私は米命!
日本人なら白米を食せ!
特に宮城産ササニシキ最強!!!
そんな私に、「面白そうな米があるぞ」 と
日本中の米を送ってくれる兄。
とてもありがたいが、ササニシキにしとけば何の問題もないのに・・・。
しかし、今年の新米は出来が悪い。
確実なはずの宮城産ササニシキも、何か美味くない。
電話で兄にグチグチ言ってたら、炊飯器の話になり
私の使っている炊飯器の性能を追求され
「買える範囲で良いのを買ったんだよー
炊飯器、結構な値段するじゃんよ」 と、弁明した。
そしたら数日後に、ピンポーンと宅配が来て
一体何だろう? と思って開けたら炊飯器!!!!!
お兄様・・・・・・と、思わず九州方面に土下座したぜ。
その炊飯器で炊いてみたら
イマイチだったササニシキが地獄の底から蘇った。
美味え!!!!!!!!!!!
ってか、今までにこんなに美味い炊き上がりの炊飯器は初めてだよー。
今持っている炊飯器は値段重視で買ったからともかくも
結婚する時には良い炊飯器を買ったのに
それでもイマイチ美味しく炊けた記憶がなかったもん。
早速兄にお礼の電話をして、感動を伝えたら
「じゃあ、どこどこにモーツァルトを聴かせて育てる米があって
面白いだろ? 今度それを送ってやるよ」 と、きやがった。
だから、私には宮城産ササニシキが一番なんだってば・・・。
米にそういう芸風を求めんでくれよおおおおおおおお!
と、叫びたかったが、兄は有無を言わせない押しの強さがあって
何故か反論がしにくいのだ。
せっかく善意で送ってくれるんだし
兄も同じ物ばかり送るのは、“面白く” ないだろうし
このハイパ-炊飯器なら、どんな米でも美味く炊けるだろうし
「へえ、“面白そう” だね」 と、賛同しておいた。
宮城産ササニシキよ、さようなら・・・。
という兄は、ヨーロッパかぶれの帰国子女なので、あまり米を食わない。
父も、酒乱の麺好きなので、米は朝飯でしか食わなかった。
うちで米米言ってるのは、私だけなのである。
なのに、今、実家には炊飯器が3個あるらしい。
1升炊きと、5合炊き2個。
ほんとムダな物がゴロゴロしているよな。
兄が分析するに、炊飯は火力が命だそうだ。
けっ、米を食わん非国民が何を言う、と、反感を持ちたいが
これ、確かにそうかも知れん。
何より、兄が選んだ炊飯器がグレートだったので、反論のしようもない。
ところで、ひとつ困った事がある。
私の性格上、とてもテキトーな事をしてるのは毎度だが
いつものように、米1カップと8分目ぐらい? という計量に
水ここらへん? という目分量でやってたら
このスーパー炊飯器では上手く炊けない。
いや、逆だ。
私のやった通りにきっちり、柔らかすぎたり硬すぎたりしてくれる。
今までのように、ちょっとぐらいアバウトにやっても
(だから不味かったんじゃないのか?)
それなりに炊き上がる、ってわけにはいかないようだ。
きっちり仕事をしてくれる機械には気を遣うぜ・・・。
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