
しゃあない、また奈良の鹿に会いにでも行くか。
あいつら、神様の使いなんだと。
奈良では鹿が高速道路に入っても、交通規制はされないんだと。
起きて “当たり前” の事で、「ゆっくり走れ」 と
電光掲示板で知らされるだけなんだと。
でも、車で轢いたら逮捕されるんだと。
奈良の鹿、奈良県民より地位が上なんじゃねえの?
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